ゾルタン王国第三王子のシャルルと隣国カリエ王国の王太子アンリは父方の血が繋がった従兄弟同士。アンリは事情により幼い頃からシャルルの宮で育てられている。
アンリの連れて来た侍女アナマリーは東方流民の血筋で能力者。シャルルとアンリは五年間二人
で一人のように幸せに過ごしていたが、色んな困難にあってアナマリーが連れて逃げ出す。
やっとのことでアナマリーの生家に辿り着くが、アナマリーは亡くなり、自分達にも追っ手が迫る。
東方流民の秘技によって、次の生にかけて二人の魂は鷹の翼に乗って運ばれる。
数百年の後、シャルルの生まれ変わりのアルノーはアンリが居ないので生まれてからずっと泣き通しだった。一歳で周りが生まれ変わりを信じてくれて、泣くのは我慢するようになったが心の中はずっと、ずっとアンリを求めていた。
離れて暮らしていた妹姫マリローズのお披露目で、マリローズの連れて来た騎士ルネがアンリの生まれ変わりと判明するが、ルネに前世の記憶は無く、ルネはマリローズが好きなのが分かる。
やっとめぐり逢えたアンリの魂なのに喜べず、アルノーは苦悶するがマリローズは辺境伯の元に嫁ぎたいという。実はマリローズはアナマリーの生まれ変わりで、辺境伯は前世で約束した恋人だった。
傷心のルネを慰めたアルノーの手が触れると記憶が戻って……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 08:00:00
35854文字
会話率:28%
ハルラナが婚約している相手から軽んじられているからと、周りも彼女を馬鹿にしてくる。
恋人を割こうとする悪女と見做して言葉で攻撃してくる。
友人となった生徒と過ごしていくうちにボロボロにされた心が奮い立たられ、立ち向かう。
両親に今までのこと
を相談することに。
父と母が名前を書き記したり、調査して娘を蔑んだものを突き止めていく。
我が家の商会の商品を軽々しく変えないように高くし、買えないようにした。
異変を感じていく母父達が気づいても時すでに遅い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 05:50:00
13899文字
会話率:22%
主人公は姉と妹と三人で村に住みながら、魔石の発掘を趣味として行っていた。
美人過ぎる姉妹と違い、普通寄りの主人公は村人達からいらない子扱いの空気を受けていた。
主人公が作った良質な薬は買うくせに、空気や視線や態度で自発的にいなくなって欲しい
と周りがじわじわと追い詰めようとしている。
それに憤るのは主人公が大好きな者達。
村人達は気付いてなかった。
美人を売り込もうと思っても、期間限定だということに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 05:50:00
5053文字
会話率:29%
元悪役令嬢と魔法使いの娘に生まれた子の話。
五つ姉妹の末っ子であるが、魔法使いの素養に恵まれて生まれていないので、放置子にされてキレる。
上の姉は才能ありなので周りからも親からもちやほやされる。
末っ子の評価を周りが気にする度に、母親からや
ればできる子なので許してあげてなどと我が子を擁護する健気な演技で周りに言っているのがムカつく。
魔導書の精霊のガルフと末っ子のノイラの祖国や血筋を語る話。
「末の子のお嬢さん、大丈夫?」
「ええ、お気遣いありがとうございます。家族一丸となって乗り越えて行きますわ」
「……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 06:22:05
3102文字
会話率:15%
ある学園に通う公爵令嬢には、誰にも言えない秘密がある。
それは、魔王の生まれ変わりだということ。
「面倒なときは拳で抵抗しますよ?」
元魔王の公爵令嬢は平穏に生きたい。
でも、周りが何故か付きまとってくる。
「とりあえず、私
に付きまとわないでくれます?」
王族に他の貴族家、さらには転生してきた聖女に帝国の若き皇帝まで私を放っておいてくれない。
果たして、元魔王の公爵令嬢は無事平穏に暮らすことができるのか。
「いや、平穏に暮らさせてくださいよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 05:00:00
221811文字
会話率:38%
【前のあらすじがかつてないほど不評だったので変更しました】
異世界に転生した元警備員のトモは、軽い気持ちで冒険者になってみた。
しかしそこは魔王城のすぐ傍にある『終盤の街』で、周囲のモンスターは総じて最強クラス。心が折れたトモは初日で辞め
ることを決意する。
他人のステータスを自由に調整できるチートスキルを所持していたものの、新参者な上に転生者なので素性が明かせず、しかも即日退職したこともあって、街での信頼はゼロ。そんなトモに、素直にステータスを弄らせてくれる者はいないという。
そこでトモは前世の経歴を生かし、暗黒系の武器を専門に扱うヤバい武器屋で警備員として一からコツコツ働き、信頼を得ようと試みる。でも終盤の街はいろいろ規格外で、メスガキの怪盗が大暴れし、ヒーラーが回復料を搾取し、商業ギルドがカチコミにやってくるなど毎日が修羅場。
それでも、大学デビューに失敗し虚無の14年を過ごしてきたトモにとっては毎日が充実しているようで、変な人達と大好物のパンに囲まれ、割と楽しく過ごしているようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:22:00
2824886文字
会話率:46%
魔法がある世界で生まれ育ったサラは、とあるきっかけで冒険者に憧れる。 冒険者になるために名門校といわれる王都のオーレ学園に入学し、周りが貴族だらけという環境の中、平民でありながらも優秀な成績をおさめ、そして卒業。
さぁ冒険者として活動しよう
じゃないかという中、聖女じゃなければ倒せないと言われる魔物が現れた。
え?ソロで活動しちゃダメ?地元の同年代の人達はもうパーティー組んでいるし、そもそも実力とランクが合わない為にパーティーを組めない。一体どうやって活動していけばいいのよ!と悩んだサラの前に、学生時代のライバル…いや師匠ともいえる人が現れた。
一緒にパーティーメンバーとしてクエストやってくれるの?嬉しい!…ってアンタ騎士団所属じゃん!冒険者じゃないじゃん!…うえええ、いいの!?どうなってんだ騎士団……まぁこれからよろしくね! といった感じで冒険者になったサラと騎士団に入った男の子とのラブコメを目指しつつ、世界を平和に導く?物語です。
※アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:00:00
508715文字
会話率:27%
美容部員の派遣社員だったヒマリは、ある日ひょんな事から異世界へと転移してしまった!
現代では社畜と婚活で多忙を極めていたヒマリだったが、異世界に来た事である大きな野望を掲げる。
その野望とは、老後はのんびりお一人様を満喫する事。
その為に助
けてくれた姫ルチルの提案で、異世界で今までの経験を生かして何でも屋さんを開くことに。
ところが社畜が骨の髄まで染み付いているヒマリはここでも多忙を極めて、とうとう美貌の騎士団長の婚約者(仮)を務める事になってしまった!
そんなある日の事、庭で薄汚れた妖精を拾ってしまい、ヒマリの生活はさらに忙しくなってしまう。
後から後から沸いて出てくる新情報にヒマリは絶対に関わらないと心に決めるが、周りがそうはさせてくれなくて……。
おまけにこの世界、どうやら何か大きな秘密があるようで——?
異世界ではのんびり暮らしたい社畜女子ヒマリと、ヒマリを取り巻く人達の織りなす、すっきり爽快ハートフルラブコメディです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:30:00
39535文字
会話率:61%
誰もがきっと、いろいろな自分を持っているものだろうと思う。
家に1人でいる時の自分と、何人もの友人と一緒にいる自分、家族と過ごしている時の自分は全て同じと言えるのであろうか?
「本当の自分をさらけ出したいのに、、。」
そんな誰
しも一度は経験する悩みをもつ主人公の美加子が、ある出会いと、就職活動を通して、自分を見つめ直し、本当の「わたし」をみつける小さな奇跡のお話。
周りが貼ってくる、〇〇ってこんな人だよねという付箋を剥がせずにいるあなたに送る物語です。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-24 23:46:05
698文字
会話率:34%
帰宅途中に交通事故にあい、異世界の忘れられた皇女として転生した59才の陽子さん。
異世界で生きると決め、お気楽セカンドライフを画策するが、なぜか周りがそうさせてくれない。
恋愛?ご遠慮したい。
王妃として国を背負って立つ?跡取りがいるで
しょう。
私はのんびりスローライフでセカンドライフを楽しみたいのに!
せっかく14才の皇女に生まれ変わったのなら、残りの人生を楽しみたい!アラカンな転生皇女の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:00:00
924089文字
会話率:45%
この世界には幻のスナイパーと呼ばれる、最強のSランカーが存在していた。しかし、彼は2年前を境に突如姿を 消してしまったのだ。沢山の憶測が立てられていたが、ある噂が信憑性があると沢山の人に評されていた。
それが「パートナーから逃げる
為に姿を消した」というものだった。
一部はくだらない噂だと否定していたが、大半の人はその噂を信じていた。何故なら
幻のスナイパー「アヌビス」と超S級ガイド「ルミナス」のイチャイチャっぷりは思わず、周りが顔を赤らめてしまう程のものだったから。
2年前を境に姿を消したアヌビスは現在、ルミナスから逃げる為にギルド「ワンダー」への加入を考えていた。
しかし、ルミナスがギルドへの加入を許すはずもなく…!?
戦闘×愛の作品です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:55:50
5853文字
会話率:40%
気付くとそこは見たことも無い風景。どうやら俺もついに異世界に呼ばれたようだ。当然あるべき強い魔法などは、全て一緒に来た愛犬ベスに割り振られた様子。
俺は武器すらまともに使えない不遇っぷりなので、ベス頼りの日銭稼ぎの日々がスタート。宿屋の
受付のお姉さんと知り会ったと思ったらいつの間にか跡継ぎ候補に両親公認でなっていたり、キャベツの力を強力な魔法に変える水着の魔女を雇うことになって借金が雪ダルマ式に増える毎日になったり、異世界を楽しむ暇も無い。
宿屋のメニューを油っぽい濃い味から女性向けのヘルシーメニューやデザートを充実させ、お客さんを増やすことに成功。さらに街に数件しかなく不便だった銭湯を宿屋に増築し、売り上げを伸ばした。俺は何しに異世界に来たのか悩むが、まぁいいか。
空飛ぶ車輪に乗るお姫様と知り会ったり、口から蒸気を吐く蒸気モンスターと戦い街を守ったりしたけど、結局俺じゃなくて周りがすごいだけだったり。なにが言いたいかというと、異世界転生したら犬のほうが強かったんだがってことだ。そしてなによりかわいいって話。麻呂眉柴犬って最高だよな。
ありがたくもイメージイラストを頂けましたので、よろしければご覧下さい(一章と二章の間にあります)
一人でこっそり書いているので、ご感想などありましたらとても嬉しいです。
ブックマークや評価など、ありがとうございます! 更新の支えになっています!
誤字脱字見つけ次第直していきます。※アルファポリスでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:50:57
1850246文字
会話率:35%
来世で勇者になる予定の少年を救ったことで、異世界へと転生できることになった普通の会社員、鈴木浩一。与えられた魔法料理人の能力は、一見すると魔法で料理を作るだけの生産能力だが……? トートールと名付けられた彼は4歳のある日、逃亡奴隷の少女たち
を見つけることになる。思わず獣人の少女たちを助けて、匿ってしまうトール。クズ親に人買い、強欲領主に町のゴロツキたち。生命線は、悪意満ちる迷宮で手に入る魔獣肉? 魔法料理人の真の能力とは? 周りが敵ばかりの中、少年少女は無事生き延びることができるのか? ショタと獣人少女たちの迷宮攻略が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 08:00:00
299729文字
会話率:41%
ゲームの世界に転生したので《推しキャラ》に幸せになってもらおうと思います!
主人公の白石姫琉は、ゲームが大好きな平々凡々な女子高生。
学校からの帰宅途中、親友を庇って鉄板の下敷きになり死亡……
したハズが!!
気がつくとそこは見知らぬ
霧が深い森の中、そこは大好きなRPG《エレメンタルオブファンタジー》の世界だった!!
自分がこの世界に転生したのは、推しキャラである、【ラスボス・セレナイト様】を救う為だと勝手に思い込み、彼女を救う為、ゲームには存在しなかったチート級の精霊アルカナと共にいざ冒険の旅へ!
道中色々な人を巻き込んで、目指すは人間禁制の“エルフの国“
旅を進める事に明らかになる世界の謎。
バトルあり、脅しあり、推しへの愛ありまくり!!
「ラスボス救うと世界が滅びるかもしれないけど、推しの幸せのためなら仕方ないよね?」
※注意※
・最初、女の子の方が多いのに、いつの間にか周りが男性キャラばっかりです。
・主人公が推しの事しか見えてません。恋は盲目です。
・主人公女の子だけど、バリバリ戦います。魔法戦より拳が多いです。
・幽霊出ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:59:46
471840文字
会話率:39%
本作品の主人公・蝶野楽(ちょうのらく)は、ひょんなことから命を落とし、〈天国〉と呼ばれる、全く異なる異世界に来てしまった。彼はこの世界で、何を成すのだろうか。これ以上ないほど理不尽な、周りがチートすぎる異能バトルファンタジーが始まる…かもし
れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 11:00:00
239184文字
会話率:44%
「これは、成るべくしてなった事だと思う」
そう言った彼が口にしたのは豆乳だった。
「俺がのんびり筋トレに励む事が出来る環境を手に入れる事は!」
「何言っているんですか、貴方は」
引っ越しの途中に立ち寄った食堂にて。思わずツッコミを入れてきた
幼馴染みに笑う。
「だって、ずっと気にしてんじゃん。都から俺を引き離す事になったって」
「それはそうですが……。貴方はムキムキだろうが脳筋だろうが王族です。辺境の領地に移るとは」
「はいはい、止め!何か貶された気もするが、感謝してるんだ、ホント。俺だけだったら城から出られてないかもしれない」
それを聞いて彼女は溜め息をついた。本当、いつもほしい言葉をくれる。この男は。
「それにしても、よく彼女たちが着いてくる気になりましたね。自称執事はともかく」
彼女の視線の先には母親と2人の子供が和やかに料理を食べている。その横のテーブルに着いているのが、自称執事の美丈夫と彼らのもう1人の幼馴染みだ。
「そろそろ拠点変えようと思っていたから、丁度よかったんだって。俺の影響なくなるし。だから、成るべくしてなったって思ってる。王位継承権云々関係なくな。ともかく王都脱出お疲れ様」
「貴方こそ」
「俺は馬車の中で腕立てと腹筋していただけだからなぁ」
「そういえばそうでしたね。流石に引きました」
「仕様がないだろ、暇だったんだし。……ん、何かアイツ酔ってる?」
そう言って視線を向けた先は幼馴染みの男。何故か手から水を噴出させている。
「ちょっと!何でお酒飲んでいるのですか!?」
子供たちは喜んでいる。が、彼は普段ならこんな事しない。
「水芸しない!床が濡れる!自称執事、なぜ止めない!「無理」って、最初から諦めるなぁぁっ!」
布巾をひっ掴み、そちらに駆け寄る彼女。
それを見ながら平和だなー、と彼は思った。
--と、いうメンバーでお送り致します。やんごとなき筋肉アニキとその護衛で幼馴染みの筋肉ダルマと幼馴染みのインテリ令嬢、王子様な外見の美中年、母親な料理人とその子供のウサミミフードと義理の息子の辺境のんびり生活(ただし筋トレ重視)。恋愛なんてない!チートもない!あるのは楽しい筋肉生活だけだ!!
筋肉の筋肉による筋肉のための隠遁生活 (スローライフ)、開幕します。
「明日は俺、馬車に乗らずに走るから」
「止めて下さい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 01:00:00
705052文字
会話率:36%
現代日本に生きていた鋼(こう)は、仙人であった。もちろん隠していたので、世間的にはただの隠居爺だった。田舎で一人仙術とだけ向き合って生きてきたが、とうとう寿命を迎えた。そして、気づいたら不思議な場所にいた。見つけた傷ついた魂を癒すと、何故か
その魂の元の体、異世界の魔法少年コーディの中に入ってしまっていた。出る方法はわからないし、コーディは死んでしまったようである。鋼は、コーディの無念を晴らしながら、譲り受けた体を大切に使って生きていこうと決める。復讐が終わったら魔法を追求しようと考える鋼=コーディであったが、どうやら周りが方っておいてくれない。これは、魔法少年になった元仙人爺による、異世界驀進譚である。
誤字脱字は常にあると思われます。ご指摘いただけると助かります。矛盾があったら申し訳ありません。ふんわりしたオリジナル設定が多いです。イジメ表現、具体的な戦闘表記があるため、R15としています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:00:00
557175文字
会話率:31%
その笑顔が好きだった。周りをぱっと明るくする無邪気な笑顔。
そして周りが笑うと幸せそうにする姿。
ただその幸せな空間を、その幸せに笑うのを守りたかった。それだけでよかった。
しかし、気がつけば全て崩された。いや崩れた。
手を引いてくれた温
かさは消え、残されたのは静かな部屋と、冷たい躯。
どうして? 何が間違いだった?
どれだけ考えようが、答えてはくれない。
だから歌う。懺悔のように、祈りのように。
精一杯の運命への抵抗と、責任を負うために。
ーーほら、砂の音が聞こえる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 08:00:00
68458文字
会話率:59%
私―シルフィーヌ=コランダムは、このアダマス王国で国防を一手に引き受けるコランダム家の長女として生を受けた。
コランダムの直系に女児が生まれるのは、300年ぶりのことだ。
そのため、両親をはじめとする家族も、コランダム領の領民、傍系の
家門まで、皆は私のことを『奇跡の子』という。
だが、当人である私は思うのだ。『奇跡の子』だからといって、この世界の中心にいるわけではない。
お父様はよく私に話して聞かせてくれた。
この世界は、神が勇者を王とする国を作るために綴った物語なのだと。
もしも、それが本当ならば、きっと私は脇役なのだろうと思う。
歩んできた道を思えば、神に抗うヒーローはお父様だ。
別の視点ならば、運命を引き寄せるために行動したお兄様とお義姉様だ。
家族を支える駒であればいいと思いながら過ごしてきた私は、決してそうではない。
商会を立ち上げ財を得たり、婚約者の浮気で婚約破棄をしたり。
きっと、私程度の幸や不幸など世の中に溢れているし、さして珍しい出来事でもない。
だから、やはり、私は脇役なのだ。
そう、思っていたのに
「あなたに再び会うために生きてきたんだ」
そういって笑う彼の手を取ってしまったらどうなるのだろう。
私もヒロインなれる?
それとも、やはり、私は脇役だろうか……
私は、私自身は……どうしたいのかしら
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 17:00:00
161997文字
会話率:38%
「君との婚約を、破棄する」
その一言が、王国の議事堂に嵐を呼んだ。
令嬢シャルロッテは、美しく、才気あふれ、完璧すぎる女。
だがその“完璧さ”は、第二王子アルグレッドにとっては恐怖の対象だった――!
・笑い声が「フォッフォッフォ」すぎる
・チェスで毎回詰まされる
・三日連続でバナナで転ぶ
・カエルに詩的な謝罪をする
王子は真剣だ。けれど、議事堂はなぜか混乱するばかり。
異議あり!と叫ぶのは、元婚約者でも、婚約者でもない謎の騎士団長。
これは、全員ボケてる異世界貴族ギャグラブコメ。
「君が怖いから婚約破棄したいんだ!分かってくれ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 16:19:23
4846文字
会話率:60%
しがない大工の三男に生まれたアルバはその美貌のために災難続き。幼い頃よりよく浚われ拐かされた。
少し大きくなると、下町の女の子たちには囲まれ追いかけられ、それを羨んだ男の子とたちには虐められた。
そんなアルバを助けるのはいつも幼馴染みのイー
サンとマリアの二人だけ。
大衆食堂の息子のイーサンと市場の魚屋の娘のマリアは、美しく皮肉屋に育ったアルバと友情を育んでいった。
ひょんな事からグリゼルダ公爵令嬢を誘拐から助けたことの報奨として、マリアは公爵令嬢の女護衛騎士になり、アルバとイーサンは王宮の文官となった。
机を並べて仲良く仕事する二人とそれを離れたところから見つめるマリア。そんなマリアの恋のお話です。
*ボーイズラブとタグしてますが、周りが噂している程度です。
*R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 11:14:32
8856文字
会話率:41%
【Monster・Evolve・Online】。通称MEO。
プレイヤーはモンスターを使役し進化させ、モンスターの可能性を追求しながら冒険をする。プレイヤーは戦闘に参加できない育成特化型のVRMMO。
MEOを手に入れた清水心(17
歳)は白髪紫目のロリっ子(リアル身長のせいでロリ確定)のココロというキャラとなり、丸くてプニプニしてるのが可愛いという理由で最弱筆頭たるスライムを仲間にしてMEOの世界を冒険していく。
周りがガンガン行こうぜ!の中、1人まったりと好奇心の赴くままに遊んでいくココロはスライムの無限の可能性に気づいていく。これは後にスライムマスターと呼ばれる少女のゲームプレイ記録。
※仲間は割とサクサク増えます。
※ストックが切れたら不定期になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 07:00:00
509966文字
会話率:44%