男子高校生、浅桜幸臣はとある休日に友人と東京へ旅行に行く。上野、浅草、スカイツリーなど様々な場所を巡って、一行は一日を満喫した。
夕方になり、帰ろうという話になった彼らは、駅へ向かう道すがら蚤の市が開かれているところに通りがかった。どう
せならと見て回る中で、幸臣は奇抜な見た目に惹かれ一体のアンティークベアを購入する。
家への帰路につき、部屋で荷物を広げる幸臣。お菓子やキーホルダーなどの土産物を傍にどけ、蚤の市で買った人形を飾り、人形の入っていた袋を捨てようとしたときに、幸臣は袋の中に、奇妙な石がひとつ転がっていることに気がついた。
石は、その内側にかすかな光を孕んでいる。
幸臣がそれに気づいた瞬間、狙い澄ましたかのように部屋の明かりが消えた。
月明かりだけが照らす部屋。暗がりの中に幸臣は奇妙なものを見る。
暗がりより、なお黒い影──ソレは、幸臣の買ったアンティークベアから伸びていた。四肢を歪に動かし、這うように動く身体を突き破るようにして。
「……ッ!!?」
部屋を飛び出た幸臣は衝動に任せて走り、そのまま外の夜闇へ逃げこんだ。
手の中で明滅を繰り返し、輝きを増してゆく石に気付かぬままに──。
※ホラー小説ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 17:30:00
71635文字
会話率:19%
Tシャツジーパンにかろうじて日焼け止め、
機内持ち込みできる程度のバックパックと中学レベルの英語力で
気ままにでかけるゆるソロ女子旅の記録。
ちなみに行った順ではありません。読みやすいかな?順。
【パニックドイツ篇】
飛行機遅延で乗り継ぎ
便に間に合わないことが成田で判明、
ホテルのキャンセル&変更のため地獄の国際電話デビューの旅。
当初の目的は
ベルヒテスガーデン(岩塩鉱)
ノイシュバンシュタイン城(シンデレラ城のモデルらしい)
ツェッペリン博物館(飛行船の博物館)
ですが、当然予定は崩れてます。
【どきどきパリ篇】
パリなのにグルメもオシャレもエッフェル塔もない旅。
主な目的は
カタコンブ(パリの地下墓地。ホンモノの人骨・頭蓋骨がずらっとある)
蚤の市(安くておもしろいものないかなー)
モンサンミッシェル(パリじゃない。)
【わくわくトルコ篇】
たぶん私史上いちばん人としゃべった旅。
主な目的は
カッパドキア(きのこ岩と地下都市と洞窟)
イスタンブールのブルーモスク(青いモスク。正式名称は違ったハズ)
イスタンブールのグランバザール(安くておもしろいものないかなー)
【だらだらエジプト篇】
エジプトといえばギザのピラミッド! だけで行っちゃった旅。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 18:00:00
134117文字
会話率:1%
不死身のコオロギが語る三人姉妹のお姫様の物語です。
史上最低、最悪、最凶といわれた中の姫が一応の主人公。
天国的な長さで、気が狂いそうな、ゆっくりめのテンポで進みます。
なにせ数百ページを費やしても、この子まだオムツがとれていません。
語り
手がちっこい虫なので、脳の容量が極端に少なく、お話しがツブツブしております。
しかも時系列がぐちゃぐちゃに飛びまくります。で、よほど暇な、忍耐力抜群の方にのみ
お読みいただけるのではないかと思います。
全10巻別巻3巻を予定。ただし、コオロギが途中どっかへ跳んで行ってしまった場合、
挫折または、長期休止の可能性あり。
基本バトル要素少なく日常系のお話し。最初は、まったくお互いを知らずに育った3人の王女が
いかにして出会い、血縁を認識し、否認し、またそれぞれの恋愛模様に干渉しあうのかが、ゆったりと、華麗なる?宮廷絵巻風に?描かれます。
ガールズラブ要素多めですが、男性女性中性無性種別境界無視の異種交婚ラブ優勢で、コンガラガッテおります。その種の無節操さに違和感を感じる方には全くお薦めできません。
ではどうかゆっくりまったりとお付き合いくださいませ。
この作の設定は、ドイツ語の古本からの翻訳ということになっています。私の姉がザルツブルクの蚤の市で買ってきたものです。それで、実際、シャリー・ビョルバムからこの話を聞いたケルンテン州の修道僧(えらい生臭坊主だったらしいのですが)の序言、刊本(になったことがあるらしい)の編集者の序言、最後の邦訳者(つまり私)の序言、と3つの序言がついておりますが、これらは事情があり後ほど準備でき次第最初に挿入させていただきます。
翻訳上の記号類の凡例は第1巻第1部第1節の前書きに移しましたので適宜ご参照ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 03:07:11
389476文字
会話率:57%
芦毛の髪した骨董品の店主は、今日も古美術と戯れていた。
能面を袋から出して、暫く眺めながら恍惚とする。
手入れの手法を心得ておりながら、何故、蚤の市に参戦するのか。それがずっと疑問だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思
われたら申し訳御座いません。
注意事項2
湿度温度の話をしておきながら、蚤の市に参加しているのか疑問で出来た話。
多分こうじゃないかな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:22:26
1020文字
会話率:45%
本日は生憎の雨だった。
本日開催の蚤の市は次回に繰り越され、出鼻を挫かれた故に本業の開店もやる気が出ない。
だから久方ぶりに、愛しの君へと逢いに行く事にした。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
見られる為に存在しているのに、見られると駄目になる。何とも皮肉。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 15:25:24
941文字
会話率:19%
蚤の市巡りが趣味のお転婆娘イーヴィーは、ある日骨董市で不思議なレシピ本を手にする。普通の料理本と思い込んだ彼女は、その『レシピ』と、オマケについてきた子ブタの貯金箱を買って家に持って帰る。ところがその『レシピ』は実は魔術書で、彼女のような
、親族に魔術使いを持たない『はぐれ魔女』のためのものだった。
自分が魔女だった、と知って喜んだイーヴィーは、ある日黒猫に変身して、近所の屋敷にある中国庭園見物に繰り出す。ところがその庭に植えられていたマタタビの香りに酔っぱらってしまい、猫姿で泥酔して寝てしまう。そこを屋敷の主で伯爵家の嫡男、兼、美術品コレクターのアーサーに拾われ、あろうことか彼の目の前で猫から人の姿に戻ってしまう。そこから始まる二人(とその友人たちの)のロマンスand/orコメディです。
どこかで聞いたような国の、なんか聞き覚えのある名前の町が舞台ですが、そら似、そら似ですので!最後まで書き終わっていますので、完結確約です。奇数日に投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 16:00:00
112033文字
会話率:48%
蚤の市で購入したカトラリーセット。購入して間もなく紛失してしまう。凄く落ちる野球ボールから構想を得ましたが中身は別物です。
最終更新:2023-07-31 00:00:00
2083文字
会話率:69%
幾島正は平凡なサラリーマン。最近、コロナでテレワークとなった。テレワークになったのはリストラが迫っているという社内の噂を気にしながらも、いつも自宅にいるという奇妙な日常をそれなりに過ごしていた。ある日、蚤の市で購入した古ぼけたカメラを触って
いたら、突如爆発し、気が付いた時には、自分以外の世の中のすべてのものが巨大化していた。
正は、元の生活に戻れるのだろうか? そして家族はどうなるのだろうか? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 22:00:00
48518文字
会話率:19%
ある蚤の市で、屋敷は貴重な品物を見つける。買うのに金が足りず困っていると店主が持ちかけてきたのは、自分の持ち物で支払うことだった。そうして買うことのできた屋敷だったが、奇妙な体験をすることになる。
最終更新:2021-12-02 16:29:25
8773文字
会話率:42%
みんは旅の途中で、スペインの蚤の市「ラストロ」に立ち寄ります。そこは、みんが見たこともないようなガラクタだらけの世界です。でも、そんなガラクタの中で、1体70万円もする人形を売っている景色に出会います。みんは、訳がわからなくなります。こんな
ガラクタの山の中で、70万円?
やがて日本に帰り着いたみんが転がり込んだ先は貧乏な男の家でした。
世間知らずのみんが、昭和という時代の中で、やがて「アンティークディーラーになっていく、そんな旅の途中を書いてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 16:00:00
72059文字
会話率:21%
銘尾 友朗さま主催『夏の匂い企画』参加作品です。
軽いコメディタッチのほのぼの恋愛作品です。
友達以上恋人未満、大学生の先輩後輩カップルの、ある夏の日のお話。
同居? 婚約? 結婚するつもりって~!?
先輩の突然の爆弾発言に、翻弄される
後輩の友陽。
ふたりの距離は、少しレトロな閉鎖的空間内で近づく?
<アルファポリス>さんへも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 11:10:44
36815文字
会話率:36%
『清純な彼女とピュアなお付き合いをしたい!』
そんな幻想を抱いて日々運命の女性を探していた紋次郎(19)はある日、蚤の市で片腕と片足の捥げた中古の美しいセクサドールを見つける。
彼は彼女に一目ぼれし、そして自身の持てる全てを使って修復したの
だが……
運命なのか神の悪戯か……
紋次郎はある日修復した彼女、美少女『ニム』と共に異世界転移を果たすことになる。
そして今日も『清純なお付き合い』を目指して異世界冒険に邁進するつもりなのだけど、この世界、相当に荒んでいて人はすぐに死ぬし殺されるし、女は犯されるし、悪党ばかりだし、胸糞悪い展開目白押しで、流石に紳士な紋次郎も我慢の限界になるに決まってる!!
色々残念な主人公の紋次郎が、相棒のエクセレントでファンタスティックに可愛いニムと一緒に慣れない異世界で好き放題し放題で純愛を目指す冒険活劇!(?)
迫る強敵をばったばったとなぎ倒していく紋次郎と、新たに仲間に加わるビッチ達!!(??)
一大スペクタクルのスペースファンタジーが今ここに!!!(???)
「という感じのお話でやんすよ! ワッチとご主人の活躍を是非見てくださいねぃ!」
「うるせいよ! 適当なことばっか抜かしてんじゃえよ、ニム! ほれ、いくぞ」
「へーい」
※キャラクターデザインをご支援いただきました。ありがとうございました。随時挿入していきます。
尚、掲載ページには【挿絵有】とサブタイトルに記載いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-02 06:47:38
582414文字
会話率:36%
ーーかつて『それ』をある者は神の恩寵と、またある者は悪魔の誘惑と呼んだ。
その他ギフトだの魔具だの宝具だの言われたものは、今では『道具』という平凡な名前に落ち着いている。
そして近年は道具を用いた賞金制大会、通称『蚤の市』が流行していた。
最終更新:2018-05-27 20:00:00
29092文字
会話率:66%
新しく軽食屋を始めようとする夫婦は、店のシンボルを求めて蚤の市を訪れた。妻はそこで売っていたタヌキの置物が気に入り、それを買うべきだと夫に主張したが、夫は否定的だった。妻はこのタヌキが夫に似ているところが気に入っていたのだが、夫は逆にそれを
嫌って購入を渋るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-15 18:00:00
1344文字
会話率:0%
とある地方都市の裏通りにある、珈琲亭・蚤の市。
その日は、七年間勤めたミヤザキの送別会。マスターはそんな彼女の為に、自慢
のギターでコンサートのプレゼントを思いつく。
が、マスターの拙い唄など誰も聴きたがらず、全くお客が集まらない。いじける
マスターを宥めるミヤザキは、この七年間を思い浮かべる。
手の付けられない不良少女だった昔。
母に連れられて、面接に来たあの日。
常連のハルカ美容室で、変身させて貰ったあの日。
昔の不良仲間に、嫌がらせを受けたあの日。
母に無理矢理連れられて、映画を見たあの日。
ドラマは1987年と1994年を行き交いながら、
無気力な不良少女が、蚤の市の中で人間を取り戻していく様子を描き出す。
渋々ではあるが、集まってくれた常連は、マスターの唄などそっちのけに、旅立つミヤザキの背中を押してくれるのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-17 15:33:00
29203文字
会話率:59%
蚤の市で念願の『化石』をゲットしたロディ、しかしそれはニセモノだった。
キーワード:
最終更新:2016-02-06 00:25:25
7302文字
会話率:51%