「このッ……甲斐性なしのクソトカゲ!!」
ヒト族の巫女・アウロラは、親友・エメリタを番として囲っておきながら死なせた竜族の王に対し、暴言と右ストレートをかました咎で死んだ。
正確には、動揺した竜王が思わず溢した炎の吐息で黒焦げになったのだ
。
しかし体が燃え尽きた次の瞬間、アウロラは自室のベッドで見慣れた天井を見上げていた。
「……うん、流石にいきなりギアを上げすぎたな。でも実験は大成功!」
――時女神の巫女アウロラ。別名、古跡狂い。遺物漁り。烏眼のアウロラ。
遺跡と古代遺物に目がない時女神の信徒の中で最も(悪)名高き、神代の遺物専門トレジャーハンターである。
亡き親友との冒険で手に入れた「時女神の指輪」が持つ「時間遡行」の力を確信したアウロラは、天に――憎き竜王の住む空に向けて、中指立てつつ拳を突き上げる。
「この力で、今度こそ色ボケトカゲからエメリタを救うんだ……!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 08:00:00
6258文字
会話率:18%
王太子アレクシオンが「君との婚約を破棄する!」と宣言した、その瞬間──
私は彼の顔面に右ストレートを叩き込んでいた。反射的に。だいたい70%の力で。
というわけで婚約破棄された私ことエルシアと、次の婚約者リーネによる、真の婚約者決定バトル
が始まった! ボクシングで。あと筆記試験とか料理とか魔物討伐とか……王太子との"相性"とかも。
選ぶのはもちろん王太子殿下!
でも彼は選べない。なぜならヘタレだから。
かくして王宮を飛び越えて繰り広げられる、愛と拳と(殿下の)悲鳴の物語!
どっちが勝って婚約者になるのか?
そもそも決着はつくのか?
王子の体は大丈夫なのか?
婚約破棄から始まるギャグとラブのバトルコメディ、ここに爆誕!殿下は爆発!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:02:19
2774文字
会話率:47%
さよならさんかく。
またきてしかく。
あたしふたばと、ヤンキー・ミツオ。
それにあたしのモトカレ・ヒトシ。
三人組の恋と部活の青春模様。
「しゃあああっ」
ミツオは吠えた。
吠えちゃいかんのに、吠えた。
ひさしぶりのヒト
シのメールには、こんな台詞が書かれていた。
「試合が終わったら、ふたばにだいじな話がある」
そしてあたしは、心のなかでつっこんだ。
「ナンデソウナルノ?」
試合開始のゴングが鳴った。
体勢を低くしてミツオがつっこんでいく。
それをヒトシが冷静にさばく。
こぶしとこぶしが交錯する。
「うおおおおおお!」
リング中央で最後の力を振りしぼった渾身の右ストレートが……
小説『さんかくボクシング』
あたしたちの恋愛に資格なんてひとつもいらない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 00:18:44
34184文字
会話率:25%
卒業パーティでお約束のように繰り広げられる婚約破棄劇場。
公爵令嬢のウェンディは、隣に男爵令嬢で聖女であるスミラを連れた王太子であるジャンに婚約破棄を言い渡される。
そうして始まるざまぁ劇……決まるのは、ビンタか右ストレートか。
――聖女
って前世がクソビッチでもなれるらしいですよ!力は使えないけどね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:44:51
12436文字
会話率:44%
「アレクシア・アトリー! 今日、この場を以て貴様との婚約を破棄させてもらう! 貴様は公爵令嬢である己の地位と権力を利用し、キャロライン・ケイフォード嬢を害してきた! その証拠もここに挙がっている! よって、ここに貴様との婚約を破棄し、キャロ
ライン・ケイフォード嬢との婚約を――」
キャロラインは激怒した。必ず邪知暴虐の王太子を除かねば――とまでは言わなくとも、一発くらいぶん殴らなければならないと決意した。キャロラインはケイフォード子爵家の令嬢であり、アレクシアはキャロラインの友人である。そしてキャロラインのよく知る彼女は、アトリー公爵家の令嬢として気丈に振る舞いながらも将来の王妃という立場に不安を抱える繊細で心優しい少女であり、王太子が述べるような悪辣な令嬢ではない。
「こンの、バカ王子がぁぁぁぁーっ!!」
なので、キャロラインはドラ息子に激怒する母親もかくやとばかり思われるような声で怒鳴り、その必殺の右ストレートは王太子の頬を捉えた。
■全2編、15,000字程度の短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 00:00:00
14889文字
会話率:34%
代々軍人家系だったルーナの家は「女性も強くあれ」の言葉通り様々な武術を嗜んでいた。そんなある日、婚約者が浮気をしていたのだ、しかし返ってきた言葉は「二人の女性を愛してしまった」だった。だからなんだと、ふざけんなと見事な右ストレートを放つ。そ
れを見ていた公爵家のフィンが「君の拳に惚れた」と言いますます嫌になるルーナ。しかしフィンは諦めずアプローチしていく果たして二人の関係は変わるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 18:00:00
11039文字
会話率:71%
とある国の魔術師団に所属するハイネは『純愛至上主義』だった。
簡単に言うと「浮気」や「二股」をはじめとした、恋に対してだらしない行動をいたく嫌ったのである。
子供のころからそういう相手を見つけると「解釈違いです!」と言って怒りつけて、ある日
それを逆恨みされてハイネは刺され死にかけた。
そんなハイネが大人になって多少我慢は覚えたものの。目の前の『解釈違い』に、ハイネの我慢は限界を超えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 23:58:42
8669文字
会話率:34%
【第1章完結】無敵のチャンピョン。無敗の女王。そんな異名をとった裏格闘技界最強の女は、恨みを持つ者の凶弾に倒れてしまう。
次の瞬間、気がつけば謎のパーティー会場に。
しかも目の前には自分に婚約破棄を言い渡す謎の王子。
とりあえずなんかム
カついたので渾身の右ストレートを叩き込む。
女神の説明によりワガママ悪役令嬢イザベル・アイアネッタに転生したと理解した主人公は、とりあえず立派な公爵令嬢を目指していく。まずは成人病一直線のダルダルなお腹を引き締めることから。
肉体言語こそが至高のコミュニケーション。
王子も女神も侵略者も、自慢の鉄拳で殴り倒す。
鋼の拳に魂込めて、切り開け未来を!
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 12:28:37
132899文字
会話率:56%
某所のお題付き小説訓練で時間が足りなかったもの。
お題は舞台「楽しげな雑踏」必須「右ストレート」でした。
最終更新:2021-03-15 20:11:11
2493文字
会話率:14%
属性持ちの世界
無属性
何も持たない無個性 一番非力な種族
神話属性
神話の力を具現化しているので一番強い
遺物属性
巨人、円盤などの過去の遺物が具象化している
死者属性
精霊属性
何かをエネルギーにして生きている
昆虫精霊=人間
の血をエネルギー
そんな世界で人間であるレンガは無属性で暮らしていた
蝉リスという精霊属性の昆虫精霊に今日も今日とて怯えながら暮らしていた
そんな世界をレンガが右ストレートで向かっていく物語
修行と成果で○○力を手に入れていくストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-17 07:16:42
24913文字
会話率:60%
俺の名前は、佐藤太郎。突然だが俺は今、異世界にいる。経緯を話すと長いのでざっくり言うと、神様(笑)に突然飛ばされた。特に話は聞いていなかったが、楽しんで来いだそうだ。
で、早速楽しもうかと思ったのだがそうもいかない。なぜなら、今俺の目の前に
は、体長が6メートルはある虎のようなものがいるからだ。
「お、おぃ、や、んの、かぁ」
とりあえず威嚇してみた。
結果は…お分かりの通り、怒って襲ってきたよ。
(オワタ…)
せめて、最後の抵抗として右ストレートをお見舞いしてやるか。
「っくっくっく、食らうがよい、魔の黒龍に支配されし右手から放つ大いなる脅威…暗黒龍打!」
最後は中二病全開で終わるのか。これが高2男子の最後。笑える…
「じゃあな!くそ虎!」
バゴーン!
「かっ!?」
な、なんだ!?なんで俺ではなく虎のほうがおさらばしちゃってんの!?しかもあいつの体がはじけ飛んだぞ。どんだけ力あるのおれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-05 17:37:26
3192文字
会話率:52%
ここがどこなのか、自分が何者なのか、存在するのかしないのかすら分からない状態で、突如ボディにブローを入れられた。
的確にみぞおちへ右ストレートを放ったのは、腰が曲がった老婆だった。
どこかで修行をしたとしか思えないGのかかった重いパンチだっ
た。
老婆は、自身の生涯における《幸せ》を記したノートを持っていて、それを誇らしげに自慢してくる。
徐々に変わる老婆の様子と、自分の変化にも気付いていた。
彼女が自分に伝えたかったもの。
彼女が生きた理由。
自分はなぜ自殺したのか。
それは彼女も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 22:24:39
25284文字
会話率:17%
登場人物は二人、隠居した偉大な魔術師と、彼に後事を頼まれた家事手伝いの少女。
彼が借りた村外れの屋敷で行われた大魔術、しかし最後にとんでもない異変が。
※二人の関係はのほほんな良好関係から始まります。
※一部暴力表現が出てる気がしますが気の
せいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-09 12:18:10
4864文字
会話率:32%
王子様の自分勝手な都合で婚約を破棄された私、グレイスはいつの間にか「悪女」にされていた。
王子と新たな婚約者との結婚が決まった一方、私は領内の屋敷に幽閉されそうになる。ところが隣国が攻め入ってきて、全てが白紙に戻ったと思いきや、「私が全部の
罪をかぶるんですか!?」「傾国の悪女だろ?」……あの王子、いっぺん殴る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-12 02:38:21
110664文字
会話率:68%
婚約破棄してきた王太子に右ストレートをたたき込んだ公爵令嬢の話
最終更新:2018-02-08 20:03:04
773203文字
会話率:14%
右ストレート公爵令嬢の閑話集です。
内容的に本編への掲載が難しいと判断したお話をこちらにまとめました。
本編と異なり、こちらには凄惨なお話も含まれます。
アリシア視点によるマイルド化無しの復讐譚をお望みの方、世界観の裏側を覗いてみたい方
向けのお話になりますことご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-15 18:29:01
12907文字
会話率:15%
不慮の事故で死んだ主人公・七海が転生した先は、なんと自分の父親が魔王として君臨している世界であった!
「なんでパパが異世界で魔王やってるのー!?」
それは七海のかつての夢を叶えるために世界征服をしようとしている究極の親バカ魔王の姿であっ
た。
最強の魔王は主人公のパパ。
しかも娘を溺愛しているために、部下は勿論、四天王も主人公には頭が上がらず。
わけのわからない理由で世界征服しようとしている魔王なパパを今日も主人公の鋭いツッコミと共に右ストレートをお見舞いする。
そんなこんなで気づくと勇者になってしまった主人公は魔王な父親と更に複雑な関係に……。
魔王の父親とはからずも勇者になってしまった娘。ふたりの親子による物語が異世界を巻き込んでいく。なお後半シリアス。
※アルファポリス、カクヨムにて同作品を公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-20 16:55:36
111313文字
会話率:38%
ある日突然、私の目の前に股間に一枚の葉をつけた変態幽霊が現れた。
《コマンド》
戦う
逃げる
ナースコールナースコールナースコールナースコールナースコールナースコールナースコールナースコールナースコール←
これは変態幽霊と私の奇妙な五
日間の攻防戦生活の話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-02 16:15:21
9133文字
会話率:44%
高校生の僕たちのクラスが異世界召喚されそうだ。なんで分かるかって…
放課後の教室の床一面に魔法陣が展開されてるから。
て、テンプレだあああああ!!!
ってあれ? なんかクラスメイトの様子が……
◇◆◇ 主人公の一人称視点
です。テンプレかと思いきや別にそうでもなかった。大体ツッコミしかしてません。主人公はモブ、書いたあとに名前を出してないことに気付いたんや…。 ◆◇◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-01 00:00:00
7457文字
会話率:33%
中学三年生の僕、佐藤玲は、地元で開催されたボクシングインターハイの会場で、一人の天才ボクサー、佐藤拳聖さんに魅了されました。
“シュガー”拳聖さんは、大切なインターハイの優勝メダルを僕にくれました。
運動経験とかは全然ないけど、拳聖さんみた
いなボクサーになりたい、なんて無謀な考えを持っちゃって、拳聖さんの高校、定禅寺西高校に入学しました。
けど……ボクシング部は廃部同然、ようやく再会できた拳聖さんも、ボクシングをやめちゃってた……。
何のために入学したんだろ……僕は目標をなくして、抜け殻みたいになってしまいました。
そしたら――
“安心したまえ少年、我輩たちがついている!”
“あなたの最も大切にしているそのメダルを賭けるのであれば、あなたに‘試練の天使’を遣わしましょう”
やたらハイテンションな“ボクシングの幽霊”LさんとJさんが僕の夢の中に現れて、天子のもたらした試練を乗り越えることができれば、僕の願いをかなえることができるって言いました。
僕の願い……ボクシング部を復活させたい、拳聖さんにボクシングを再開して欲しい、そして……拳聖さんのようなスウィートなボクサーになりたい!
気がつけばそれは夢でした。
けどやたらリアルな夢でした。
僕の周りに何が起こるかもしれない、いや、まさかね――
「――なんてことないんだからぁっ!」
「――そこどいてええええええええ!」
空から降りてきた“試練の天使”、彼女が身に纏うのは――
――純白の下着でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-30 07:30:42
169415文字
会話率:48%
焼き鳥の香ばしい香り、屋台運営に勤しむ生徒達…今日は並木高校創立100周年祭だ。並木高校は名門校ということもあり、この祭は全国の学園祭いや、祭りの中でも結構な規模を誇る祭りだ。その学園祭の裏側はとても忙しく中でも、毎年恒例の出店である「メ
イドカフェ」は大盛況であり、常に行列ができる繁盛店だ。そんな大盛況店で、生徒会書記係である山田孝介が、並木高校の天使的存在である同級生の西岡佑美の写真集だと言い張り佑美にメイド服を着せて、大胆な写真を撮影していた。そんな孝介の居場所を推測してメイドカフェの目の前まで来たのは同じく同級生で生徒会長補佐の町田幸仁である。幸仁は、天使からの助けの声が聞こえメイドカフェに入り、孝介に右ストレートをかまして、孝介が身の潔白を示そうと弁解し、幸仁は、孝介の過ちを追求し論破狙っているというやり取りをしているのを仲介するかのように佑美が怯えながら割って入る。何気ない日常が繰り広げられている。だが、いきなり後ろから悲鳴が上がった。振り向くとそこは生徒が生徒達を食らうというまさに地獄絵図だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-26 23:12:50
4930文字
会話率:15%