それは凱旋パレードの最中に起こった。
花びらを投げていたら後ろから痴漢に胸を掴まれ撃退した瞬間、ちょうど馬車で通りかかった本日の主役である公爵令嬢と目が合う。
令嬢の怯えた目。
記憶よりも動きづらい身体。
警備隊の騎士たちがか
けより置換を捕縛し、さらに自分のお付きの侍女と思われる女性たちが駆け寄り、名前がオーロラだと知る。
ウインドウに映る自分は巨乳、ピンクブロンド、桃色の眼の美少女だった。
「これ、どっかで見た…」
よみがえる記憶。
自分は、ヒロインだったはずなのに?
※ 展開が進むにつれてタグを増やします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 18:05:09
89292文字
会話率:39%
都内の私立共学高校に通う高校2年生17歳の聖来(セイラ)は寝坊し、いつもよりせわしない通学をしていた。途中、乗り込んだエレベーターで老婆に出会う。老婆と目が合うと...気付くと異世界に転移し、伯爵令嬢となっていた。
無事に元の世界に戻るべ
く手がかりとなる“魔法”について調べながら、学園生活を送るが、ひょんなことから王子達と出会う。妙に気に入られ困っているとやさしい兄も手を差し伸べてくれ...令嬢とのバトルやイケメンたちとの甘酸っぱい想いを体験しながら帰る方法を模索する。
後半は、魂が入れ替わっていたセイリーンとセイラが無事、元に戻れるのかについて王子や兄などを巻き込みながら物語は新たな展開へと進んでいく。
せっかくならば、異世界で得られた知識を元の世界でも活かしたい!特にモテスキル!という、ちゃっかり思考を持った少女の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 07:00:00
174884文字
会話率:58%
深夜、客を乗せたそのタクシーは、ふと違和感を覚えた。
その客は「適当に走ってください」と言っておきながら、外の景色を眺めることなく、どこかソワソワして、またチラチラと外よりも車内を気にしているようであり、車載カメラと目が合うと、さっと顔
を逸らした。
――これはあれだな。
と、タクシーは思い、声をかけた。
「お客さん、トイレをご希望ですかぁ?」
乗客は「えっ!?」と背筋を正し「いや、その……」と口ごもると身をドアの方に寄せ、ゴツッと頭を窓に預けた。
一応、否定と捉えたタクシーはそのまま走り続けた。わざと意地悪くそう訊ねたのには理由があった。すでに今月、やらかされていたのだ。気づいたのは乗客が降りた後。シートの汚れを取るのが大変だった。マジックハンドでそれを掴んだときの感覚を思い返すと怒りが湧き上がり、クラクションを鳴らしてやりたくなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 11:00:00
2252文字
会話率:69%
とある晴れた日の午後。街中にて。
『いい天気だなぁ……あっ』
『いっ』
すれ違おうとした男女。その瞬間、手首に痛みが走り足を止めた。
手首を押さえながら辺りを見渡し、そして二人、目が合う。同じような行動をとっているのだから当然だ
。
男が声をかける。
『あ、あの!』
『は、はい……!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 10:00:00
1301文字
会話率:70%
夜会に参加した侯爵令嬢ベアグレルは骨付き肉に喰らいついていた。山での修行を終えた直後でおいしい料理に飢えていたからだ。
周りから白い目で見られても構わず食事に夢中になっていると、長身の美しい男性がホールに入ってきた。吸血鬼一族のクラウラド・
エンヴィアープ伯爵だった。
またたく間に女性に囲まれた伯爵を眺めているうちに目が合うも、伯爵はベアグレルを見て驚きの表情を浮かべたあと、寂しげな面持ちに変わった。
その不可解な表情の変化を見て、ベアグレルはあることを思いつく。
『お腹が空いているのにみなさまに囲まれているからお食事ができないのですね! これはぜひ、わたくしがお料理をお持ちしてさしあげないと!』
ベアグレルはおすすめ料理を皿に盛りつけると、伯爵の元へと突撃するのだった――。
※アルファポリス、ノベルバにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 06:14:02
16184文字
会話率:47%
大陸随一の歴史を持つカスタリア王国は、世界神話に語られる原初の女神の末裔が王族として治める美しい小国である。絶対不可侵の聖地に待ち受けていたのは好戦国による突然の侵略だった。救援の隣国により助け出された王女ディオーネだが、先祖由来の神力が
なぜか媚薬効果のある香りとして他国の男性に発動してしまう!
発動条件は目が合うこと。人目を避けるため、王国の復興まで隣国王の仮の側室として後宮に匿われることになるも、全く姿を見せない謎の側室の存在は周囲に波紋を広げていき……
これは愛らしい国王の仮側室と、少し不器用な王太子の恋愛物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 13:32:40
202167文字
会話率:49%
私の左隣の部屋には豊さんが住んでいる。
全身まっ黒で目が合うと小さな声で「おはようございます」と言ってにやりと笑う。そんな人。
もう中学生になったんだから、ご近所さんに挨拶ぐらいしなさいとお母さんは言う。でも、豊さんにはしなくていいと言う。
豊さんは私にとって挨拶しなくてもいい隣に住んでいる人だった。
だったんだけど──
「なろうラジオ大賞5」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 21:39:42
999文字
会話率:16%
「リリア、お前は要らない子だ」
「リリア、可愛いミリスの為に死んでくれ」
「リリア、お前が死んでも誰も悲しまないさ」
リリア
リリア
リリア
何度も名前を呼ばれた。
何度呼ばれても、けして目が合うことは無かった。
何度話しか
けられても、彼らが見つめる視線の先はただ一人。
血の繋がらない、義理の妹ミリス。
父も母も兄も弟も。
誰も彼もが彼女を愛した。
実の娘である、妹である私ではなく。
真っ赤な他人のミリスを。
そして私は彼女の身代わりに死ぬのだ。
何度も何度も何度だって。苦しめられて殺されて。
そして、何度死んでも過去に戻る。繰り返される苦しみ、死の恐怖。私はけしてそこから逃れられない。
だけど、もういい、と思うの。
どうせ繰り返すならば、同じように生きなくて良いと思うの。
どうして貴方達だけ好き勝手生きてるの? どうして幸せになることが許されるの?
そんなこと、許さない。私が許さない。
もう何度目か数える事もしなかった時間の戻りを経て──私はようやく家族に告げる事が出来た。
最初で最後の贈り物。私から贈る、大切な言葉。
「お父様、お母様、兄弟にミリス」
みんなみんな
「死んでください」
どうぞ受け取ってくださいませ。
※アルファにも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 00:00:00
69299文字
会話率:39%
わたしは今、何故かお城のような大豪邸にいる。
仕事で偶然やって来た街で男性に会い、目が合うとそのままここに連れられてきてしまったのだ。
何故かわたしを見初めたらしい侯爵様はわたしのことを妻だと言う。妻じゃないと否定したわたしに何故か突
然のプロポーズ。
容姿抜群でお金持ちの王子様や貴族に見初められ、溺愛されてプロポーズだなんてお話の中の世界みたい。憧れるようなシチュエーションだったはずなのに……。
でも、実際に自分の身に降りかかると怖いんですけど!
*アルファポリス様に掲載しているものを少し修正したものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 15:48:49
11504文字
会話率:53%
目が合うだけで顔を赤くする。挨拶するだけで嬉しそうにしてくれる。いつもチラチラと私を見ている。これって、私に恋をしているサインなんじゃ?
自分のお店によく来る年下ハンターの態度は、私を好きなんじゃ? と思わせる態度なのに、まったく関係性が変
わらない。もしかして私の勘違い?
こっちは可愛い彼をもっと知りたいと思っているのに、じれったくて――。
魔術付与師のシャロの 『あれ、もしかして私のこと好きなんじゃ?』 から始まる恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 23:24:28
6668文字
会話率:31%
目が合うと魂を食われる――田舎街ダナエに暮らす常闇の魔女キーラは、人々から忌み嫌われていたが、そんな噂もなんのその。一日中陽の光が差し込まない常闇の森の奥深くで、死霊(ファントム)の使用人オリビン、スフェン、メルリの三人と、人語を話す猫エ
ステルと共に楽しく暮らしていた。
そんなキーラの穏やかで仄暗い生活を一変させたのは、その美貌から山のように縁談が持ち込まれるも全て「興味がない」と断る変わり者の領主ノア・グランフェルト伯爵だった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 23:08:23
116066文字
会話率:55%
いつものスーパーで、今日はやたらと目が合う。
その人は黒髪が似合う、絶世の美女だ。
エブリスタに投稿したものです。
最終更新:2023-08-02 18:47:43
267文字
会話率:24%
※悲しい音楽
古びた本棚。かつてのきらびやかな内装を思わせる部屋。
今は見る影もない。
部屋の真ん中に、女の後ろ姿があった。
ブロンドの髪を後ろに束ねた女。ピンクのジャージ。
ジーンズを穿いた尻は突き出ている。
女の背に近づく。
女は嫌そ
うな顔をしながらタバコを吸っていた。
ちょっかいを掛ける。
女はしばらくして、別の部屋に移った。
それを嫌がらせのように追いかける。
見回すと燭台をおいた机の上に写真がいくつか立ててあった。
その中の一つに目を奪われる。
処刑台の写真。
首を縄でくくなれ、ぶらぶらと風に揺られる女。
白い装束がはためく。ブロンドの髪は泥で薄汚れている。
あの時、すぐ横でそれを眺めていた。
女は男たちに慰み物にされていた。
女は死ななかった。
だからどんなことでもできた。
女が横を向いた。
目が合う。
救いを求めるような目。
怒りと憎しみと、苦しみと絶望が入り混じった目。
様々な感情の入り混じった目。
首をくくられ喋れない女の感情が、言葉よりなお雄弁に伝わった。
だが、自分は何もしなかった。
ただ、見ていた。
女の首が剣で落とされる。さらに油をかけられ燃やされる。
男たちはそれを笑いながら見ている。
地面に落ちた女の首は、しかし死なない。感情を無くした顔で、燃える自らの肢体を眺めていた。
女がこちらを見ていた。
あの時と同じ顔で。
あのときのすべての憎しみを感じさせる表情で…。
※悲しい音楽折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-28 06:26:10
578文字
会話率:0%
牧野彰吾は二日酔いの頭痛に悩まされながら目を覚ますと、自分の部屋とは似てもつかない見知らぬ場所に居た事に気付く。荒廃した部屋であり、何故か自分は機械の身体となっていた。
夢か現実か状況が掴めないまま、突然、銀髪の少女エリナが拳銃を手にしなが
ら壁を突き破って部屋に転がり込んでくる。その後を追うように少女と敵対する自分と似た機械人形。彰吾はエリナと目が合うと、突如として銃口を向けられる羽目となる。
敵対心が剝き出しなエリナと臨時の休戦協定を結び、現在の場所である工場『ファクトリー』から脱出を目指す事となる。お互いに共闘しながら脱出に成功後、どこへ行く当てもない彰吾はエリナへ自分の有用性を説明し、彼女へ連れて行って貰い要塞都市ウィンストンへ到着する。
そこで『PMC』と『コントラクター』の存在と役割を知り、エリナが所属するPMC『クライン民間軍事会社』へ所属する事となる。
傷を癒して新たに依頼を受けたエリナは、山岳地帯での不審な動きをする機械人形を追う事となる。
機械人形を憎しみ破壊する少女と、訳も分からず機械人形の身体になってしまった男性。
不器用ながらも結びつく2人の運命が織りなすSFガンアクション。
を目指しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 02:54:23
68423文字
会話率:40%
俺と四方子(よもこ)さんは商店街にあるゲーセンの常連同士で、毎週日曜日の午後は一緒にメダルゲームで遊んでいる、親友とも呼べる間柄だ。
だが、何故かいつも四方子さんはサングラスとマスクをしており、素顔を見たことは一度もなかった。
ただ、四方子
さんは明日から俺が入学する高校の一個上の先輩だということは聞いていたので、俺は密かに高校生活を楽しみにしていた。
――そして迎えた入学初日。
放課後に校舎を出たところで黒山の人だかりが出来ていたので何事かと窺うと、一人の女性をドーナツ状に大勢の男女が取り囲んでいた。
みんな思い思いに「綺麗~」だとか「女神だ……」とか呟きながら、恍惚とした表情を浮かべている。
まるでちょっとした宗教画みたいな光景だ。
だが、中心にいる女性の顔を見て、腑に落ちた。
――その顔が、まさに宗教画の女神様並みに美しかったからだ。
サラサラの長い黒髪に、吸い込まれそうなほど輝く大きな瞳。
神が生み出したとしか思えない芸術品が、そこには存在していた。
そりゃみんなあんな風になるわな……。
「あっ! オォイ晴臣(はるおみ)! やっと見付けた、探したぜ!」
「「「――!?」」」
その時だった。
女神様が俺と目が合うなり、そう叫んだのだ。
こ、この声は――!?
「アッハッハ、なかなかブレザーも似合うじゃねーか、晴臣!」
「……四方子さん」
それは他でもない、四方子さんその人だったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 21:06:46
6464文字
会話率:47%
3時間程勉強を教えて、その後目が合うと会釈する程度の関係の人に卒業パーティーで愛を乞われた。
すでに婚約者がいるユーミナはお断りする。
それなのに、結婚式にも現れて結婚に意義を申し立てられてしまう。
最終更新:2023-07-05 19:38:09
7485文字
会話率:50%
僕は行きつけの喫茶店でコーヒーを飲むのが趣味の今年18歳の男子、友人からはカフェラテばかり飲んでるからアダ名はラテと呼ばれてる、女の子みたい名前だな、、ハハ、、
そいえば、毎回、同じ席にいつも読書している可愛い女の子がいるんだよね.. で
もその子は僕のことを知らない。まぁそれはいいとして、彼女が読んでいる本は僕も読んだことがある。
だからと言って話しかける勇気なんてないけどね。
それに彼女は美少女だ。
こんな地味な男と話すわけがない。
だけど、目が合うとニコッと挨拶してくれる
が合うとニコッと挨拶してくれるんだよね。
それだけで満足です……。
さて、今日も彼女のいる喫茶店に向かうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 14:42:36
16509文字
会話率:11%
俺は偶然、なにも着けていないクラスの美少女がベランダにいるのを発見し。もうたっぷり堪能してしまった。一応目が合うことはなかったが、俺はバレていないだろうか。
びくびくしながら迎えたその翌日。
「わ、私と付き合ってほしい」
例の彼女から受けた
のは、予想外の告白。
どうやら彼女は小説家を目指しているようで、作家には必要不可欠な恋愛経験を積みたいのだそう。
俺は彼女への全面協力を約束し、ふたりで色々ヤっていく。
小説投稿サイト比較のため、カクヨムにも載せてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 09:05:09
1608文字
会話率:4%
ある日ひょんなことで死んでしまった男子高校生 夜刀神 宗。
目覚めるとそこには見知らぬ人が涙を流していた。どうやらこの体は一度死んでいたようで、目が合うと、目の前の5人の人物は困惑し、徐々に涙をまた浮かべた。これは、夜刀神宗がゼルヒル王国の
皇太子に転生し、前世では知りえなかった因果と絆を、そして真実を求める物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 20:39:00
566文字
会話率:15%
主人公:熱田 正義(あつた まさき)は、剣道一直線の熱血漢。
高校2年生になっても、まったく恋愛には関心がなかった。
『焦らなくとも、そのうち運命の人と巡り合うだろう』と心の内で理由もなく思っていたからだ。
GWが明けると正義の通う私立名
古屋南部高等学校へ、珍しく転校生がやってきた。
名前は、伊勢 静香(いせ しずか)。
その転校生は、綺麗な漆黒の長い髪にメガネを掛けた、そばかすのある地味な感じの女生徒だった。
彼女を一目見た瞬間、正義はデジャヴを感じた。
そう……不思議だが何故か知っている気がした。
自然と惹かれていく正義。
地味目でクールな彼女も、正義の視線には気が付くようで目が合うと少しだけ笑顔になってくれた。
2人の出会いは必然なのか? 単なる偶然なのか?
この出会いは偶然ではなく、これから彼に降りてくる天からの使命の始まりに過ぎなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 23:21:26
110142文字
会話率:56%
霊感の強い女子高生。栞(しおり)が、夢から目覚めると、煎餅屋を営む蛇目の美青年と目が合う。彼は自分のことを「ヤマタノオロチ」と名乗り、三種類の自家製煎餅を栞に食べさせた。
栞が全ての煎餅を食べ終わったとき、彼女は自分や、その周囲の過去を
知ることになる。
自身の霊感を酷く嫌っていた栞であったが、蛇神の煎餅屋で知った彼女の母親の最後の願いをキッカケに、その力の可能性を信じて見ようと決意した。その日から栞は、蛇神の煎餅屋で働くことに。
これは、蛇神のお煎餅屋さんが、様々な悪霊に憑りつかれたお客さんを、悪霊ごと神様と一緒に浄化し、癒す。そんな物語。
時々常連のあやかしや神様も遊びにやってくるとかなんとか。
●毎週『日・月・土』午後8時更新●折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 15:15:17
23706文字
会話率:38%