男子高校生、浅桜幸臣はとある休日に友人と東京へ旅行に行く。上野、浅草、スカイツリーなど様々な場所を巡って、一行は一日を満喫した。
夕方になり、帰ろうという話になった彼らは、駅へ向かう道すがら蚤の市が開かれているところに通りがかった。どう
せならと見て回る中で、幸臣は奇抜な見た目に惹かれ一体のアンティークベアを購入する。
家への帰路につき、部屋で荷物を広げる幸臣。お菓子やキーホルダーなどの土産物を傍にどけ、蚤の市で買った人形を飾り、人形の入っていた袋を捨てようとしたときに、幸臣は袋の中に、奇妙な石がひとつ転がっていることに気がついた。
石は、その内側にかすかな光を孕んでいる。
幸臣がそれに気づいた瞬間、狙い澄ましたかのように部屋の明かりが消えた。
月明かりだけが照らす部屋。暗がりの中に幸臣は奇妙なものを見る。
暗がりより、なお黒い影──ソレは、幸臣の買ったアンティークベアから伸びていた。四肢を歪に動かし、這うように動く身体を突き破るようにして。
「……ッ!!?」
部屋を飛び出た幸臣は衝動に任せて走り、そのまま外の夜闇へ逃げこんだ。
手の中で明滅を繰り返し、輝きを増してゆく石に気付かぬままに──。
※ホラー小説ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 17:30:00
107356文字
会話率:20%
休暇を取って久しぶりに日本へ帰国したのだが、どうにも奇妙な感覚に襲われた。
まず、空港の売店。棚に並ぶ土産物が、やけに小さい。どの食品も、まるで子供向けではないかと疑うほどだ。
次に駅のコンビニで買った弁当。これもまた、昔食べたものと
比べて、驚くほどボリュームが減ったように思える。中身が少ないせいで、逆に包装のプラスチックが無駄に大きく見える始末だ。
極めつけはお菓子だ。ポテトチップスの袋を開けた瞬間、思わず目を疑った。中身は袋の底に、まるで落ち葉の吹き溜まりのようにこじんまりと寄っており、一掴みでなくなってしまいそうだった。
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最終更新:2025-04-16 11:00:00
1431文字
会話率:50%
警察庁の宇佐美警部は、再教育プログラムの一環で小さな村の駐在所にやってくる。ところが指導役の巡査長は見当たらず、村人の誰に聞いても行方は分からなかった。
宇佐美俊介 警察庁警部
蛇神村住人
小春
ハナ
秋子
皐月
沢木 土産物屋店主
幸吉 蛇面作りの職人
須田周平 蛇神村移住者
千香子 周平の妻、幸吉の娘
彩音 周平の娘
八重 蛇面神社宮司
槐省吾 皐月の孫
水無瀬隼人 秋子の孫
田所巡査長 蛇神村の駐在
栞里 田所の妻
沼田 交番相談員
石黒 延寿警察署捜査一課長
九我 宇佐美の上司折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 21:02:37
164096文字
会話率:39%
工房の娘として生まれた百々代には前世の記憶と土産物があった。
魔法の才能を見出され、後援者と家庭教師に恵まれた彼女は同じ路を歩む貴族と知り合っては、共に魔法師を目指そうと協力関係を結ぶ。
カクヨムにも掲載中。
最終更新:2024-09-30 01:00:00
668662文字
会話率:62%
とある観光地の土産物店で人面魚の塩焼きが食べられる、という噂があった。
興味を掻き立てられた宮前昭義はバイクで現地に行ってみると……。
最終更新:2024-08-20 02:00:09
3535文字
会話率:32%
幼少期の思い出で御座います。
クリスマスになると、イルミネーションに瞳を輝かせた事。縫いぐるみを家族として迎え入れた事。
えぇ、でも今は初夏なのです。ですからクリスマスを味わえる場所へ。
でもそれに気が付いたのはもっと後の話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
幻想奇譚です。
作者もバグって散々したので、後でキャッチコピー考えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 15:38:32
1017文字
会話率:25%
大型連休明けの初の休日、俺達は水族館に来ていた。
イルカショーを一通り堪能した後の土産物屋。
そこで女は足を止める。目に入ったのはクラゲクッション。
抱き締めるのは君だけで十分だよ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われ
たら申し訳御座いません。
注意事項2
どんなに肌触りが良くても、モチモチでも、君を抱き締めたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 12:30:07
974文字
会話率:42%
天才肌のあなた。
凡人のあたしとは、まるっきり次元が違う。
最終更新:2023-02-05 12:00:00
333文字
会話率:0%
ある日、発明家のじっちゃんに見せられたのは異世界転生光線銃だった。
じっちゃんは光線銃を使って異世界転生するため目の前から消えてしまが、じっちゃんに土産物を渡すのを忘れた俺は、他の異世界転生装置を使って土産物を送ろうとするも、誤って自分も巻
き込まれて送られてしまう。
送られた先は神界にある転生の間で、そこではじっちゃんと転生を司る女神が口論しているところだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 12:00:00
4572文字
会話率:21%
【勇者様、お湯加減はいかがですか?】
異世界人の異世界人による異世界人の為の鹿児島のガイドブック登場!摩訶不思議な温泉郷での役に立たない豆知識と勇者たちと巡る鹿児島の旅をお楽しみください!
※当文章の知識において、恥をかいたとしても一切責任
は負いません。
異世界の様々な人種が集う安息の宿「指宿乃宿」ひょんなことからそこで働くことになったミランシャ。
神や人、亜人などの異世界の人々と特産品の織りなすハートフルストーリー。
複雑なストーリーはありません。のんびりとした時間が流れる宿と温泉。美味い食事と焼酎をお楽しみ下さい。
土産物に関する物語。
4コマのような感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 09:12:43
2677文字
会話率:32%
高校生・振井明人と真梨澪は隣同士で生まれた日まで同じという筋金入りの幼馴染。十数年を共にしている二人は、当たり前のようにいつも側にいる。
ホワイトデーの朝、明人は澪の元を訪ねる。バレンタインのお返しを手に、旅先の土産物を渡すような気軽さで。
最終更新:2021-03-14 23:43:03
2943文字
会話率:67%
夏の頃、高遠深空は海沿いの小さな町、海来町へやって来た。世話焼きなおかみさん、ざっくばらんな漁師たち、おしゃべりなウェイトレス、陰気で胡乱な土産物店の青年、腹に一物抱えていそうな警官、お寺の住職と孫娘、夜の砂浜の少年。様々な人々と出会い交流
し、様々な場所に行き、そして祭りを迎える。
──これは、何処かにあるかもしれない夏の物語
空と海、夏への望郷。どこにも存在しないものへの強い憧れ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 18:27:42
63457文字
会話率:49%
憧れていた先輩から裏切られ、逃げるように実家のある奈良に戻った美里(みさと)は、実家の ”土産物まほろば” で店番を手伝いながらも、傷を癒すことができないでいた。
そんなとき、店で不思議な出来事が起こって―――――――――――――
「未来への入口は、今日なんだから」
「もし、俺がきみをずっと待ってたと言ったら、信じる?」
不思議な出来事がきっかけで知り合ったその人は、また誰かを信じて傷付くのが怖かった美里に、
奇跡を見せてくれたのだった――――――――――――――――――
この作品は他サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 00:00:00
112105文字
会話率:28%
ルーデル共和国とルニ民主主義国との国境にある観光ガイドにも1行載れば良いほどの静かな小さな湖の湖畔にある小さな古いログハウス風の建物『ジョージの土産物店』には、いつも困ったお客さんが来ていて…。
最終更新:2019-04-17 19:14:41
17509文字
会話率:45%
普通の高校生、佐藤大輝は、ふとした偶然で魔剣ガイフェリュードを手にすることになる
混乱する大輝にガイフェリュードが語ったのは、思いもよらぬ真実であった……
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最終更新:2019-04-05 07:18:08
3798文字
会話率:56%
鄙びた温泉街に続く道路脇の馬鹿でかい駐車場を有した土産物屋。
トイレ休憩に大型観光バスや家族連れの車が停まる。
ガチャガチャや観光会社の看板がずらりと並ぶタバコ臭く、昭和の終わりと平成の初めにタイムスリップさせる入り口を通り抜けると、老店主
自慢の奇抜な電池玩具が出迎える。
ラジカセ犬を偲ばす馬の玩具がひんひんぱからぱからと紐で繋がれたポールの周囲を駆け巡る。
びかびかと光る蛍光グリーンの馬体から流れるは「ウィリアムテル序曲」。彼の道化じみた珍妙な様に訪れた客は噴き出したり、小馬鹿にしたり。
ある日、店にやって来た美しい女の人形に馬は恋をした。
しかしプライドの高い彼女にも蔑まれ、馬は落ち込みつつも密かに想う。
──果たして馬の想いは成就するのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-12 17:24:03
10395文字
会話率:22%
以前より海外旅行への羨望があった主人公は、イタリアへ行くことを決意する。そこで出会った人、観光、土産物、すべてに心を奪われる。最終日に下す彼女の決断、彼の行動は。
最終更新:2018-11-10 01:08:48
12366文字
会話率:42%
あるとき、土産を貰った。韓国土産だ。それは一粒の飴玉だった。
そして、また一人、変態が誕生した。
最終更新:2018-06-24 14:10:49
751文字
会話率:0%
ある日の温泉街、男は土産物屋で相方に出会った。
耳かき度 ★★★☆☆
ストーリー ★★★★☆
おっさん度 ★★★★★
最終更新:2018-02-11 14:15:23
5230文字
会話率:12%
イースター島で土産物を売る10歳の少年イスラ。第二話は、言葉が不自由な親友マリーアが主人公の物語りです。あなたもイスラとマリーアのお友だちになってください
この作品はアルフポリスにも掲載しています。
最終更新:2017-06-25 09:39:29
6086文字
会話率:20%
家計を助けるためにイースター島で土産物を売る少年イスラ。
まだ小さな妹、弟。友だちのマリーア。
市場仲間たちと繰り広げるカジュアルストーリー。
イースター島の自然や家族との時間が大事に書かれている。
最終更新:2016-12-03 18:48:49
11044文字
会話率:20%
どこかに姿を消した姉が帰ってきた。異様に痩せてしまった姉が土産物として持ってきたのは、異様な臭いを放つ、蠢く麻袋だった。
最終更新:2017-04-09 01:07:22
2523文字
会話率:16%