「俺が……死んでる……?」
俺の名はイオン。貴族なのに『天与』――才能がないせいで虐げられてきた。ある日魔族に襲われた幼馴染のリズを助けようとしたんだけど、返り討ちにされたっぽい。目の前には俺の死体。
いや、え? もしかして俺、幽霊にな
ってる!? なんで!?
『だからね、イオンの“天与”は“幽霊化”だった、っていうことなんだよ』
と知った口を利くのは俺の愛剣ファム・ファタール。いや死んでからじゃもう遅いってお前今喋った!? いや、もう訳分かんねぇよ……。
時を同じくして動き出す魔王軍。それに対抗するかの如く、五人の少年少女が魔王を倒す『天命の戦士』として神に選ばれる。その中には――なんとリズの姿が。
いや、待てよ。俺は幽霊。誰にも見えない。そんでファムを使って物を斬ることができる。これ、魔王倒せるじゃん! よし魔王、覚悟――あれ? 斬れない?
「どういうことだよ! もっと気合い入れろよファム! 固くなれ! 限界を超えろ!」
『人のせいにしないの! イオンがへっぽこだからでしょー!? そっちこそもっと腰入れてよ!』
魔王、強すぎて斬れませんでした。マジふざけんな。
でも、決めた。リズを守るため、『天命の戦士』御一行を陰で支えてやるよ!
俺は幽霊だけど、大切な人を守る騎士になる。
そう――『幽霊騎士』なんて、カッコよくね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 00:01:09
554256文字
会話率:35%
《あらすじ》 蔡国の鎮魔司の長司(長官)であり、唯一の鎮魔師である房空燕(ファン コンイェン)は、鎮魔司の解体により官位、家、何もかもを突如として失い、清々しくも途方に暮れていた。
そんな時、隣国である湊国の将軍・盛子豪(シャン ズ
ーハオ)が空燕の前に現れる。
鎮魔師としては初めて会う筈の子豪に「一緒に湊国に現れる魔を鎮めて欲しい」と請われ、実のところ魔を見ることも聞くこともできない空燕は困惑するが、報酬に目が眩みこの依頼を引き受ける。
湊国南の国境の神隠し、馬の名産地の人食い事件、都で起こる不可解な自死と病死、北の地での人攫いと子豪に迫る影。
空燕は旅の仲間達と共にこれらの魔を鎮める中で、今までの人生で得られなかったものを得ていく。
全てを失った男が大切なものを得て、それを守ろうと奮闘し、周囲の人々の人生をちょっとずつ変える。そんな人生の物語。
(参考年代 AC200年代。出てくる魑魅魍魎は中国の妖怪の名前を使っていますが、詳細は捏造です。レイティングはほぼなしです。)
《主要登場人物》
房空燕…30歳。主人公。
人の良さそうな顔の普通の人。
金にがめつい。
肉と酒、美女(観賞用)が好き。
元蔡国鎮魔司長司。
ある日いきなりリストラされる。
盛子豪…23歳。
厳つい顔。豪商の家の出。
金に困ったことがない。
美女(同衾用)が好き。
湊国鎮北将軍。
女の趣味が悪い。
禍々しい影の持ち主だが……。
『真叶』…空燕の剣舞用の愛剣。
真叶…空燕の剣舞用の愛剣に宿った剣霊。
虎?猫?の形をしている。
姐さん喋り。
憐…11歳。稀に見る美少女。
ひょんなことから空燕の弟子になる。
許可なくコンテンツまたはその一部を転載することを禁じます。(日本語版、翻訳版とも)
Reproducing all or any part of the contents is prohibited without the author's permission. (Both original and translated ed.)
© 2023 Kagishippo折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 12:02:58
103720文字
会話率:35%
百年続いた戦争が終わった。
職を失った元傭兵のリュール・ジガンは、町や村を盗賊から守る用心棒としてなんとか食いつないでいた。
久しぶりの野宿をした翌朝、リュールの傍らには銀髪美少女の姿があった。
彼女は言った「私はリュール様の剣です」と
。
その証拠に、長年愛用していた大剣は消え、少女はリュールを強く慕っていた。
可憐な容姿とは裏腹に、人を傷付けることにためらいがない。
それに、リュールしか知らないはずのことを多く知っていた。
少女の話や態度から、リュールは自身の剣であると信じざるを得なかった。
仕方なく、少女を連れ旅は続く。
彼女に心を許しつつあったリュールは、人の姿をした愛剣に人としての名を与えた。
ある夜、リュールは魔獣と呼ばれる獣に襲われる。
絶望的な状況の中、リュールは少女になった大剣の名を呼んだ。
「ブレイダ」と。
その声を受けたブレイダは、光り輝く大剣に変化する。
リュールは彼女を使い、魔獣を切り裂いた。
後に【魔獣狩り】と呼ばれるリュールとブレイダの物語はここから始まった。
作者:日諸 畔折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 07:41:07
119265文字
会話率:56%
「なぁアルス、お前の能力はもういらないんだ」
「いらないって......、俺のエンチャントはみんなの能力を根本から底上げしてるんだぞ」
「いやだからもうクビなんだよ、言葉わかる? 俺たちもうトップランカーだからさぁ、お前みたいなのがいると
ブランドが落ちるんだわ」
「わかった」
リーダーにそう宣告され、アルスは即日でパーティーを去った。
だが、流星のごとくギルド・ランキングトップ5にランクインした『神の矛』は、その日を境に窮地へ陥った。
「な、なんだよこれ......!??」
主力のウォーリアーは「パワーが半分も出ない」と叫んで逃げ出す。
ヴィザード職は詠唱時間の大幅な増加に加えゴミのような威力へ劣化。
剣聖と謳われたリーダーのグリードも、愛剣すらほとんど振れない始末だった。
今までアルスの高位エンチャントありきで戦っていた彼らに、これまで通りのことが行えるわけがなかった。
パーティーのランキングがドンドン下がっていく一方で、解放されたアルスはこれまで仲間に与えていたエンチャントを全て自分に使うことで、王国最強の魔導士へと生まれ変わった。
追放者視点にはマーク付けておきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 16:41:42
916689文字
会話率:41%
異世界に転移した若者ウキョウは異世界で竜殺しと呼ばれる戦士になり異世界で出会ったミルイと共にスローライフを過ごす筈が様々な敵や事件に巻き込まれている。
時には魔王に戦いを挑まれ。
時には王がウキョウの愛剣を奪おうとするが全てウキョウが打ち壊
す。
さぁ、馬鹿みたいな異世界ライフを始めようぜ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 22:00:07
827文字
会話率:38%
雲一つない蒼空の下、白亜の宮殿前でテンプレ通りの婚約破棄劇が起きた。
破棄を突き付けるのは国の第一王子。
その背に庇われるのは異世界から召喚された主人公兼ヒロイン。
二人を囲むように立つ4人の攻略対象者たち。
彼らを真っ向から受けて立つ悪役
令嬢。
そんな茶番劇を群衆と共に眺めるサブキャラに転生してしまった私。
愛剣を突き付けながら王子が高らかに言う。
「今日、この時をもって君との婚約を解消する―!」
――よっしゃ計画通りーーっ!!
表情はそのまま、内心でガッツポーズをとった者が3人居る。
それは、私。
それは、悪役令嬢。
そして、ヒロイン。
これは、お約束通りの転生茶番劇をやり過ごした私たち3人に起こるED後の物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 19:11:59
79808文字
会話率:20%
アスティングス公爵家の一人娘グレースの乳母サラは、グレースの結婚に伴い王太子宮にやってきた。王太子宮の侍女頭となったサラは、どうしても会ってみたい人がいた。随分前に一度会ったきりだが、ぜひ会いたかった。夫が筋がよいといった少年が、どう成長し
たのか、確かめたかったのだ。ずっとずっと会いたかった人物に、サラがようやく会えたお話。
マグノリアの花の咲く頃に 第二部第六章の幕間です
URL : https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
時間的には本編開始前の回想となります。
本編読後をおすすめいたします。
第一部第一章幕間 悪夢と添い寝と2
https://ncode.syosetu.com/n2371gt/
も少し関係あるお話となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 10:00:00
6469文字
会話率:52%
最高ランクS級パーティに所属する剣士シャイダーは、レアな武器を持っているのにあまりにも弱いため遂にパーティーから追い出されてしまう。しかし、あまりにも理不尽な仕打ちで...
これは、最弱と呼ばれた剣士が愛剣を使って復習する物語である。
最終更新:2020-11-06 16:04:35
2121文字
会話率:68%
21XX年、人類は魂の模倣に成功する。
VRゲームのNPCに人工魂は搭載され、プレイヤーと変わらない行動をするようになる。
NPCである、俺、レギンは仲間のアリアと共に平和な日々を送っていた。
しかし、突如、戦争が起こる。
ア
リアは薄情にも、戦争に参加しなかったが、俺は泥沼と化した戦争を生き残る。
報酬で手に入れた、新しいスキルは武器の『擬人化』だった。
そして『擬人化』した俺の愛剣は幼女だった。
これは偽物だらけの世界で本物を信じ、生き抜く、本来は語られないNPC達の冒険の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-04 17:45:00
3625文字
会話率:18%
知性を備え、思考力を持った聖剣〈イオニグ〉は、今は亡き主の言葉に従い、森の奥で次の主を待ち続けた。
だが森は辺鄙過ぎた。
五百年もの間、誰も来ないので待ちくたびれていた。
「もう誰でもいい、はよ、はよ抜いてぇ⋯⋯」
そんな心境に
陥っていた。
一方その頃、魔王討伐の中核メンバーだった剣士『黒衣のカムイ』は、魔王との戦いで愛剣を失った。
カムイは折れた剣に導かれるように、旅立つことになったのだが⋯⋯?
主を失った剣と、剣を失った剣士。
二人(?)は無事、出会えるのか?
※しばらくタイトルは模索するため、変わることがあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-17 18:06:54
13718文字
会話率:37%
突然の死亡によって、転生してもらえる事になった主人公が、ガチャガチャで己のスペックを超人的に強化!
しかし、パラメーター低いまま。
愛剣【ルシファー】と共に、楽して生きる為に、精一杯生きる半神になった主人公「いたの間に…」の超人物語。
のんびりと進めていまーーーす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 23:55:46
27301文字
会話率:15%
人は彼女を勇者と言い、崇めている
それが僕にはとても滑稽に見えた
なぜなら、彼女は僕と同じような人間だからだ
相手は12歳の少女
そんな彼女に年老いた大人たちが揃って頭を下げている
そんな姿をいつも後ろから見ていた僕は、笑いをこらえるのに必
死だった
彼女が勇者と崇められている理由はいくつかある
一つは、石に刺さってた剣(聖剣)を抜いたこと
石に刺さってた時は錆びてて、なんだこの粗大ゴミと思ってたら
彼女が抜いた瞬間金ピカの剣になったんだ
あれは確かに驚いた
けど、後で彼女に貸してもらったけど
切れ味は僕の愛剣(魔剣)と大差ないような気がしたんだよなぁ
もう一つは、彼女の手の甲に変な痣があること
勇者の証とか言ってたけど、女の子にとって体に痣があるのは可哀想だと思った
そう思ってたら、なんか僕の手にも似たような痣が出来てたんだよな〜
お揃いだなって言ったら喜んでたけど、
隠しとけって言われたから今は手袋してるけどね
最後に一つ、なんか大きな光る虫(大精霊)が彼女に力をあげたらしい
僕は虫が好きだから少し羨ましくて、僕にもくれないかなぁって思ってたら
黒く光る虫(最上位悪魔)がやって来て、僕にも力をくれた
黒い炎を出せるっぽくて、暖炉の焚き付けに重宝してる
ありがたい
まぁ、そんな感じで彼女が特別扱いされてるんだけど
彼女より強い僕はどうすれば良いかな?
取り敢えず、彼女の使命とやらには着いて行きます
(美味しいご飯のために!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 23:54:36
4343文字
会話率:40%
魔法界で育った人間、セナ・レイズは特別な才能も無く、目立った特技も無い普通の男。
けれど、ある日を境に彼の生活は一変する。
魔法界を破壊し作り替える事を目的とする《背理教会》の魔法使い達が動き出したことによって……
歴代最強の魔法使いフラム
・レイズを義母に持ち、師匠としてきたセナはその幹部達に挑む。
その中には新たな仲間との出会いがあり、悲しい別れもあって……
いつか魔法界に平和を取り戻すために、セナは愛剣『魔法剣デュランダル』を握り締める。
これは見習い魔法剣士とその仲間が数々の出会いと別れを繰り返して成長していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-06 00:32:31
187175文字
会話率:32%
勇者志望のラィヒは、王の御前で伝説の剣クリシュナの封印を解き、勇者として認められる。だが伝説の剣は全く斬れない代物で、ラィヒは王に見限られる。
ラィヒがしょげきって自宅の裏の丘へ行くと、「自分は伝説の剣クリシュナだ」と言う女性が現れた。
ラィヒは彼女に食ってかかるが、クリシュナは「自分は過ちを犯していた」「これ以上誰の命も奪いたくない」と打ち明ける。
聞く耳を持たないラィヒは、翌日武器屋に愛剣を買い戻しに行くのだが……。
最初はコメディー、徐々にシリアス。平和主義の伝説の剣と、最強勇者(自称)のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-15 21:15:14
23646文字
会話率:42%
魔法を使えないことで『対物理障壁』に苦汁をなめさせれられてきたトールが、ひと振りの剣と出会ってキャッキャウフフするお話。
との予定が……
※カテゴリを間違えてたようなので直しました。
最終更新:2016-06-27 21:13:15
33766文字
会話率:34%
英雄とはなんと重い称号だろうか。
年老いた英雄はその名に恥じぬ働きを今尚強いられていた。
暴虐の王を討つと共に自身の生も終えようとしたロウシェは、目を覚ますと見ず知らずの土地で愛剣の名を語る女と共にいた。
若返った体と武器に命を宿す
という不思議な力を使いながら、ロウシェは故郷である帝国を目指す。どうして此処にいるのか、逃がした家族はどうなったのか。
見知らぬ土地からさらに知らぬ土地へと進むロウシェ。
古き英雄の新たな冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-24 03:04:43
2960文字
会話率:48%
とある剣士とその愛剣の話。
最終更新:2015-11-06 19:34:36
386文字
会話率:26%
自堕落な酒浸りの毎日を送る男の前に現れた者達は、オカマに坊主、ちびっ娘、白子のエルフ、吃音…
様子のおかしな彼らと共に、男は一攫千金の賞金首“叛吸血鬼”を目指し、愛剣“ぶったぎり丸”を引っ提げ、禿丘を越える。
立ち寄った城砦都市はゴロツキの
巣窟、無慈悲なる町。
女神の恩恵を忘れた町に君臨する恐怖の暴君、仮面卿の魔手が伸びる。
やがて、旅路を再開するのだが…
果たして、この先、生き残ることは出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-01 05:10:03
43022文字
会話率:33%
セイジ=アルバトルスは傭兵である。
彼はこの世界では珍しい『刀』と『暗黒魔法』の使い手だった。
ある日、山賊退治の仕事を終え、帰宅途中に好奇心から事件に巻き込まれてしまう。
何とかきりぬけた彼は、そこで瀕死のシスターと出会うことになる。
このシスターとの出会いが、セイジの人生を激動へと誘っていくことになるのだった……。
迫り来る敵、転がる首、吹き出る血液!
そして初心なふたりのいちゃいちゃライフ?
血が舞い散る中、育まれる二人の恋愛剣豪ファンタジー……かもしれない(笑)
結構な流血シーンがありますので苦手な方はご注意下さい。
男の娘ですがボーイズラブ的要素はない……と思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-03 18:03:54
414681文字
会話率:30%
◆世界初のVRMMORPG「ソード・ファンタジー・VRMMO」が発売された。早速プレイした俺だったが、武器が高すぎて買えない。しかも嫌らしいモンスターの特殊攻撃で武器がすぐに壊れる仕様。いったいどうすればいいんだ。いきなり詰みかけているプレ
イヤー多数の中、俺は路傍に落ちてた木の棒を拾う。「よし、今からお前をエクスカリパーと命名する!」愛剣エクスカリパーを手に、俺はモンスター達に立ち向かった。ありあわせ武器でマゾゲーをサバイブするVRMMO記。
◆デスゲームとかそういうはないです。普通にまったりVRMMOをプレイします。◆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-15 08:02:45
36530文字
会話率:47%