毒草を薬草と間違え、スライム相手に敗走する残念冒険者ミイナ。そんな才能もチートも何もない彼女が最強師匠達へ弟子入り!そして、始まる地味な修行!基礎の基礎から叩き込まれ、泣き喚こうが血反吐を吐こうが終わらぬ地味な修行の数々。逃げる!避ける!
守る!え、攻撃は?
きつい修行もこの師匠達となら乗り越えられる!最弱ミイナの育成成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 19:17:24
268677文字
会話率:59%
ファンタジーGL作品です、百合作品であり残酷な描写がありますので閲覧は自己責任でお願いします。
あらすじ
国を喪ったエルフの女兵士ミリアリア・フォン・ブラウワルトは孤独な敗走の最中、森の奥にある怪しい洞窟に入る、彼女が入った洞窟、そこで
は歴史から忘れられた女魔王アイリスが永き眠りについており、ミリアリアの目の前で目覚めたアイリスはミリアリアに一目惚れすると彼女を追手から護る為に洞窟をダンジョンに作り替えてしまった。
国を喪った女兵士とダンジョンマスターとなった女魔王、そんな異色の組合せの二人が時にじれったく、時に甘く、時に屍山血河を築きながら歩んで行く物語……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 01:06:53
712993文字
会話率:50%
これは傷の物語。
魔物と人類の敗走の歴史。
魔物に攻撃され、嘲笑され、打ちのめされ、叩きのめされ、
そうしなければ人類は生きていけない。
誰かがその役目を務めなくてはならない。
魔物が持つマナを得るために――。
そしてそれをする者たち
のことを人は『傷売り』と呼んだ。
これは彼ら傷売りの、ミゼラブルで不条理な戦いの記録。
※短編集形式で、1エピソードごとに主人公は変わります。別のエピソードに過去のキャラが出てくる可能性も……。同じ傷売りの設定を利用して別の作品で長編も連載したいと考えてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 16:08:43
49530文字
会話率:43%
突如として世界の各地で魔界と人間界を繋ぐゲートが出現した。
魔族の襲撃で人類はたちまち生存圏を奪われ、ゲート発生源から後退することに。
故郷を踏み荒らされ、悲観する人々。その中にも希望の存在が現れる。
『魔族狩人《イビルハンター》』。
神か
ら授かった奇跡・神能と呼ばれる異能を宿した存在だ。
戦闘能力の優れた10人を『神能十傑』と呼称し、奪われた土地を取り戻す作戦が計画される。
ゲート発生から2年。
故郷を取り返し、ゲートを封鎖することを目的とした第一次魔族大戦が幕を開ける。
甚大な被害を出しながらゲート目前まで迫るも魔族軍の猛追を受け敗走に終わった。
それからさらに月日が流れ、魔族を討ち滅ぼす可能性を秘めた英雄候補生が集められた。
英雄候補生特殊訓練施設。
不安や期待に満ちた英雄候補生の前に現れたのは地味な風貌の冴えない青年だった。
名は三刀屋奈津(みとやなつ)。
彼こそが魔族と最前線で戦い、その実力から魔族にも恐れられる魔族討伐部隊の秘密兵器だった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-13 10:48:32
75745文字
会話率:32%
無職童貞一人暮らしニート(24)、ついに地域のゴミ出し会に初参加する。
しかしそこで彼を待っていたのは、小学生くらいの『メスガキママ』九重 夏(ここのえ なつ)(10)であった。
「えっ? 24歳!? うける~、おじさんホントは30とかで
しょっ」
「……おじさん。視線えっちすぎ」
「あのさぁ~おじさん。これ、分別なんにもしてないじゃん?」
「聞いてるっ!? 缶はペットボトルと一緒にしちゃダメ! それに自販機の缶とコーンの缶は別々! コンビニのレジ袋でいいから、分けて入れるように。わかったなら返事!」
「ちゃんと洗って、ラベルをはずして、キャップもはずして、空にして! 綺麗にしてから捨てないとダメなんだってばっ」
予想を超えた猛烈な攻撃に、無職童貞一人暮らしニートこと芦原 遼太郎(あしはら りょうたろう) (24)は家に涙目敗走する。
家の中は足の踏み場もないほど汚れていたが、突然そのメスガキが現れ、強引に掃除を始めた。
何でも回覧板を届けに来たついでに掃除してくれるらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 16:10:05
7142文字
会話率:39%
1章のあらすじ
デビルデビデビルビルビーはリザジュウガによって660年間の間止まっていた。
ファーレに能力を奪われて、デモサディよって解放された。
デビルデビデビルビルビーは天界から落ち、ルランに拾われた。
しかしそこにゲマンはデビルデビデ
ビルビルビーを抹殺するため現れ、
ルランの家を斬ってゲマンはデビルデビデビルビルビーに敗北するのだった。
デビルデビデビルビルビーは分身を生み出しチビルビーを出した。
ルランはデビルデビデビルビルビーを倒しにきた悪魔と呪いの剣キギワと出会う。
キギワはルランを守り、悪魔はデビルデビデビルビルビーに倒された。
その後ルランの目的のラミアを探すというものでゲマンは驚き、
ゲマンはルランに正直になり、仲間となった。
メユではデビルデビデビルビルビーとチビルビーの喧嘩で
デビルデビデビルビルビーはシーヤの悪魔を見せられて
デビルデビデビルビルビーは仲直りしたのだった。
一方で放火魔に脅かされたメユでは
シープルを狙うストーカー犯行で城を燃やされてしまう。
ゲマンは城の中にいたシープルを抱えながら
脱出するのだったが、シープルは重症を負っていた。
絶望に魅入られたがデビルデビデビルビルビーの輝くと言う能力で一命を取り留め、
デビルデビデビルビルビーは気を失うのだった。
港町のタズタの病院に運び込まれたデビルデビデビルビルビーは
マキャムと出会う。
しかしそこでデビルデビデビルビルビーになりすましたファーレと
キメラを連れた死神セズザが一行に近づく。
そこでシーヤの母を殺した者がセズザと聞かされ、
シーヤは怒るがマキャムが戦った。
マキャムに敗走したセズザは指揮権を剥奪された。
ファーレと戦ったゲマンはファーレに負け重症を負った。
デビルデビデビルビルビーは能力を輝く以外の能力を失ったが
輝くを使ってゲマンを復活させてキメラを倒して、
デビルデビデビルビルビーとゲマンは気を失い
病院に運び込まれたのだった。
そんな2人は目を覚まして、
ゲマンは課題の船作りを完成して
デビルデビデビルビルビー一行は旅立つのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 14:53:26
25507文字
会話率:83%
高校二年生の冬休み前日。「香箱 志遠」は突如20名の学生と共に凶悪な異形が跋扈する残酷なダンジョンに飛ばされてしまった。浮世離れした世界と光景が徐々に倫理観を奪うとも知らず、救助を待っている間にも仲間は冒涜的な異形達に蹂躙されていく。
当て
のない救助と仲違いが続き悪戯に食料と精神をすり減らす中、全身全霊を掛けた起死回生のダイブは。
果たして、失うばかりの敗走に終わった。
例えばバッドエンドで消されるデータの続き。誰も知らない、敗者達のダンジョン攻略が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 22:45:54
48532文字
会話率:29%
いたって健全な男子、明堂 響(めいどう ひびき)はある理由でメイドに憧れていた――主になりたいという方向で。
そんな折、最新作のフルダイブ型VRMMOのサービス開始が発表された。
自身で好きなスキルと装備を作れるその最新作のタイトルは
“Original Trajectory Online”。プレイヤーの総数は少ないが、スキルの効果と装備の方向性を申請して、ある程度調整された上で自分だけのビルドで冒険をしよう――といった趣旨のゲームである。
そんな自由奔放なゲームの世界で、ヒビキは戦闘メイドではなく正統派メイド(本人はそのつもり)としての研鑽と、理想のお嬢様を育てることに奔走する物語。
――ときには友人達と共に難敵から敗走し、ときには1人で強敵を蹂躙(お掃除)し、ときには至高の料理を振る舞ったり。
「自由で呑気で、ごく稀にかっこかわいい女装メイドの日常はここにございます。どうぞごゆっくりしていってくださいませ」
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※本作は「カクヨム」さんでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 16:04:44
191978文字
会話率:52%
――末期の共和国、全盛期の帝国。
強大な軍事力と二十を超える植民地を持っていた共和国にそれまで何でもなかった帝国に蹂躙された時に誰かが放った皮肉だ。
その言葉は共和国の現状を的確に表しているだろう。
帝国との開戦からすでにおよそ四年半
の月日がたっていた。
開戦以前、簡単に例えるならばまだ戦場で騎兵が猛威を振るってい時代。
共和国は世界の三分の一の土地を有した。
巨大な工業力と軍事力を持っており戦神と呼ばれるほどの英雄がいた時代。いつだって血を流すのは兵士だけだった。
共和国が世界の法であり戦争なんてしようものなら共和国の敗戦はあり得ないと一部の属国の国民が言いだしたほどまでだった。
そして、帝国との開戦。初戦での大敗北。次戦での敗走。
それまで、道でしかなかった属国の帝国に、共和国が大岩だとすればただの砂利でしかなかった帝国に共和国は大敗北した。
自国の絶対的勝利に自惚れていたこともあったかもしれないが一番の敗北の原因は工業の発展の差だ。
それまでの戦いは騎兵が主力だった。旧世代の剣と弓代わりに攻守両方に対応できるマスケット銃が使用され歩兵はリンチにされた。
しかし、実際のところその戦法は無力だったのだ。
実際、帝国初戦では地の利と兵士の人数の差もあってか勝利は共和国側にあったが武器の差において負けたのが原因であろう。
ひそかにマスケット銃を旧世代の遺物と知らしめたライフルの生産に帝国が成功したのだ。
もちろん、いちいち装填のかかるマスケット銃よりライフルのほうがはるかに優れているのは明らかだ。
猛威を振るっているはずだった騎兵とマスケット銃の哀れな兵士たちが蹂躙されるのはそう時間はかからなかった。
そうして、共和国の発展の遅さに気づいた植民地が離れていくのも時間はかからなかった。
もはや、共和国と他国との差は追いつきようのないものになっていた。
従来の戦法を重んじていたこともあってかやっとのことで軍にライフルが配備されるも、依然として軍事力の差は塞ぎきれなかった。
そうして呼ばれたので強国の皮を被った弱小共和国。末期の共和国だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 15:39:18
20132文字
会話率:26%
男装の剣士・朱亜(シュア)は、仲間とともに邪王を倒すために邪王城へ。
しかし圧倒的な力に屈し、敗走。
朱亜は仲間の一人・小鈴(シャオリン)に「100年前の、邪王が完全に復活する前の世界に行って邪王を倒して」と頼まれる。そして【天龍の首飾り】
の力を使い――100年前、邪王に支配される前の【天龍国】へ。
そこで出会った青年・皓宇(ハオユー)。
邪王復活の兆しに気づき、一人きりで解決策を探していた金色の髪の皇子。
二人は邪王復活を食い止めるために協力することなるが、ある事件に巻き込まれていき……。
タイムスリップ×中華風ファンタジー×サスペンス・ミステリー ←恋愛要素も
朱亜と皓宇が手を携え、天龍国を巣食う悪しき心を打ち払うために謎と困難に立ち向かう物語!
*カクヨム、エブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 20:00:00
143229文字
会話率:60%
戦乱の世を生きる外岡士郎は安房の国館山城の城主の娘美少女天羽経丸の事が大好き。館山城城主、経丸の父長経が不在の間に隣国の悪徳大名都賀が天羽家と戦をする為に罪のない天羽家の農民達を十数人殺害する事件を起こす。それに怒り立ち上がり戦をすることを
決意する経丸とイケメン家臣片倉水道、士郎は格上の都賀と戦をするのは絶対に勝てないと言い戦をしないよう説得を試みるが経丸の決意は固い。片倉さんの「心配するのはわかるが信じることも大切なんじゃないのか?」の言葉で士郎は経丸を信じ共に戦う事を決意する。士郎は武術も弱く自分が役立てる事を考え農民達に共に戦うよう呼び掛けることと都賀軍の金で雇われていて忠誠心のない人達に大金を払い裏切るように調略する。そして経丸と士気の高い経丸軍は大軍の都賀軍と正面から戦う。数では劣るが経丸軍は五分以上に戦う。頃合いを見て士郎が法螺貝を吹きそれを合図に調略した者達が裏切り行為を始めると都賀軍は大混乱に陥る。その隙に経丸、片倉さんは総攻撃をし都賀軍を敗走させ更に経丸と片倉さんは都賀を追い込みそして経丸が都賀を討ち取る。
経丸は都賀を討ち取り安房の国を守り切る事に成功した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 08:34:03
107549文字
会話率:80%
土地の資源を巡り発生した戦争。王国と帝国の戦争は苛烈を極め、帝国の召喚した異世界人により王国は敗走を続けた。
一歩的な虐殺を止めようと、『アイン・イーノス』は策を練り対抗するが、また彼も帝国という荒波に飲まれてしまった。
そんな彼は
、謎の人物によって過去へと戻ってしまう。
自分を過去へと戻した人物の目的を聞く、そして一度失った人々を守り抜くため、アインは何度も立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 18:20:57
676995文字
会話率:26%
突然現れたトリケラトプスの様な男に敗走した主人公は魔法少女として精神的に苦でありながらも戦い続けることになる。そこで新しい魔法少女と出会ってから主人公の運命は動き出す
最終更新:2024-02-19 23:48:54
14168文字
会話率:45%
天正十年六月、本能寺にて織田信長が家臣の明智光秀の謀反によって討たれた。
その後、光秀も羽柴秀吉との山崎の合戦に敗れ、敗走中の小栗栖において落武者狩りをしていた百姓の竹槍によって命を落とす。
通説はこうであるが、実はこれらに隠された話があっ
た。
歴史最大のミステリー「本能寺の変」に隠された真相と共に、光秀終焉の地「小栗栖」において起こった一夜の出来事をダイナミックに時にコミカルに斬新な仮説を元に描かれる歴史アクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 18:18:09
134342文字
会話率:33%
本作は拙作『瑞雲高く〜戦国時代風異世界転生記〜』を本編としたIFストーリーとなっております。本編第二部第22話から分岐するストーリーとなっておりますのでまだ本編をお読み頂けていない方は先に本編をお読み頂きますようお願い致します。
北の
谷を使って実野盆地の横手庄へ逆侵攻を仕掛けた三田寺、山之井、板屋勢だが板屋の裏切りに因って敗走してしまった。報せを受けた若鷹丸は…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 18:00:00
32602文字
会話率:47%
魏の牛金将軍と交戦し、敗れた蜀の平北将軍馬岱。敗走の最中、彼が足を踏み入れた先とは…。
最終更新:2024-01-12 23:00:00
5359文字
会話率:25%
旅の魔導師兼死霊術師のフレデリックは、とある文を元に王都へとやってきた。
そこで知り合う様々な者達とのやり取りの中で、、、
えっと、、なんだろ
あ、ごめんなさいまだなんも考えられてないです
とりあえずフレデリック君が無双します
そ
して時々敗走します
それ以上は何もお伝えできません!
久々にあらすじ書こうとしたらこんなに難しいのか!
またなんか思いついたら編集していきます〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 07:47:01
53158文字
会話率:55%
大陸の歴史は魔族との戦争の歴史である。
かつて大陸は人類のものだった。地を這う魔獣は戦闘の訓練を積んだ冒険者たちが駆除し、人類は大陸全土で平穏を享受していた。
しかし、知識と理性を持たぬ“魔獣”たちは、千年ほど前に言葉を得た。それが魔族
の始祖、“魔王”である。
魔王は魔獣たちに言葉を与え、魔法を与え、武器を与えた。与えられたそれらを身に着けた魔獣たちは最早獣ではなかった。ゆえに“魔族”と呼ばれた。
それ以来人類は、魔獣を従え徒党を組む魔族に敗走を重ね、防衛を強いられてきた。遂には、大陸の半分を失う事態となったのである。
その数百年後に生まれたアストルティア王国は、訓練された魔法使いたちを軍隊として組織することを決定した。
しかし魔法は人知を超えた力。扱いきれなければ、当人が死ぬだけで済むことはほとんど無い。ましてそれが、標準的な教育のみで扱えるようになる程度の力を大きく逸脱していれば、尚の事。
そうして、アストルティア王立軍学校魔法科は新たな教育規定を定めた。
「極めて人知を逸脱した魔法の才を持つ候補生達は“特別カリキュラム”にて若年期より訓練を積ませることとする」
特別カリキュラム。通称“規格外クラス”の誕生である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 19:00:00
8199文字
会話率:75%
昏倒から覚めると、そこは戦乱の只中。
男は着の身着のまま、状況は不明。救う者も無い状況で戦国時代に歩み始める。
戦場から命からがら逃げる際に一人の少女を救い出すという、些細な拾った手柄で迎え入れられたのは、かの有名な「織田家」……なら
ぬ「小田家」であった。
一抹の不安を抱きながら当主に会うと、そこには戦場で助けた少女の姿。
そう、この少女こそが百戦百敗の迷将「小田氏治」である。
外交駆け引きなど微塵もできず、戦に出れば必ず負けて、その癖家臣の諫言なんて一つも聞きはしない戦国屈指の暗君愚将。
仕える男は器用貧乏で平々凡々の特徴ない若人。夢と浪漫の戦国時代に足を踏み入れるも、その日を生きるので手一杯。物語の様に甘くない現実と常識の違いに四苦八苦する。
しかし、少女には一つだけ誰にも劣らない能力があった。
それは、戦国屈指の絶大な「人気」である。
男は大きな歴史のうねりに相手にされずとも、必死にもがいて目の前の問題を解決し続ける。夢や理想と乖離する戦乱と謀略、味方の中の敵、気難しい武士の人間関係に揉まれながら、少女の「人気」を生かしていずれ来るお家滅亡を回避するべく文字通りの悪戦苦闘を切りぬけていくのである。
※貨幣流通に関して、研究資料に解明されていない部分は現在資料で読み取れる延長線上の範囲で独自解釈等を加えている部分もあります。
※軍事チートやらチートNAISEIの類は使用しないリアル路線です。故に物語の流れは遅めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 22:40:36
2602917文字
会話率:49%
第一次世界大戦時、ドイツ軍最高のエース・パイロットだったマンフレート=フォン=リヒトホーフェン、通称『レッド・バロン』。「真のパイロットは、死ぬまで操縦桿から手を離しはしない」と語っていた男は、その言葉通り、空で命を燃やし尽くした――……
。
――そことは違う次元に、人類と異形の怪物が戦い続ける世界があった。敵は、人の形をしながらにして人にあらず、歩くだけ、息をするだけでも周囲に不快な音を撒き散らすことから、|騒音(レルム)と呼ばれていた。人と怪物は決して相容れず、互いに敵対者であり続けた。彼らとの戦争は、人類の歴史そのものだった。
戦争は、あらゆる技術を劇的に進化させる。とりわけ、世界に棲む動物達の兵器転用は白熱した。犬、馬、鳥――そして飛竜。怪物は人類に先んじて飛竜操作技術を確立させ、航空戦力を組織するに至る。史上初となる空からの攻撃に、人類はなす術もなく敗走を続け、ついには首都までもが陥落。人類も稚拙な飛竜空軍を各地で急造するが、次々と壊滅していった。
やがて辺境の地にまで戦火が伸びたとき、一騎の赤い飛竜が大空に飛び立った。青空の中、敵性飛竜を次々と撃墜していく飛竜を駆る少女の名は、エリカ=エア=レーザ。少し勝ち気で勇敢なだけの村娘だった彼女の中では、かつて『レッド・バロン』だった頃に培った空戦技術が覚醒していた。
竜の中で最も気位が高く、その存在は天災に等しいとまで言われる赤い飛竜に跨り、『レッド・バロン』は今一度、空を駆ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 17:34:13
4804文字
会話率:30%