ヴィスガルド王国では、王子アラム・ヴィスケーノの結婚相手を選定する「花嫁選びの祭典」が催されていた。
大貴族グラーク家の令嬢シェルミーネ・グラークは、実家の政治的躍進のため、これに参加。
王家とグラーク家を結び付けるべく、大貴族の威
信にかけて、最終選定の王宮舞踏会まで勝ち進む。
その過程で、目障りな平民出身の少女アイリ・カナンに様々な嫌がらせを仕掛けるシェルミーネであったが、そのアイリが事もあろうに王宮舞踏会まで勝ち残り、最後の競争相手としてシェルミーネと対峙する事となる。
自身の嫌がらせを糧として成長を遂げ、今や立派な王子妃候補として眼前に立ちはだかるアイリに、シェルミーネは圧倒される一方であったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 13:04:41
653108文字
会話率:29%
農家兼盗賊の親分のような存在であったものの、王国を侵略から何度も防いだ功績から「南方騎士団長」を代々務めるケトラル家。その一人娘であるソフィーは、「南方騎士団長」の身分存続、そして、領民のため、最良の夫をゲットすべく王宮舞踏会に参加します。
果たして、ソフィーは無事に結婚相手を見つけることが出来るのでしょうか。拙いお話ですが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 17:02:43
18266文字
会話率:42%
「お前は怖いんだよ! だからもう婚約破棄する!」
王宮舞踏会の会場で、コットン王子はそう叫んだ。
ざわめく観衆の中で扇を口もとにあて、首を傾げる女性はコットン王子の婚約者リンネルだった。
「ほほほっ、ご冗談を」
そう言う彼女は、心底
楽しげに笑った。
リンネル侯爵令嬢は、非の打ち所のない完璧令嬢。時々魔獣退治にも参加し、おおいに国に貢献する女傑でもある。その上、輝く金の髪のこの上なく美しい女性だ。
どこに不満があるのかと、彼女はまた首を傾げる。
「………分からないのか? お前は俺のピーちゃんをいつも苛めるからだ!」
観衆は固唾を飲んで見守る。
その時遠くから小鳥が飛んできた。
「ピーッ、ピッ」
王子を守るように彼の前にちょこんと座る。
「っち。また貴女ですか? もういい加減になさいな」
小鳥に話かけるメルヘン展開だが、両者険悪ムードである。
少女VS小鳥
どうやら小鳥には、亡くなった太后(王子の祖母)が憑依しており、いつもリンネルを邪魔する。
リンネルの魔法スキルは吸収と開放。
そのスキルで魔獣や反逆者を吸収し、ぺらぺらの紙状にする。あくまで一時的で、開放で元に戻る。
勿論燃やしたり破けば、復活不可である。
国王は彼女を自国に留める為、幼い時に王子と婚約させた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 16:38:17
999文字
会話率:38%
「あ、危ない! 何か落ちてくるぞ、逃げろーー !!!!」
「いやーーー !!! 何なのよ!」
「まるで、こっちを目指して落ちて来るみたい !」
「「うぎゃーーー!!!!!」」
悲鳴をあげているのは、この国の王太子レナードとその恋
人ルディナ。
ここは王宮舞踏会で、多くの貴族が集まっている。
先程公爵令嬢の私、ウィングルは婚約破棄をされたばかりで、その直後にレナードが悲鳴をあげたのだ。
何もない空間を仰視して、恐ろしげな表情で。
この惨状に、ウィングルが深く関わっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 12:07:08
11811文字
会話率:18%
サニー男爵家令嬢のミスティリアことミサは、王国のお触れで暴君と言われる王太子ディランの妃選考に参加しなければならなかった。しかし魔人の血を引く半魔のミサはその発覚を恐れてどうにか落選しようと、一次選考となる書類選考で不細工自画像を送ってやっ
た。しかしなぜか合格し二次選考たる王宮舞踏会に参加しなければならなくなる。実は一夜の相手、行商人デックの子を絶賛妊娠中のミサには絶対に妃は無理だ。しかしデックはどうやら王太子ディランの仮の姿だったようで……。子供を守るためにも暴君の嫁なんて御免なミサは果たして選考落選できるのか、な話。
AlphaPolis様、カクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 00:03:51
108153文字
会話率:35%
伯爵令嬢のベアトリスは王宮舞踏会で婚約者のブルーノから婚約破棄を言い渡される。なんでも、ベアトリスは友人であるローラを虐める悪女で、ブルーノは彼女との真実の愛を見つけたのだとか。
──ベアトリス=コーベットは婚約者の気持ちを奪われた嫉妬に駆
られて友人を虐め、それが婚約者本人にばれて婚約破棄された惨めな性悪令嬢である。
たちまち悪評が広がって困り果てたベアトリスは、婚活することに。
ところが、友人に誘われて参加した舞踏会でブルーノとローラに鉢合わせしてしまう。
「男漁りをしてはしたない」とふたりから糾弾されていたベアトリス。
「いらないなら、彼女は俺が貰おう」
颯爽と現れてベアトリスに救いの手を差し伸べたのはなんとこの国の王太子、アルフレッドで──。
「ベアトリスには俺の妃になってもらう」
「……はい?」
婚活したけどこんな大物をつり上げるなんて想定外だ。
めちゃくちゃ焦るベアトリスだけど、この提案には何やら裏があるようで──。
俺様王太子×崖っぷち令嬢のワケありな契約結婚、はじまります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 18:00:00
105544文字
会話率:42%
男爵家令嬢のルイ―セは、双子の病弱な兄と共に、領地に籠って慎ましやかに暮らしていた。
ある日、アーデルハイド王家から兄のカールを王宮へ呼びつける書簡が届く。
しかし、病弱な兄を王都へ向かわせることは困難だと思ったルイ―セは、自分が兄の身代わ
りになろうと、男装して王宮舞踏会へと乗り込んでいった。
「私がカール・ティーセルです」兄の名を名乗り、男装してワルツを踊れば元の生活へ戻れると信じていた彼女の元に、今度は王太子殿下からの書簡が届く。
どうにも断れない状況へと追い込まれ、男装したまま王太子殿下の側近として働くことになった彼女は、王妃殿下と一晩だけの約束でドレス姿を披露することになった。
その姿を王太子殿下に見られたことで、彼から一目惚れされたルイ―セは王太子殿下との婚約を回避しようと国外逃亡を決意する――。
※主人公ルイ―セは男装し兄の名前を名乗ります。
〇主人公ルイーセ・ティーセル →カール・ティーセル(男装時)
〇双子の兄 カール・ティーセル→ルイス・ティーセル
※乙女ゲーム世界の話ですが、主人公はゲームヒロインではありません。あくまでも脇役です。
※ゲームヒロインは転生者ですが、作者の力量不足によりその設定があまり生かせておりません。
※主人公のハーレム状態になりますが、これにも一応設定があるため、最後には理由が明かされます。
※乙女ゲームの世界は【王立学術院】入学後の三年間になります。36話からがゲーム本編になるとお考え下さい。
※幼い子供に性的な描写が後半で薄っすらあります。嫌悪感のある方は読むのをお止めください。
※この作品は同時にアルファポリス様にも掲載する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 15:50:28
459834文字
会話率:33%
「どうか、俺との婚約を破棄してほしい!」
王宮舞踏会の真っ只中、公爵令嬢フィオナは婚約者から懇願された。どうやら婚約者が運命的な恋をしてしまったらしい。公衆の面前でそんなことを言われてしまったフィオナは、しかし全くショックを受けていなかった
。これまで六回婚約して、そのすべてで婚約者が別の女性と結婚してきたから。そんなフィオナに「七回目の婚約破棄おめでとう」と言ったのはローグラン侯爵。これまでの婚約を壊すきっかけを作ってきた男の言葉に、フィオナは発奮して「悪女的な男漁り」と称した婚活を始めた。しかし結果はなぜか周囲の縁結びばかり。
思っていたのと違う……と涙目になるフィオナに、ローグラン侯爵が声をかけてくる。しかしフィオナの縁談を壊してきた男のこれまでの行動は、ある目的があった。真実を知ったフィオナは、高圧的に選択を迫る。「破滅か、屈辱か、どちらかを選びなさい」そしてついにローグラン侯爵はフィオナの前にひざまづいた。
美しく有能な行き遅れ令嬢が、持ち前のポンコツぶりを発揮しつつ、一人の男を逆に翻弄して、自らの意思で結婚したい相手を見出すまでの物語。
(他所で異なるタイトルで連載していたものの過去編を省略した修正版です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 06:00:00
105931文字
会話率:37%
子爵令嬢のアリッサは運動神経が抜群で、淑女としての嗜みよりも、公園で子供たちと遊ぶのが大好きという令嬢だった。
そんな中アリッサはレイドという青年と出会い、一緒に遊び、意気投合する。
しかしアリッサは母から公園に行くことを禁じられ、王太子
も出る舞踏会に向けてのダンスレッスンを命じられる。
しぶしぶレッスンに取り組むアリッサだが、密かに会いにきたレイドの「君らしく踊ることだ」というアドバイスで意欲を燃やすことができた。
そして、アリッサは王宮で開かれる舞踏会に臨む……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 17:05:15
7633文字
会話率:47%
国王主催の舞踏会の夜、トーマス王子の婚約者であるソフィアは突然婚約破棄を言い渡される。トーマス王子は婚約破棄に加えて、ソフィアが国王を騙し、この国を乗っ取ろうとしているとんでもない魔女だとまくし立ててきた。
トーマス王子は何を言っているのだ
ろうか。ソフィアには王子の言葉が全く理解できずにいた。ソフィアは前回の舞踏会で毒殺されそうになった国王を助けただけなのだ。
いわれのない弾劾が続く中、王宮医師団の一人であるバイロンスターと名乗る男がソフィアの前に現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 19:04:08
11082文字
会話率:44%
■王太子とその婚約者は新年の王宮舞踏会の待機室にいる。そこで婚約者から相談事を告げられた王太子。■王太子とその婚約者は婚約解消しません。それ以外がします。
最終更新:2022-08-18 12:43:56
10524文字
会話率:50%
第二王子フィリオンの婚約者は、ペンドルトン伯爵家長女レティアナ。
美しく優秀で公明正大な婚約者がどうにも気にくわないフィリオンはある時、ペンドルトン家次女、愛嬌に溢れた愛らしいクラレットに目を惹かれ、互いに親しく接するようになる。
「もとは
家同士の婚約なのだ。姉と妹の立場を取り替えたとして何の不都合がある?」
彼がそう思い至るのに時間はかからなかった。
かくしてフィリオンは、国中の貴族が集まる王宮舞踏会にて、自らの願いを叶えるために、取り返しの付かない行動に出るのだった。
*本作はクラレットの一人称でお送りします。
*ハッピーエンドです。まごうことなきハッピーエンドです(大事なことなので二回言いました)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 18:00:00
2764文字
会話率:37%
煌びやかな王宮舞踏会。それは 公爵令嬢マレーナにとって、特別な夜だった。彼女の向かう先にあるのは、断罪か栄光か。
※思いつき作品。ノリと勢いで書き上げた 3日クオリティですので、あまりご期待はなさりませぬようm(*_ _)m
最終更新:2021-06-10 00:00:00
7640文字
会話率:24%
王宮舞踏会で華々しく社交界デビューを果たした伯爵令嬢アリーズ。未来の王太子妃として彼女の人生は約束されていたはずなのに半年後、彼女の立場は一転していた。許婚である王太子の掌返した様な態度にショックを受け思い出したくもない前世を思い出す。四
年後、その自分の前世の死に係わりのあったエドバルトに出会い「彼らにリベンジしないか?」と、復讐を持ちかけられたことから彼女の未来は変わってゆく。
※※※※※※この作品の著作権は朝日奈呈にあります。無断転載は許可しておりません※※※※※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-08 17:45:13
114493文字
会話率:57%
王宮舞踏会で突然婚約者である王太子に婚約破棄をつげられた公爵令嬢フィルミナだが、あっさりと婚約破棄を受け入れた。理由も聞かずに去っていくフィルミナを引き留める王太子だが、それが運の尽き。彼にはある秘密が!?
*一旦、完結しましたが、その後
を書いてみたくなりましたので、続投します。
旧題「王太子殿下との婚約なんてこちらから願い下げですわ」
2019.7.1続編がタイトルにあわなくなったので、改題しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 12:00:00
59048文字
会話率:55%
ビスコッティ王国エクレーア公爵家の令嬢マリーは王宮舞踏会の最中に突然婚約者の王太子スフレより婚約破棄を突き付けられる。彼が執心していた隣国の男爵令嬢アリエッタに激しい嫌がらせをしていたと糾弾されたのだ。だが、そのアリエッタこそ実は悪徳男爵
令嬢であり、このビスコッティ王国を侵略せんとする悪党どもの尖兵だった。最強の魔法使い『超姫』と最強の戦士である父との間に生まれた、無敵の公爵令嬢マリー。家で大人しく蟄居などせずに、宿敵アリエッタ一味の悪行の尻尾を掴まんと、美少年従者シナモンを連れて半ばヤケクソで世直しの旅に出た。果たして彼女は隣国の野望を打ち砕き、婚約者の目を覚まさせる事ができるだろうか。
アルファポリス様でも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-19 18:00:00
114269文字
会話率:34%
これは『王宮舞踏会シリーズ』を読んでくださった方へのお礼作品です。
──春編おまけ話あらすじ──
甘い新婚生活を送っていると、銀髪の青年の友人が三人、訪ねてきました。男子校時代の友人とのことですが、様子が変です。彼らはとんでもな
い人達でした。(少々、腐臭あり)完結済み。
『お誕生日プレゼントは美青年でした。』のミユアーミ・クリストファー、カップルのおまけ話です。
これから、他のカップルのおまけ話も書きあがりましたら、付け加えていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-15 09:56:09
16916文字
会話率:45%
ユーキサンドラは5歳の時、母親にフリフリの格好をさせられて、王宮のお茶会に連れていかれました。お茶会を抜け出し、見つけた黒うさぎを追いかけて迷いこんだ庭園で、金髪の美少年に出会いました。その少年は、とんでもないことに高貴な王子様でした。
『王宮舞踏会シリーズ』冬編
4作品目です。この話がシリーズ最終話になります。このお話だけでも、お楽しみいただけると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-04 01:24:19
25198文字
会話率:42%
マリサリーヌは一回り年上の婚約者に、婚約破棄を宣言されました。16歳になり、秋の王宮舞踏会で社交界デビューする予定になっているマリサリーヌに、代わりのエスコートを申し出てきたのは、幼なじみのとんでもない美少年でした。
『王宮舞踏会シリーズ
』秋編
シリーズにしました。三作品目になります。この作品だけでも、お楽しみいただけると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 06:49:49
21760文字
会話率:45%