今日も今日とて、社畜として生きて日付をまたいでの帰路の途中。
高校の時に両親を事故で亡くして以降、何かとお世話になっている叔母の深夜食堂に寄ろうとした俺。
いつものようにドアに手をかけて、暖簾をぐぐりかけた瞬間のこと。
足元に目を開けてい
られないほどの眩しい光とともに、見たことがない円形の文様が現れる。
声をあげる間もなく、ぎゅっと閉じていた目を開けば、目の前にはさっきまであった叔母の食堂の入り口などない。
代わりにあったのは、洞窟の入り口。
手にしていたはずの鞄もなく、近くにあった泉を覗きこむとさっきまで見知っていた自分の姿はそこになかった。
泉の近くには、一冊の本が落ちている。
『ようこそ、社畜さん。アナタの心と体を癒す世界へ』
降り出した雨をよけて、ひとまずこの場にたどり着いた時に目の前にあった洞窟へと本を抱えながら雨宿りをすることにした主人公・水兎(ミト)
日記らしきそれを開くと見たことがない文字の羅列に戸惑い、本を閉じる。
その後、その物の背表紙側から出てきた文字表を見つつ、文字を認識していく。
時が過ぎ、日記らしきそれが淡く光り出す。
警戒しつつ開いた日記らしきそれから文字たちが浮かび上がって、光の中へ。そして、その光は自分の中へと吸い込まれていった。
急に脳内にいろんな情報が増えてきて、知恵熱のように頭が熱くなってきて。
自分には名字があったはずなのに、ここに来てからなぜか思い出せない。
そしてさっき泉で見た自分の姿は、自分が知っている姿ではなかった。
25の姿ではなく、どう見ても10代半ばにしか見えず。
熱にうなされながら、一晩を過ごし、目を覚ました目の前にはやたらとおしゃべりな猫が二本足で立っていた。
異世界転移をした水兎。
その世界でまわりに自分の姿がどう見えているのかを知らないまま、本が導くままにのんびりと旅に出る水兎のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 19:34:00
70236文字
会話率:28%
数多くの文明の栄華と衰退を繰り返してきた、マレーン(地球)。
歴史の中でも、最も栄華を誇っていた、科学文明が度重なる戦禍と環境汚染による大規模な地殻変動により、その文明を衰退してより、約2000年の後、時の晶角士(当時の呼称では「呪術士」)
レレルク・ミアンにより、水晶に様々な文様を刻むことにより、多くの魔法効果を引き出すことができる「元力石」という魔法技術が確立された。その新魔法技術により、人はまた新たなる文明を迎えた。
この技術を利用し、全宇宙に存在する「様々な居住可能な惑星」、あるいは、現次元と平行して存在する「次元空間」へ国家は広がっていった。
そうやって広がった国家間は、いずれ歴史の中で覇権を争うようになっていった。
その中で覇権を握り、もっとも大きな国として樹立されたのがマレーン王国。
マレーン王国をその舞台の中心とした、争いの歴史がサーガとして、1人の晶角士の存在と共に語られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 11:16:42
231280文字
会話率:31%
シベリア。北の大地では使い物にならない子を満10歳の時に呪いの仮面をかぶせて部族追放となる。呪いの仮面をかぶった者は仮面に彫られた動物文様と一体化し、最後は獣人となる。
しかし、生贄が選んだものは60分の1の確率となる「焔の魔王の仮面」で
あった。
このままでは「魔王」として退治されてしまう。
そこで生贄が思いついたこと。それは焔の魔王ということを逆手にとってガス管を作りガスで発電し、水道を作り人間に提供し、自分の存在を認めてもらうという奇策であった。
これはシベリアの地に眠っていた知識チート物語!
※個人ブログにも掲載。(2022年10月1日(土)閉鎖予定)
https://lantan2006.at.webry.info/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 19:08:29
101032文字
会話率:48%
※このお話は同タイトルの連載版になります。途中まで同じ内容です。
私は『邪気を体内に取り込んで浄化する』という力を持つ聖女だった。でも、そのせいで体中に黒い文様が浮かび『邪気食い聖女』と嫌悪されている。
だから、新しい聖女が現れたとた
んに、婚約者の第三王子に婚約破棄され神殿から追い出されてしまった。
「婚約破棄はいいけれど、お金がないと実家が困るわ……」
私の大好きな家族は貧乏男爵家。これから、弟のアカデミー入学も、妹のデビュタントも控えているのに。困った私に、元婚約者は次の働き先を紹介してくれた
「お前に似合いの醜い男がいる」
『血まみれ公爵』と呼ばれる方の元で下働きとして働くはずが、ある理由から私は公爵と仲良くなり……?
一方そのころ、聖女を追い出した婚約者は大変な目にあっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 22:37:49
101348文字
会話率:41%
貧乏男爵令嬢のエステルは『邪気を体内に取り込んで浄化する』という力を持つ聖女だった。しかし、その能力のせいで体中に黒い文様が浮かび『邪気食い聖女』と嫌悪されていた。
新しい聖女が現れたとたんに、婚約者に婚約破棄され神殿から追い出されたし
まったエステルは、血まみれ公爵と恐れらる男の元へと向かう。
下働きで雇ってもらうはずが、ある理由から公爵と仲良くなり……?
一方そのころ、エステルを追い出した婚約者は大変な目にあっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 11:02:30
10002文字
会話率:48%
「これは…何の花だ?」
男の手には葉の紋章が、女の胸には花が咲く世界。
百花の国と呼ばれるプリヴェールでも見たことがない花の文様が突然彼の手に現れる。
愛の女神、ルシタルテの祝福により、手の文様に花が現れ、その花の乙女と結ばれるとき
その男
は愛と力を得るとされる世界。
そんな世界に飛ばされてしまった恋に疲れた女と、追われた王子の出会う物語。
世界観や地図など、自分がビジュアル化しないと覚えていられないので作ったものを
別にまとめております。よろしければご覧ください。
初めて書き始めて至らないことは多々あります。のんびりお付き合いいただければ幸いです。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 20:00:00
116069文字
会話率:55%
遠い未来、目に見えない謎のガス生命体「エアリオ」の出現によって地球の環境は激変した。エアリオに破壊された文明の残骸が空気を汚染し、人類はシェルター都市に退避することを余儀なくされた。
だがある時、シェルター1950の05区13番地にある廃
屋から、謎のコンピューター回路が多数発見される。解析の結果、それは戦闘用アンドロイドの設計図のデータが保存された、中枢ユニットである事が判明した。しかしそのテクノロジーはあまりに高度で、多数の物理学者や技術者による苦闘のすえ、最初の完成体「シルバーストン」がようやく完成を見る。
シルバーストンの特殊なセンサーは、肉眼では視認できないガス生命体エアリオの姿を視覚データとして捉え、そのボディから発する空力エネルギーは、エアリオの生命活動を停止させられる事が判明する。これをきっかけとして、シルバーストンに続き多数のアンドロイドがロールアウトされる。その結果、人類は初めてエアリオと対等の戦いを開始できるようになった。胸に不思議な回路の文様を浮かべるそのアンドロイド少女たちを、人は「サーキットロイド」と呼んだ。
だが、完成したうちのただ一体だけ、なぜか一向に起動しない個体があった。
形式番号、J-1962。
完成し、システム上の異常は認められないにもかかわらず、起動プロセスを経てもなぜか起動する気配がない。
開発者たちも匙を投げ、彼女は格納庫の奥で眠り続けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 21:25:21
25319文字
会話率:57%
まだ寒い初春のフリーマーケットで、錆びた銅剣、銅鏡、勾玉が親子連れにより売られていた。
銅鏡の文様に興味を持ち購入してから、成り行きで保護した親子とのドタバタ生活が始まる。
最終更新:2022-02-17 01:42:03
953文字
会話率:30%
霊力が少し出てきた猫寺の猫たちについてです。
野良猫が毎朝和尚さんと一緒に勤行をしていたらキジトラや茶トラの地毛の上に薄いエンジ色の法衣のような文様が現れて、すこしですが霊力を持つものもでてきました。この猫寺の秘密にはどんなことがあるのでし
ょうか。愛猫ファン必読ですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 03:20:50
22437文字
会話率:0%
野池で釣りをしていたら、突然異世界に召喚されてしまった。
つーか、これは召喚という名の拉致。しかも黒龍を召喚しようとして間違って召喚してしまったので、召喚先では汚物扱い。
こんな経緯で汚物扱いされていた青年が、勇者の文様を得て戦争の後の
革命、友の死を乗り越え意思を継いで、次々と道具を作り出しながら異世界怪魚ハンターとして旅をする物語。
リールを作ろうと思えば、先ずはネジから作らなければいけません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 06:00:00
633838文字
会話率:63%
翌日から旅行へと出かける予定だった私、加々美絵麻は残業終わりの帰り道、気がついた時には『異世界の聖女』として召喚されていた。何故か私の事を召喚前から知っている様子の執着系皇子様に、花嫁という鎖で繋がれる事態からどうにか逃げ出し、助けてくれた
美少女と隣国へ向かう。
私が聖女かどうかは全く自覚が無いけれど、趣味で陶芸をしている激甘な元騎士団長様と顔は良いけど毒舌な魔術師長様に囲まれ、元騎士団長様が作る焼き物に絵付けするスローライフを満喫していたのだが、どうやら私が絵付けした磁器には不思議な力が宿っていたようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 18:00:00
304238文字
会話率:57%
「この小さな胃袋すら満たしてくれない狭量な輩なんて、食べさせる価値、なくない?」
金色の蔦の文様で彩られた剣を持つ黒髪で金色の瞳の少女が、幻想に生きる世界の獣を狩って食べるグルメファンタジー。恨まれたり殺されかけたり逆恨みされたり虐殺し
たりの限りを尽くしていますが、今日も元気に獣を狩っていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 18:10:56
103514文字
会話率:36%
女性は、30歳の誕生日を迎えるまでに男性との性行為がなければ、不老不死の身体へと変化する。下腹部に不老不死となった証として、深紅の文様が浮かび上がる。それ以降、不老不死となった女性は、その姿から老化することはない。致命傷の怪我や病気にかかっ
て死ぬことはない。自殺しようと試みても、失敗する。
不老不死からの解放の条件は一つだけ。異性との性交渉。つまり、一度でも性行為をすることで、下腹部の文様は消え、そこからは通常の体質に戻ることができる。
栄枝実乃梨(さかえみのり)は、不老不死となった。30歳を越え、すでに100歳を越得ても、30歳の姿を保ったまま生き続けている。
あるとき、不老不死の女性を標的とした連続殺人事件が起こる。実乃梨も不老不死のため、標的となることは確実だった。そのため、会社から護衛をつけるよう言い渡される。
そこから、実乃梨の平穏で退屈な人生が変わり始める。
犯人との邂逅で、実乃梨は不老不死の抱える問題に直面するが、彼女はどうやってその問題を解決するのだろうか。
※他サイトからの転載となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 22:18:49
103464文字
会話率:58%
時は応仁、世が乱世に包まれたころ、『ひだりかいな』と呼ばれる奇妙な輝く左腕の文様を伝承する一つの家があった。
赤城家――その五代目家元、赤城宗次郎慶宗は、その類い稀なる剣の腕で、天剣宗次郎と呼ばれる剣客であった。
旅の最中、己が妻子を殺め、
生ける屍と化した海音寺将吾郎忠時と出会った彼は、海音寺の話から、暗躍する陰陽師衆、葉山厳岩の匂いを感じ取り、ともに厳岩討伐の旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 21:39:54
4000文字
会話率:46%
桐谷聖歌は将来は歌手になる事を目指す何処にでもいるような女子高生だった。何時ものように学校から帰ろうとしていたある日、彼女は校門で高校の有名人である人気者のリオーネに呼び止められる。
その時、突然足元に謎の文様が広がり光に包まれたと思ったら
ー
気づいたら彼女は見知らぬ森の中にいた。
これって異世界トリップ!?
しかもリオーネがいることからして巻き込まれ!?
無事に城に保護されたものの、彼女はこの世界が自分にとって何よりも大切な歌というものが存在しない世界であると言う事を知る。
そして異世界について調べていくうちに、この国が自分達を召喚した本当の理由に気付いてしまった聖歌は一転して城から追われる身になってしまう。
見知らぬ異世界で無事に生き抜く為に彼女は城から逃げ出し、大切なギターを抱えて森の中へと向かう。
これは 1人の少女がその歌声で世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 16:58:56
74117文字
会話率:32%
あまりにも疲れている目田勅使(めだてし)さんが帰宅途中に真理にたどり着いてしまう話。
自己紹介もしてないのに。
最終更新:2019-04-13 03:01:00
1544文字
会話率:7%
3つの関門をクリアして約束の地への道を開こう。それが私たちの約束。
その約束の先に見るかつての楽園。けれどもその楽園を私たちはなんという言葉を持って断罪するのだろうか。空に浮かぶ鮮やかな文様の下にくらす彼らはその美しきものをどう捉え、どんな
意識を見るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-03 07:00:00
85055文字
会話率:30%
主人公である黒木 愛猫は、ある事から生徒会長にストーキングされることに!?
とうとう追い詰められ、もう駄目かと諦めかけた瞬間、突然浮かび上がった幾何学文様...異世界へと召喚された...おまけに我が国を救ってくれと懇願された結果、救う事と決
めた
そして、愛猫と会長は愛(?)を育むつつ異世界の国を救う冒険へと旅立つのであった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 16:48:35
11297文字
会話率:51%
ここは崩壊した筈の世界。5人の管理者によって管理されている。
零の映写機希構は、希望の世界、この世界を映し出す。
この世界は、希望だけで作られて、希望だけが満ちている
そんな世界に、訪問者が現れた。
この作品は、yukke様主催企画【ボ
スキャラ大移動】の九話目です
1:主催者yukke様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n8268eg
2:師走皐月様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n8537eg
3:木野二九様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n9029eg
4:蠍座ノ白鴉様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n9419eg
5:望月 幸様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n1459eh
6:Lune bleue様
https://ncode.syosetu.com/n9365eg/14/
7:藤沢正文様
https://ncode.syosetu.com/n4976eh/
8暁月夜 詩音様
https://ncode.syosetu.com/n9059eh/
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-10-20 00:13:12
5249文字
会話率:74%
「ねぇ、本当にここが異界と繋がる土地、なの?」
“異界と繋がる土地”に興味本位で足を踏み入れた主人公一行。だが、誰もが本当に異界と繋がるとは思ってはいなかった。
しかし、“世壊シ”と呼ばれる異界の存在が一行に襲いかかり………
本
作品は、yukke様主催のリレー企画【ボスキャラ大移動リレー小説】の八話目となっています。
1番手 主催者のyukke様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n8268eg
2番手 師走皐月様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n8537eg
3番手 木野二九様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n9029eg
4番手 蠍座ノ白鴉様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n9419eg
5番手 望月 幸様
https://narou.dip.jp/index_rank.php?ncode=n1459eh
6番手 Lune bleue様
https://ncode.syosetu.com/n9365eg/14/
7番手 藤沢正文様
https://ncode.syosetu.com/n4976eh/
となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-12 21:00:00
4638文字
会話率:47%
一度死んだ者は輪廻転生をする。それが世の理。それに従い俺は剣と魔法の世界アルフレイアに普通の村長の孫に転生することになった…筈だった。何故か胸に厨二な文様を浮かべた男に転生?…転移?して、この男が誰か探りながら魔物と戦う日々。時折頭に響くノ
イズと格闘しながら…ってやめろよ俺の転生ライフを邪魔するなって!作者はハイファンタジー初めてです。生ぬるい温かめの目で眺めて頂けると嬉しいです。評価感想お待ちしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-22 07:00:00
4007文字
会話率:14%