『ブラッディローズの花言葉を知っていますか?』
これはかつて栄えたブルフェン王国の第6代王妃、ディアナ・ローズが、「ブルフェンのブラッディローズ」と呼ばれ、敬い、恐れられるようになる存在となるまで、そして彼女がそう生きようと決意したきっかけ
である、粛清王ジェフリーと彼女との絆の物語。
ディアナは第二王子であり、王太子の婚約者候補という立場にあったが、王太子が子爵家の令嬢との結婚を望み、臣下に降った事を機に、お役御免の立場となった。
グリーンフィールド公爵家の一人娘であった彼女は冷静に、このままグリーンフィールド公爵家を継ぐはずだった親戚筋の男と結婚し、生きていくのだと考えていたが、
そんな彼女の元に第一王子であり、新たに立太子したジェフリーから思わぬ提案がされる。
「俺の共犯者になってほしい」
それは、歪ながら何とか形を維持していたブルフェン王国を、大きく変革するため、彼の王太子妃にならないかという誘いであった。
建国の祖である英雄王を盲信するあまり、その英雄王の再来のためと生まれ育てられてきたディアナは、最初は半分脅されるようにジェフリーの王太子妃となったが、次第に彼女はその才覚をブルフェンと夫の治世のために存分に奮っていく。
「このあらすじだけ見ると政治物語のようだな」
「あら、間違ってないと思いますけど。殿下と私はあくまで共犯者ですもの」
「……」
ATTENTION!!
・ざまぁ系はないです。(たぶん)
・恋愛要素は最初は皆無、中盤からヒーローの圧倒的な片想い、最後の最後の終盤でヒーロー>>>>>>>>>><ヒロインくらいの比率での両想いです。(おい、ヒロイン)
・残酷な描写、R-15注意。
・大衆受けを狙ってないので、合わないなと思ったらプラウザバック推奨です。(これ重要)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 19:00:00
22495文字
会話率:34%
お盆、それは帰省の季節だ。
そしてそれは『僕』が苦手なイベントでもある。
土地柄、お盆には親戚筋が集まって毎年のように大宴会を開くのだ。
一昨年と去年は何かしら理由をつけて断れたが、今年はそうも行かなかった。
始まった途端に酒席に飛
び交う杯とつまみ。
酔っ払いの笑い声、下世話な話。
そこから逃げるように飛び出してきた『僕』は――
※「カクヨム」さまにも同時投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 14:26:41
7767文字
会話率:31%
物価高も人手不足も無縁だったラーメン屋が潰れた理由。
コロン様主催企画「菊池祭り」参加作品です。
最終更新:2024-07-22 13:00:00
491文字
会話率:0%
15世紀欧州随一の富を誇ったブルゴーニュ家の「我らが美しき姫君 マリー・ド・ブルゴーニュ」とハプスブルグ家「中世最後の騎士 マクシミリアン1世」の悲しくも美しい愛の物語を、そしてその2人の側にいた2人の姫アリシアとセシリアの視点から、史実
に基づき描いていく歴史小説です。
実はアリシアとセシリアは、マリーとマクシミリアンにとっても遠い親戚筋に当たる2人の少女です。
もともとマリーとマクシミリアンの曽祖父はポルトガルのジョアン1世で、この2人も再従兄弟(はとこ、または又従兄弟とも言います)同士、マリーの父方のお祖母様と、マクシミリアンの母方のお祖父様は兄と妹という関係だったのです。当時のヨーロッパの王室は同じカトリック同士でしか婚姻を結べないのはもちろんのこと、貴族や王家の結婚は親同士が決める政略結婚ですから、どうしても親戚筋同士の結婚になってしまうのです。
そしてこの物語のもう一つの話になる主人公の2人の姫もやはり、アリシアはイングランド王エドワード4世とリチャード3世の妹であり、またセシリアの方はマリーとマクシミリアンの曽祖父に当たるジョアン1世に妻であるイングランド王室ランカスター家出身のフィリパ(マリーの父方のお祖母様と、マクシミリアンの母方のお祖父様の母にあたる人)の父であるジョン・オブ・ゴーントの血を引いています。
少し複雑なので、この話はおいおい本編において、詳しく説明させていただきますが、この4人はどこかしらで親戚筋に当たる関係だったのです。そしてマリーやマクシミリアンにとって大切な役割を果たしていたマリーの義母マーガレット・オブ・ヨークも決して忘れてはいけない存在です。
王家の複雑な血筋が絡み合う、華麗なる中世のヨーロッパの姫物語の世界を覗いてみた方必見です!
歴史の勉強になることは間違いないので、学校の歴史の勉強や受験勉強などの合間に、読んでいただけたらと思います。
読者の皆さんにとって、中世の西洋史を深く知る助けのひとつになることを祈ります!
そしてこの時代のヨーロッパの歴史の面白さをお伝えできればこれほど嬉しいことはありません!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 07:29:20
167384文字
会話率:8%
コーデリアは伯爵家未亡人。一男一女の子育てに奮闘していたが、ある日突然亡き夫の部下で年下の騎士、サミュエルに愛の告白を受けた。子どもたちや親戚筋の手前それを断ったコーデリアだったが、サミュエルを兄のように慕っていた子どもたちはそれを知って、
二人の距離を近づけるために一計を案じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 09:01:30
15042文字
会話率:50%
家族から残念美人と呼ばれている伯爵令嬢ラドミラは、生まれて直ぐ婚約者が決められてしまっていた。自分勝手でラドミラを虐めるボンクラ坊ちゃんである公爵家子息の婚約者を10年以上嫌ってきたラドミラ。ある時親戚筋の貴族の跡取りになる話が持ち上がり、
気楽にOKした後に婚約者の事を思い出し、後悔する。だが跡取りになりたい。そして婚約を破棄させようと一芝居うって、ボンクラ坊ちゃんとやっと婚約破棄。
念願かなって跡取りになり、領地経営に邁進しようとするが、なぜかあちこちから婚約を望まれて。以前の婚約者のような男性はもう嫌だが、いい人が居たら一緒になって次の跡取りを産み育てたい。でもそう言う人が居るのだろうか、私のような残念美人と一緒になってくれるような男性が・・・。
美貌で有名な伯爵家に生まれた伯爵令嬢は、自分が絶世の美女と言われた祖母の劣化版だとネガティブに思っていたのですが、実は令嬢を気にしている者は打算を含め意外に多くて、選り取り見取りになっていたのです。
短編として投稿致しました「残念美人の伯爵令嬢は婚約破棄を望んでいますhttps://ncode.syosetu.com/n0808gh/」のラドミラ=リーディエのお話の続編を考えていましたら、やはりつながったお話にした方が良いと思いまして、内容を書き足して、連載として投稿します。予想外にリーディエの残念美人部分が可愛くて卒業以降の貴族生活をメインに、ラドミラ=リーディエの婚姻を書きたいと思っています。ご一読くださいませ。あらすじを書き直しました。タグも増やしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 13:00:00
240663文字
会話率:51%
私(わたくし)こと、リオナ・メロー、イングヌス伯爵令嬢は両親を馬車の事故で亡くしました。この世界って女に相続権が無いから、屋敷は追い出されるし、未婚の未成年では遺産にだって手を付ける事ができないのよ!
だから、私は結婚することにした。
私が
ターゲットに決めたのは、母の親戚筋であるレイ・アルファ大佐。
母の伯父の愛人の子として産まれた庶子である彼ならば、伯爵令嬢との結婚なんて恩恵すぎると、涙を流して喜ぶでしょう!
って、ドアから締め出すってどういうおつもり!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 13:10:02
8233文字
会話率:20%
家庭の事情から田舎の遠い親戚筋に預けられた葉月(はづき)は、村にはなじめずいつもひとりぼっち。いつものように山中の荒れ神社で時間をつぶそうと足を向けたところ、同じように家庭に居場所がないという少年・ヨタロと出会う。どこか大人びた雰囲気を持つ
ヨタロに対し、次第に心を開いて行く葉月。そんなおり、葉月の居候先へ父親に乞われたと称し霊能力者がやってくる。実は、葉月はやっかいな呪いに巻き込まれており、それゆえに母親が宗教へ走り家庭が壊れたのであった。呪いが解けない限り、葉月はそれから逃げるために住居を転々としなければならない。しかし、呪いは着実に葉月を蝕んでいると言う霊能力者は“お祓い”を提案する。半信半疑の葉月に対し、ヨタロは葉月が生き延びられるのならばとその“お祓い”を勧めてきて……。
※個人サイトと重複掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-10 00:00:00
15480文字
会話率:25%
内藤藍葉(ないとうあおば)
アオバ10歳のとき、兄・信節が病気(肺結核)をきっかけに父・内藤信順から「今日からお前は男として生きろ。名はアオバからアイヨウとせいわかったな」と言われる。
父の言い付けで、親戚筋から三歳年上の「お末」が、アイヨ
ウの教育係として付けられた。勿論、男としての教育である。
アイヨウは、会津藩校・日新館で剣術を習うのであった。
それから、元服を迎えたアイヨウは、「内藤蒼馬(ないとうあおば)」と改名する。
蒼馬は、江戸の千葉道場で剣術を習っている頃、家老・梶原平馬から見廻り組目付け役を命じられて京にのぼる。
女流剣士・蒼馬は『蛤御門ノ変』など、激動の幕末に身を投じることになる。
京で出会った新撰組・沖田総司との「秘めた恋心」に苦しむ蒼馬であった。
そこに日新館同期生、川村筑馬が加わり、恋のトライアングルが複雑に絡み合う。
表向きは、「武士(男)」。
内面は、「姫(女)」。
として内藤蒼馬は激動の幕末を生きぬいていくのであった。
沖田総司の病死で蒼馬の秘めた恋は終わった。
死ぬ直前に心の内を伝えることができるのである。
「あなたを好いています。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-11 14:03:54
47225文字
会話率:39%
『ゴーストライター -幽霊の作家-』を生業とする彼岸花幽子。
死して幽霊となったのは三〇〇年も昔。
長きに渡る幽霊生活を幽子は飽きることなく過ごしていた。
それでも流石に暇を持て余した幽子は小説家となる。
これは、いつまでもどこまでもこの世
界を愛する幽子と、彼女を姉と慕う遠い親戚筋に当たる君歌、――二人が出会う人達との、のんびりとした物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-15 20:47:22
21681文字
会話率:57%
女子高生とその担任が避難訓練で異世界へトリップ?二人の共通点はMMORPGでの廃課金プレイヤーと親戚筋にあたると言うこと。たぶん担任の方は巻き込まれたかたちだが、異世界はゲーム仕様で二人とも神格者に。見知らぬ土地で二人は、この異界でどう暮ら
すのか。また、彼女の出生には隠された真実とは。※不定期更新です。(旧題:亜空間世界「シュスベークア」)諸事情により追加原稿を精査中で、話の方向性をも検討中ですので、更新はしばらくお待ちください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-10 10:22:07
67500文字
会話率:34%