大津孝希は自由になることを求めてあがき、あと一歩のところで死去。
異世界の王族として生まれ変わるも、求めるものは同じ。宮廷から逃げ出して自由になるため己を鍛えるが、権力争いに巻き込まれ、勝ち目のない遠征軍の司令官に据えられてしまう。
最終更新:2024-12-01 11:20:19
129853文字
会話率:40%
あらすじ
昔から、この村には人間と悪魔が共存していた。しかし、悪魔には二つの種族が存在していた。ひとつは外来種と呼ばれる悪魔の世界から現世に渡ってきた成人済みの悪魔たち。性格もさまざまで、犯罪者のように凶悪な者もいれば、穏やかにスーパーで
働く者もいる。彼らは現世のさまざまな職業に従事している。そして、もうひとつの種族が在来種だ。人間の赤子として生まれるはずだったが、突然変異で悪魔になってしまった者たちで、なぜ彼らが生まれるのか未だ解明されておらず、実験対象として生まれてすぐ施設に送り込まれる。そして、成人すると施設から自由になることができる。
この村には、悪魔との「10年契約」という言い伝えがあった。契約者は10年間、悪魔に何でも言うことを聞かせられるが、契約が終わるとその悪魔に食べられてしまうというものだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 02:21:41
3737文字
会話率:54%
――良い魔法使いは、わたしのところには来てくれない。
ソフィは幼い頃に両親を事故で亡くし、父の生家である伯爵家に引き取られた。けれど間もなく祖父母が急死し、叔父が伯爵位を継ぐと、ソフィは伯爵夫人と従姉のベリンダにより、使用人以下の酷い扱い
を受けるようになる。
16歳になったソフィは、顔に醜い火傷痕をかかえながら、伯爵家から自由になることだけを夢見て堪え忍んでいる。伯爵家の中で唯一人ソフィに親切な従兄のセオドアから、「僕が必ず助けてあげる」と言われるが、その淡い期待も打ち砕かれてしまう。
厄介払いされるように王宮の下働きになったソフィ。伯爵家を出ることはできたが、あいかわらず自由はない。下働きの中で最も過酷な仕事をさせられ、顔の火傷痕のために同僚からも遠巻きにされていた。
そんな中、ソフィは王宮で「魔女」と呼ばれる女性と出会う。
「魔女」の助けを得ながら、ソフィは自身の火傷痕を癒やすための化粧品を作り始める。さらに火傷痕を隠すために必死に習得した化粧の技術が認められ、ソフィは平民の身分でありながら王妃の化粧係に抜擢される。
けれど、化粧でどれほど綺麗に火傷痕を隠しても、ソフィに醜い痕があることは王宮中に知られている。従姉であるベリンダが、ことあるごとに言いふらすからだ。
それゆえにソフィは、恋も結婚もすっかり諦めてしまっていた。
そんなある日、王妃の誕生日を祝う夜会に参加するため、隣国である魔法大国から、王弟ジークベルトが来訪する。
ジークベルトは高い身分と麗しい容姿から数々の浮き名を流しながらも、25歳まで独身を貫いている。
そんなジークベルトは、王妃と令嬢達が集う茶会で、「この国で運命の出会いがある」という先読みの魔法の結果を明らかにする。
令嬢や女官達が浮き足立つ中、自分には関係のないことだと、一人だけ冷めた気持ちでいるソフィ。
ところが、ジークベルトが「王妃殿下の化粧を担当したのはどなたですか?」と奇妙なことを言い出したことで、ソフィの運命は変わっていく。
顔に醜い火傷痕を抱えながら一人で懸命に生きてきた少女が、美しい魔法使いである隣国の王弟殿下に見出され、幸せへの第一歩を踏み出すシンデレラストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 18:20:37
157926文字
会話率:40%
この世界では、赤は魔女の象徴として忌み嫌われていた。
赤髪で生まれ、幽閉生活を送っていた子爵令嬢のエヴィ。しかし、彼女はその赤髪を恨んではいなかった。
「だって本当に前世が魔女だったんだからしょうがないじゃない」
彼女は五百年前の
前世で、本当に魔女だった。とはいえ力があってもポンコツで、趣味はお菓子作りの、子供を庇って死んでしまうようなお人好し。
「もう魔力もないのにどうして赤髪なのかしら……嫌いでは、ないけれど」
今の彼女の夢は、いつか家から追い出されて前世で住んでいた森に戻り、自由になること。
「ひとりぼっちには、慣れているけれど……やっぱり一人は寂しい、なんてね」
あわよくば好きなお菓子をいっぱい作って食べたり、好きな人や友達を作って幸せに暮らしたかった。
そして久々に部屋から出ることを許されたデビュタントの日。
エヴィは中庭で一人、月を見ながら涙を流し、お菓子を食べている男性を見てしまう。……冷淡公爵と有名なはずでは!?
「一年間、俺に全く好意を抱かなければ、離婚して自由にしてやる」
秘密を知ってしまったエヴィに公爵が持ちかけたのは……賭けとおかしな契約結婚。
「では、俺に菓子を作るというのも足そう」
うまいように流されて、エヴィは賭けに乗り、契約してしまう。
「赤髪でもいいんですか?」
「君は嫌いなのか?」
「いえ、好きですけど」
「俺もだ」
公爵様は少し変わり者なようで……?
「うまい」
「最低限度の生活基準くらい知ってくれ」
「怪我があってはいけない」
想定外に優しい公爵に、エヴィは絆されていく。
『魔女』
────公爵は、ずっと“彼女”との再会を夢見ていた。転生、という禁忌を犯すほどに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 07:09:48
7197文字
会話率:47%
腰を痛めた祖父(公爵家の庭師)の手伝いをするために、公爵家へやってきたミリアム。
公爵令嬢アナスタシアと知り合うが初めてふたりきりになった時に突然、衝撃の告白をされる。
アナスタシアには前世の記憶があり、この世界はその時に読んだ小説『
フラワーフェスティバル』の世界であること。そして、ミリアムが主人公=ヒロインで、本当は公爵令嬢の異母姉であると伝えられる。
ミリアムはアナスタシアの必死さにとりあえず話を信じることにする。
小説ではこの後ミリアムをいじめて殺そうとした悪役令嬢アナスタシアは最後は断罪され国外追放になるという。
ミリアムには幸せなヒロインになって欲しい、けれど、私も幸せになりたいというアナスタシア。
アナスタシアがひとりで未来を変えるために努力し続けていたことを知ったミリアムはアナスタシアを守りたいと思い、ヒロインになんかならない!と未来を変える決心をする。
しかし、アナスタシアはミリアムをヒロインにしたい気持ちもあり、その思いにミリアムは振り回されたりもするが、ふたりで未来を変えることが楽しくなってくる。前世の記憶や小説の世界という呪縛からふたりは解き放たれる自由になることができるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 17:24:06
38744文字
会話率:32%
歳を重ねる事の強さと弱さ 自分で選びとる意味
最終更新:2023-07-02 16:38:17
248文字
会話率:0%
グリュウ國の森の中の湖で目覚めた記憶喪失のカツミ。
タカヅマの宮で目覚めた彼は、戦人として未蕾という獣と戦うために召喚された。
強要されることを訝しみ、自由になることを望むカツミの出会いと別れの冒険譚。
※アルファポリスにあげたもののリメ
イクになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 00:00:00
60196文字
会話率:56%
人に買われたアンドロイドは自由がない。
人に雇われたアンドロイドも自由がない。
しかし、もし、自由になることができたのならばワタシは自由になることはできないだろう。
昔、独白のように呟いたご主人様のあの言葉をいつまでも繰り返し、思い出し、
それを都合のいい時に持ち出すのだから。
今日もワタシは自由になれない。
それでも、ワタシはそれがいい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 20:36:01
1835文字
会話率:25%
戦闘奴隷として、コロッセオで活躍していた主人公“オムニス”は、自由を求めて今日もコロッセオで生きるか死ぬかの闘いを繰り広げる。だが、結局自由になることは無かった。そんな彼がひょんなことで悪魔と契約し、悪魔と共に自由に生き、生きる理由を探し出
す。
そんなちょっと変わった英雄譚が、今開幕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 00:48:49
6490文字
会話率:28%
【完結保証・全52話】突然王太子に婚約破棄されたエリス。
理由は、田舎出の地味職の娘は王妃にふさわしくないからだという。
けれどそれは、王太子が新しい相手を見つけた(浮気していた)ためのこじつけに過ぎなかった。
エリス自身を貶める婚約破棄
の理由も妥当なものではなかったのである。
エリスは有力辺境伯家の娘で、錬金術師の職を授かっていたのだ。
王太子は、辺境伯のことも、錬金術師のことも、誤って侮って考えていただけだった。
一方エリスは、前世の記憶を取り戻し、前向きになって婚約破棄を利用して自由になることを決意する。
そして彼女自身も、その知識チートと潜在能力のおかげで「錬金術姫」と呼ばれるほどの才能を発揮。
そんな彼女を、幼なじみの隣国の王太子も、家族も、精霊も、領民も溺愛するようになっていく。
ところが、そんな大活躍する彼女の噂を聞きつけた王家はエリスを取り戻そうと画策するけれど……?
そんなの、今更もう遅いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 14:57:06
98780文字
会話率:40%
美しい異母妹を可愛がる家族から、一方的に差別されてきた主人公。名家の令嬢として生まれながら、跡取りからも外され寂しく暮らしていた。もちろん、縁談が持ち込まれることはない。
孤独な彼女は、ある日実業家風の麗しい異国の青年に出会う。珍しいお菓
子をともに食べるうちに、少しずつ近づいていくふたり。地味な彼女も彼の前では幸せそうだ。
やがて少女は青年に求婚されるが、少女のことを疎ましく思っているはずの母親が、少女が自由になることを阻んできて……。
名前と力を奪われ不当に虐げられていたヒロインが、土地神であるヒーローの花嫁として溺愛されるようになるまでのお話。ハッピーエンドです。
この作品は、アルファポリス及びエブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 20:02:38
8025文字
会話率:47%
男子から美しい女子に変身した「鈴美麗 紀乃《スズビレイ キノ》」は、幼なじみの女子「花宗院 真琴《カシュウイン マコト》」との愛情と過去の束縛から自由になることで無事男子に戻った。そして二人はついに結婚し、一緒に住むことになる。しかし苦難の
出来事がキノを再び女子に変身させ、マコとともに試練へと導く。大人への階段を上りながら、本当の二人の愛は何処へ行くのか。そして「おんなキノ」とは一体何なのか。キノマコ三部作完結編。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 23:00:00
144467文字
会話率:55%
走ることは自由になること。
最終更新:2021-04-22 20:35:03
2896文字
会話率:52%
ある国の元信徒の話
これは遠い遠〜い星の話。
ある国には2つの教会がありました。その教会同士は仲が良かった(?)
しかしある日一つの教会の信徒が抜け出してしまう!?
これはその抜け出した青年の冒険ファンタジー!
そして果たして元信徒(教祖の
右腕)が抜けてしまった教団は成り立つのか?
本編へどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-01 18:00:00
6495文字
会話率:84%
私の国は男性の人口が少なく、女性は男性の言いなり。
私は勝手に男性の婚約者にされ、一生男性の道具にされてしまうかも。
それでも私は自由を諦めたくない。
最終更新:2020-10-13 06:39:30
3822文字
会話率:36%
ここではないどこか。
ある国で能天気に王子をやっている自称繊細な青年クルトは、お互いに天敵同士である幼馴染のイオリ・モノル侯爵令嬢と強制的に婚約させられてしまった。
このままいけば結婚させられてしまう……!
それだけは勘弁してくれと思
った二人は、協力して婚約破棄を試みる。
結婚までの期間はあと一年。
果たして、無事二人は婚約を破棄して自由になることはできるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 22:23:18
24300文字
会話率:42%
三年前、俺たちは学校ごと異世界に転移した。
状況を飲み込むことも出来ぬままの俺達に、現地の王は三つの選択肢を与えた。
一つ目、国の英雄として戦うこと。
二つ目、国のために働くこと。
三つ目、国のために生きることを拒否するなら、一月分の金を
得て自由になること。
一つ目を選んだものは悲惨だった。半分が死んで、もう半分は重症で、前線に立つものは残りわずか。
二つ目を選んだ奴等で一番まともだった。今でも国ためにと称して、上役の指示を受けて必死で働いているだろう。
三つ目を選んだ奴等だが、俺を含めてそういいもんのではなかった。
それぞれが適当な職を見つけるなかで、俺は傭兵団へ入団していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 09:31:37
20089文字
会話率:41%
この次元とは別の異世界にて、人とは異なる魔族と呼ばれる者たちは現世侵略の為、人と悪魔を掛け合わせた存在、魔女と呼ばれる人型の兵器を造り出した。
しかし自我を持った魔女たちは、自由になることを望み現世へと魔族の手から逃れていった。こうして人
間社会へとまぎれた魔女たちを回収、駒とすべく、魔族は人間に擬態、憑依をし魔女狩りを行っていた。
今日またある場所で魔女狩りが行われていたのだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-12 23:01:07
13869文字
会話率:49%
私はかつて大きな罪を犯した。人の一生を終わらせる大罪。殺人。それほどの罪を犯していながら、私は牢からの脱獄を試み、日々壁に瓦礫を打ち付けていた。
そんな折、私の牢の向かいに一人の女が収容される。怪しい雰囲気と、正気の宿らない瞳。
地獄
のような日々の中で私と彼女は毎日言葉を交わし、やがて私は本当の意味での脱獄を知る。
牢から抜け出すこと。捕縛から解き放たれること。自由になること。罪から逃れること。脱獄とは果たして────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-20 18:07:15
3821文字
会話率:35%
小国の姫リーリエは、戦で存亡の危機に瀕した国を救うため、伝承のカイブツに助けを求める。神々によって岩山にある牢に閉じ込められていたカイブツは、人と交わすことで契約を結ぶ指輪を持っていた。契約を結ぶと、カイブツは契約者の三つの願いを叶える代わ
りに、一定期間牢から自由になることができる。リーリエは国を救うという願いを叶える為にカイブツと契約を交わし、カイブツは数百年振りにその牢から出ることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-21 21:37:40
17123文字
会話率:61%