世界が滅びるその時に聞いたのは寂しがり屋の邪竜の声だった。
人類は敗北した。
99個のゲートをクリアせよという不思議な声と共に平和だった世界はモンスターが現れる危険なものへと変わってしまった。
覚醒者と呼ばれるモンスターと戦う力を持った
者が必死に戦ったけれど人類は邪竜の前に滅ぼされてしまったのである。
たった一人を除いて。
愛染寅成(アイゼントモナリ)は人類最後の一人となった。
けれどトモナリもモンスターの攻撃によって下半身が消し飛んでいて、魔道具の効果でわずかな時間生きながらえているに過ぎなかった。
そんな時に新たなスキルが覚醒した。
戦いに使えないし、下半身が消し飛んだ状況をどうにかすることもできないようなスキルだった。
けれどスキルのおかげで不思議な声を聞いた。
人類が滅びたことを嘆くような声。
この世界に存在しているのはトモナリと邪竜だけ。
声の主人は邪竜だった。
邪竜は意外と悪いやつじゃなかった。
トモナリは嘆くような邪竜の声に気まぐれに邪竜に返事した。
気まぐれによって生まれた不思議な交流によってトモナリと邪竜は友達となった。
トモナリは邪竜にヒカリという名前を授けて短い会話を交わした。
けれども邪竜と友達になった直後にトモナリは魔道具の効果が切れて死んでしまう。
死んだのだ。
そう思ってトモナリが目を覚ましたらなんと信じられないことに中学校の時の自分に戻っていた。
側には見覚えのない黒い卵。
友といたい。
そんな邪竜の願いがトモナリを過去へと戻した。
次こそ人類を救えるかもしれない。
やり直す機会を与えられたトモナリは立ち上がる。
卵から生まれた元邪竜のヒカリと共に世界を救う。
「ヒカリと一緒なら」
「トモナリと一緒なら」
「「きっと世界は救える」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 10:00:00
256000文字
会話率:40%
精霊や魔物が存在し、人が魔術を行使するファンタジー世界に転生してしまった元高校球児。魔術を学ぶエリート校に入学したは良いものの、成績の方は落ちこぼれ。その特徴的な小さな体躯からつけられたあだ名は【ゴブリン伯爵】。同級生たちを見返してやろう
とちょっとしたルール違反に手を出した結果、精霊のようなものと名乗る3歳児の下僕にされるハメに……
だけど、その3歳児はいたずらが過ぎて地上へと落とされた掟破りの存在だった。
我が儘で食い意地が張っていていたずらが大好き。寂しがり屋で甘えん坊で何でも欲しがる3歳児に手を焼かされながらも、その小さな身体に規格外の能力と途方もない知識が秘められていることを知り、転生者モロニダスはひとりの女の子に追いつくことを決意する。
入学した時は隣にいたはずの少女。落ちこぼれた自分とは対照的にどんどん優等生として上り詰めて行く、この学校で知り合った最初の友達。将来を共にしたいと願った彼女と肩を並べるため、少年は遠ざかってしまった背中を追いかけて走り出した。
不思議な3歳児に手を引いてもらいながら……
※現在は週2回、月曜日と水曜日の正午に定期更新しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 12:00:00
3361324文字
会話率:55%
新年の昼下がり、自宅の庭でひたすら金属バットを『縦に』振り続けていた柏木(かしわぎ)和美(かずみ)17歳。
……ちょっと女の子っぽい名前だけど残念ながらJKではなくDK(男子高校生)である。
家庭や学校での苦い経験からイジメた奴に対して自衛
、あわよくば過剰防衛のために始めた素振りは今や日課となっていた。
だが! その平穏な時間は突如として崩れ去る。
突然の遠くでの誰かの叫び声、そして近所の住人(口うるさい向かいの家のBBA)が謎の怪物――河童のような異形の存在に襲われる現場を目撃してしまったのだ。
恐怖と混乱の中、異形たちはブロック塀を飛び越えてカズミの家にも侵入。
手にしていた金属バットを衝動的に振り下ろし、彼は怪物を撃退するが……それはさらなる戦いの幕開けに過ぎなかった。
怪物たちの襲来の裏に隠された真相とは?
そして彼が向き合うことになる世界の変貌とは?
日常が崩れ去り、命の危機が迫る中、カズミは生き残るために新たな決断を迫られる。
これは、一人の少年が絶望を超えてその居場所を確保そして発展させ、戦いを通じて自身を見つめ直す――そして他人を切り捨ててゆく――物語。
カクヨム様でも掲載中ですm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 19:10:00
9699文字
会話率:24%
関東一帯に戦力を広げ、警察の裏で暗躍する『サクリファイス』
メンバーはたったの三人。
警察でも手に負えず、目を瞑っている。
裏社会ではこんな噂がある。
『一般人に手を出せばサクリファイスの死神がやってくる』
一般人に優しく、それを傷付ける者
には容赦なく牙を剥く。それがサクリファイスの暗黙のルールだった。
ひねくれ者は言う。
「世界の表と裏。全てをば、何か変わるのかもしれない」
嘘つきは言う。
「一つの嘘で誰かが幸せになんねんやったら俺はいくらでも嘘を吐く」
寂しがり屋は言う。
「もう誰も失いたくない」
全ての秘密が明かされる時、待ち受けるのはハッピーエンドかバットエンドか、果たしてどちらだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 16:21:18
6385文字
会話率:50%
未来を見通せる不思議な力を持った少女達。巫女。
その最上位たる星詠みの称号を賜った少女は夜の月を眺め憂いる。
「天より大岩落ち、大地を焦がす」
今まさにこの地に星が落ちようとしているからだ。
巫女はその未来を変えれない。
そんな折、彼女
はどんな願いでもかなえられる悪魔の伝承に行きつく。
悪しき巫女と寂しがり屋の悪魔
彼女らは暗躍する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 18:52:20
27547文字
会話率:31%
江戸時代末期、幕末の日本。
人々を恐怖に陥れていた『妖怪』という未知の存在は、科学によって正体を暴かれ『細菌』や『ウイルス』などに姿を変えつつある。
しかし発展途上の科学は、まだ『妖怪』を完全に消し去ることはできていない。
そんな時代
の変革期に、妖怪退治をしながら旅をする鬼祓い巫女と、彼女と行動を共にする少年がいた。
甘味が大好きな寂しがり巫女と、オランダ医学を学ぶ少年の、ちょこっとノスタルジックな、別れと出会いのゆるふわ2人旅。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 22:19:38
14725文字
会話率:58%
☆★☆毎日更新中です!!☆★☆
精霊族の希少な男性体であるユッカは、精霊の世界で友達と楽しい生活を送っていた。
しかしある日、突然人族に襲われてしまいユッカは助けられたが、友達は石になって奪われてしまった。
それから聞
いたのは衰退した精霊族の現状、そして数少ない強大な精霊が残りの精霊を守っている現実だった。
「精霊王になって、俺が精霊族の現状を変えてみせる」
今までの平穏を捨て、守りたい存在を守るため、精霊王を目指すユッカ。
しかしそれには8人の精霊と契約が必要で……?
友達を助けるために人族達の世界に出たユッカは色んな価値観を経て、自らの暗い過去と向き合う。
果たしてユッカは暗い過去を乗り越え、最強の精霊を倒して精霊王になれるのか。
そして精霊族を救うことはできるのか。
寂しがり屋ユッカの|Reユニオン《再結成》が今、始まる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 00:10:19
49358文字
会話率:30%
「姉ちゃん……俺が見えとんの?」
生まれつき幽霊が見える体質の日花(にちか)は、記憶喪失で迷子になっていた幽霊の男にそう話しかけられた。
彼の記憶を取り戻し成仏をさせてあげると約束してしまった日花は、お調子者で不躾なくせに寂しがり屋な幽霊と
一緒に暮らすことになる。
2章始めました。ゆっくり更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 00:02:49
110118文字
会話率:47%
ある日主人公は○○の女性と出逢う。
その人は寂しがり屋で、主人公と話せたことがとても嬉しかった。
特殊な二人が時と共に愛を育むが、特殊な二人に形はなし得ないのだ。
愛してる人に触れることすら出来ない主人公は……
最終更新:2024-09-06 22:02:07
506文字
会話率:34%
高校生の連城透は、平凡で、愛想が良くて、そして自分のことが嫌いだった。
そんな透の対極にいるのが、クラスメイトの愛乃・リュティ。金髪碧眼の愛乃は、学校一の美少女で、フィンランドの財閥のお嬢様。誰がどう見ても特別な存在だ
対照的な透と愛乃
は、ほとんど関わることがなかった。
ところが、愛乃が怪我をしかけたところを助けたことで、透は彼女とちょっとした縁ができる。
それからしばらくして……透は愛乃の婚約者となっていた。政略結婚から逃げるために、愛乃は透を形だけの婚約者に選んだのだという。
だが、本当は寂しがり屋の愛乃は、透の優しさに触れて、徐々に惹かれていく。
形だけの婚約者だったはずなのに、愛乃は透にデレデレになってしまい……!?
「わ、わたしたち、こ、婚約者だから……キスするのも当然よね!?」
これは形だけの婚約者になった二人が、徐々に互いに理解しあうようになり、本物の恋人となっていく話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 22:49:38
180725文字
会話率:39%
「そんなにわたしが怖いですか。この契約はいつでも破棄が自由です。
あなたの事は好きにはならないから、安心してください」
悪役令嬢なし、ざまあなしのじれ恋ストーリー。
モニカは修道院の寄宿舎に入れられ、その存在を九年間も忘れられていた。
そんなモニカの元へ突然の婚約が決まったという知らせが届く。
お相手は、何度も婚約破棄を繰り返す冷徹侯爵と呼ばれる辺境地のカンパニーレ侯爵。
難攻不落な冷徹侯爵の元を訪れるが、塩対応。
修道院あがりで男性に免疫が無いくせに、リーダーシップだけはあるモニカと
仕事にストイックなくせに、じつは寂しがり屋な侯爵。
そんな二人がゴールインできるまでのストーリー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 20:10:00
73970文字
会話率:42%
ただいま私は友人の彼氏に肩を貸している。
傍から見ればそれだけで不味い状態なのだが、そんな時に彼の恋人が顔をだした。
真っ青になる私を他所に、彼女は鷹揚に口を開く。
嫌いじゃないの。彼のこういうところ。
注意事項1
起承転結はありません
。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
え、これ恋愛なのかな。
価値観がぶっ飛んだ彼と、其れを受け入れる彼女、真っ当な彼女が出ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 16:51:15
840文字
会話率:38%
笑えなくても、話せなくても、気力があるならそうした方がいい。
其れが口癖の人だった。
そんなに彼女が、目上の方と話をしていた。
目に光はなかった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
ある意味表裏一体だと思ってますよ。
最終的にはマシになるのは、明るく振る舞う事だと思いますが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 08:15:34
910文字
会話率:41%
行こうとも会おうとも思っていた。
でもまぁ、押し掛け女房宜しく、依り代は臺に飾られていたから、大丈夫だろう。
そう油断したのが事の発端だった。
そんな話を三緒様に申し上げる。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
そんなんだから、また不興を買うんだよ。
と思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 18:15:35
960文字
会話率:45%
幼馴染の溺愛うさぎバース。 ドロップ(寂しがり屋)×ネザー(甘えん坊)
大学四年生の葵は、恋人の葉介の民俗学研究に付き合い怪しげな「うさぎの村」へ旅行に行くことになった。
村には「兎性」という性別があり頭にうさぎの耳が生えている人が住
んでいて、特性によって結びつき番う風習が残っているという話だったが、現在は、うさぎが沢山いるだけの田舎になっていた。しかし安心していたのもつかの間、葵の頭にうさぎの耳が生えてしまって……。
【キャラクター】
葵(あおい) 22歳 : 受け(ネザー、立ち耳の甘えん坊のうさぎ:白)
葉介(ようすけ)22歳 : 攻め(ドロップ、溺愛傾向のある、寂しがり屋な垂れ耳うさぎ:黒)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 12:25:40
33380文字
会話率:37%
『外面イイ子ひとり我慢属性の七歳児とデレ未覚醒ツンツン寂しがり屋双子の五歳児を持つ、無口で仕事人間な十歳上の辺境伯に嫁入りした私の日常生活を誰か聞いてください』(タイトル長……)の続きです。こちらを読まれていないと、ちんぷんかんぷんです。
まだの方は是非どうぞ!
https://ncode.syosetu.com/n8275ib/
最初は↑の番外編として書き始めましたが、約四万字という本編に迫る長さになりましたので、別に立てました。
全十六話です。一話の長さはバラバラです。
メルネスとベルツの面々が、わちゃわちゃ遊んでいるほのぼのとしたお話です。
どうぞよろしくお願いいたします。
m(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 23:24:26
40279文字
会話率:23%
私はシーヴ。
十歳年上の辺境伯の夫、外面はイイが感情をあまり表に出さない七歳の長男、とことん懐かない五歳の次男と長女の世話をするために、借金のカタにこの家に嫁いできた、ピッチピチの十八歳です。
そんな私の『日常』の話を聞いてください。
全十五話です。
主人公は口が悪いです。
主人公にはショタっ気があります。
水害や土砂災害が起こります。
人が亡くなる表現があります。
子どもに対する精神的な放置があります。
地雷の方は回れ右をお願いいたします。
m(_ _)m
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 15:58:08
72348文字
会話率:16%
巷では愛されない結婚、肉体関係がない結婚のことを『白い結婚』と呼ぶのだという。
では、政略的に姻戚関係になるのが手っ取り早いと判断され、いい頃合いの年齢であっただけの私たちが、家の存続のために肉体関係を持ち子をなす結婚のことは、なんて言
うのだろうか。
さしずめ『黒い結婚』ってところだろうか。
政略結婚の二人の報われないようで少しだけ救われた、実らない両片思いのお話です。
外面イイ子ひとり我慢属性の七歳児とデレ未覚醒ツンツン寂しがり屋双子の五歳児を持つ、無口で仕事人間な十歳上の辺境伯に嫁入りした私の日常生活を誰か聞いてください
↓
https://ncode.syosetu.com/n8275ib/
このお話に出てくるヘンリックの両親のお話です。こちらをお読みでなくても二人の歪み具合とすれ違い具合は伝わると思いますが、こちらも是非お読みくださいませ。
結婚しているのに、結ばれることのない『黒い結婚』の二人。
とってもスッキリしないお話になりました。
( 。゜Д゜。)
子を愛せない母親です。
人としてクズ思考な父親です。
皆色々歪んでいます。
↑の番外編にしようとしましたが、あまりにテイストが違うので、別にしました。
上下編です。
重い話ですが、よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 18:28:35
9061文字
会話率:2%
同級生との会話が苦手な大学二年生の粉城凪(こなぎなぎ)。
人付き合いが苦手で、自分のコミュニケーション力を雑魚だと自虐する彼は、大学の中で唯一の友人である餅宮寧央(もちみやねお)に頼まれて、初めての飲み会に参加した。
男の先輩にしつこ
く言い寄られる餅宮を助けようとして、粉城は酔い潰れてしまう。居酒屋のトイレで粉城は年上のお姉さんに介抱される。初対面でも、どこか安心する雰囲気の彼女が印象に残った翌日、粉城は昨日の礼も兼ねて餅宮の自宅に誘われる。
そこで出会った相手は、自分を助けてくれた昨日のお姉さんだった。餅宮寧々子(もちみやねねこ)と名乗った彼女は、餅宮の姉だった。
自分が留学に行っている間、寂しがり屋の姉と関わってあげて欲しい。そう餅宮に頼まれて、粉城は寧々子と親しくなっていく。
同じ日々を過ごすうちに気付いていく彼女が隠していた素顔。
他人と関わる事に自信がなかった男子大学生と、天真爛漫だが猫を被った一面を持つお姉さんの距離が徐々に縮まっていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 15:37:59
95298文字
会話率:49%
寂しがりやの箱の話。(※重複投稿作品)リィズ・ブランディシュカ
最終更新:2024-04-15 20:00:00
259文字
会話率:0%
終わってしまった物語。少女を助けてくれるヒーローはいなかった。だから、教室から一人少女が消えた。でも、人生は小説のようにはいかない。バッドエンド、そこで終わり。にはならない。春がこない冬の季節、消失の痛みのその先へ歩き続ける少年がいた。時間
が止まった世界の中で、少年はある少女との出会いを果たす。「忘れないでいてくれてありがとう」(※重複投稿しています)(※短いです)(※完結済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 00:00:00
4668文字
会話率:15%
心象素描(しんしょうすけっち)実践研究
令和甲辰(きのえたつ)肆拾壱 卯月
弐陸捌肆 陸 弐零弐肆
寂しがりやのかまってちゃん 詩一編
三つ目心象素描実践研究ラボ
最終更新:2024-04-09 12:47:33
553文字
会話率:0%
心象素描(しんしょうスケッチ)実践研究
令和癸卯(ミズノトウ)肆拾 長月
弐陸捌参 伍 弐零弐参
寂しがり屋さんのお金の鳥 詩一編
三つ目心象素描実践研究ラボ
最終更新:2023-09-20 01:39:58
278文字
会話率:0%
魔法使いだからって、陰に偲んで生きる必要はない。ただ彼らには陽の光が合わなかっただけのこと。
魔女と蔑まれ恐れられた少女ソーニャは、魔人の伯爵令嬢マリーのペットとして拾われた。
ハゲタカと呼ばれ嫌われた臆病者は、伴侶となった妻と共に
祖国の暴走を止める無謀な戦いに挑んだ。
闇夜に迷う魔宵子(まよいご)たちは自分だけの北極星を見つけて、たどたどしい足取りで旅路を往き、別れ、対峙する。
これは、世界征服を企む魔法帝国の野望を打ち砕くために戦う魔法使いたちの、とても陳腐なお話。
これは、太陽が眩しすぎて自我に依ってしか寄り添えなかった、寂しがりやたちのお話。
※
基本、一日一エピソードずつ更新していきたいと思います。
各章終了後は二~四日ほどの休載期間を置く予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 08:00:00
445038文字
会話率:43%
ルーズベリー王国の公爵令嬢、ミルドレッド・シンフォローサ・ラピスリアの元に、隣国、レイザスラルクの悪虐王子として名高いヴァレンス・テオバルト・レイザスに政略結婚の申し出が…
「願わくは…僕の妻になって欲しい」
実は一途なヴァレンス、寂し
がり屋なミルドレッドの政略結婚。
一緒にいるうちに惹かれあって…
もう恋愛結婚でよくないですか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 09:07:41
42705文字
会話率:41%
冷たい洞窟に住む氷ノ王子は寂しがりだ。ずっと寂しいのは嫌なものだから、ニンゲンに言って女を寄越してもらう。幸いなことに彼は近所の村里の人々から神と崇められており、だから供物として女をもらい受けることは簡単だ。此度も死に別れたので、また女を都
合してもらう。新しい妻を、また迎える。その名はルペ――。
※「黒き邪心に薪を焼べろ」(https://ncode.syosetu.com/n9626ip/)と同じ世界の物語です。
※他サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 12:26:52
4011文字
会話率:19%