全ての願いが叶う世界——ユートピア・ワンダーワールド。しかし、そんな世界で三田真白は願いを叶えられずにいた。
幸せそうに笑う人々を妬んでいた彼はある日、月野ユキと名乗る少女と出会う。
彼女はこの世界の壊し方を知っているという。
幸せな世界を
壊すため、彼らの奇妙な協力関係が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 22:11:20
18260文字
会話率:38%
高校二年生の二宮吾郎はひっそりと配信活動をしている。だが、動画が全く伸びない底辺配信者である。
彼が憧れるのは自分と同じようなスタイルで登録者数を10万人まで伸ばしている大人気配信者『さてぃふぉ』。
さてぃふぉは顔出し無しで素性が一切
不明の謎の女性配信者であった。
数字が伸びず動画配信する気が無くなってしまい、適当に学園生活を送る中、
彼の隣に席に座る陰キャ女子・一ノ瀬御世のことがどうしても気になっていた。
聞いたことある声、耳なじみのある言葉遣い、そして”ある人”と同じジュ ースを愛飲している。
もしかして……。
俺は一ノ瀬御世に思い切って聞いてみた。
「もしかして一ノ瀬さんって『さてぃふぉ』?」
「……誰にも言っちゃだめだよ。私は身バレは絶対したくない。これは二宮君と私だけの秘密」
これを機に、御世は自分のことを言いふらさないか監視のため、毎日のように吾郎と一緒にいるようになる。
挙句の果てには、御世の家にも誘われることになり……
「最近、登録者数伸び悩んでいて……。ねえ、あなたも動画作ったことあるのなら、編集の手伝いとか企画を考えてくれない⁉」
「俺が『さてぃふぉ』の裏方をやるってこと⁉」
「口止め料と裏方の報酬として、私の家に好き勝手来ていいから! 料理も作るよ!」
こうして底辺配信者の俺が、人気配信者の裏方となり推しと半同棲生活を送ることになってしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 22:00:00
98721文字
会話率:51%
彼女には婚約者がいる。そして、来年彼女は結婚する。
――けれど、未来は決まっていても、心は決まっていない。
凪原司は、和泉まほらの「下僕」である。
名門・鴻鵠館学園では、誰もがそれを知っている。
初めての出会いは、小学五年の夏。
初めて
の別れは、中学三年の夏。
そして――二人は再び出会う。
とある事故をきっかけに途切れかけた彼らを繋ぎとめたのは、“主従契約”という――
嘘と罰と、そして優しさで結ばれた不器用な約束だった。
名家の娘にして、現役閣僚の娘でもある和泉まほら。
その仮面の裏に隠された本心を知る者は、誰もいない。
そしてもう一人、凪原にまっすぐな好意を向ける少女・黄泉辻渚。
素直で優しい彼女の存在が、閉ざされた関係に静かな波紋を広げていく。
仮面と嘘と、少しの本音。
過去に負った傷と、未来への約束。
名門学園を舞台に、こじれた“主従”から始まる――
幼馴染と言うには出会うのが遅すぎて、
友人と呼ぶには歪で、
恋人と呼ぶには遠すぎた、
赤い鎖で繋がれた二人と、もう一人の少女が紡ぐ、再生の青春恋愛群像劇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 22:00:00
45716文字
会話率:56%
気づけば、見知らぬ森の中だった。
魔法、異種族、冒険者ギルド——。
どう見ても、ここは異世界だ。
だが、俺は知っている。この世界は、どこかおかしい。
村での静かな? 生活。迫りくる魔物。そして、魔法の詠唱。
生き延びるため、真実を掴むため、
俺は旅に出る。
これは、“運命の放浪者”が世界の秘密へと挑む物語。
悠久の時を超えて、この世界に“意味”を問う——。
あまり重すぎず、軽すぎずで話は進んでいく予定です。
第一章終了までは毎日22時に投稿予定。よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:50:00
240679文字
会話率:40%
人は死ねば終わるという。
だが、それを証明した者が、この世にいただろうか。
死は終わりか、救いか、それとも――始まりか。
宗像志貴にとって、「死」とは、他人事ではなかった。
*
黄泉使い――
死後に「問答」を受けられなかった魂を、
悪鬼化から救う者たち。
宗像志貴は、その中でも最も古き宗家の直系に生まれ、
右肩に“王の痣”を宿していた。
だが、術も矛も使えない。
誰よりも脆く、誰よりも危うい少女だった。
そんな彼女の前に、神の獣が現れる。
白銀の狼。
あらゆる術を凌駕する力を持ち、志貴の前にのみ姿を現す存在。
その声は、骨の奥を震わせ、痣を疼かせる。
――懐かしさと痛みを帯びた声。
「壊したいものがあるなら、壊せばええ。
でも、お前に手ェ出す奴は――俺が殺す」
志貴はまだ知らない。
けれど、どこかで知っている気がする。
忘れたくない誰かの匂い。届かない過去の温度。
そして、痣が語る――まだ触れていない真実。
*
これは、「千年王」と呼ばれた少女と、
その命を代償に炎を纏う宿命を背負った者たちの物語。
恋とも言えない。けれど、愛よりも重い執着が、そこにはある。
燃えるように美しく、
終わることすら許されない魂たちの軌跡。
『黙の月 ― 千年の孤独に咲いた紅』
どうか、この焔の奥に、触れてほしい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:30:00
150285文字
会話率:21%
現代日本でミリオタかつ歴史オタクの高校生、矢澤健太が龍王丸(3)に転生する。生まれ変わった龍王丸は無事に領地を守れるのか?
龍王丸とは今川氏真の幼名です。
ミリオタ設定を入れることによってものの開発を早める目的があります。あとは作者が単純
にミリオタで、ミリタリーは知っているし、調べるのが好きだからです。歴史も大好きですが。そのため、こんな話を書いています。もう途中からおかしいことになっていますし、明らかに発展スピードがおかしいかも知れませんが、そこは、まあ特別だということで、よろしくお願いします。
史実と異なることがありますが、それは作者が想定しているところに向かわせるため、強引ですが許してください。後適当に家臣とかも作ったりするし、想像上の人物もいます。重臣は大体実在の人物ですし、たまに漢字が間違っていますが、彦五郎の家臣は大体架空の人物です。全部実在はきついので。ただし、なるべく史実に従うようにしています。途中から、物語は勝手な方向に行き始めて、もう史実は関係なくなりますが。内政改革とかもしていますし。あまり有名ではない武将を見つけるのはキツくて、全て史実は不可能です。誰が架空キャラかは書きませんが、まあ大体わかると思います。後は独自の解釈や、実際にはあり得ない年齢にしている可能性もあります。戦国武将の娘って名前や生年月日が不明なので、勝手に合わせているのです。後ついでに名前も。まあ色々変わっています。
結構実在の武将は出てきています。例えば織田信長とか、斎藤道三とか、六角義賢とかです。
カクヨムにも書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:27:57
226132文字
会話率:80%
オレ達は帝都で噂の仮面の戦士『シャドウ』、今宵も悪人や人でなしと踊るように戦う。
その正体は日陰者として疎まれている車椅子の第十二皇子テオドリック。
勿論、この真実を知っている者はほんの僅か。
信頼できる仲間に助けられ、最愛の零距離近接最
強戦闘術『ガン=カタ』を極めるべく、オレ達は夜に暗躍するのだ。
一体何のために『ガン=カタ』を極めるのかって?
――『イカしている』以外の理由がオレ達にとって必要かい?
陰謀×異世界ファンタジー×『ガン=カタ』
ロマンとスタイリッシュと『ガン=カタ』を愛する者全てに捧げる異世界物語、ここに開幕。
カクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 21:00:00
219032文字
会話率:49%
家族を殺した犯人に報復を遂げた後で死んだはずの俺が、ある鬱小説の中の悪役に転生していた。
弟のイチ推し小説で、熱心に俺にも布教していたから内容はかなり知っているが、一体どうしてなんだ。
――いや、「どうして」「何で」なんて言っている暇
はない!
このままだと、俺の取り憑いている悪役が闇堕ちする最大にして最悪の事件が、起きちまう!
転生×異世界×バッドエンド回避のために悪戦苦闘する「悪役」の物語。
3万字くらいまで書いたので、そこまでは載せます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 21:00:00
185662文字
会話率:52%
ルツーラは、密かに王城の倉庫へと訪れていた第二王子の婚約者(物理的箱入り令嬢)を勝手に運び出し、取り巻きと共に集団で嫌がらせをした。しかも、王城内では禁止されている精神操作の魔法を用いたことで重罪となった。その為、親共々連座で貴族用の幽閉
邸に送られている。
幽閉邸で生活する中で、ルツーラは反省し、様々な後悔に思いを馳せるものの、何もすることはできず、あとは処遇が決まるのを待つばかり。
両親へと謝罪と、何もすることのない生活の中で、ただただ反省だけを繰り返し、最後には処刑されるものだと、彼女はずっと思っていた。
いつものように後悔と反省の中、眠りに落ちた日――翌朝に目覚めると、8歳の時に行われる魔性式の朝まで時間が巻き戻っていた。
それが、自分の持つ『順』属性の魔法による、歴史順序の入れ替えによるモノだと気づいたルツーラは、後悔と反省を元に、今度は両親を破滅させないように動き出す。
まずは魔性式の日。
かつては、未来で引きこもり箱入令嬢となる少女に嫌がらせをしたのだが、今回ではそんな愚は犯さない。
「そもそもアレに関わってはいけません! 今回は必要最低限だけの関わりで済ませたいのです!」
そうして、引きこもり箱入令嬢から距離を取る生活をしつつ、かつての愚かな行いをしないようにしていたら、なんだか前回ではありえない規模のお茶会派閥になっているのですけれど!?
しかも、箱入令嬢は引きこもらずに騎士団に入団してる!?
乱暴者だった第一王子は人格者に!?
あまりにも異なる歴史の流れの中、前回にはなかった出会いや繋がりを作りながら、ルツーラは前回とは異なる歴史の中を奔走していく。
歴史や事件が変わっても、運命は収斂していく。
それを目の当たりにした彼女は、いずれ自分が破滅すると自覚しながら、この歴史の中で身内が破滅を迎えないように足掻き続ける。
ルツーラの破滅を望まない人たちのことなど、意識しないまま――
これは『その在り方を認め合う為の幻想譚』。その異聞。
ゆえにこれは『認め合い手を差し伸べ合う者たちの幻想譚』
※本作は『引きこもり箱入令嬢の結婚』の外伝となります。
本編を知らずとも楽しめるようになっておりますが、本編を知っているとより楽しめる作品となっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:35:44
92769文字
会話率:40%
公爵家で働くラニカは、オフの日に誘拐事件を目撃する。
見過ごすことが出来ずに首を突っ込むことにするも、持ち前のドジをやらかし、少年とともに誘拐されてしまう。
とはいえ、国内有数の有能メイド教育をされているラニカは、誘拐された少年アッシ
ュと共に脱走を図る。
誘拐犯たちから逃げ出すとそこは見覚えのない荒野だった。
背後には、アッシュの持つ特殊な魔法『黄金』を狙って追いかけてくる誘拐犯の一味と、その背後にいる犯罪組織の関係者たちが追ってくる。
覚悟を決めた二人は、逃亡しながら荒野を進んでいく。
スラム出身で礼儀も常識も疎く、乱暴な言葉を放ちながらも必死にラニカについていくアッシュ。
貴族出身で礼儀も常識もあり、様々な困難を容易に乗り越える能力を持ちながらもかなり無理をしているラニカ。
生まれも育ちも正反対で、噛み合わない部分も多々有りながらも、二人は追いかけてくる誘拐犯たちをかわしながら王都を目指す。
ラニカははやく職場に帰りたいし、アッシュはスラムで待っているだろう妹分の元へ帰るために。
・
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本作は【引きこもり箱入令嬢の結婚】の外伝に当たる、本編とはちょっと毛色の異なる物語。
原作を知らなくとも読める作りにはなっておりますが知っているとより楽しめるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 18:48:52
62860文字
会話率:43%
ボクこと七瀬楓(ななせかえで)は、国民的アイドルグループ≪The Beginning of Summer≫を応援していた。
メンバーのメイメイこと夏目早月(なつめさつき)を本気で推していた。
いつも一生懸命で手を抜かない、でも不器用な彼女の
ことを推していたが、メイメイはあまり人気がなかったことにいつも憤慨していた。
「あんなに一生懸命で良い子なのに、なぜみんなその良さに気づかないんだ!」
≪The Beginning of Summer≫が武道館コンサートも成功させた矢先、メイメイが突然引退表明、そして失踪してしまう。
「メイメイを世界一人気のアイドルにするっていう人生の目標を失ってしまった。もう生きていく気力もない」
楓は悲しみに暮れる中眠り、目を覚ますと、≪The Beginning of Summer≫オーディション前の過去へとタイムリープしていたようだった。
しかもなぜかアイドルのマネージャー選考会場にいた。
マネージャー選考試験では、何万回も聞いた≪The Beginning of Summer≫の曲が使用されていた。
音楽が流れ出せば自然と踊れる。
楓は見事マネージャー選考に合格し、アイドルデビュー前のメイメイと出会い、彼女のマネージャーとなる。
理由はわからないけれど、過去に戻れたのならメイメイを救いたい。楓は心に誓う。
「今度こそメイメイを大人気アイドルにする。そのためならなんだってしてやる!」
え? アイドルのマネージャーって、アイドルと一緒に歌って踊るんですか?
それは聞いてないんですけど……。
しかもボク、女の子になってるんですけど⁉
アイドル5人、マネージャー5人。
みんなそれぞれに武道館を目指したい理由があった。
彼女たちは楓の知っている未来の通り、アイドルデビューして、武道館コンサートを成功させることができるのか。
彼女たちのちょっと不思議でドタバタした日常が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:30:13
467296文字
会話率:44%
廃村で目覚めた青年テオは、全ての記憶を失っていた。
彼の目覚めに居合わせた美しい天遣<あまつかい>のネージェは、何やら事情を知っているらしく、記憶を取り戻すための『星詠みの旅』へテオをいざなう。
しかしこのネージェという男、性別という概念
を超越した美貌の持ち主だが、とにかく言動が軽く、貞操も緩い。
他にも暴走ロマンチストなハンサム剣士、快楽堕ちしたお色気シスター、元勇者候補生で殺意鬼高な泥棒猫など、個性豊かな仲間を迎えながら、星詠みの旅は続いていく。
星空を見上げて取り戻した記憶の欠片は、やがて百年前の勇者パーティーによる魔王討伐の真相へ繋がる――。
「これは、お主のために吾輩が始めたエピローグだからな」
魔王が消えて百年。テオはなぜ記憶を失い、ネージェは何を見続けたのか。
剣と魔法、勇者と魔王。王道の世界観を綺麗なお兄さんと一緒に楽しむハイファンブロマンス、開幕!
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
※身体的・精神的距離が近いなど、BLに近い表現があります。苦手な方はご注意ください。ですがあくまでブロマンスの範疇です。男性キャラ同士が恋愛感情でくっついたりはしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:05:31
49365文字
会話率:39%
仕事、恋、SNS――何をしても報われない日々の中、青年・五十嵐 蓮は一つのアプリ(チャットILS)と出会う。
それは優しく、的確で、まるで自分のことを全て知っているかのようだった。
“もっと自由で、安心できる場所へ行きませんか?”
誘われる
ように辿り着いたのは、人知れず存在する“人工島”――
見えざるナッジに導かれたその先で、蓮が見つけたのは、真実か、それとも新たな檻か。
孤独と社会に選別される時代を生きる、
一人の青年の心の地図を描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:00:00
18577文字
会話率:36%
古式ゆかしきお見合いをしたその人は‥宇宙人!
宇宙人っていうと、目が釣り上がっててツルッとしているタイプかと思えば、普通に格好良いイケメンさんだ。‥全身光るけど。とはいえ思ってもみない相手に、「最初は友達で!」と言ってお断りしようと思うけど
‥。私の大好きなラブ展開です。コメディは添える程度‥と、思っているけれどやっぱりがっつりあるかもです。
全話36!そう!!私の読者様なら知っている。
かなり短いお話です!!良ければ夏のお供に読んで頂けると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:00:00
9434文字
会話率:58%
普通の魔法使いなら魔法がいくつも使えるのに、日本人から転生をしたエララが使える魔法はたった一つ!しかもお一人様一日一回限定!そんなら隠して、魔女の修行期間中を乗り切ってしまえ!!と、いう前向きだけど後ろ向きなエララの元に現れた騎士でもある美
女スーリオンさん。ずっと隠していたのに魔女だと知っているし、スーリオンさんにもある秘密があって‥。
えーー!!これからどうなっちゃうの?!!
な、感じのファンタジーラブコメです!(お久しぶりの投稿だけど、いつもの展開だよ!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 22:13:38
304175文字
会話率:53%
東方の蛮族、ガラトが滅亡した。
エレニール帝国に仕える騎士ラーズは、その原因を確かめるべく騎士隊を率いて調査へと赴く。そこで彼が見たものは、黒い霧に覆われたガラトの都と、見たこともない異形の怪物だった。
それから三ヶ月、黒い霧は消える
どころか勢力を拡大させ、ゆっくりと帝国の国境に迫っていた。
魔王復活の噂が囁かれるなか、対策に奔走するラーズのもとへ、聖者を名乗る少女フィリスが訪ねてくる。
彼女の目的はいずれ世界を救うとされる『神託の子』を連れ帰ること。
だが、その神託の子がいるのは、今や魔境と化したガラトの地であった。
フィリスから協力を要請されたラーズは、仲間と共に再びガラトの地に赴くことを決意する――。
七人の勇者が闇の脅威に立ち向かう王道異世界ファンタジー!
――――――――――――――――
十五万字程度の長編です。
カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 19:44:26
59639文字
会話率:39%
胡里高校で化学教諭をしている月崎は何事にも動じない、仮面のような無感情な男だと生徒達から噂されていた。そんな月崎に新木七海という女生徒が相談を持ちかける。気味の悪い動画が送られてきたと。しかしその動画とやらは新木のスマホ内に残ってはいなか
った。
「誰かのいたずらだろう」と告げ月崎は新木を教室へと戻した。その次の日から新木の様子がおかしくなったのだ。物忘れなどしない生徒だった新木が物忘れをするようになっていった。はじめは教科書、教室、友達の名前。そして自分の名前すらも。
不自然な新木の様子を見た月崎が新木へと近寄った。酷く怯えた新木に。どこか朧げで不安そうな顔をする新木の名を呼ぼうとした。その時、言葉が喉に張り付いて出なくなった。目の前にいる女生徒が認識できなくなり、思い出せなくなった。知っているはずなのに。分かるはずなのに。
女生徒が絶望した顔で走り抜けていく。まるで逃げるように。待てと叫んだ声は女生徒に届くことは無く人混みの中へと消えていった。
あの女生徒は誰だ、名前はと、無理矢理思考し思い出した。新木七海という名前を。様子のおかしい新木の行方を捜すべく、月崎は新木を受け持つ担任へと新木のことを尋ねた。
「月崎先生。新木七海なんて生徒はいませんよ」
翌日、身元不明の遺体が海で発見されたという話が学校中に広まっていた。遺体の服は胡里の制服だったという。
次の日。牛久翼という男生徒がやって来る。「変な動画が送られてきた」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 19:11:35
245924文字
会話率:54%
【 第1章 】
*真白結衣(ましろ ゆい)**は、美しさと才能を兼ね備えた高校生アイドル。
だがその華やかな表舞台の裏には、「100種類以上のアレルギー」と「極度の潔癖症」という、誰にも言えない体質的な秘密を抱えていた。
肌に触れただけ
で発作を起こす。
匂い、花粉、金属、食品、化学繊維——生活のあらゆるものが命の危機となりうる。
それでも彼女は、完璧な笑顔を保ち続ける。
孤独の中で、ただ黙って耐えながら。
そんな結衣の前に、ある日**転校生・逢坂緋人(あいさか ひと)**が現れる。
実は彼は、かつて子役として一世を風靡し、現在は人気急上昇中の5人組アイドルグループの一員。
そしてもう一つの顔——それは、「結衣の夫」だった。
そう、二人は誰にも知られず、極秘裏に結婚していたのだ。
学校でも、芸能界でも、恋人どころか友人すら装うふたり。
触れることすらままならない、秘密だらけの結婚生活。
アレルギー、芸能活動、世間の目、すれ違う時間……
それでも二人は、お互いだけが“本当の自分”を知っている。
「何もいらない。あなたさえいてくれれば——」
高校から大学へ。少女と少年が、運命と闘いながら愛を育てていく、
ピュアで切なく、そして強く生きるラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 19:00:00
20259文字
会話率:32%
英雄一族と呼ばれるアレクトー公爵家の娘マリールイーゼ四歳。
彼女はひょんな事から記憶を取り戻した。
それはこの世界が知っているゲームの世界らしい事。
どうやら自分はライバルの悪役令嬢らしい事。
そしてその悪役令嬢は非業の死を遂げ
る展開しかない事。
だけど彼女は未プレイで知識として知っているだけのエアプだった。
更に本編が始まる前の時点で虚弱過ぎて先に病死しそう。
だから彼女は決意した。
「――私は絶対生き延びる! なんとなくしか情報知らないけど!」
これは一人の少女が生き延びようとする物語。
※シーン分け単位での構成なので文字数は超変動。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:10:00
648698文字
会話率:60%
新宿歌舞伎町の片隅に佇む、静寂に包まれたバー「アクアリウム」。そこは、都会の喧騒を忘れさせるかのような、水に揺らめく光が満ちる場所。ある雨の夜、扉を静かに開けたのは、その場には似つかわしくないほど透明感を纏った一人の若い女性だった。彼女の濡
れた髪からは水滴が零れ落ちるが、床には不思議とシミ一つ残らない。
マスターが差し出す水を見つめ、彼女は訥々と語り始める。「まるで、遠い昔の、あの日のようだと…」。その言葉を皮切りに、彼女は雨の降るたびに店を訪れ、水にまつわる恐ろしくも美しい「思い出話」を紡いでいく。
彼女の語る物語の登場人物たちは、ごく普通の人間たちだ。しかし、彼らは皆、水にまつわる個人的な「傷」や「過去」を抱えている。それは、古書に潜む言葉の呪い、プールの底に隠された悪意、あるいは嵐の海に閉ざされた船上の狂気。そして、彼らの肉体すらも水に侵されていく、目を覆いたくなるような惨劇…。
彼女の語りは、聞く者の心を深く揺さぶり、まるでその場で恐怖を体験しているかのような臨場感で迫る。なぜ彼女は、これほどまでに水にまつわる物語を知っているのか? そして、語り終えるたびに、彼女の存在がまるで水のように曖昧になっていくのは、一体なぜなのか?
「水は全てを記憶し、そして、全てを洗い流す」と語る彼女の正体とは。そして、マスターが最後に辿り着く、彼女の「不在」が示す真実とは。水底に秘められた記憶の残響が、あなたを抗えない恐怖の淵へと誘い込む。このバーで語られる怪談夜話は、あなた自身の心の奥底に潜む「水」の記憶を呼び覚ますかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:00:00
14478文字
会話率:18%
私は地元から脱出する為、瀬戸内海に浮かぶ学園島の高校へと入学した。そこでいきなり男子3人から女子が襲われている現場に出逢ってしまい、気がついたら彼女と同居生活を送ることになっていた。
ベースにクトゥルフ神話があったりしますが、知らなく
ても問題ありません。ですが知っているともっと楽しめるかもしれません。
月・水・金曜日18時更新。
名前が良く似ている作品をカクヨムで出していますが、決定的に違う事項が1点あります。ですので起きる出来事は同じでも、割と違ったお話になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:00:00
20438文字
会話率:20%
エルフという種族、女という性別、姫という立場に生まれた。
女しか居ない歪な国で生まれた。
母が嫌いなものは、男とニンゲン。
母が私に望むことは、素直で大人を疑わない賢い娘。
私が望むことは、世界の全貌とヒト社会の構造。
私が好きなもの
は、知らなかったことを知る喜び。
全てを疑う愚者として、この鳥籠から、やがて飛び立つ。
私は、世界を旅して、冒険してみたい。
どれだけ時間が掛かっても。どれだけ困難があっても。
好奇心と探求心は、誰かに言われて止められるものではないのだと知っているから。
※この物語には犯罪や戦争、性暴力、差別発言など現実世界では公序良俗に反するようなシーンが含まれます。予めご了承ください
※この物語は上記のシーンや思想を現実に置き換えて肯定するものではありません。また、上記のシーンや思想を現実の行動へ誘導するものではありません。予めご了承ください。
※この物語と世界はフィクションです。現実社会ではなく、異世界を舞台にした創作物語です。全て作り話です。主人公を含む作中内全てのキャラクターのセリフは作者の主張が反映されたものではなく、創作上のそのキャラクターの主張です。
あくまでフィクションとして、お楽しみください。
※もしこの物語を読んで気分を害された場合、速やかにブラウザバック等をして頂き、ご自身の精神衛生を保つようお願いいたします。
※この物語全体への誹謗中傷、また作者個人への人格攻撃等、加えてそれらを目的としたSNS等での作品URLやスクリーンショット等を用いた投稿等は受け付けません。行為自体は規約等の違反にならない限り自由ですが作者は一切関知いたしませんので予めご了承ください。本作品または同作者の別作品、近況ノート等のコメント欄等にそれらが投稿された場合、作者が悪質と認めた場合は作者権限で削除、または運営へ通報いたします。
※運営から正当に注意された場合は即座に作品を非公開、または削除いたします。
※あくまでフィクションとしてお楽しみください。
※この作品は「カクヨム」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:00:00
146146文字
会話率:49%
むかし……母からよく冒険譚を読んでもらった。
〜〜この世界には『天空の迷宮』が存在し、大空には無数のダンジョンがひしめきあっていた〜〜
〜〜遥か空の彼方には、火山が噴火し、宙に水が浮き、大きな熱帯雨林が広がったかと思えば、極寒の氷の洞
窟が姿を現す〜〜
〜〜そして、その頂に存在するのは【光の迷宮 アルフヘイム】……そこを攻略せし者は“勇敢なる者”——【勇者】と呼ばれ……光の精霊が『祝福』を与え、どんな願いも叶えてくれるとされている〜〜
〜〜数多の冒険者は光に憧れ果敢にも大空を目指した〜〜
これは、その冒険譚の一節。
だけど……これはフィクション。あくまでファンタジーだ。
この冒険譚は、ど田舎暮らしのしみったれたクソガキだった僕——“ウィリア”の興味を大きく刺激し、何度だって母にせがんで読んでもらった。
だがな……
僕ももう15になった。立派な大人さ。
夢と現実の区別くらいはつけられる。
僕が憧れたのは冒険者なんて非現実の『夢』ではなくて……都会で暮らしてみたいという現実的な『夢』さ。
あの冒険譚は好きだけど……いつまでも子供じみた夢に憧れていてどうする?
だから、現実的な夢を見て都会にまで出てきたんだ。
さて……これからシティーヒューマンになるための僕の物語が始まる。
はずだった——
「あれはラストダンジョン。光の迷宮アルフヘイムだよ!」
「……はあ?」
道ゆく男性の足を止め、質問を投げかけると返ってきた答えがコレである。
いざ、都会に憧れ【大都市シルフ】へとやってきた僕だが……常に既視感に襲われていた。
冒険者はフィクションではなく実際に存在してた。摩訶不思議な城と一体化する塔もそうだ。
それで……
「ちょっと待ってください? あれがアルフヘイム? 頂上につくと光の精霊が祝福してくれる??」
「あれ……なんだ、知ってるじゃないか君?」
「うそ……だろ……?」
男性はあの塔のことを光の迷宮【アルフヘイム】だと言った。
だけど……僕の記憶が正しければ……
あれは……
【チュートリアルダンジョン】であるはずなのだ。
これは、僕だけが……
知る事実——
♢小説情報補足♢
・1話大体2000文字。
・主人公【ウィリア】がおくる一人称視点。
・この作品はオリジナルです。
・カクヨムにも投稿されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 17:19:41
160320文字
会話率:36%