ブルーム・パルティアーノの誕生をきっかけに、初めて顔を合わせたルポワド王家の子供たち…
王太子の第一王子シャルア、水晶の騎士リオーネの一人息子バレル、公爵家の末っ子ブルームが、成長とともにお互いの関係に気づいていく。
最終更新:2024-12-15 12:03:55
124130文字
会話率:51%
王太子ブルードが主催したパーティーで、婚約者である公爵令嬢エアーネは婚約破棄を言い渡される。
理由は「今年は小麦の不作でパンが食べられないのにもかかわらず、お前は庶民に『パンがなければビスケットを食べればいいじゃない』などと暴言を吐いた。お
前のような悪女は王子妃に相応しくない」というものだった。
エアーネもそんなことは言ってないと反論するが、聞き入れてはもらえない。
ブルードは子爵令嬢フェミアと結婚したいがために、エアーネに悪女のレッテルを押し付けるつもりなのだ。
しかし、エアーネは余裕を崩さず、二人に“小麦”を見せた。
なぜ、不作のはずの小麦をエアーネが持っているのか?
そこにブルードの弟である第二王子ベクテルが姿を現した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 07:25:10
8360文字
会話率:54%
ヒロインがいない。
もう一度言おう。ヒロインがいない!!
乙女ゲーム《夢見と夜明け前の乙女》のヒロインのキャロル・ガードナーがいないのだ。その結果、王太子ブルーノ・フロレンス・フォード・ゴルウィンとの婚約は継続され、今日私は彼の婚約者から妻
になるはずが……。まさかの式の最中に突撃。
※ざまぁ展開あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 20:14:02
5073文字
会話率:42%
「おれは替え玉なんだ。だから、きみを愛することはない。もちろん、公の場では夫婦のふりをしなければならないし、体裁上は仲がいいように見せかける。どうせきみもここまで嫌々やって来たんだろう?一応、部屋は同じだけど、きみは続きの間を使うんだ。この
主寝室には入ってこないでくれ。そういうわけだから、当然きみに指一本触れるつもりもない。話をする気もない。まあ、条約が成立して調印が終るまでの辛抱だ。それまで、適当に好きなことをやってくれればいい。話は以上だ。さっさと向こうの部屋に行ってくれ」
それが初夜を迎えるはずの部屋で告げられた非情な言葉だった。
省略された婚儀、おざなりのパーティー。
カナーリ王国の王女クラウディア・デルネーリは、美貌と性格のよさで大陸中の国々で有名である。その彼女は、より強大なポリーニ帝国の皇太子ブルーノ・カッペリーニに嫁いだはず、だった。
が、皇太子であり夫であるはずの彼から、いきなりの替え玉宣言。
クラウディアは途方に暮れるはず、だったのだが……。
じつは、そのクラウディアも身代わりだった。
妹のアユコが、なかば母国の王宮から追いだされるようにして身代わりをさせられたのである。
が、アユコはへこたれなかった。自由を得たとかえって喜んだ。
天真爛漫なアユコ。不愛想で不器用な皇太子ブルーノ。身代わりと替え玉の奇妙な触れ合い、そして生じる誤解。
アユコの思惑をよそに、二人の関係は思わぬ方向へと進んで行く。
※全二十七話。ハッピーエンド確約です。かなりゆるゆる設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 22:30:44
43394文字
会話率:17%
草原の国のはずれの丘に、古城があった。そこは諸人より「星のふる丘の月の城」と呼ばれていた。
かつて、王国の発展に寄与したことで名誉貴族の称号を得た名うての商人ベノワが財宝をかくし、さまざまな罠をしかけて建築したその城は、時を経て、あるじが
不在になって以降、積年の風雨と夜盗のしわざで廃墟と化していた。しかし、長い歳月をもってなお、発見されていない宝物がひとつだけあった――〈伝説の宝石〉のかけらのひとつ〈荒城の月〉である。
〈伝説の宝石〉は「六つあるかけらを集めると願いが叶う」という胡乱な伝承をもつ宝石だった。
ベノワの手記に遺された謎――「月の裏側」にかくされた宝石片をもとめて、盗賊組織〈鹿の角団〉幹部ハーマンシュタインの刺客ザウターとティファナが古城をめざすなか、ハーマンシュタイン率いる軍勢に滅亡させられた沙漠の国の生還者アルバート、ディレンツァそしてルイもまた、辺境の街をおとずれていた。
アルバートたちは、熱病に苦しむ少女ローチを救う手立てをもとめて月の城に向かった巨人族の子ブルーベックを追いかけて、月の城に挑むのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 10:00:00
162014文字
会話率:13%
あなたは、人成らざるモノの存在を信じるだろうか。もちろん、この地球上には人間以外の生物はたくさんいる。身近なところでは、犬や猫なんかがそうだ。はたまた魚類、鳥類、昆虫もいる。そんな動くものたちとは違うが、生きているという意味では植物なんか
もあるだろうし、数え上げればきりがない。
だが、ここで言う『人成らざるモノ』とは、そういった目に見えるもの達ではない。神、悪魔、怪物、幽霊……。そんな伝説、物語の中に棲まう存在である。
神は信じる者を救う?いや、信じる者しか救わない?では、悪魔は?悪魔はどんな願いでも叶える?ただし、代償と引き換えに……?
この世界には、そんな伝説がいくつも語り継がれている。そしてこれは、十字路に立ち悪魔に願った男の物語。
☆ ☆ ☆
「ククク、我を呼んだのはお前か……?フフ、そうか。己が欲望を臨むか。ならばよかろう。お前の望み、我が叶えてやろう。ただし、お前の全てと引き換えにな……」
これは、売れっ子ブルースマンを目指す『朝日 陽太』(ヨータ:20歳+夢見るフリーター。ついでに童貞)と、悪魔『メフィストメルネーゼ』(メル:自称1007歳&魔法少女。ただし幼女)が、愛と努力と友情(も、あったらいいな)で、日本音楽シーンに旋風を巻き起こす(かもしれない)、異世界に転生もしなければ、剣も魔法も出てこない、殺人事件も起きなければ、名探偵が出てくるわけでもない。おまけにさして音楽の話も出てこないし、何かが起こりそうで起こらない。ちょっとエッチな?単なる日常系ラブスローリー……ではなく、LoveStory?である。
※BLUESの読みについては、日本での一般的な発音である『ブルース』とさせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 14:07:02
157364文字
会話率:56%
瞬きしたら森にいた。
青い不定形なあの子達とのゆったりとした生活のお話です。
最終更新:2014-02-02 23:52:17
3381文字
会話率:5%