【シリーズ】ちょっと待ってよ、汐入 のスピンオフ短編です。
「何故、警察ではなくワタシなんだ?」
「医師が警察に連絡はしてくれたのですが、外傷はなく路上で倒れていただけだから、警察は事件性は低いと判断したみたいです。だから詳しく調べてくれ
ないんです」
と翔也が答える。
「なるほどな。それで探偵であるワタシに何が起こったのかを突き止めてほしい、という訳だな」
汐入を訪ねてきた大学生翔也と美憂。そしていつもの様に探偵汐入の謎解きに巻き込まれる僕。
なんでも路上で百合という友人が倒れそのまま意識不明の重体らしい。持病も毒物もない。一体、何が起こったのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 20:05:49
10371文字
会話率:56%
とある年の9月10日。
溝野望実は、総勢七名で絶海の孤島・神々島を訪れた。彼女たちはそこに建っている館「神嵐館」で時を過ごすこととなる。
到着してすぐ、超大型で猛烈な台風が島を襲う。島は完全に隔離され、脱出も侵入も不可能となる。
まも
なく1人が死体となって発見された。
だがそれは凄絶な連続殺人の序章にすぎなかった……。
次から次へと殺害される被害者たち。
そして――誰もいなくなった。
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時は変わって9月12日早朝。
海上保安庁に一件の通報が入った。
「『海上保安庁に、今すぐ神嵐館へ向かうよう要請しろ。さもないと七人の命が失われることになる』との脅迫電話を受けた」
通報者は「神嵐館」のオーナーで、たしかに七人を宿泊させたという。
事件性を感じた海保は巡視船「いせしま」を出動させる。「いせしま」は台風の中を突き進み、神々島へと到着した。そこで保安官たちが目にしたのは想像を絶する光景だった。
島の中ほどに、地面に串刺しにされた七つの生首が並べられていたのだ。
動揺しながらも保安官たちはさらに奥へと進む。「神嵐館」は島の最奥に建っているらしい。
まもなく保安官たちは島の端に到達したが、「神嵐館」なる建物などどこにもなかった。周辺を観察すると、爆弾が使用された痕跡が見つかった。「神嵐館」は爆破され、まるごと海に崩落したようだった。
おまけに島には誰一人いなかった。
犯人はいかにしてどこに消えたのか?
そしてなぜ全員の首を切断したのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 20:38:21
141250文字
会話率:47%
小説でも随筆でもない、そんな文章を書いてみました。
この文章に物語性も事件性もありません。なので、あらすじというものは存在しない筈なのですが……しかし、どうやらあらすじというものはたった一千文字程度の作品を投稿するにあたって必須の要素で
、ある、から、して、私は無意味な文章のあらすじを無意味に書いています。
ただの文学もどきであり、もし私が大人になった将来にこの文章を見れば、すぐさま寒気と吐き気と羞恥心に襲われるでしょう。しかし、それでも書かずにはいられませんでした。
何かを書くの楽しいですが、今日はアイディアに恵まれませんでした。という一作です。解釈はご自由に。意味なんてないので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 23:30:19
1686文字
会話率:4%
アレクサンドラ・ジェッテ・ブランシェス侯爵令嬢、通称レディ・アレクサンドラは、盛大な婚約破棄騒動後、未だぼっち生活を継続していた。
ひとりぼっちのアレクサンドラを慮ってか、悪魔はある話題を口にする。
曰く『城の離宮に幽霊が出る』というもので
ある。
その話を聞いたアレクサンドラは王宮に昔からある王宮七不思議を悪魔に教えるが、その翌日、母と共に登城すると城の様子が何やら慌ただしい。
話を聞くと西の離宮前で死体が見つかったという。
事件性はないらしいが場所が場所だ。
アレクサンドラは今回の件と七不思議に便乗して何か別の事件が起こっては面倒だ、という言い訳を胸に己の好奇心の求めるまま現場検証に乗り出す。
かつて王の不興を買って軟禁の末に病で亡くなった側妃が使用していたという曰く付きの離宮。
死せる夫人の廃離宮でアレクサンドラが見つけたものは……。
※ネタバレ回避のために感想欄を閉じております。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 19:20:00
62820文字
会話率:38%
警視庁捜査一課、水橋班に女子中学生連続飛び降り自殺の案件が回ってくる───しかしそれは事件性があると見受けられて…
最終更新:2025-03-16 18:45:15
20405文字
会話率:53%
前作「女神の祝福が少しななめ上だった結果」を書いていた時に、「いや祝福ってこういうものだった? っけ?」という疑問がむくむくわいた先の、短編です。
なので前作との関連性は皆無です。
【あらすじ】
生まれてくるすべての人に祝福は授けられる
。
地味な子爵令嬢ジェミエンヌは地味な祝福「遺失物探索」を授かった。毎週末「ご奉仕」として、教会の一室を借りて行っていた、祝福を使用した失せもの探しで、あれもこれもそれも持っているという有名人サイラス・アッシャーに出会う。彼の失せものは、少し変わったものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 09:01:54
15896文字
会話率:20%
セタという青年の営む小さな個人探偵事務所。
そこへは、迷子の猫探しや夫婦の問題、たまに雪かきなんかの依頼が来るような…平凡で事件性の少ない日常が続いていた。
漫画や小説の探偵みたいに、スマートな推理で警察もお手上げの事件を解決した
り、怪盗を退治したり、行く先々で殺人事件に巻き込まれたりなんてしない普通の日常。
その普通だけど、人々に寄り添える暮らしに充実していたセタの日常は、漫画や小説の探偵を探偵の仕事だと勘違いしている人々によって少しずつ変えられていってしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 12:03:51
123094文字
会話率:43%
柏木は蛍研究者の澤村翠とともに、新宿御苑で行われる平塚藤花(とうか)という舞踊家の野外公演の会場に足を運んでいた。燃え盛る炎の廻りを乱舞する蛾の姿を描いた速水御舟(はやみぎょしゅう)の名画『炎舞(えんぶ)』に想を得た新作ということで、先日昆
虫の走光性について翠と言葉を交わしたことをきっかけに、自分達が二人ともこの絵の礼賛者であると知った柏木が、公演の告知を目にして翠を誘ったのだった。篝火が灯され、ヒトリガ(火取蛾)やアオシャクなどの大型の蛾が乱舞する舞台のクライマックスで、平塚藤花が舞台下に転落した。舞台中央に設けられた迫(せり)が、なぜか下りていて、落とし穴のような状態になっていたのだ。舞台装置の操作ミスによる事故のように思われたが、柏木は事件性があるとこと直感し、堂島に連絡した。何か決定的なものに触れた気がするのだが、それが何なのかよく分からないと歯がゆそうに語る柏木。彼は真相を究明できるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 00:56:14
12232文字
会話率:58%
如月覚は赤字経営のために自分が起業した会社を大手に譲渡する。彼は社長でありながら強いリーダーシップもなく、人望もなかった。そんな性格が災いし、会社は経営に行き詰まり、経営譲渡となった。
そんな彼に別れた妻から依頼が来た。あるものを北大の円谷
教授まで届けてくれと言う内容だった。彼女は北海道大学の准教授で柴美月といい、現在は英国で研究生活をしている。それを如月のマンションに届けたのは娘のみゆきだった。妻の美月とは学会終了後、北大で落ち合うこととなっていた。
そしてその夜、事件が起きる。柴美月が事故死してしまうのだ。警視庁の保科警部はこの転落事故に事件性があると疑念を示す。転落事故の前に通話履歴が残っており、その履歴は別れた夫の如月だった。警察は如月を疑う。
如月は娘のみゆきから小さな瓶を受け取る。それは美月からの伝言で「世界の秩序を変えるもの」だという、さらに時間制限があり、72時間以内に円谷教授に届けることが必要だという。
はたして如月は無事に品物を届けることが出来るのか、そしてその小瓶は何なのか、世界の秩序を変えるものの正体とは折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 14:14:06
127437文字
会話率:53%
都内の高級ホテルにて、結婚式の二次会パーティーに招待されていたDJが死亡した。
当初は薬物による中毒死と思われていたが、あまりに量が逸脱しているため事件性が疑われることとなる。
事件解決のため、壮年の警部と若い刑事が現場へと急行する。
は
たしてDJを中毒死させた方法とは?
そして、警部とDJ、このふたりにはある共通点が?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 15:32:05
1000文字
会話率:71%
6月半ば、気温30度超えの暑い日。若い女性が救急車で病院に運ばれた。重度の熱中症だった。
彼女の手足には拘束された痕、口元にも長時間布を噛ませられていた痕跡があった。
医師は事件性を感じ警察に通報する。その時、ある警察署ではひとりの中
年女性が自供を始めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 12:11:23
2440文字
会話率:2%
高校に入学してすぐ十六歳の誕生日を迎えた檜葉柱 辰樹(ひばしら たつき)は以降、少女かこちらに何か話しかけてくる奇妙な夢を毎晩見ていた
ある日、いつものように学校から帰ると
不審者に追われ逃げている少女を見かける
事件性を察知し廃ビル
に消えた二人の後を追うと
大きな衝撃音が鳴り響く
急いで震源に向かうと
腕を押さえ疼くまる先程の少女と遭遇した
これが後に世界の運命と自身の宿命に相対することになる二人の出会いだった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 15:02:00
9626文字
会話率:77%
スケロク商事は何でも請け負う、何でも屋として横浜に誕生した。
社員の半数は泥棒、スリ、ヤクザもの等一癖もある連中だがどうやって更生していくかの物語でもある。
依頼も事件性をふくんだものもあり、単なる猫探しが麻薬事件に発展したり、大富豪の夫婦
がお互いの素行調査を依頼した結果没落してゆく等、現実では起こりえない案件が多数集まる不思議な物語でもある。スケロク商事代表取締役杉田は、明晰な頭脳により難事件の解決に導くのである。
代表取締役の杉田にも多くの謎があり、その行動ははようとして知れない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 22:43:45
34586文字
会話率:54%
マンガ、テレビ、映画、みんなヤクザが大好きだ。ヤクザが腰の重い警察に代わって悪を罰し、何もできないサラリーマンはそれを見ているだけで、バカを見る間抜け役だ。ヤクザは金持ちで思いやりがあって、トラブルを解決し、親切で、気っぷが良く、頭も良い。
ヤクザが料理をしたり、夜食を作ったり、学校の先生になったり、政治家になったり、マンガの世界ではヤクザは万能で大人気です。ヤクザになれなかった間抜けはサラリーマンにしかなれないと言った漫才師もいました。
そんなヤクザにしがないサラリーマンが立ち向かっていくお話です。
ヤクザを描くとどうしても暴力にふれるところもあると思いますが、出来るだけ暗くならないように私なりにギャグをちりばめています。
商社に勤める主人公は取引先の化学会社が反社会組織(ヤクザ)に化学薬品を売ってしまった事実を突き止め、その調査に乗り出します。またその化学会社社員は自殺しており、事件性があることが分かりました。そこで関係各社から落ちこぼれ社員1人ずつ、計3人からなるパーティが結成されました。
3人はそれぞれ童貞、淫乱、アル中であり、各社から要らなくて出された身の上です。そのためなかなか調査は進みませんが、ヤクザに流れた薬品が合成麻薬製造に使われたことを突き止めます。そして実際にヤクザにも遭遇し脅されます。しかし3人は勇気をふり絞って警察に通報し、証拠をつかむための作戦に出ます。
用意周到に計画を立てたものの、ミスが重なり警察の突入は不発に終わってしまいます。警察は引き上げ、会社からもチーム解散の指示を受けます。失意の3人はそれぞれ色事や酒に逃げますが、もともと自殺願望のあった主人公はひそかに1人で突入を決意します。
残り2人に引き留められながらも主人公は単身でヤクザの本拠地に乗り込み、そこに証拠となる機器を発見します。しかしすぐにつかまり、麻薬を打たれ、拉致されて東京湾へ連れてかれます。
九死に一生を得た主人公は病院で目が覚めます。そして自分が助けられたことと、ヤクザの組織が親会社によって吸収されたことを知ります。目的を失った主人公はやがて今度は親会社への戦いを決意する、というお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 00:00:00
28807文字
会話率:19%
「一葉、一緒に住まないか。」それは3年前の春。そしてその年のある夏の日、僕が仕事から帰宅すると彼女は大量の睡眠薬を飲んで自殺していた。そう、今も住んでいるこの部屋で----。遺書も、自殺を仄めかすメモや僕との不仲を匂わせるやり取りも何も無い
まま事件性は無いとして警察は自殺で処理したのである。僕の知らないグラスがテーブルに在ったにも関わらず。そして僕は明日から新しい彼女、小坂 莉子のアパートで一緒に暮らす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 06:00:00
8940文字
会話率:24%
4人の男女は男との間に取り決めを交わしていた。
1.他人に悟られない
2.仕事の手段は問わない
3.事件性を残さない
4.詳細は事が終わるまで明かさない
令和の札幌で蠢く、悟られない者達の仕事劇。
最終更新:2022-04-29 23:00:00
54845文字
会話率:33%
異性に恋をする、それはとても素晴らしい事である。
だが世界には特殊な性癖を持つ人間が多数存在する・・・
その性癖故に、永遠に成就する事の無い悲しい恋をするさだめを持つ事だってあるのである・・・
これはそんな特殊な性癖を持つ男の物語・・・
クリスマス記念短編です♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 01:31:45
1847文字
会話率:20%
ドラゴン・クライシス・オンラインでは時々ランキング上位陣が消えるという事件が起きていた。事件性が疑われるものの、消えた者の名前やキャラクター名が全て消えてしまい。謎が深まる中、遊び半分にその上位陣にランクインして原因究明しようした4人。ヒ
イラギ、クリシック、シエラ、ヒメノだがランキング発表日に謎のメッセージによって謎の世界に飛ばされてしまう。しかもそこに立っているのは現実世界の姿ではなくキャラクター。状況に困惑するものの、やって来たのはドラゴンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 18:01:31
63283文字
会話率:41%
小説好きの西井彩音と國井有里。
今話題の都市伝説を小説を元に調査することになるが事件性もあることのため簡単にできることではなさそうなのだが好奇心旺盛の有里と理性が備わる彩音の2人で都市伝説調査を進めていくことにするが…
最終更新:2021-11-11 20:22:10
622文字
会話率:100%
「愛がなければ、死ぬこともなかったろうに……」
日本において、不審死や死因が不明な異状死の数は年間十万人以上にのぼる。そのほとんどは事件性のないものとして処理される。しかし、一部の見える、感じられる人にとっては、それは事件そのものであっ
た。
人が死ぬには理由がある。老い、病気、事故。自殺、他殺。愛、嫉妬、憎悪。
そして――怨霊。
田舎の暮らし&仕事と上手く付き合いながらOLをやっている葉月響子は、霊が出る廃病院の噂を知り、調査をすることにした。
その場が凄惨な舞台になると知らずに――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 04:00:00
20560文字
会話率:24%