高校進学と同時に小さな飲食店でアルバイトを始め、慣れない生活の中でも猫と僕だけで過ごす穏やかな暮らし。入学して3カ月が経とうというのに新しい友達は出来ない。それどころかクラス一番の嫌われ者になってしまったけれど、読書に紅茶を楽しむ休みは悪
くない。そんな6月最後の土曜日。
「明日からしばらくは休んでくれていいよ」
アルバイト先の副店長から突然の長期連休を告げられた。詳しく話を聞くと、どうやら遠回しに『クビ』を宣告されたことが分かった。理由は単純明快、接客業に不向きな顔のせい。笑えない代わりに、他で頑張ったつもりだったけど駄目だったらしい。
週明け、気を取り直して登校すると何やら視線を感じる。相手はクラス一の美少女。だから気のせいかもしれない――。
え、いや、そう思い込むことも出来ないほど視線を感じる。なんなら目まで合っている。落ち着かない気持ちで過ごし1日が終わった放課後。
「ちょっとお話があるの。ついてきて……ください」
美少女の後をストーカーのように着いて行くが、赤信号で逸れてしまった。慌てて追いかけて行った先で見た光景は、学校で魅せる洗練された所作や姿勢、仕草どれを取っても綺麗でどこか大人びている美少女ではなく、ただ無邪気な笑顔で楽しそうにブランコを漕ぐ「上近江美海(かみおうみみう)」の姿だった――。
この日を境にたった1週間で秘密や約束が増えていき、救い救われ、がむしゃらに過ごして行くうちに、クラス一番の嫌われ者が一転、気付けば後に引けないくらい学校で一番の有名人になってしまう少年の成り上がりスクールライフです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 22:00:00
793073文字
会話率:31%
信頼のある知り合いの話に乗っかって来たのは異世界!?
その依頼は単純明快で料理を作ること。
料理に魔法に、道具とか。
今日も何かを作ります。
最終更新:2024-05-15 07:00:00
2810500文字
会話率:50%
ただ自由に生きろ。
そう神様から言われ転生した普通のサラリーマンは、とある開拓村で産声をあげた。
転生してから十五年。彼は冒険者となる為に都会へと出てくる。目的は単純明快、少しでもいい暮らしをするために。
授かったチートは無敵とは程遠く、し
かし成り上がれる可能性は大いにある。そう胸に希望を抱き、少年となった主人公は街へと踏み入れた。
だが、そこは思っていた様な剣と魔法の異世界ではなく……?
ピストルを持ったならず者!ライフルを担いだ保安官!遠くからは蒸気機関車の汽笛の音が鳴り響き、硬貨だけでなく紙幣までもが使われている市場!
魔法?あるけど戦場の主役は鉄砲だ!
そんな街に剣をぶらさげやってきた少年に、一人の少女が声をかける。
「君面白いねぇ!私の相棒にならない!?」
剣士の少年と銃使いの少女が行く、西部劇『風』異世界ファンタジー!!
※あくまで『風』ですので、荒野どころか森や山の方が多く水源がたくさんあっても許してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 18:04:24
989136文字
会話率:44%
「絶対に2人で探索者になりましょうね!私たちで大迷宮の謎を解き明かすの!!」
小さい時にした幼馴染との約束。
子供ならば誰もが思い描く夢物語を叶えるために、テイク・ヴァールは大迷宮を攻略する探索者になった。
しかし、テイクには探索
者としての才能が皆無であった。戦闘力は極わずかで、子供の頃に発現したスキルも【捨てる】という意味不明なもの。加えてパーティーメンバーにも恵まれず、テイクはいつも誰かに扱き使われて虐げられるという地獄の日々を送っていた。
そんなある日、テイクは6年間所属していたパーティーをクビになる。理由は単純明快、役立たずだから。有無を言わさずパーティーを追い出されたテイクは自身の境遇を嘆き、渇望した。
「強くなりたい」と。
そんな思いに呼応するかのようにテイクのスキル【捨てる】は【取捨選択】に進化する。進化したスキルの効果内容を見てテイクは驚愕する。それはステータスを奪えるというものだった。
そしてテイクは選択することとなる。
このままゴミのように捨てられて夢を諦めるのか、それともこの悔しさをバネに奮起して自力で幼馴染との夢を叶えるのか。
選択は二つに一つだった。
これは一人の非力な少年が分不相応な夢を叶える物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 20:29:18
529617文字
会話率:36%
その日は突然訪れた。
おしゃべりな事で有名なロクァース家の令嬢が突然無口になった。
突然の事態に周りは騒然とする。
しかし、その実態は周りが思ったよりも単純明快で複雑なものであった……。
手違いで前世の記憶が甦ったラリアは女神に発言するこ
とを禁じられる。
少女は呪いを解くために周りを巻き込み走り出した。
彼女は女神を倒すことができるのか?
無口で煩い傍迷惑な令嬢の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 03:28:19
134149文字
会話率:38%
上手だろうが下手だろうが、世を渡っていかねばならない。
最終更新:2022-11-23 07:00:00
278文字
会話率:0%
単純明快な話ですよ。
最終更新:2022-09-10 11:46:58
624文字
会話率:0%
異世界でおもちゃ屋を営む俺と幼女。
客の滅多にこないうらぶれた安普請の店舗だが、実は裏で【暗殺業】を生業としていた。
アサシンは俺ではなく幼女のほう。
無敵の天才殺し屋だ。
俺の能力は一つ。
嘘を見破ること。
その力を使って、少女と依頼主の
仲介をする。
それが俺の本業である。
ざまぁ要素たっぷり。
単純明快。
悪即斬の勧善懲悪ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 10:09:34
205794文字
会話率:35%
「空の英雄を殺せ」
整備兵ノーランに与えられた極秘任務は、単純明快かつ地獄の片道切符だった。
作戦名『絶海の羊飼い』
辺境の島の空軍基地で、現地総司令官が計画するクーデターの実行犯として選ばれてしまう。
かつて空の英雄に命を救われたノー
ランは命令を拒否。
ノーランは島の奥、禁忌の森へと逃げ、森の神から「空の英雄を救え」と神託を受け、仲間とともにの戦いを身を投じていく。
※ 完結保証です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 16:19:37
21678文字
会話率:41%
高階 新は17歳の春、チェロの国際コンクール優勝をひっさげて帰国した。
だが、それは表向きの彼の姿。
本当の彼の名前は『頴秀』という。
この日本、いや、ここではないどこかの世界の住人であり、天盤争奪のゲームプレイヤーの1人。
天盤とは天界1
1階層の一つを指す言葉であり、11ある天盤の一つ一つで争奪戦が繰り返されており、勝てばその階層の世界構築は自由という単純明快なゲームとなっている。
このゲームはチーム戦。11ある天盤の9つで敗北している新達は残された2つの天盤で勝つほかないほどに追い詰められていた。
現状残された天盤は『現世』『幽世』の二つ。この世界と黄泉だけだ。
黄泉の天盤でのゲームは大詰め、残すところは現世の天盤を奪い返す事。
今、ここに過酷すぎるシンプルなゲームが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 20:17:09
188897文字
会話率:31%
すっきりしていて分かりやすい
最終更新:2022-01-17 20:48:05
579文字
会話率:0%
今日も今日とて屋根裏部屋で、幼馴染みの美少女(その正体は小悪魔ちゃんだ)と8年欠かさず続けてるのは、祖父より受け継いだ(古本に書いてあった)悪魔召喚の儀式。
次こそは強力な悪魔を呼び出す。
その目的は、非常に単純明快だ。
クラスで人気者
の真名(偽名っぽい)から悪い虫を追い払う。
召喚主たる俺だけが独占する力を得るために必要だからだ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 14:23:59
1000文字
会話率:56%
その子を最初に見たのは、少年が十歳の頃だった。
酷く暑かった夏のあの日、小学校の裏山の中腹にある神社で、少年は友達数人と鬼ごっこをして遊んでいた。
その子を見たのはその時が初めてだった。
その子は上が白で下は赤の、何だか着物の様な服
装をしていた。当時、少年は知らなかったが、俗にいう巫女装束という物だった。
その子は夏だというのに、透き通る様に白く、黒く長い髪をなびかせながら、小走りに少年達から逃げる様に身を隠した。
少年以外は誰も気が付いていない様子であった。その為、少年もその子の事を気にしながらも、皆と遊ぶ事に終始した。結果、その子はいつの間にか姿を消していた。
「ああ。その子なら又吉(またきち)神社の宮司さんの娘さんでしょ。たまにお手伝いしてるって聞くわよ」
何故かその子の事が頭から離れなかった少年は、母にその子の事を尋ねてみた。
「確かヒロより二つくらい年下じゃないかな」
少年は一度、その子に会いたかった。子供だった少年に下心などあるはずもなく。
ただ純粋に友達になりたいと思っていたのだ。なぜそう思ったのかは、当時の少年には説明出来なかっただろう。
何故か。その子には少年を惹き付ける何かがあった。
あの夏休み。少年は何度も神社を訪れた。その子に会う為に。
子供であったので許されたが、今ならば完全にストーカー扱いだろう。
だが、少年の努力も空しく、その夏、その子に会えることはなかった。時期に学校が始まり、いつもの日常が少年を包むにつれ、少年の頭から徐々にその子の事は消えていった。
思えば、これが少年の初恋だったのかもしれない。
いつの間にか時は過ぎ、少年も青年になり歳は十九になった。今年の終わりには二十歳になる。今は県内の私大に通っていた。
そして今また夏休みが訪れていた。
青年はこの夏休み、あの夏の事を思い出した。何故か?
その理由は単純明快だ。
十九歳の夏。青年はやっと出会えたのだ。あの夏。恋焦がれた。その子に。
それは、青年の人生に大きな影響を及ぼす、一生忘れることの出来ない、激動の夏休みの始まりであったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 19:32:54
39340文字
会話率:56%
――え、え?マリーどこ?どこ行っちゃったの?
碧は困っていた。理由は単純明快、さっきまで膝の上で寝ていた愛猫のマリーの姿が見えないからだ。
窓には鉄格子、ドアには複数の南京錠。可愛い飼い猫マリーが、このワンルームから抜け出せる隙間など
どこにもないはずである。マリーが悪戯をしないようにきちんと見ていて、と母に頼まれていたのに。碧は泣きそうになってあちこちを探し回るが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 19:56:25
3315文字
会話率:31%
不要な物を棄てる。単純明快にして至極簡単なはずのそんな事が、何故だか非常に難しい。
最終更新:2021-02-28 16:24:54
16424文字
会話率:29%
面倒は嫌い。前世からそうで、単純明快を求めて異世界転生したルシカだったが、美少年なご主人様に仕える身になっていた。
何故こうなったのだろう、と疑問に思いつつ、美少年なご主人様のベルロイドのために、盗賊討伐に出掛けるのだった。
※ルシカ
は美少年なご主人様が萌え悶えるほど好きです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 12:00:00
5240文字
会話率:34%
ノーマル凡人ライフをこよなく愛する小枝樹拓真(さえきたくま)は天才少女の一之瀬夏蓮(いちのせかれん)を忌み嫌っていた。理由は単純明快、自分が何もできない凡人だからである。
だが、自分の憩いの場を夏蓮に奪われ拓真は憤慨し理由を問いただす
と━━
「私は、天才である自分が嫌いなの」
夏蓮の気持ちを聞いた拓真は、夏蓮と『契約』を結ぶことになるのだった。
出会ってしまった凡人と天才。色々な人間を巻き込みながら繰り広げられていく天才凡人ラブコメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-02 08:37:17
1279722文字
会話率:36%
主人公・佐渡美花は、平々凡々でちょっと可哀想な経験の多い12歳。春休みのある日、なんと突然死んでしまう!__だが、彼女が行き着いた世界は、あの世でもこの世でもなく、天国でも地獄でもない、そんな、冥府と現世の狭間____「間界」だった。自分
は神に選ばれし者で、ここで憎悪と怨念の塊と戦わなければならない、だって?!
「何それ、めっちゃ楽しそう!」
という感じで、単純明快で純真無垢な女の子が、仲間と共に世界を救っちゃうお話です。
微量の流血表現はありますが、そんなに酷くはありません。
__死とは、何の前触れもなく、突然訪れるもの。
彼らは、これから繰り広げられる物語を知らない。
少年少女が支え合いながら、この世とあの世の安泰を死守する物語。
「孤独」「悲壮」「虚無感」を知る者たちが、希望を失った荒くれ者に制裁を遣わす物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-01 16:17:02
10806文字
会話率:21%
掌編小説集第121話 最強のチート能力で、異世界最速攻略を目指します!
最終更新:2019-11-07 18:35:05
321文字
会話率:37%
「俺がキノコだからさ」
どこにでもいる普通の高校生を自称する少年、木之崎丈人。彼はクラスメイトのみならず、学校中の生徒や教師から愛される人気者である。
しかしそんな彼の事を、美少女転校生……眞城優夢は毛嫌いしていた。丈人の存在そのものを否定
し、あまつさえ殺害計画さえ企てそうな勢いの優夢。
その理由は単純明快。丈人の姿が巨大なキノコであり、優夢が大のキノコ嫌いだからだ。
なぜクラスメイトがキノコなのか。そしてなぜ、キノコが生きて動いているのか。その謎を明らかにしようとする中で、優夢は丈人に隠された悲しい過去を知る事になる。
一本のキノコと一人の少女の明るくもちょっぴり切ない、フルスロットルラブコメディが開幕!!
※深く考えず、感じたままに読む事をオススメします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-18 14:54:48
130128文字
会話率:54%