あまりに大昔の話で誰もが子ども達に読み聞かせるお伽噺の中にのみ存在するものかと思われたドラゴンは再び人々の前に現れた。かつては彼らを絶滅の危機にまで追いやった人々だったが、永い年月を経て殺す方法をすっかり忘れてしまった。
種族の繁栄は途絶え
滅びの一途を辿るばかりかと思われたが、希望はまだ潰えてはいなかった。ドラゴン殺しの方法を知る、ドラゴン殺しの血族がいたのである。希望の名はミヘラと言った。
※本作は別作品、2階からパソコンの作中作です。併せて読まないとイマイチ腑に落ちない箇所や意味不明な展開が徐々に増えると思いますが、では2階からパソコンを読めばすっきりするかと言われればそうでもないです。そう言う物語なんだ。本当に申し訳ない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 13:39:22
15761文字
会話率:61%
魔王と勇者の話で腑に落ちない部分の答えが出たので
考察と共に書いていく
メモです
ええ、ただのメモです
これをベースに面白い作品が作られることを願いながら
メモを公開します
最終更新:2024-05-06 23:13:42
5018文字
会話率:10%
寺の住職の息子である三雲和也はやっと教員になるという夢を叶えることができた。
そんな中、連続死体遺棄事件が起こる。三雲が担任をしているクラスでは生徒同士が連絡網で安否を確認することになった。それでも心配な三雲は事件の起こった新宿を見回る
ことにする。路地裏に入ると、中年の男と腕を組んで歩いている少女に見覚えがあった。その少女は彼のクラスにいる成上雫という生徒にそっくりだった。
クラスでの成上は文学好きの非常に物静かな生徒なので、三雲は自分の目が信じられなかった。呆然としていると携帯電話が鳴り、クラスのリーダー的存在である間島隆から家の固定電話で連絡を取り、全員の在宅を確認したという報告があった。
ならば路地裏で見た成上雫に似た少女は誰なのか?腑に落ちないものを感じた三雲は翌日も新宿に向かい、そこで思いも寄らぬ光景を目にすることで事件に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 23:30:27
23708文字
会話率:38%
どこか腑に落ちない、と首を傾げるように地面に立ち並ぶ木の杭。それらを結ぶ鉄線が背の高い茶色の雑草がひしめく平原とひび割れた道路を区切っている。
と、そこから一匹の灰色の犬が出てきた。耳と頬が垂れ下がり、道路をヒョコヒョコと歩いているが、
足を怪我しているわけではない。ただそうしたほうが同情を買えると思っていただけ。そして、それは正しかった。
今、一台のトラックが停まり、犬は開いたドアから助手席に乗り込んだ。吹いた風は雑草をさざめかせ、まるで映画のエンドロール。遠ざかるトラックの背に拍手を送っているかのようだった。
確かに、物語はこれで終わりだ。だが、それでは何の事かまるでわからない。ゆえに遡るべきである。彼らのためにも。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-27 11:00:00
4540文字
会話率:40%
SDGsイベントの、オブジェづくりを楽しんだあと燃えないゴミがわんさか状態には些か閉口するタイプです…。
最終更新:2024-03-12 20:00:00
1659文字
会話率:22%
※番外編執筆&編集改稿のため、完結タグを外しました。物語としては完結済みです。
士族特権による士官学校学費免除が実家没落の危機によってオジャンになった。
そんなわけで、粛々と退学の準備を進めていた僕ことオルミヤジンに舞い込んできたのは、辺
境惑星への赴任を飲めば学費免除の特待生にしてくれるっていう美味しい話。
特待生になれば、実家にある士族の肩書きはなんとか守れるし、何よりも僕が退学せずに済む。
そんなわけで、僕は士官学校卒業をもって辺境の惑星、オッカイに赴任したわけだ。
オッカイにおける正規の帝国軍人は、僕と少佐の二人だけ。
惑星の住民は僅か五十人で、文明レベルは退行し絶望的な識字率……かくして僕の苦闘が始まるわけである。
赴任直後にトラブル発生、決闘で決着を付ける羽目になり、オッカイ最強の戦士って称されたり、
復興予算獲得のため辺境軍を設立したら、副司令に任命されて(肩書きだけは)成り上がったりと、そんなお話です。
でも僕は、格闘なら腕に憶えはあるけど、そんなに強くもないし、肩書きはともかく偉い人じゃないんだよね。だから最強だの成り上がりだのって言われるのは腑に落ちないんだよなぁ……
少佐は僕の事を『非凡なる凡人』とか称してくれるけど、僕は『平凡なる凡人』だよ?
第一部
辺境軍設立・聖地奪還編
辺境軍を設立し、放棄した開拓船である聖地を再び取り戻すまでの話。
第二部
辺境軍解体・対侵略者編
辺境軍解体命令が出た直後、正体不明の旧型輸送船がオッカイにやってきて……
第三部
新生辺境軍・無人空母捕獲編
オッカイのあるブライトサイド星系まで逃げてきた、かつての敵国の無人空母。
その捕獲命令を、なぜだか押しつけられ……
第四部
影の大公爵・完結編
辺境のグスクベボラに招待され、気乗りしないものの出向く事に。
グスクベボラで大公国に所属する艦艇に襲われ、その原因が僕の爺さんにあるとかで?
その結果、僕は帝国史を左右する事態に巻き込まれる。
第一回HJネット小説大賞の一次選考通過……でも二次落ち作品。
HJネット小説大賞2018の一次選考通過……やっぱり二次落ち作品。
軟派で硬派なSF小説です。
楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 15:00:00
938896文字
会話率:23%
人気家庭教師の仕事・婚約者の浮気・実は本命側だったという浮気相手への示談金と化した貯蓄・元婚約者名義の同棲宅・実家。僅か一週間にして全てを失った主人公は、彷徨う街で住人募集のポスターを貼る親友に鉢合わせ彼女が管理するシェアハウスへ転がり込
む。大家であり同居人でもある親友の勧めで大人気乙女ゲームへ二人揃ってのめり込み、遂には合同で同人誌を製作するまでに至った。
ところが、ようやく迎えた脱稿祝いの帰り道で急に倒れた親友がそのまま植物人間になってしまう。恩人である親友の回復をよすがに働き続けた末、主人公は過労で倒れ意識を失った。
目覚めた主人公は洋館のベッドに寝かされていた。高熱が引いたばかりの頭に蘇る別の人格は、最推し攻略キャラの女秘書「プラリネ」の公式設定そのもの。伯爵令嬢プラリネはこの先の攻略ルート次第で立場が変わってしまう。親友は過去も今もあの子ただ一人、恋愛はもうこりごり、推しに仕え続けられるとはいえ腑に落ちない逆ハーレムエンドはまっぴら御免。いっそストーリーの知識に囚われず、理不尽な悪女扱いで追放されぬよう気をつけつつ最推しとヒロインのキューピッドになろうと決意。
そんな断固たる決意を胸に王立学園へ入学したプラリネだが、いざ邂逅した男爵令嬢ヒロインはプラリネに対し最低限の礼儀で接する程度の塩対応。天真爛漫である筈のヒロインは公式設定とは異なり至って常識人だった。そのくせ陰では最推しとプラリネが絡む情報に瞳を輝かせながらメモをとっており、その姿は前世最大の心残りであった無二の親友そのものではないか。
ヒロインと最推しのシンデレラストーリーを願うライバル伯爵令嬢、ライバル伯爵令嬢と最推しの主従夫婦エンドこそ生き甲斐と意気込むヒロイン。W異世界憑依を果たしたズッ友女子二人の当て馬ポジション争奪戦、行方は如何に……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 00:02:38
103374文字
会話率:46%
前世の記憶を取り戻したミランダは、自分の容姿などからこの世界が乙女ゲームの世界で、自分は悪役令嬢と考える。
でもヒロインのルチアとは仲良し。これではうまくゲームが進まないと心配したミランダは、ひとりで悪役令嬢らしい高笑いの練習をする。
とこ
ろがそれを隣国の皇太子バルナバスに見られてしまい、指導を受けることになってしまう。
いまいち腑に落ちないながらも、悪役令嬢らしさを追及するミランダ。
そんな中で開催されたパーティーで、断罪シーンのような展開が起きるのだけど――。
◇◇
悪役令嬢を立派に務めようと思いこんでいるミランダと、そんなミランダに一目惚れした俺様皇太子バルナバスのお話!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 23:31:15
10578文字
会話率:44%
地球に巨大隕石衝突の危機が訪れた。打つ手の見つからない科学者、技術者達は優秀ながらも過去に学会を追放された危険な思想を持つ物理学者・木戸を呼び寄せる。
木戸は自分が発明した革命的な科学兵器で隕石を消滅させることを提案する。その威力に脅威
を感じながらも承諾する科学者達。
ロケット技術者である主人公の日下部はその兵器を取り付けるロケット開発を担当する。その作業の中で木戸に不穏なものを感じる日下部。
やがてロケットは完成し、隕石に向けて発射。隕石は大爆発を起こし消滅した。こうして人類滅亡の危機は過ぎ去った。
だが後日、日下部は知り合いの大学教授から隕石の破片を発見したから見てくれと言われ赴くが、そこで驚くべき事実を目撃する。隕石に焼け焦げた地球由来の微生物が付着していたのだ。腑に落ちない日下部。
だが木戸の論文と、以前から発生していた世界各地の不可思議現象を照らし合わせた時、信じがたい一つの結論に達した。それを確かめるため木戸のもとへ向かう日下部。そして木戸を問い詰めると彼はあっさりと認めた。
実は木戸はテレポート技術を完成させており、その検証のためにわざわざ地球上の岩石をテレポートさせて地球に落としたのだった。
その危険極まりない行為に日下部は憤慨し、糾弾する。だが木戸は日下部を消し去ろうとテレポート装置を作動。日下部はそれに気付かず、無念にもいずこともなくテレポートさせられてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 12:23:46
4169文字
会話率:47%
エッセイです。
タイトル通り、私が過去に遭遇した、何とも腑に落ちない人々の話です。
最終更新:2023-10-13 08:42:37
2212文字
会話率:9%
ガラクの元を去ったゼツとラルフ。行きついた先はなんと ───。レックスの元で銃の手ほどきをうけたガラクは、持ち前の才能を開花させ、母をも凌駕する戦士に変貌を遂げる。そして年老いたレックスを気遣い、隔離街ファリーゼを後にした。両親の失踪には腑
に落ちない点が多く、消息を探し始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 19:04:31
7249文字
会話率:24%
広島原爆地上爆破説を前にエッセイで書いた事があるのですが、
デマだという説も強いようなので紹介します。
言葉で説明して探すの大変だろうから、リンク貼っても良いかな。
https://blog.goo.ne.jp/j4goocast/e/
72e7ae260e3d72c2a6d201a71046c03c#comment-list
この「ぼくちゃん」という方のツイッターを読んだのですが、
天皇家について詳しく書かれていたり、他の陰謀論にも結構詳しい。
別に天皇を擁護しているわけではないようです。
ぼくちゃん
@djR61A2bmS4AOP0
しかし、自分はやはり腑に落ちないので、広島原爆地上説を支持します。
映像が白黒しかないこと。
子供達を実験用に距離別に被害がわかるよう配置した。
他に、天皇黒幕説があること。
原爆は、日本製でなくても、キリスト教会に隠してアメリカ製でも良い事。
支配層の一部に、キリスト教のイエズス会が配下にある事が言われています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 00:48:33
603文字
会話率:0%
娼館に売られたアルメは、自由を勝ち取る為、高級娼婦に成り上がった。
そんなある日、女将から遠く離れた西国への出張依頼を受ける。
依頼内容は男爵令嬢として学園に編入し、王太子を誘惑して、婚約破棄をさせる事だった。
腑に落ちないと思いつつ西国へ
向かい、アルメは意外な人物と再会する事になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 10:25:05
22914文字
会話率:30%
農家である親戚の手伝いをしていた藤間翔は、知らない外車が農地へ不法侵入してくるのを発見した。
様子を見ていると、怖い顔の男が後部座席から女性を引きずり出して、自分の脇下に手を入れた。翔は思わず石を投げて、まだそれを完全に掴み切る前に弾き
落とす。銃弾は車に命中した。
親戚に警察を呼ぶように大声を出すと、彼らは女性を置いて慌てて去って行った。
彼女の正体はモデルのクロエであり、拉致されていたところだったという。
その日から、翔は彼女の事が気になってしょうがなかった。
友人からは恋だと言われるが、全く腑に落ちない。
もう一度会いたい。そう思っていると、彼女の方から先日のお礼をしたいと会いに来てくれたのだった。
※主人公は藤間翔ではなく、クロエです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-15 23:29:49
263846文字
会話率:41%
神様の好みの顔面だったがゆえに異世界転移を果たすことになる主人公、矢羽野威玖(ヤバノイク)。威玖は転移先の森でエイプリル・リンデバルトという名の少女と出会う。そして魔獣に襲われり、エイプリルの双子の妹であるエラ・リンデバルトとのいざこざに巻
き込まれてしまう。食べ物に釣られて行った先の農村でも魔物と遭遇してしまい、神から授かったチート能力によって、消す事に成功するも、村の人々からは怪物扱いを受け、追い出されてしまう。
魔物との戦闘で傷を負う威玖だが、人化したチート能力によって、怪我は消え、エイプリルとチート能力と三人(?)で宿場町へと向かう。
同じ布団で寝られるかもしれないと言うドキドキ感を抱きながらも、結局一人で寝る事となり、翌日を迎える。
翌日、何もわかっていない威玖を起こす、エラ。
エラは威玖を教会へと連れて行く。
教会で威玖を待っていたのは、神だった。
神から、重大な事を教えてもらった威玖。
差し迫った困難を解決するもどうも腑に落ちない彼はスローライフを送ろうと意気込むが、気づくと、エイプリルとエラと結婚することになっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 15:51:05
31951文字
会話率:26%
就職活動に失敗した主人公は自暴自棄になりゲーム三昧のフリーターとなって不摂生がたたり死んでしまう。それを哀れに思ったサークルの先輩である女神は、鑑定スキルを付与して異世界へ転生をさせてあげる。
転生者の主人公はひょんなことから異世界のバ
グを発見。ついに自宅で寝ててもレベルアップしてしまうようになった。あっという間にレベルアップを繰り返し、世界最強になってしまった主人公。剣を抜いたら出てきた魔人を奴隷にしたり、パーティーに荷物持ちでついて行った先のダンジョンでひそかに大活躍したり、異世界の楽しい無双ライフを満喫していた。
そんな主人公に立ちふさがるのは街の英雄『勇者』。人気者だがその実態は女の子を喰いものにするほとんどヤクザな犯罪者。ヒロインをさらわれた主人公は勇者を懲らしめるために立ち上がる。主人公は最高の晴れ舞台、武闘会にてついに勇者をコテンパンにすることに成功した。しかし、それは物語のほんの始まりに過ぎなかった。
そもそも異世界って何? 魔法って何? それは転生前の地球とどう違うの? そんな素朴な疑問が主人公をとんでもない真実へと導いていく。
宇宙を目指した主人公が地上に見たのは、なんと日本列島だった。
悩む主人公にドラゴンが告げる、異世界も地球も同じ海王星にあるコンピューターによって合成された世界だと。
腑に落ちない中にも物語は進み、主人公はヒロインとの結婚を決め、愛を深める。
しかし、バグを突いて異常に強くなったことが、世界を動かすシステムの管理者にばれ、主人公は力をすべて奪われてしまう。そして、罰としてヒロインも奪われる。システムの管理者は全知全能で最強であり人が敵うような存在ではない。しかし、それでも主人公は命を懸けてヒロインの奪還に乗り出す。
サーバーのある海王星に強引に行き、ヒロインの活躍などもあって無事管理者を倒すも今度は管理者の置き土産である200kmサイズの巨大蜘蛛に襲われることになる。
最終的に女神達の助けを得て危機を回避し、東京でハッピーエンドを迎える。
AIの発展の先に現れるであろう世界から逆に現代日本の真実の姿を炙り出す、科学的考察の上で紡がれたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 09:45:27
211056文字
会話率:41%
少年兵を主人公にしたお話です。スナイパーになった子供たち(運命のアルビノ編でエマを助けた子供)は宿敵を仕留めるが、軍医であるイロエは「行いの罪は行いで償うしかない。その償いを行う体を、おれは償っただけだ」といって助けてしまいます。イロエに憧
れていた分、腑に落ちない子供たちは善悪以外の観念を学びます。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-04-01 22:01:44
6873文字
会話率:21%
*このお話は~直通運転編③~の続きとなっております。よろしければ、~直通運転編③~の方もご覧ください。
二〇二一年、神奈川県の閑静な住宅街に住む高校三年生の西谷百合絵は、今年大学受験を控えていた。お騒がせなウイルスの影響や伸び悩む成績の
こともあり、彼女はまた大変な高校生活を送っていた。二年生の頃から付き合い始めた新しいパートナー――的場萌花とも三年一学期の途中で別れてしまい、彼女にはもう受験勉強と大学受験いう目の前のつらい現実しか残っていなかった。
二学期が始まって数日後、幼馴染でクラスメイト――寒川琴乃の違和感に気づいた。気になって仕方がなかった百合絵は出来心により琴乃の荷物を勝手にあさってしまいそれが仇となり唯一無二の気が置けないクラスメイト、そして友達を失ってしまった。
もはやこのクラスに一緒に居てくれる人は誰もいない。つらく思い悩んでいた百合絵はとうとう鉄道ヲタクの秦野宏明と昼休みを共にしてしまう。幸い秦野は百合絵の他クラスの友達――神宮真妃の彼氏ということもあり観察対象という意味でちょうどよかった。しかし、百合絵には腑に落ちないことがあった。
「どうして何も共通点のない秦野と真妃ちゃんがこんなにもラブラブなの?」
ある日、一年生の頃のクラスメイト――舟渡啓介との偶然の再開によりなんとか琴乃と仲直りするきっかけをつかんだ百合絵だったが、琴乃は「舟渡が受験する慶應か早稲田に合格しなければ来年四月から絶交する」という無茶苦茶な条件を突き出してくるのだった。
「琴姉のバカッ! できっこない条件つけてくるなんて……。ほんと、最低っ!」
とある私鉄沿線に住む高校三年生の女子高生の日常を描いたお話。彼女の大学受験の結末は? そして、秦野と真妃のカップルの秘密と、あのとき琴乃から感じた違和感の秘密とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 21:35:08
117712文字
会話率:53%
※この小説は、源義経の生涯に関するものです。
「なんだ。また義経かよ!」と言わず、ちょっとだけ時間をください。
みなさんは、頼朝が義経に刺客を送り込んだ「夜討ち事件」を聞いたこと、ありませんか? 歌舞伎の「堀川夜討ち」にもなった、結構有
名な事件です。
義経との関係が悪化した兄、頼朝は、土佐坊という御家人とその郎党一味を京に送り込み、義経を暗殺しようとしました。ただ、この事件については、関連史料に以下のような腑に落ちない内容が存在します。
① 義経は自身への暗殺を事前に知っていたのに、襲撃当日に館の護りを手薄にした(義経はなぜ自身をわざと危険にさらしたのでしょうか?)
② 土佐坊は鎌倉を出立する際、頼朝から九日後に暗殺を実行するように命じられています(頼朝はなぜ日程を指示したのでしょうか?)
③ 義経の叔父、源行家が襲われた義経を助太刀していますが、実は源行家は襲撃の前日に義経館の近場に引っ越しています(タイミングが良すぎると思いませんか!)
これらは全て、鎌倉幕府が編纂した歴史書「吾妻鏡」や、当時の貴族として最高位にあった藤原兼実の日記「玉葉」に記載されているものです。
義経は自身への襲撃に対して、なぜ奇妙な行動に出たのでしょう。どうして、頼朝は義経襲撃日を限定したのでしょう。また叔父の行家は、なぜ襲撃事件の前日に義経の近場に移れたのでしょう。
これらの疑問を、この小説の中で一緒に解き明かしてみませんか。その謎解きの先には、昔から多くの日本人が不可解に感じてきた「義経の死」の真相が見え隠れしてくるに違いありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 15:39:03
96017文字
会話率:23%
遠縁の人の夢は内緒なわけで・・・。
しかし、だ。
腑に落ちない。
名探偵推理隊の出番です。
最終更新:2021-06-26 09:00:00
229文字
会話率:0%