死が終わりではない街、「ネクロポリス」。太陽が昇らず、闇が支配するこの街では、“喰う者”と“喰われる者”と呼ばれる異形の存在が人間の皮をまとって共食いを避けながら生きている。そしてその間に立ち、何度死んでも生き返る“屍喰い”――不死身の男が
いる。
彼は記憶の底に残る約束のため、繰り返し死に、喰らい、罪と罰の狭間を彷徨っていた。ある日、行方不明となった少年・八重樫遼の情報を掴み、腐肉の街の奥深くへと足を踏み入れる。だがその先で待っていたのは、彼の死を百三十八回も繰り返し記録してきた“異形の研究者”だった。
解剖され、利用され、再び蘇る彼の肉体。その死の裏で生かされ続けていた少年の心臓。やがて明かされるのは、この不死の力の根源と、少年の正体。そして――終わらない夜に隠された真実。
これは、「死ねない男」と「死ねない少年」が、死の意味を問う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 13:22:53
5493文字
会話率:31%
名無しの戦士が目覚めると、意思を持たない腐肉達がうごめく暗室の中に放り出されていた。激しい痛みにもげる腕、ハラワタからは臓物を垂れ流す。自身もそんなゾンビ達の一人であると自覚した頃に、魔族国の四大魔公の一人と自称する淫魔の少女のネクリアさ
ん十三歳と出会った。
「呆れた。ゾンビ化しておきながら慣れで正気を保つ人間だなんて見た事もない」
そんな風に正気?(狂気)を疑われつつも、列強たる魔族の国で一人獅子身中の虫と化した所でどうにもならないと悟り、ひとまず目の前のポンコツでスケベっぽいロリと生涯マゾ犬奴隷契約を結んでもらえるように必死に頼み込むことから始めたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 09:58:36
1194159文字
会話率:50%
「ああそうだ! においという言葉が嫌なのならば、かおりとでも言い換えてみてはどうでしょう? あなた本来のかおり、好きですよ私は」
※当小説はnoteにも投稿しております
最終更新:2024-07-31 02:22:01
2014文字
会話率:68%
冴えない女子中学生の光梨はお嬢様学校に入りそこで居場所を見つけようとする。
だがそこで見つけたのは生きながら腐っていく少女だった。
最終更新:2024-01-16 19:03:15
137352文字
会話率:48%
迷宮はとっても危険。いつだって傍には死と灰が仲良く隣り合わせに寄り添ってくれる。
仲間は死ぬし、殺される。
大枚はたいて買った装備は失くすし奪られる。
思い出の品も家宝だって落っことすこともある。
そんな所で、そんなことに遭って、
一人で逃げて帰って来たって別にいいさ。命があるだけ儲けもんだろ?
でも、それでも失くしたモノを諦めきれないなら【回収屋】に頼むといい。
屍肉漁り、腐肉喰らいのスカベンジャー。嫌われ者で口が悪い彼は「ハゲタカ」と呼ばれている。
彼は君の替わりに迷宮に潜り、君が過ぎ去った後と悔いの道で、残して失くしてしまったモノを取り戻してくれる……かもね?
※
遺跡と迷宮によって冒険者たちが集い栄える島で、夢と野望に燃える若者たちを尻目に、彼らの死体と遺品で食いつなぐ【回収屋】の青年「ハゲタカ」。
スカベンジャーを蔑むのならそうすればいい。卑しく汚らしいと忌み嫌うのは正しいことだ。
でも、何か取り戻したいものがあるというのなら。
失いたくないものがあるというのなら。
死と灰に埋もれる中で、ハゲタカの羽根は寄り添ってくれるだろう。
これは、自らの失ったモノを取り戻すために飛んでいた、愚かで無力、臆病でちょっとだけ優しい、ハゲタカの翼がもげるまでの物語。
※
基本、一日一エピソードずつ更新していきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 08:00:00
163934文字
会話率:44%
ラテン語、スペイン語、ポルトガル語文化圏の視点から、キリストと細菌医学と死をテーマにしたオペラやファドを歌う「墓の魚」の作曲家の詩です。シェイクスピア、ゲーテ、ボードレールの様な作品を作ります。比喩と象徴の世界へようこそ。
キーワード:
最終更新:2023-08-30 21:18:44
303文字
会話率:0%
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
キーワード:
最終更新:2023-02-10 08:25:10
2489文字
会話率:3%
現在執筆中の官能小説=『教務課女子事務員凌辱』の内容紹介的文書です。
私の官能小説に対する考え方を割り合い巧く表現できたなという思いと、近々ネット接続が切られてしまいそうなので、私は確かにここにいたのだという存在証明のようなものを残してお
きたいなという思いとから、この文書を1エッセイとして投稿することを思い立ちました。
あまりいい投稿姿勢でないことは重々の承知のうえですので、どうかどうかご容赦ください。
本編は『第 31 回フランス書院文庫官能大賞』に郵送で投稿しようかと思っております。ではでは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 19:00:00
1178文字
会話率:0%
見覚えのない土地で目を覚ましたおれは、目の前に見える村を訪ねてみることにした。しかし、日が暮れたその村にいたのは、生物ではなかった....
最終更新:2023-04-07 10:36:33
2329文字
会話率:0%
十年前、一つの村が二人の少年によって破滅した、ある夏のこと。
少年は妹の死体を捨てるため、山奥を彷徨い歩いていた。
暑さと飢餓に脳を焼かれた少年は、見知らぬ屋敷に辿り着く。
窓から見えたのは、脳を撒き散らす女の死体。
その死体を見つめて、ア
イスクリームを頬張るのは、美しい少女だった。
腐肉で詰まったマンホール、傷口に集る蛆、細断される父の半身――――
――――全てを捧げた少年は、自分だけの神を得られるか?
■狂信の怪異譚シリーズ
⓪益母の呪神:本作
↓約10年後
①冷凍された真夢
↓2年と数か月後
②夢蟲の母
本作はノベルアッププラスおよびカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 16:00:00
131968文字
会話率:49%
いつからか、ありふれた情景。
最終更新:2021-04-12 07:36:15
217文字
会話率:0%
昔は良かったさ。
愛する女がいて、共に戦える仲間がいた。
今でも酒を飲めば思い出す。血を浴びる度に、腐肉を見る度に思い出す。
もし、あいつに出会わなければ、俺も、大事な女も、友も失わずに済んだかも知れねぇ。
後悔したって遅いことは分かっ
てる。
ただ、今だけは、少しだけでいい──思い出に浸らせてくれないか。
【注意事項】
こちらは死体漁りのアルマーニ過去編となります。更新はランダム。のんびりなので、1ヶ月放置もあり得ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-09 20:24:49
101046文字
会話率:38%
ムンドの民は大きな樹の上で暮らしていた。マナーニャはなぜか竜に気に入られ、毎日を腐肉集めに費やしていたが、ある日、樹の原因不明な異常を調べてこいと奈落の地上へ向かうよう命じられる。
不器用な娘とそんな彼女が好きなのか分からない竜の話。
最終更新:2020-08-10 22:47:15
21463文字
会話率:53%
元暗殺者だったメイドのシルヴァは何度目かの首を言い渡されていた。
彼女は優秀だったが――とある呪いのせいで勤め先の館の住人に嫌われていた。
そんな彼女は謎の貴族?の貼りだしたメイド募集に応募する。
連れてこられた場所で彼女に集る、幽霊の群
れ。
シルヴァ「私には殺せない呪いと――もう一つ、死者が寄って来る呪いが掛かっております」
貴族な吸血鬼「あ、問題ないない」
死者を呼ぶ呪いを持つ彼女が連れてこられたのは、荒廃した――『不死者の魔物だらけの村』だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-16 22:08:44
77758文字
会話率:44%
突然のゲームサービス終了!?
「御詫びとしてプレイヤーの皆様が現在ご使用中のアバターを現実で使用可能に致します!」
【ドリームランドオンライン】……略称【DLO】のプレイヤーである主人公は、ゲームプレイ中に運営から告げられた意味不明な
アナウンスの後に突然気を失った。
目が覚めるとそこは現実のマンションの自分の部屋……そして、膨れ上がった腐肉と腐汁で破壊してその部屋を汚し尽くす、ゲームで使用していたグロテスクで異形な巨大ゾンビアバターの姿をした自分だった!
サバイバル(する)ジャイアントゾンビ(が)パニック開淵!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 22:52:41
22552文字
会話率:15%
いつのまにか泥の底を這いずり生きるゲル状生物になっていた。
コミカルな印象はなく、濁った泥の中を腐肉を食らいながら生きる粘液状の生物に。
救われない姿。
けれど、底辺を這いずることに関してはあまり抵抗がなかった。むしろこうなってしま
えばモラルも体面もないし自分以外との煩わしい関係もない。
ただ食らい、ただ生きる。他のことに腐心する必要がないことに自由を感じていた。
決して救えない生き物として生きるゲイルの物語。濁った生涯の先に、彼がいつか救われることを願って綴ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-02 09:05:56
115415文字
会話率:14%
白く凍えた世界。日本、凍京で一匹の雄狼と雌狼が出会う。
生死者追跡者、大亥綉仁楼はリビングデットの殲滅任務でイングリット・グラウゼンを偶然にも助けてしまう。イングリットは人狼と呼ばれる殺人鬼に故郷を滅ぼされ人狼を追う駆け凍京に辿り着いていた
。
硝煙とリビングデッドと犯罪と電脳の凍京。
二匹の狼の腐肉と弾丸で飾られた復讐の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-15 23:14:14
35401文字
会話率:30%
人口の増加により、「生産」よりも「消費量」が上回り、世界的な「飢え」「渇水」「エネルギーの枯渇」「不衛生」の問題が顕著化しつつあった人類に、新たな問題が発生した。
今迄の生態系には存在せず、突如として発生した生き物、人はそれらを「新生種」
と呼び、人類を襲い、食う、人類の天敵として忌み恐れた。
科学技術を駆使した駆除処理能力を上回る速度で増え続け、至る所に土壌を汚染させる排泄物と腐肉を巻き散らす新生種と、解決できないままでいた環境問題の影響は人類に大打撃を与える。
奇しくも、地球を滅亡に追いやる寸前まで増え続けた人口は著しく減少する。発展を続けた各地の文明社会が崩壊し、様々な技術が伝授されないまま衰退し、人類の栄華は終わりを告げ始めた。
人しか食うことをしなかった新生種は、人類を駆除する役目を終え、その数を減らすかに思えたが、新たな進化を遂げ衰退した人類に変わり、地球上で繁栄の兆しを見せ始めた。
人類の営みが終焉に向かい始めるほどの年月が流れた頃、北部の山脈の麓にある森林地帯で自給自足の生活を営む、在野の生物学者であり、「新猟師」のアラム・スカトリスは、狩猟の最中に運命的な出会いをする。
この出会いが、アラムの人生と人類の存続を大きく変えることを彼はまだ知らない
この作品はフィクションであり、 実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-06 00:00:00
267324文字
会話率:38%
大虐殺をモチーフにした詩です
最終更新:2019-03-03 19:54:14
588文字
会話率:0%
人類の大半が歩く死体「ゾンビ」となった世界で
ゾンビ側の王となる!?
桁外れた回復力をもつ腐肉の
バイオショック物語!
最終更新:2018-07-14 12:33:35
1114文字
会話率:14%
あなたは化物と聞いたら何を思い浮かぶでしょうか?
王道を行くヴァンパイア?動く死体であるゾンビ?腐肉を食らうグール?それとも肉体どこかに置き忘れた間抜けなゴースト?
有名どころと言ったらおそらくこの辺じゃないでしょうか?
あ、ここで奥さ
んや恋人の名前を思い浮かべちゃった人。人生ハードモードお疲れ様です。
あれですか?
攻略し甲斐があって、男冥利につきるとかそんな感じなんですかね?
いやー愛が深い。俺にはできませんよ。アイテムをドロップしないどころか、こっちがアイテムをドロップしなきゃいけない乱暴者との戦いなんてね。
愛のハードコアゲーマーのみなさん。いつまでも愛しのモンスターのヒップの下で甲斐甲斐しく足掻いてください。
え、人のこと言えるのかだって?
あいにく、私のゲームはシングルプレイ専用みたいなんです。
夜はいつもひとり自問自答。己との戦いみたいな?やだ、おれカッコいい!
セルフサービス最高!ウェイトレスなんていたら俺萎縮しちゃうしね。
これでも人見知りなんですよ、俺!
あ、知っています?人見知りって人に対して思いやりがあるとか思慮深いとか、えっと…なんだったかな?
まあ、とにかく人見知りは、アレですよ。人見知りは他人に対して思いやりがあるんですよ…たぶん。
相手を置いてけぼりにせず、常に相手のことを思って行動できるやさしい…。
え、俺が何が言いたいかわからない?
はあ?ふざけんなよ!
そんなこと言ったら俺が傷つくだろ!ちゃんと相手のこと考えてしゃべれよ!
…だけど、まあ、許しちゃう。
俺も少々一方的に話した気がするし、ほらテンションあがると時々自分が何を話しているか分からなくなるときあるじゃない?
ホントもどかしいよね!言いたいことがあるんだけど、ヒートアップしていく内に話がどんどん脱線してちゃう…。
ああ、ごめん!?
これじゃ、また話がそれちゃうね。
もう、あれだ単刀直入に行くよ。男らしく、大胆に!
俺が言いたかったのは…えっとアレだ。アレ!
アンタ、化物だろ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-28 19:57:07
13286文字
会話率:40%