サイオンジ辺境伯家の嫡男であるイナリ・サイオンジは十五才になってからすぐに、自分の前世の記憶を取り戻した。
ここは自分がやりこんだ『コールオブマジックナイト』の世界であり、そしてなんと自分は……エセ関西弁糸目悪役貴族という属性マシマシなキャ
ラだった。
序盤は主人公を煽り散らかすくせに最終的にはボロ負けし、最後は人間をやめたのにあっけなく倒されるというあまりにも悲惨な末路を変えるため、彼は行動を開始する。
負けるはずのイベント戦で主人公を倒し、最後まで煽るために。
イナリとしてこの世界で生きてきたせいでいい性格をしている彼は、己のユニークスキルである魔剣創造を極め最強を目指すのであった――。
※短編の連載版です
※カクヨムでも連載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 18:00:00
97651文字
会話率:22%
男爵家の三男であるマルト・フォン・リッカーは高熱にうなされ、前世の記憶を取り戻した。
「そうか、俺は……転生したのか」
彼は転生の際、女神様からとある祝福を授けられていた。
それは魔力を使用することでスキルを手に入れることができる『スキル変
換』の力。
マルトは『スキル変換』の力を活用し、独自のやり方で異世界を攻略していく。
そして二年の月日が流れ……彼は自分をイジめてくる兄を一蹴できるほどに強力な魔導師へ成長していたのだった。
※短編の連載版です
※本作はカクヨムでも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 18:00:00
104353文字
会話率:22%
「思い……出した!」
Cランク冒険者のアルドは、ある日突然前世の記憶を取り戻した。
そして彼は、この世界が自分がやりこんでいたRPGゲーム、『マジカル・キーンシップ』であることに気付く。
「記憶戻るの、遅ぇって……」
ただ残念なことに、記憶
を取り戻したのはアルドが三十手前のアラサーになってからのことだった。
既に勇者は魔王を倒し、世界は平和になっている。
ゲーム知識を思い出しただけのおっさんの出る幕などなかった。
「俺、好きに生きていいよな?」
なのでアルドはゲーム知識を使ってこの世界を楽しむことにした。
作成不可能なエリクサーを作り出し、強力な魔物をテイムし、貴族家が秘匿している魔法だけでなくオリジナルの魔法まで使えるように!
ゲーム知識を駆使した異世界生活を始めるのは、アラサーからでも遅くない!
※短編の連載版になります。
※今作はカクヨムでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 18:00:00
158180文字
会話率:23%
これは、勇者に育てられた少年の英雄譚。
そして、勇者と呼ばれた女の、復讐と贖罪の物語。
十年ほど前のこと。近隣にダンジョンがあるため迷宮都市と呼ばれるリンゲックの町に、勇者の異名を持つ女冒険者がいた。彼女は桜のエンブレムから「桜花(おうか
)の剣士」とも、また孤児の少年を養子として育てていたことから「子連れ勇者」とも呼ばれていた。
そんな勇者は数々の活躍ののち、王国に仕えるでもなく、誰かに嫁ぐでもなく、息子と一緒に田舎で暮らすため去っていった。
数年後……
リンゲックに、桜のエンブレムの剣士が現れた。勇者が育てていた幼児が、たくましき若武者となって帰ってきたのである。
母直伝の剣技、圧倒的な強さ。周囲が放っておくわけがない。少年の周りには、冒険者から王族までがそれぞれの思いを抱いて集い、彼もまた、それに応えるかのように無双してゆく。
やがて運命の歯車は動きだす。王位をめぐる内乱、そして魔王の影。自分の出生の秘密、そして勇者である母の過去を知ったとき、少年はいかなる決断を下すのか……
【追記】
物語の舞台は迷宮都市と呼ばれていますが、バトルが中心でダンジョンの描写は少ないものになると思います。動画配信やステータスオープン、ゲーム的な意味でのスキルはありません。なお、別作品の短編集「元ギルドマスターの手記」と同一世界、同一時間軸のお話です。両方に登場する人物が複数います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 20:23:32
77304文字
会話率:40%
放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。
呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者と呼ばれるはずだが、主人公ともう1人の少女にはギフトがなかった。なぜか周りの人の
目も冷たく、兵士によって2人は追い出されてしまう。
2人で王都を出て旅をする。行きがけの駄賃は兵士より奪ったスキルとステータス。
この作品は異世界に召喚された主人公が、仲間(概ね配下)を集めながら、観光したり戦闘したりする物語です。
第1章:王国からの脱出。
第2章:冒険者として活動。
第3章:迷宮探索。
第4章:魔物と戯れる。
第5章:ドーラの里帰り
第6章:和風の国を観光(戦争は導入だけ)
第7章:エルディアと戦争?
第8章:地元でゆっくり
第9章:首脳会議の見学
第10章:獣人の国にご招待
第11章:冒険者ギルドとか
第12章:真紅帝国に絶対行く
第13章:水の都で人探し
第14章:←いまここ
毎週日曜午前0時に更新予定です。余力がある場合は週の途中で短編を投稿いたします。
ちょっと予定が変わって、0の付く日の0時に更新中(月3回)です。1回飛ばすことも増えてます。申し訳ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 12:00:00
3126428文字
会話率:39%
「異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~」のifストーリーです。本編に混ぜたら、作風が違い過ぎてお叱りを受けたので、別枠としてあげなおすことにしました。短編として、完全に切り分けてあげるという手があることを
失念しておりました。
主人公が外道で、序盤のストーリーが若干異なった場合のお話です。
本編とは主人公の主義や考え方にも差があるので、苦手な方は読まないほうがいいかもしれません。
世界観や設定も多くは共通ですが、一部異なる部分もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-30 01:42:51
8681文字
会話率:28%
ミミック。
それはダンジョンに点在する誘惑の罠。
宝箱に模した偽りの財宝。
騙す魔物の代表。
この物語は、そんなミミックの日常を淡々と描く物です。
――――――――――――――――――――
一話で完結する、さらっと読
める短編集です。
作者の息抜きで気まぐれ投稿します。
ぜひ頭を空っぽにして、クスリと笑っていただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 00:00:30
72468文字
会話率:49%
★作者最新情報★
・ネット小説大賞短編 準グランプリ受賞☆
・ぼっち姫200万PV突破!!
・6/17 画像付きキャラ紹介追加。
・11/17 200万PV記念SS公開!
★☆第一部あらすじ☆★
勇者が逃げ出しパーティーが崩壊!残ったのは
ぼっちのお姫様。
神に呪いをかけられお姫様と体を入れ替えられてしまった最強戦士セスティ。
早く呪いを解かないとじわじわと心まで女の子になってしまうので、勇者を探しつつ体を取り戻す為ポンコツ共を引き連れて魔王討伐へ!
出会う仲間は駆け出し冒険者にド変態お姉さんにすごいライオンにのじゃロリ幼女とイカれた〇〇。
まだ勇者探してる最中なのに魔王襲来、大決戦!!
そして物語は予想外の方向へと……。
コメディ有りシリアス有りプチハーレム有りのドタバタTSファンタジー☆彡
☆9/19 完結!☆
第一部:勇者逃亡〜魔王戦まで。
第二部:魔王戦後〜王国防衛戦まで。
第三部:王国防衛戦後〜完結まで。
130万字越え。1話あたり2000文字程度。
毎日更新中☆
感想、評価、レビュー等お待ちしております♪
ぼっち姫外伝を含め、現在毎日更新中の作品を目次上のリンクにまとめてありますのでそちらも覗いてみて下さいね☆
★新作の短編がローファン日間の17位に入りましたッッ!!★
【親友が異世界召喚からのTS勇者で魔王倒して帰って来たけど体が女のままだから恋愛対象どっちにするか迷ってるらしいが知った事じゃねぇ!】
https://ncode.syosetu.com/n0074fv/
こちらもよろしくおねがいします☆
追記:上記短編がネット小説大賞短編にて準グランプリを受賞いたしました☆彡
この小説はカクヨムでも連載しております☆ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 21:07:16
1384179文字
会話率:42%
少女はスリルに餓えていた。
やってはいけない事があるなら迷わずにやる。
押してはいけないボタンは誰かに押される前に押してしまわねばもったいない。
そんな少女がハゲにハゲと言ったせいで書斎に閉じ込められ、家を出る決意をする。
長年かけて書斎
にて禁術をマスターした少女はもう家に閉じこもる必要がないのだ。
外の世界には刺激が沢山ある。はたして少女は生きのびる事が出来るだろうか?
そして、世界の方は少女に巻き込まれて大丈夫なのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 09:20:54
9932文字
会話率:58%
主人公ガンマ・スナイプは弓使い。
ある日、所属するSランク冒険者パーティ【黄昏の竜】から、何もしてない無能として追放される。
しかし実はガンマの援護射撃によって救われた窮地はいくつもあった。
だがガンマの狙撃があまりに早く、また超遠距離
から敵を倒すため、メンバーたちは彼の功績を理解してなかったのだ。
パーティを追い出されたガンマの元は、途中でモンスターに襲われてる馬車を助ける。
中には、学園時代の女友達メイベルと、帝国の皇女アルテミスが乗っていた。
「君をスカウトに来たんだ!」
「素晴らしい狙撃の腕です。ぜひとも、わが帝国の軍部に入っていただけないでしょうか」
一方、ガンマを失った黄昏の竜は、優秀な後衛を失ったことでパーティ崩壊していく。
※短編の連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 12:55:27
326937文字
会話率:37%
突如、前世の記憶を思い出した『シアン』は、大好きだったゲームの世界に転生していたことに気づく。
役割としてはモブ……だが、なんと“推しの兄”ではないか!
推しの『レニエ』は、本来は悪役令嬢の立場だ。
辛い過去で人格が歪んだせいとは言え、将
来的には破滅の運命が待ち受けている。
だったら、やることは一つ。
モブだろうが努力で強くなって、妹(推し)の破滅フラグを全て叩き折ってやる!
そして、原作では決して見られなかった、推しが幸せを掴む姿を見届けるんだ!
こうして、ただのモブだった俺は、努力のみで最強へと成り上がっていく。
(妹の危ない視線が俺に向いている気がするが……気のせいだろう)
推しを守るために死ぬ気で頑張る、でも最後の一線は超えないオタク兄──シアン。
毒舌だけど、本当は近づいてきてほしいツンデレ妹──レニエ。
シスコン×ブラコン、でもギリギリくっ付かないドタバタファンタジー!
☆毎日19:10更新!
※短編版の続きは第4話からです!
※他サイトにも載せております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 19:14:14
102953文字
会話率:38%
“ギフト”という才能を授かる儀式にて、少年アケアは【スライムテイム】という外れと思われるものを授かった。
養子だったアケアはそのまま捨てられることになったが、どうやら外れではないようで……?
最終更新:2024-09-21 12:15:49
10221文字
会話率:40%
突如、前世の記憶を思い出した『シアン』は、大好きだったゲームの世界に転生していたことに気づく。
役割としてはモブ……だが、なんと“推しの兄”ではないか!
推しの『レニエ』は、本来は悪役令嬢の立場だ。
辛い過去で人格が歪んだせいとは言え、将
来的には破滅の運命が待ち受けている。
だったら、やることは一つ。
モブだろうが努力で強くなって、妹(推し)の破滅フラグを全て叩き折ってやる!
そして、原作では決して見られなかった、推しが幸せを掴む姿を見届けるんだ!
こうして、ただのモブだった俺は、努力のみで最強へと成り上がっていく。
(妹の危ない視線が俺に向いている気がするが……気のせいだろう)
推しを守るために死ぬ気で頑張る、でも最後の一線は超えないオタク兄──シアン。
毒舌だけど、本当は近づいてきてほしいツンデレ妹──レニエ。
シスコン×ブラコン、でもギリギリくっ付かないドタバタファンタジー!
※こちらは短編版になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 09:17:15
8963文字
会話率:30%
【短編で大好評につき連載化!】
勇者パーティで付与魔法師だったアルス・フォルレーゼはパーティから追放されてしまう。
アルスは目立ちたがりではなかったが、付与魔法を使うことで最もパーティで貢献していた。そのことを話そうとしてもパーティメンバー
は聞く耳を持たなかった。
実はアルスの付与魔法は単に強化魔法を施すことができるだけでなく、弱体化魔法も使える。さらにバフ&デバフを応用することで攻撃魔法や剣術すらも超一流だったのだが、勇者パーティは知らなかった。
勇者パーティを離れたアルスは冒険者となり、新たに最強パーティを作る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 12:10:00
204130文字
会話率:42%
魔王軍の幹部魔族を倒した七傑の勇者——英雄たちによる英才教育を受けたエレン・ウォルクスは王都にあるセントリア貴族学院の入学試験を受けることになった。
『英雄の隠し子』として育ったエレンは学院に入学するより田舎でのんびり暮らしたかった。そのた
め、わざと入学試験に落ちるよう、『貴族枠』で受けられるにもかかわらず、『平民枠』での受験を決意する。
しかし、自分の世間的な強さを自覚していないエレンは、少々やりすぎてしまい……?
短編の続きは5話〜です。
※連載化によりラストは変えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 12:00:00
65754文字
会話率:39%
男爵家の長男であるアレン・アルステインは15歳の誕生日に「努力をしても結果が伴わない無能だから」という理由で実家を追放されてしまう。
手切れ金すら渡されずに追い出されたアレンは、ロミオというAランク冒険者から、不思議な木の実が渡される。実は
この木の実は莫大な知識と能力向上を与えてくれる代わりに、「常識」を失ってしまう代償があった。
手にした莫大な知識の中には「正しい修行方法」も含まれており、実家での指導とは別のアプローチから苦しい自主練に耐えた結果、アレンは世界最強の極地に達する。
「これならあの王立魔法学院にも合格できるかもしれないな」
こうしてアレンは魔法学院に入学したのだが、魔法学院は「庶民」になってしまったアレンに厳しく——。
短編で好評につき連載化しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 20:00:00
108069文字
会話率:38%
【学校舞台の妄想シチュ解決型ニンジャ短編集】
この学校には不思議がある。
開校して以来、1年の隙間もなく常に同じ名前の生徒が在籍し続けているのである。
しかし、その事が世間に取り沙汰されることはない。
彼は古き盟約に従い学校を陰から護り続
ける者。
陰柄 真守(39歳)――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 23:16:25
18794文字
会話率:28%
見沼大輔40歳、会社員、独身。彼はもう自分は世間のメインストリームから外れた存在だし、未来も先が見えているし、ひっそりと過ごしていればいいと思っていた。
だが、異世界に転移してしまった時から全てが変わる。
その世界にいるのは20歳くら
いの若者ばかりで、その若者達はなぜか40歳のおっさんの見沼を畏怖と驚愕の視線で見ていた。見沼は単に若者ばかりのところにおっさんがいるから浮いてるのだと思っていたが、実はその異世界ではレベルが上がると年齢が上がるため、40歳のおっさんは40レベルの猛者だと思われていたのだった。
そんな異世界の法則は見沼にも成り立っていて、実際に比類無き猛者といえるだけの力を持っているのだが、それを知るよしもない見沼は、周りからの反応を誤解したまま異世界で奇妙な道を歩んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 20:11:26
22263文字
会話率:32%
世界征服を狙う悪の組織の陰謀を打ち砕く為、とある一人の青年に戦う力が託される!突如降りかかった使命に戸惑う青年…「これってどうやって使うんですか⁉」ーー青年は本当に戸惑っていた、変身アイテムの使い方に…自分を包む戦闘スーツの安全性に…!
最終更新:2024-08-22 16:30:00
5738文字
会話率:59%
世界が新魔王軍の手に落ちようとしている今。
人類は対抗すべく、かつての魔王を倒した勇者が持っており、現在は地面に刺さっている【伝説の剣】を抜くことができる勇者を探す選定会を行っていた。
新魔王を倒す天命を受け、チートともいえる最強能力を
賜った青年【ログマ】も選定会へと参加するが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 18:09:46
6194文字
会話率:53%
みなさんはどんな悪役令嬢が好きですか?
最終更新:2024-08-02 21:01:52
8220文字
会話率:52%
「シマーズ・サツマ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「――!」
国中の貴族が集う煌びやか夜会の最中。
サツマ公爵家の令嬢であるシマーズは、婚約者のデズモンドから、唐突にそう宣言された。
「デズモンどん、どういうことでごわす
か? おいどんとデズモンどんの婚約は、先王様の決めた契りでごわす。約束ば違えるのは、上に立つ者として恥でごわすぞ」
「ええい、うるさいうるさいッ! 今の王はこの僕だ! 誰にも文句は言わせんぞ! 僕はもう、君みたいな粗野な女にはうんざりなんだ! 今後僕は、ジェイドと真実の愛を築くッ!」
「デズモンド様! 私、嬉しいです!」
「……」
男爵令嬢のジェイドが、デズモンドにギュッと抱きつく。
豊満な胸を押し当てられたデズモンドは、床に届きそうなくらい鼻の下を伸ばしている。
――先代の王の急逝により若くして王となったデズモンドは、邪知暴虐の限りを尽くしていた。
税率を20%も増加し、自身は朝から晩まで酒池肉林の贅沢三昧。
国民の王家への不満は限界まで達していた。
その挙句、今回のシマーズへの婚約破棄である。
来賓の貴族たちはいよいよこの国も終わりかと、固唾を呑んだ。
「やれやれ、前々からたわけ者だとは思うとったが、まさかここまでとは。つくづく呆れたでごわす」
「っ!? 何だとぉ!?」
「先王様に義理立てして今まで我慢ばしてきたでごわすが、そっちがその気なら話は変わるでごわす。――デズモンどんのようなガンタレとの婚約、こっちから願い下げでごわす」
「貴様ァッ!! 神にも等しい王たる僕に向かって何だその口の利き方はァッ!! 不敬罪だッ! お前たち、この痴れ者を斬れッ!」
「「「……ハッ」」」
抜刀した近衛兵八名にたちまち取り囲まれるシマーズ。
「やれやれ、おなご一人にこんな数を。王としての誇りはないのでごわすかデズモンどん?」
シマーズは腰に差している剣をゆらりと抜いた。
――それは代々サツマ家に伝わる、『刀』と呼ばれる独特の反りを持った片刃剣であった。
シマーズはそれを上段に構え、「コオオオオ」と呼気を整える。
シマーズから放たれる圧倒的なオーラに、近衛兵たちは一瞬たじろぐ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 21:16:18
3334文字
会話率:65%
「ヴァリア、今この時をもって――君との婚約は破棄する!」
壮麗絢爛な夜会の最中、突如としてヴァリアに発せられたジェラルド王太子殿下からの婚約破棄宣言。
しかもジェラルドは兵達に命じ、ヴァリアをその場で暗殺しようとまでした。
――だが、ヴァリ
アは最強の傭兵国家である、ヴァホルの姫君だった。
従者であるエインと共に、兵達を瞬く間に斬り伏せるヴァリア。
そして手袋をジェラルドに叩きつけ、高らかに宣戦布告するヴァリアであった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 21:40:50
5032文字
会話率:56%
異世界から転移して、女神にチート能力を授かった勇者にそのチートアイテムによって、初めて敗北を味わった悪魔神ヘラントゥス。
普段であれば切られた腕など1秒で再生出来るのに、勇者に切られた腕は再生しなかった。
自分はもう助からないと悟ったヘラ
ントゥスは、今までの人生が走馬灯のように流れた。
もし俺に来世があるのならばーーまた最強を目指そう。
それと、勇者が言っていた【ハーレム】とやらも作ってみせる。
「あんなインチキクソ勇者などにできて、この俺が出来ないはずがないだろう」
そして気づくと、ヘラントゥスは田舎の少年ヘルクに生まれ変わっていた。
「俺は転生したのか」
どうやら今までは最弱クラスで、周りからなにも出来ないと思われていたヘルクだったが、悪魔神としての記憶を思い出した。その瞬間から悪魔神の力を取り戻し、前世と遜色ないレベルの魔法を放てるようになった。
学園に入学することになったヘルクは、入学試験で無双し、10万点という異次元レベルの点数を叩きだし、トップで入学することに。
入学試験で、貴族に絡まれていた少女エニナを助けたら、それ以降色んな女の子に惚れられて、気づけば周りはヘルクを好きな女の子だらけになっていて……!?
敵と判断した者には容赦なく持てる力全てを使い、女の子には優しく。
ヘルク(悪魔神)にとっての【普通】は、常識外れなものでーーー
「ヘルク君っ♡ 」
「……へるく、すきっ♡ 」
「ダーリン♡ 」
転生した悪魔神の人生二週目は前世よりもイージーモードで、ハーレム盛りだくさんなようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 18:27:12
16508文字
会話率:34%
異世界に転移した暗殺者と金髪幼女との掛け合い
コメディ 短編1話完結
<本作は「カクヨム」様にも投稿しております>
最終更新:2024-06-30 14:00:00
3858文字
会話率:55%
暗殺勇者とは、勇者の力を宿し、暗殺者の技を身につけ、伝説の聖剣を手にした者。
たった一つしかない命が平然と奪われる残酷な世界で、勇者と魔王に最愛の姉を殺された二人目の勇者、十二歳の陰気で小柄な少年カケルは、異世界からやって来た魔法使いに誘わ
れて暗殺勇者になると決意する。
殺しはいけないという姉の教えに反するとわかっていながら、いつかこの手で勇者と魔王を殺すために。公爵夫人と聖女母娘のためにも。
暗殺者(アサシン)の師と少女、使い魔のミニドラゴンを仲間に、力と技を一つ一つ学んで、魔王の手先と勇者の仲間を一人一人手にかけながら、カケルは成長してゆく。いずれは闇の中たった一人で神をも殺し、世界を救う存在へ。
※以前投稿した短編の連載版になります。ネタバレ防止のため短編はしばらくの間、開示設定で除外とさせてください。後日、また開示いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 19:00:00
656967文字
会話率:40%
二人目の勇者・十二歳の少年カケルは、魔王と一人目の勇者を殺してやりたかった。
人類浄化を謳う魔王に大事な家族を殺され、嘘つきで強欲な一人目の勇者にだまされて自分が勇者であることを隠蔽され、パーティの雑用として酷使され何度も死にかけていたから
だ。
友達はいない。パーティの仲間はバカにしていじめるだけ。唯一の味方だと思っていた少女もいなくなり、カケルは二人への殺意と世界への憎しみを募らせていく――自由になりたかった。
そんな時、カケルの前に、異世界から”死神”のような魔法使いと無口なアサシンがやって来る。
暗殺者の素質があるカケルを誘うために。
「なってみないか。暗殺勇者に?」
魔法使いの言う「暗殺勇者」とは、その名のとおり「暗殺者となった勇者」のこと。
もしこの誘いに乗れば、自分は誰でも殺せるようになれるという。
いきなり現れた”死神”の言葉なんて、信用できないカケルは……。
一年後、世界中の誰でも殺せる暗殺勇者となったカケルは、邪悪な魔王と勇者にその刃を振るう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 20:14:13
18832文字
会話率:38%
好きな人がもしギャル好きだと分かったら……
私は迷わずギャル化しちゃいます!
でもギャルってよくわからない。
ヤマンバ系ギャル? よくわからないけど強そうな見た目をすればいいんですよね!
ageha系ギャル? よくわからないけど妖精の羽を
装備すればいいんですよね!
こうしてギャルは今に至る。
付け爪という名のかぎ爪を装備し、バカでかい妖精の羽に香り玉を仕込んで相手を状態異常に陥らせる。
それはもうラスボスの風格だった。
好きな人の匂いを嗅ぐだけの毎日からはもうオサラバ。
ハイテンションギャルが今日も意味不明に暴れまわります。
ネトコン12への応募作です。
♡応援するや☆レビュー頂けると泣いて喜びます。
ぜひ見ていってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 11:02:24
8730文字
会話率:53%
絵に描いたような嫌われ者の悪役貴族、アクア・リュクセンブルク。西園拓斗はある日、自分が大人気スマホアプリに登場するその人に転生していることに気付いた。容姿端麗ながらも性格最悪、典型的な小悪党であるアクアは天賦の才を持ちながらも、物語におい
ては序盤で退場する破滅確定のキャラクター。
拓斗はどうにか挽回を試みるが、時すでに遅し。物語はもうチュートリアルを終え、アクア退場まで秒読みという状況だった。しかしこのまま無意味に終わりたくはない。そう考えた末に、拓斗が選んだのは自ら貴族の地位を捨てることだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 07:29:01
5908文字
会話率:33%
盛大な出オチネタ。
書きたかったから書きました。
たぶん、続かない。
間違えて連載にしたので、完結にしました。
最終更新:2020-06-29 22:13:33
876文字
会話率:53%
瞬撃の魔剣士―大陸最強と呼ばれる傭兵の物語。金のみを対価に仕事を果たす彼の目的を知るものは、この大陸にはいない―少なくとも、今は。
※胸糞描写があるのでお気をつけて。一応胸糞な展開があるときには警告が入ります。
※超絶不定期更新ですが、
それ単体で楽しめる一篇ごとの投稿となります。短編の寄せ集めみたいな感じですかね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 18:00:00
236542文字
会話率:52%
セントミル国の王家には変わった習わしがある。それは初代国王夫妻を習い、国王の妻である王妃は生涯国王を護る護衛になるということ。公務も跡継ぎも求められないそんな王妃が国の象徴とされている。
そして私ルナリア・オーガストは次期王太子である第一
王子の婚約者=未来の王妃に選ばれてしまうのだった。
※設定甘い、ご都合主義です。
※1~4話は短編版、5話からが連載版です。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 11:20:10
60920文字
会話率:58%
ここはカラフリア王国。
乙女ゲーム"この花束を君に"、通称『ハナキミ』の世界。
どうやら私はこの世界にいわゆる異世界転生してしまったようだ。
<【短編】空気にされた青の令嬢は、自由を志す の連載版です>
※2話からが連載版です。
※恋愛要素薄めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 17:33:27
104837文字
会話率:63%