芦毛の髪した骨董品の店主は、今日も古美術と戯れていた。
能面を袋から出して、暫く眺めながら恍惚とする。
手入れの手法を心得ておりながら、何故、蚤の市に参戦するのか。それがずっと疑問だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思
われたら申し訳御座いません。
注意事項2
湿度温度の話をしておきながら、蚤の市に参加しているのか疑問で出来た話。
多分こうじゃないかな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:22:26
1020文字
会話率:45%
貴族の次男は短命だ。
次男はあくまでも長男の予備、長男に何かあった時の保険でしかない。
しかし、長男に男児が生まれれば予備から一気に邪魔者になる。
家督争いの火種になりかねないからだ。
その為、次男は予備で無くなると、騎士団や冒険者と
して魔物や魔獣との最前線へと送られ、家名を高める為の『名誉の戦死』が求められる。
万が一、生き残り続けて名声を高め続けてしまうと、今度は暗殺が待っている。
どちらにしろ、貴族の次男は短命だ。
そんな貴族の次男として生まれたアフィスターウィン侯爵家のノッディードは日々遊び歩いて、その短い人生を謳歌していた。
本来であれば予備とは云え貴族の息子がそんな振る舞いをしていては醜聞に繋がり家名に傷が付く。
家長が其れを許す筈が無い。
しかし、ノッディードは家長である父と後継者である兄に誓いを立てて遊び歩く権利を勝ち取っていた。
其の誓いとは、子種を残さない事と、兄に2人目の男児が生まれたら自ら魔境の森へと向かって、自ら進んで“名誉の戦死”をすると云うモノだった。
此の誓いを僅か10歳で立てたノッディードは、其れからの人生を後悔の無い様に遊んで過ごして来た。
そして、とうとう、その日がやって来た。
兄に2人目の男児が生まれたのだ。
ノッディードは覚悟を決めて旅立った。
しかし、“名誉の戦死”の為に始まった彼の旅は、本人の予想していた即終幕の旅とはならなかった。
辿りついた魔境の森でのドラゴンとの出逢いが、その後のカルボナーラとの出逢いが、彼の人生と云う名の旅を長い長い長い長いモノにして行く…………
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 01:44:14
866449文字
会話率:23%
良識爺さんは常に前を向き真っ当な営業に精を出し、上司である意地悪爺さんはあの手この手で営業成績を上げておりました。
そんなある日、良識爺さんの飼い犬であるポチが見付けた小判がきっかけとなり、日本全土を巻き込む大事件へと発展する…………!
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 08:51:13
2559文字
会話率:53%
流行りの婚約破棄もの。を書こうと試みた話。
ある日、アリシアは婚約者と平民の少女を見て気付いた。これは婚約破棄ルート!そして自分は悪役令嬢!
破滅も没落も嫌だが、世間体を気にする完璧令嬢は自分の名に傷が付くのも嫌だった。
考えた末に、婚約破
棄を願い出た二人にたった一つの条件を提示する。「もしも無理なら―」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 23:01:18
12421文字
会話率:26%
落ちた林檎に傷が付くのと同じように、ただ落ちることしかできない僕らにも、いつか必ず傷が付く。
(傷を隠す君と、それに触れたかった愚かな僕)
「きっと、そうするしかないんだよ」
隣りにいる未来しか考えられなかった。それ以外を考える必要もな
いと思ってた。
ただ、嘘も、真実も、全部全部覆い隠すように抱き締めていたかった。
訪れるのは、決められた未来と、君がいなくなるという事実だけ。
いなくなる君と、残される僕。
それだけが、僕らに残された唯一の未来。
――不器用な僕らの物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-23 11:03:38
1870文字
会話率:7%
長い人生の中で、人は必ず心に傷が付く。
最終更新:2013-05-23 23:32:58
204文字
会話率:0%