別の平行宇宙では、地球の地質年代が「人新世」に入って以来、人は万物の霊の力でこの地球の姿を形作り、人類の文明が他の種の生死を決定できることになった。
しかし地球も人類の改造と支配に反抗し始め、万物の中から反人類の代表が生まれ、「十狩」と呼
ばれる。
「狩」は人類以外の他の種の集団的無意識が、人型の反抗者になって、彼らはそれぞれの術法と能力を持ち、人類を捨てて人類以外のすべての種を導き、別の平行空間の地球(人類のいない空間)へと進めようとする。
しかし生物連鎖はすべての生命が生存できる基盤であり、花が繁殖できるのは蜜蜂が花粉を運んでくれるからである。人が稲を食物にできるのは、大地が稲穂を実らせて、牛が畑を耕してくれるからである。
もし万物が別の時空に連れて行かれたら、生物連鎖は消え、人類は元の地球に孤独に残されて死を待つことになる。
人類の生命、実際には生物連鎖に依存して存在できるから、人類は十狩のふざけた行動を許さない。
だからこそ、千年にわたり、人類の術士は地上に八つの封印の地を築き、これらの封印の地は地球空間の八つの鍵のように、十狩が人類以外のすべての種を導いて別の平行空間の地球に逃げるのを阻止している。もし八つの封印の地がすべて破られたら、人類の生命と文明は終わる。
東西文明の各派は全力で十狩を止めてやる。千年以来、運命は決まった時点で、特殊な能力を持つ、わずかな八人を選び、その時代の封印の地を守らせてやる。彼らは古代中国の神書「易経」の八つの自然現象:天、地、風、水、雷、沢、火、山に対応している。八人はそれぞれの能力、挑戦、運命を持っている。
この物語の第一章は、最後に人類の八つの封印の地が雷の陣地一つだけ残り、十狩と最後の守り人との戦い、愛と憎しみを描いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 09:17:52
132598文字
会話率:32%
玉藻は妖一派でも有名な黒天衆の若頭。父に命じられ向かった先は妖の糧となる呪いが大量に封じられた封印の地。その守護者たる姫乃と相対するが辛酸を舐めさせられた挙句、姫乃の恥ずかしい場所に刻まれた封印術で力を失い小児化してしまう。
元に戻るべ
く姫乃と同じ学校に通い画策する玉藻。
が、姫乃には拒絶され、兄を名乗る弥七には邪魔され、幼馴染である桜子にはなつかれるハメに。
そんな折、使命に準ずる姫乃の不遇な状況を知る。なぜか放っておけない自分に葛藤しつつ、学校内で蔓延するお呪いが原因であることを突き止めた玉藻は、黒幕の弥七と相対。
他の一派の妖に憑依されていた彼を停めるべく、玉藻は桜子と奮闘。姫乃の協力もあり事態は収束。姫乃との距離も縮まっていくかにみえたが、どうにも嚙み合わない物言いに衝突してしまい思い悩む。
そんな時、父への経過報告の最中、かつて姫乃と出会っていた事実が明らかに。立場を重んじた父によって記憶を消されていたことを知り、横暴さに怒りを覚えた玉藻は反旗を翻すも、逆に捕らえられてしまう。
そこに水戸家より叱責覚悟の姫乃が救援に訪れ、黒天衆相手に大暴れ。
しかし、父の強烈な一撃が迫り、玉藻は姫乃を庇い瀕死の重傷を負う。
意識の薄れる中、予期せず姫乃から禁術(キス)を施された玉藻は元の姿を取り戻し、封印されていた以上の力が付与され、父を圧倒。言い分を認めさせる。
闘いを終え、父が提案してくる。それは大妖怪である自分を封じることでそれまでの行動に大義を持たせ、姫乃の負うべき責を免れるというものだった。困惑する玉藻だったが、不器用な優しさを吐露され提案を受領する。
元の姿と二代目の立場を手にした玉藻は姫乃との別れを名残惜しむも、それも束の間、あろうことか小児に戻ってしまう。禁術は不完全な代物だったのだ。再び禁術を迫る玉藻、恥じらい逃げる姫乃。彼女の心の絶対領域などまったくもって知る由もない玉藻の、珍妙な日々は続く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 04:35:48
130256文字
会話率:42%
封印から目覚めた魔王アルデリウスは自らの属性が変化し、人間の少女みたいな外観になっていることに気づいた。だがここはまだ封印の地。まずはこの地から脱出せねば。
最終更新:2024-01-12 20:02:48
67185文字
会話率:30%
魔獣と戦うために特殊な能力を授かった黎明殿の巫女たち。彼女たちは、魔獣の出現を極力抑えるべく設置された東西南北の四つの封印の地を治めていた。たまに魔獣が出現するものの大きな事件もない日々が過ぎていく中、ある日、南の島で異変が発生した。そこか
らこの物語は始まる。
残酷描写は主観によると思うので保険のために付けました。物語は少しずつ進行していきますが、基本、日常系です。
(「小説家になろう」様で始めましたが「カクヨム」様にも投稿開始しました。二章以降は同時掲載中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 22:00:00
1498283文字
会話率:60%
俺たちは〝魔王〟を倒すべく旅をしている。
その道中の魔物との戦いで、仲間で幼馴染でもあるハナが負傷した。
もともと彼女は強くない。この先、同行してもらっても足手まといになる。
だからハナを置いて行くことにした。
三人パーティーになった俺たち
は、目指していた封印の地に到着する。
そこでは骸骨戦士たちの主、ツィンドロが待ち構えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 01:21:01
16271文字
会話率:47%
《 いよいよ最終章開幕です!! 100万PV突破しました! 》
<第一部 迷宮奴隷篇>
浪人して2度目の大学入試の朝、列車にひかれた俺は、微妙にうさんくさい女神と出会い剣と魔法の異世界に転生することになった。
ところが、チート能力をもら
えると期待した俺に与えられたのは、「お人形遊び」と「粘土遊び」というクズスキル。おまけに転生先の世界では、女にだまされて迷宮討伐のための奴隷にされてしまう。
それでも、自由気ままな異世界旅とまったりエロ甘なハーレム生活を手に入れるまで、俺はあきらめない!!異世界成り上がり物語。
*主人公は基本チート無し、ハードモードです。
世界設定、経験値・スキル向上システムは主人公たちにも厳しく適用されます。
<第二部 ハーレム冒険者篇>
ついに奴隷から解放され騎士身分を手に入れた俺は、念願のハーレムパーティー結成に動き出した。各種族の美少女たちを仲間に加えながら、世界をめぐる旅に乗り出した。
<第三部 亜人戦争篇>
エルフ、人狼、ハーフドワーフ、そしてケモミミギャルも加えて旅するうち、各地で異種族排斥の空気が強まり、200年前の魔王と勇者の戦いを生きのびた魔族たちが暗躍し始めた。俺たちはいつしか、世界を揺るがす戦争の渦中に巻き込まれていく。
<第四部 お気楽領主篇>
辺境の小さな村1つを与えられ領主となった俺は、のんびりまったりお気楽領主生活をおくっていたが、突然、大陸を強力な『魔力の地震』が襲う。“封印の地”への多国籍調査隊に参加した俺は、魔王を封じていた結界の崩壊を目の当たりにする!! 平和な暮らしははかなく終わりを告げた・・・
<第五部 魔王大戦篇>
“神降ろしの巫女”マリエールが下した「勇者を探し出し目覚めさせよ」という神託を実現すべく、俺たちはルシエンの故郷であるエルフの秘境に辿り着く。そこでは驚くべき再会が俺を待ち受けていた!!
↑
今ココ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 20:00:00
1919346文字
会話率:25%
かつて人類と戦い、世界を滅ぼそうとした魔王軍には伝説の魔物がいた。
その魔物は白く美しく気高く、巨大な狼の姿をしていた。
主人であった魔王すら食い殺し、世界へ牙を剥いた白狼は勇者と女神の犠牲により人里離れた秘境へと封印されて数千年。
封印
の地で眠り続けた伝説の狼は復活を遂げた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-04 21:42:46
28167文字
会話率:32%
「私の魔力を封印して、攫ってください」
「……お前は阿呆なのか?」
魔王・ヴォルフガングは、自分を永きにわたる封印から叩き起こした『聖女』に頭を抱えた。
ウルルは、現代日本に生を受け、望まぬ形で『聖女』として召喚され、そして、魔王と刺し
違えて死んだ、前世の記憶を持って生まれた。
……我ながら、設定が詰め込まれすぎている。
いくら『聖女』として、前世で最期を迎えたからと、生まれは平和な日本の小市民。
何度も何度も、世界のために命を捧げろと言われれば、さすがに拒否したくもなる。
そして、考えた。
『聖女』であると知られる前に、その力を封印してもらえば、自分は平穏に人生を全うできるのではないか、と。
だけど、そのためには『聖女』であると告げなくてはいけない。
……ジレンマだった。
そして思い至る。『聖女』と知れても、力を利用せず、むしろ喜んで封印してくれそうな存在に。
15の誕生日の直前。
国に義務付けられた、魔力鑑定式を前に家を逃げ出し、ウルルは魔王の眠る封印の地を訪れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-22 22:00:00
13997文字
会話率:31%
勇者が魔王を相打ちの末に討ち取ったとされてから十数年後。戦いで傷付いた聖剣はその傷を癒すために封印の地で再生を図っていた。
そんな聖剣の前に現れた少女は、次代の魔王候補“アイネスリート・サタニア”七~八歳に見えるその少女が父親の仇でもある聖
剣に触れると、何故か聖剣に持ち主として登録されてしまう。
壊せない、捨てられない。持ち主であることを辞めたいと言っても、聖剣のシステムだというガイに無理だと言われてしまう始末。まるで憑りつかれたように聖剣にまとわりつかれるアイネスリート。
見た目にそぐわず十五歳だと言い張るアイネスリートに、事あるごとに“お子ちゃま”となじる聖剣のガイ。
そんなお子ちゃ魔王アイネスリートと聖剣ガイが、様々な仲間と共に世界を変えていく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 22:25:05
189193文字
会話率:45%
最強最悪にして最凶災厄、ラスボスの孫が織り成す新たな魔王の物語が幕を開ける!
遠い昔、この世界には魔力が存在した。
魔力を独占する王は《ラスボス》と呼ばれ、欲望のままに大陸を蹂躙、その力で人々を恐怖のどん底に陥れる。
しかしそこにひとりの
《勇者》が現れた。
勇者はどこから携えてきたのか、聖なる力でラスボスを討ち、世界を救った英雄となる。
この時、恐怖の元凶にして争いの火種となった魔力は、この世すべての邪悪が集う《ラスボス》の居城・魔国にラスボスもろとも封印されたという――。
それから数百年の時が経った。ラスボスを封殺した勇者の英雄伝説は今も人々に語り継がれている。
かつてラスボスが蹂躙した統一大陸に住む少年・ファルセラは、ひょんなことから村を追放されてしまう。
天涯孤独で行くあてのないファルセラは、魔王封印の地を目指して旅をする事を決める。
今は地図上からも抹消された伝説の魔国。
そこで勇者の封印を解き、亡き祖父の代わりに全てを取り戻すために…。
それが《ラスボスの孫》として生を受けた己の唯一絶対の使命だと信じて!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-28 15:47:43
5444文字
会話率:31%
雨。
雨が降っている。
天海勇は、十二年前に母親を妖魔に殺された。
霊能の大家である母の実家に封じられているその妖魔は、児玉の猫夜叉という。
その封印が解けると知らされた勇は、自らの手で猫夜叉に引導を渡すべく封印の地に出向き、そこで――
白い少女に、出会った。
雨が降っている。
今もまだ――降り止まない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-15 20:00:00
107371文字
会話率:36%
地上での決戦から数ヶ月後。
封印の地に送られた死神は、能力を封印され危機的状況下にあった。
その死神を救ったのは、あの英雄姉妹だった。
赤い瞳の死神の体内には伝説の超金属、オリハルコンが存在していると言う。
前作【死後の世界も実は結
構捨てたもんじゃなかった】の続編となります。
https://ncode.syosetu.com/n3267eg/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-19 13:13:13
19142文字
会話率:52%
趣味である山歩きを楽しんでいた清武の前に突然現れた陰陽師のようなやつ。清武はそいつとともに、封印された禁断の地へとむかうこととなってしまった。そしてそこは化け物の巣窟であった。
最終更新:2017-07-30 20:04:08
27786文字
会話率:41%
ご感想を頂けたら必ず返信致します。
是非、宜しくお願い致します。
※この作品は縦読み推奨です。
横読みで読みにくいと感じた方は縦読みをお試し下さい。
※この作品は推敲前の無料版です。頒布版とは大きく内容が異なる可能性があります。
頒
布版は「この声届け、月までも参」にて。
サークル名「ファンタジック・フラワーガーデン」
テーマソング「グリモワール・メサイア」:http://www.nicovideo.jp/watch/sm29018681
――――――――――――――――――――――――――
グリモワールの伝説。
何千年もの昔、進化と混沌を求めた神を罰する為に作られた魔道書を巡る逸話。
千年に一度その魂は解き放たれ、人間の世界に混沌を呼ぶ魔物が召還される。
――――その千年の期間が、もうじき終わる。
ここは大陸の半分以上を占有する巨大帝国。
始まりは、城下町を襲った"存在するはずのない"数体の魔物。
混沌が訪れたこの世界を救う鍵は、この地に永く伝わる伝説。
世界が魔物に喰い殺される前に、封印の地を目指せ――――。
剣士ライアは己が命運を理解し黒き刃を腰に下げる。
魔術師リオンは、そんなライアを手助けするためにその力を振るう。
二人の少女が織り成す、残酷で非情で純粋な、旅の話。
――――――――――――――――――――――――――
カクヨムは更新を停止しました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880823373
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-23 20:00:00
104835文字
会話率:25%
――私、うれしかった。あなたがふつうに接してくれて。
「穢れた血」をひく少年・カレイユは、村の人びとから忌避されていた。
あいつにかかわると、死ぬことになる、と。
少年は、同世代の子どもたちから仲間はずれにされ、ひとり孤独に生きていた
。
そんな少年のまえに現れたひとりの少女。名前はナナリー。
少女は、村の鼻つまみものの少年のことを知らず、事情を聞いても、
「そんなものは迷信です!」
と、一蹴。
「穢れた血」の秘密を解き明かす過程で、ナナリーは村をおさめる王女であることも判明するが、身分のちがいを越えてふたりは通じ合う。
だが、そんなときに、はるか遠くの封印の地で、4度世界を滅ぼしかけた「氷の女王」が復活したという知らせを聞いて――。
身分のちがいや、運命の残酷を乗り越えて、思い合う人たちが、添い遂げるために奮闘する物語です。
ゆるゆるとお付き合いいただければ幸いでございます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-21 00:47:09
26708文字
会話率:42%
かつてエルフと呼ばれる種族がいた世界。様々な優れた能力を持っていたとされる彼らが姿を消した原因は今も分からない。治癒師見習いの少女アイリスはエルフの末裔とされる一族の出でありながら、平凡な才しか持たず劣等感を抱いていた。しかし突然誘拐された
日から状況は一変、エルフの謎に関わる重大な使命を帯びていると分かり、命を狙われながら旅へ出ることに。気難しい護衛と共に、時に擦れ違い時に歩み寄りながら、気弱な少女は〈封印の地〉を目指す。【Die fantastische Geschichte 8】戦闘に向かない少女が行く世界救済の旅。※この作品はpixivでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-20 14:06:57
10509文字
会話率:46%