七百年前に現れた十人の魔女は、世界で恐れられている。猛威を振るい、恐怖を刻み込み、しかし実際のところ、もしかしたら、人々の先入観から、魔女は死んでいったのかもしれない。
西の魔女“アセリア”は、旅をしながら図鑑に様々なものを記録する少女
である。これはそんな彼女の、旅の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 22:14:49
27143文字
会話率:46%
ーー獣人(ゴルドラン)は生きるために戦うのではなく、戦うために生きる。彼らは戦闘と殺戮の興奮を楽しむために戦争へと乗り出すのだ。
イリアネス帝国とゴルドラン諸国連合は、不倶戴天ともいうべき宿怨の間柄。ゴルドランは精霊夢(セレム)使いのリヨ
姉妹にとって一番の大敵で、報うべき宿怨がある。
『イリアネスの西の魔女』の異名をもつ姉アンリヨと、常勝の三百人将として名を馳せる妹スズリヨ。イリアネス帝国第三王子ジュラリオの信認を得たリヨ姉妹の活躍により、ゴルドランの侵寇軍は算を乱して潰走した。
スズリヨはこの戦場で、ゴルドラン骸竜族の軍団長ルルヴルグと対峙する。
激しい一騎討ちの末、スズリヨは辛くも勝利を収めた。姉アンリヨが窮地に陥ったとの報せを受けたスズリヨは、ルルヴルグを捨て置き、姉の救援へ向かう。
背にルルヴルグの怒声を浴びたが、省みることは無かった。掛け替えのない姉の命を他の何かと天秤にかけるなんて、スズリヨにしてみればとんでもない話だった。
この選択が、後のスズリヨの運命を大きく狂わせることになる。
※書きたいところだけ書くなんちゃって戦記です。
※主題は粘着半獣人×男勝り女戦士です。戦記要素はフレーバー程度です。
※女戦士がひどい目に合います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 04:09:30
224318文字
会話率:25%
この国は4つに分かれている。
北、南、東、西。
それぞれの国には魔女が1人ずつおり、魔女が国を統治している。
北の国と東の国は戦争中。東の国は全てに無関心。西の国は中立国。
西の魔女クレアは魔女の子である色(いろ)に12人の魔女候補を探して
育てるように頼む。
その12人の中に、新しく西の魔女になる子がいるからだ。
これを機に、戦いと死とゆるい日常の生活が交わった日々が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 01:32:37
3430文字
会話率:50%
東の魔王と西の魔女による戦争が五百年続くオビアス国。
戦争によって両親を失い、戦争を止めると決意した少年・オリオン。
少年は大賢者の助言により、魔法を学ぶ冒険へ出発する。
最終更新:2024-10-17 19:00:00
168419文字
会話率:39%
瞑目の魔女、花魔女、魔殺しの魔女
世に通る名は数あれど、実際その姿を知るものはほとんどいない、西の魔女。
時々功績を上げては、世間で名前だけが広がってゆく彼女は、森に一人住むただの少女だった。
先代が亡くなりうら若き身で当主となった彼女はた
だひっそりと暮らしていたが、ある日とうとう、王都の魔術学院に通うよう通達を受けるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 08:00:00
2016文字
会話率:13%
「フェリシー、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「――!!」
ディヴリー伯爵家が主催している夜会の最中。
子爵令嬢のフェリシーは、ディヴリー家の嫡男であり、婚約者でもあるオーギュストから、唐突にそう宣言された。
「オーギュス
ト様、ご冗談はお控えください。ご来賓の皆様が困惑されているではありませんか」
「もちろん冗談などではないさ! 俺はやっと真実の愛を見付けたんだからな!」
「真実の愛……?」
「今日から俺は、西の魔女、ノエル様に生涯を捧げることを、ここに誓う!」
「んふふ、イイ子ね、ぼーや」
「「「――!!」」」
その時だった。
まるで影が立体化したみたいに、オーギュストの隣に、どこからともなく一人の女が現れた。
その女は全身を漆黒のドレスで包んでおり、烏の濡れ羽色の髪に、血のように紅い瞳。
そしてその顔は、見ているだけで魂を吸い込まれそうになるほど、美しかった。
彼女こそが西の古城に住む稀代の魔女――通称『西の魔女』、ノエルだった――。
オーギュストはノエルの美貌に誘惑され、フェリシーとの婚約を破棄したのである。
権力・武力・美貌、全てにおいてノエルに及ばないフェリシーは、泣き寝入りするしかなかった……。
そして悪夢のような婚約破棄劇から数ヶ月――。
傷物になったフェリシーには、なかなか次の婚約者は見つからず、このままでは修道院にでも行くしかないかと、半ば諦めていた、その時だった。
「フェ、フェリシー! やっとお前の嫁ぎ先が決まったぞ!」
「――!」
フェリシーの父が、血相を変えて部屋に入って来た。
「……お相手はどなたですか、お父様?」
「……うむ、それがな――あの、ジャン・クストー侯爵閣下なんだ」
「――なっ」
フェリシーの新たな婚約者に立候補したのは、『化け物侯爵』の異名を持つ、ジャン・クストーだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 21:03:42
17615文字
会話率:49%
「世界が植物に包まれるーー」
その言い伝えが現実になるとは、到底誰にも予想できなかった。
世界に突如として蔓延した、『植物になっていく病』。初期症状で花を吐き出すその病は通称『花吐き病』として恐れられ、人々を蝕んでいった。死を待つことしかで
きない、治癒する方法は一切ないその、『花吐き病』。しかしながらそんな人々の間にまことしやかにささやかれている一筋の希望のような噂が一つ。
それは西の丘の向こうに住む『魔女』と忌み嫌われた存在と、東の王国に住む『悪女』と呼ばれた若い女、その二人ならこの病をどうにかできる、といったものだった――。そんな世界で元気に暮らしていた道具屋の一人娘、主人公のナノは花吐き病に感染してしまった母親をおぶって、西の魔女を訪ねていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 02:17:32
12751文字
会話率:53%
幼いココは両親から虐待を受け暮らしていた。
5歳の時、母親と森で山菜採りの最中に魔物に襲われ、母親はココを魔物の方へ突き飛ばして逃げた。
死を覚悟したココだったが、西の魔女ミラーリアに助けられ弟子になることになった。大きくなったココは
村の帰りに森で魔物に襲われた青年を助けた。彼は西の魔女を訪ねる途中だった。彼は呪われて余命わずかだったのだ。解呪してもらうため、2年前から音信不通の師匠を待つことになり、弟子のココと二人で暮らすことになった。
「天才魔法騎士団長は最愛の生まれ変わりの乙女に愛を捧げる」に出てくる、西の魔女ミラーリアの弟子のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 08:51:10
15944文字
会話率:64%
備忘録がてら、日々の中で読んだ本の感想を書いています。
こうして取り上げるからには、誰かに読んでもらいたいと思えるものを扱いたいですし、「なろう」の作品についても、気に入ったものを取り上げていきたいと思っています。
このレビューを通じ
て、誰かひとりでも実際に本を手にとってくださったり、「こういう面白い本があるよ」と私に教えてくださったりと、そういう新たな出会いに繋がることを夢見ています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 21:42:56
4553文字
会話率:3%
むかしむかしあるところに、わがままで有名な王子様がおりました。
「自由な時間がなくなるから」というわがままで長年縁談を断っていた彼は、ある日「自分の出す『条件』を満たした女性を妃として迎え入れる」と言い出します。
突然態度を翻した王子様に、
彼の教育係である西の魔女は訝しむのですが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 11:27:12
4465文字
会話率:22%
竜巻に飛ばされて家ごと異世界転移をした『ドロシー』は、ひょんな事から『魔女殺し』の勇者の称号と銀のくつ(消臭・除菌済)を与えられ、自分の故郷に帰るために『エメラルドの都』を目指します。
しかし、勇者の存在を恐れた『西の魔女』(関西弁)が放
った刺客が、次々にドロシーに襲いかかります。
そんな彼女をピンチを救うのが、マサカリかついだ『金太郎』!?
ドロシーは無事に自分の故郷に帰る事ができるのか?
そして、見た目がほぼ裸エプロンの金太郎との間に、ラブコメは成立するのか?
『オズの魔法使い』をベースに、ドロシーと金太郎がいろんなおとぎ話の魔法使いたちとバトルを繰り広げる、愛と笑いの冒険活劇!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 07:00:00
38844文字
会話率:43%
フィラデルフ国は、世界で最も魔法で栄えた国だ。
魔法学校に通うエリート中のエリート『ネリ』は、魔術師の名門一族フランダール家の末っ子。
両親、双子の姉たち同様に、優れた魔術師になるべく奮闘していた。
進学か卒業か、はたまた留年か。
ネリは
期末試験の結果発表を前に、幼馴染みのマルクと優雅なモーニングを取っていた。
当たり前に、進学できる。誰もがそう確信していた。
いつものように箒に跨るが、ビクともしない。
「ネリちゃん、はやく〜」
「ま、待ちなさいマルク!」
初級魔法である飛行もできず、人生で初めて走って学校へ向かったネリは、信じられない結果に、掲示板の前で崩れ落ちた。
魔力0と認定され、大指導主の命令により卒業でもなく、留年でもなく・・・・・・退学させられることに。
家族にも見放され、魔力が戻るまで親戚である西の魔女の所へ身を寄せることになった。
そこで出逢った絶滅危惧種である幻狼族の少年、ウルルク。
『道を切り開くチカラ』があるといわれる狼の血を求め『マルバノ』と名乗った魔術師は、西の魔女が留守の隙をつき屋敷に火を放つ。
狼は氷属性であり炎に弱いのを知っていて、犯行に及んだのだ。
屋敷が燃え朽ちる中、必死に彼を守り通したネリはあることに気づく。
「狙われているのは、ウルルクだけじゃないのね」
マルバノは、ネリの中に眠った膨大な魔力と彼の狼の血を手に入れ、魔法使いの純血を汚す人間、そして彼らと共存しようとする大指導主を亡き者にしようとしていたのだ。
少年と少女は手を取り合う。
――彼女たちに架せられたものを確かめるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 18:00:00
1740文字
会話率:25%
19世紀後半、フィンランド。
国一番の財閥の令嬢ソフィアは、不当な結婚をさせられるのを断り、意を決して養女として引き取られた家を出る。旅の商人として一人生きるソフィアは、そして秋の初めの日、とある田舎の森の奥の樅の木の丘で、貧しくとも心が綺
麗な魔女の少女、アンナと偶然出会う。
アンナの家は代々魔女として生きてきた家で、魔女狩り時代、跡取り娘の命を守るために、悪魔とある契約を交わしていた呪われた家だった。
お互い惹かれ合う、アンナとソフィア、そして魔女の覇権をめぐってアンナ母娘の命を狙う西の魔女。古い因習を改革したい新進気鋭のヘンリク村長など、様々な人々との中、二人の運命は…。
史実を元にした、ヒューマンドラマです。どうぞお楽しみください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 17:42:29
42695文字
会話率:35%
恋人だった水原崇に、
何も打ち明けてもらえないまま、
他の女性と結婚されてしまった木村愛梨。
恨んでいないはずはないが、
夢の中で、愛梨はいろんなできごとを
知ってしまう。
最終更新:2021-01-21 22:00:00
3051文字
会話率:29%
国を救ったにもかかわらず不幸な運命をたどった二人のお話。
最終更新:2020-12-03 22:19:01
1194文字
会話率:15%
白猫は氷の伯爵と呼ばれるクラウス・イチェベルク公の愛猫である。伯爵は誰に対しても興味がなく冷たく、魔女に呪われたからだとささやかれていた。しかし愛猫、ぱいにゃんにはいつも優しかった。そんな折、ぱいにゃんは伯爵殺害計画を耳にした。猫のままでは
伯爵を助けることができない。伯爵に恩を返すためぱいにゃんは黒猫に連れられ、西の魔女のもとへ――。
誰も愛せない呪いをかけられた伯爵の白猫と、西の森で暮らす魔女と一匹の黒猫の呪いと魔法のファンタジー
(短編『ある伯爵の猫』の連載版です。)
1月9日まで連続投稿。
本編と番外編2話で完結です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-09 19:00:00
68716文字
会話率:42%
人はいつか忘れてしまうから、それを覚えておくために、私が書いた過去の日記。
その中の一枚を抜き出した。
最終更新:2018-12-06 19:03:53
5102文字
会話率:24%
目を覚ますとそこは無人島。身に思えがなく、夢かと思う太一は、頬をつねってみる。目は覚めない。仕方なく、島を散策することにした。
島を歩いていると、ウサギの頭が草に隠れるところを目撃する。急いで、ウサギを追いかけると、今度は人の声がした。
声の方向を見ると、驚く太一。なんと、ウサギはウサギでも首から下は人間ではないか。城之内アリスというそのウサギ人間は、巨木の中に入っていく。後を追った太一は、田圃に佇んでいた。
わけがわからず呆然としているところに今度は土の中から河童のベンジャミンが現れる。太一はベンジャミンに元の世界に戻るための方法を訊いた。西の魔女に会えば、戻れると言われる。ベンジャミンと一路、西の魔女に会いにいくことになった。
砂漠の中にあるオアシスまで行くと、水の中から現れた老人に誘われて、海底に潜り込んだ。海では息もできた。竜宮城に着き、西の魔女と面会をする。そこで太一は夢泥棒を捕まえてほしいと依頼される。
夢泥棒を捕まえるために、西の魔女の夢に入り込んだのだが、今度はカーチェイスが始まり出す始末。訳がわからず、気づいたら今度は真っ白な空間にいた。とうとう自分は神にでもなったと思う太一だった……。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-08 08:00:00
34550文字
会話率:40%
__全世界の人口の4パーセントを滅ぼした、霊龍暴走事件から丁度一年。
パン屋を営むツキ、アーリは、実は霊龍暴走事件を収束させた当事者で[東の傭兵]、[西の魔女]と民衆の間で英雄化されていた。しかし事件解決後は二人とも姿を消し、行方が分からな
い状態となっていた。しかし実際の所は、二人とも同じ家に住んで、この世界に元々存在していなかったパンを焼きながらのんびりと生活していた!?
人間最強、魔女最強と立場の違う二人。けれども一年前からずっと心は繋がっており、惹かれ合うものの一年間進展はなく…そんな2人の本業[人助け]から始まるこの短編は、後に世界を幾度となく救う大英雄と讃えられる2人の勇者の最初のほうのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 03:31:24
20362文字
会話率:65%
ある日、「隠者」の屋敷の隣に、いきなり塔が生えた。
「眠り姫の塔」が現れてから、隠者の屋敷と孤児院しかなかった平和な街の外れに次々と事件が・・・?
かっこつけで本の虫の「隠者」と、孤児院の院長代理をはじめとする魔女たち、彼らを取り巻く魔術師
、王族、その他の人々の間の、ほのぼのあり、恋愛あり、シリアスありの、ちょっと歪んだ御伽噺。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-12 23:12:39
75599文字
会話率:29%