【2025.5.1 連載スタート】
アクアマリーナが暮らすコンセンサー王国は、色に厳しく貴族には其々色を与え、瞳と身に纏う衣類から宝石まで全て家色でなければならない決まりがあった。その中でも、家色にない禁忌とされる色が存在し、その瞳を持っ
て生まれた者は「禁忌の子」として疎まれた……それがアクアマリーナである。
禁忌の子として、家から出してもらえず奴隷以下の存在で暮らしてきたある日……隣国との行事に同行させられ、誰とも知らぬ人に売られようとしてた時、救いの手を差し伸べてくれたのがフォルビート王国第三王子のロベルト。禁忌と言われた色の意味と、変わりゆく環境に奮起するアクアマリーナの幸せな人生とはーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 09:00:00
18796文字
会話率:56%
また今夜も始まったわ——。
「すまない、サンドラ。私は君の義妹を愛している」
そう少女に告げた相手は一体誰なのだろう。ここ数日毎晩夢に出てくるあの光景を、私は懐かしいようなそうでないような、なんとも不思議な感覚で眺めていた。
最終更新:2025-03-12 18:00:00
5048文字
会話率:10%