「お前は王子に相応しくない」
そう告げられて城を追い出された聖女ゲルダは庶民に身を落とす。
国の為に、何より王子の為に命を捨てて働いてきた彼女を庇う者は誰一人いなかった。
誰もが身一つで出て行く彼女を嘲笑う。その中には新たな聖女に抜
擢された少女もいた。
しかも彼女はゲルダに代わって王子と婚姻を結んだというではないか。
一応、棲み家となる家を与えられたが、ゲルダはそのまま城下町を出て行ってしまうのだった。
とある街に落ち着いたゲルダはその日から浴びるように酒を呑むようになる。
彼女を過去の聖女と知る者達は“酔いどれ”と呼び、笑うのだった。
そして彼女には誰にも打ち明けていない秘密がある。
それは前世の記憶を失わずにこの世へと生まれてきた事だった。
「いやぁ、城から出されたお陰で誰に気兼ねする事なく酒を呑む事が出来るわい。王子サマサマだ」
前世では免許皆伝を許された剣豪にして酒豪だったヒルダは今夜も大酒をかっくらう。
このような日々を過ごしていたが、いつしか身の周りに不審な気配を感じるようになる。
一計を案じて気配の主を捕らえてみれば、なんとそこには見知った顔が……
「今、王子様の御身が危ういのです。何卒ゲルダ様のお力添えを」
自分に成り代わって聖女となった少女の訴えにゲルダは如何なる判断を下すのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 23:08:21
667479文字
会話率:41%
国家12本の柱の高位魔法使いのひとり、天蠍宮魔法使いヒルダは久々の休暇を持て余していた。
目を掛けている弟子であるクレオの兄、シグルドにエスコートさせることを思い立ち――
※Kindleにて出版させていただいております、『女体化魔法
使いは弟子に手籠めにされていま⁉』シリーズの外伝ということで、女体化魔法使いクレオの師匠、ヒルダが主役のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 16:09:28
15880文字
会話率:52%
「私のことが好きなノア様の下へ嫁いで、せいぜい慰めてあげなさいな」
テティスは、膨大な魔力を持ち、結界魔術師である有能な姉──ヒルダと比べられ、魔力が少ないことから無能扱いされてきた。
そんな中舞い込んだ縁談。相手は筆頭魔術師であり、公爵
でもある雲の上の存在であるノアだった。
姉のことが好きなはずのノアとの婚約に、テティスは憂鬱になるのだが──。
「君は本当に愛らしいな」「努力を続けることは凄いことだよ」「テティスが好きだ」
何故かノアに溺愛されたテティスは、不思議に思いつつも彼に惹かれてしまい、同時に何故愛されるのか、理由を知ることになる。
直後、突然の魔物の襲来により、ノアと共に現場へ向かうテティス。招集された結界魔術師であるヒルダよりも、何故かテティスの魔力が急激に増えて──?
これは、無能扱いされてきたテティスがノアに溺愛され、後天的に増えた魔力と今までの努力の成果で、結界魔術師になる夢を叶える、そんなお話です。
◆短編版 2/11 日間4位ありがとうございます!
◆R15は念のため
◆ハッピーエンドはお約束折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 07:14:39
82109文字
会話率:41%
わけあり包帯男と推定国一番の美女であるヒルダとの婚約の顛末。ヒルダには婚約したい理由がある。贅沢して一生暮らしていきたいのだ。できる限り後ろめたくなく。ある理由により貴族は狙えない彼女が選んだのはわけありの包帯男(金持ち)である。彼女は口説
き落とすことができるのか!?
君を愛することはないと言う夫とお別れするためのいくつかのことの妹の話。こちらを読まなくても大丈夫なはずです。ヒモな弟の話もあります。→ヒモの流儀折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 11:51:54
6533文字
会話率:34%
『会社』で働くヒルダは自他ともに認める天才プログラマー。それなのに恋人との関係を長続きさせた試しがない。そんな彼女が出会ったのは、若いくせに盆栽が趣味だというつかみどころのない男でした。
※『電気羊飼いと天使の卵』の番外編です。本編のネタ
バレがあるのでご注意ください。本編はこちら → https://ncode.syosetu.com/n8647ij/ 元々は脚本形式だったため、ト書きとセリフで構成されています。2010年に書いたものを自サイトより移植しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 20:17:56
8892文字
会話率:82%
「本当は優しくて照れ屋で、可愛い貴方のこと……大好きになっちゃった。でもこれは、白い結婚なんだよね……」
ラーゲル王国の侯爵令嬢セレーナ、十八歳。
父の命令で、王子の婚約者選定を兼ねたお茶会に渋々参加したものの、伯爵令嬢ヒルダの策略で「強
欲令嬢」というレッテルを貼られてしまう。
実は現代日本からの異世界転生者で希少な魔法使いであることを隠してきたセレーナは、父から「王子がダメなら、蛇侯爵へ嫁げ」と言われる。
恐ろしい刺青(いれずみ)をした、性格に難ありと噂される『蛇侯爵』ことユリシーズは、王国一の大魔法使い。素晴らしい魔法と結界技術を持つ貴族であるが、常に毒を吐いていると言われるほど口が悪い!
そんな彼が白い結婚を望んでくれていることから、大人しく嫁いだセレーナは、自然の中で豊かに暮らす侯爵邸の素晴らしさや、身の回りの世話をしてくれる獣人たちとの交流を楽しむように。
そして前世の知識と魔法を生かしたアロマキャンドルとアクセサリー作りに没頭していく。
でもセレーナには、もう一つ大きな秘密があった――
「やりたいんだろ? やりたいって気持ちは、それだけで価値がある」
――これは、ある強い呪縛を持つ二人がお互いを解き放って、本物の夫婦になるお話。
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カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 17:47:52
118266文字
会話率:58%
ここはとある人と竜達と共に生きる大陸。
二つの国が長らく覇権を懸けて争っていたが、戦争は両国の和解として終結した。
そして更に結びつきを強固にするために、南のイルスデン帝国の皇子シンヴレスに、北のべリエル王国の姫君サクリウスが嫁ぐこと
になった。
シンヴレス皇子発案の完成したばかりのコロッセオで結婚式は行われ、イルスデンの侍女、ユシュタリア侯爵の娘であるヒルダも付き人として式に出席した。
だが、ヒルダはそこである男と出会うことになる。
これが、ヒルダの空への憧れの第一歩となり、平凡だったはずのヒルダの人生を変えるきっかけとなるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 20:39:34
108267文字
会話率:44%
生まれて初めての独りでのお買い物。ブーツを買いに行くのだけれど・・・。
最終更新:2023-12-30 19:43:47
554文字
会話率:67%
ステファンぼうやが、初めての独りだけのお買い物に、ヒルダおじさんのお店に行く御話です。
最終更新:2023-12-28 16:26:15
331文字
会話率:0%
やはり、短く刻んで投稿させて頂きたいと思います!
最終更新:2023-12-28 11:36:45
292文字
会話率:100%
こことは違う世界、違う時代。いわゆる悪役令嬢のポジションだったヒルダ・シャミーニは罪を問われ処刑された。
そして、現代。彼女は白峰 昼子として日本に転生し、可愛い幼馴染やイケメンの男友達と一緒にそれなりに楽しい学園生活を送っていた。
そんな
生活が、一人の転入生によって一変する。暮石 春史――彼は、かつてヒルダだった前世での初恋の人、アルフォンス・トレイルの生まれ変わりだったのだ。
悪役令嬢だった前世を持つ少女とその友人達による、ごくふつうの恋愛物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 10:39:27
466693文字
会話率:23%
舞台は宇宙に浮かぶコロニー施設『揺り籠』。そこに住む主人公の少女と、ヒルダという研究員の女性の物語。二人以外に生命体は存在せず、ロボットだけがコロニー内を行き来している。
主人公の少女は毎日ペースト状のご飯を食べ、機械によってあらゆる学習を
受け寝るという生活を繰り返している。人類がとある病で滅び新たな生命体を作り出そうとしたことや、人類の歴史などを学ばされる毎日に彼女は飽き飽きしていた。いったい自分はいつからこんなことをしているのだろう、自分はいったい何者なのだろう……。そう疑問に思った彼女がヒルダに「あること」を尋ねることで物語は急速に動き出す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 02:30:10
9410文字
会話率:40%
およそ数百年以上前から行われている「ドラゴンの花嫁」という、五穀豊穣の儀式。
国に恵みを授けると言われ、何人もの若い娘が花嫁となって捧げられたが、その実態は「ドラゴンへの生贄」だった。
王国の姫を敵に回してしまい、悪役令嬢とされていたヒルダ
が汚い裏工作によりドラゴンの花嫁に選ばれてしまう。
それでも国の繁栄の為ならばと、ドラゴンに美味しく食べてもらうよう身も心も綺麗にしようと吹っ切れたヒルダであったが、現れたのは神々しいまでに美しい白銀のドラゴンだった。
人の言葉を話すドラゴンの話と、国に伝わる五穀豊穣の儀式の内容の食い違いに首を傾げるも、ドラゴンに連れて来られたのは不思議な空間の中に存在するひとつの村ーー。
そこでは外界とは時間の流れが異なり、ゆっくりと時が刻んでいるという。そしてその村の中では、ドラゴンはその姿を人間の姿へと変える力があった。
今まで生贄として捧げられてきた多くのドラゴンの花嫁達は、ここで皆ドラゴンに実際に嫁いで幸せな生活を送っているという。
しかしそんな天国のような場所に思えた村でも、ひっそりと悪意の芽が花開こうと暗躍していた。
ドラゴンの花嫁となったヒルダは、そこで白銀のドラゴンであるラウルと甘いがぎこちない新婚生活を送ることになる。
※この作品は書籍化やコミカライズの打診を、まだ受けておりません。ご縁があれば、いつでもお待ちしています。
※この作品は不定期更新です、申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 11:22:28
18212文字
会話率:21%
ドロシア・クラーク男爵令嬢は貴族社会では珍しく『女の子も学問を修めるべし』という両親の元で勉学に励んできた。しかし王立学園入学早々、第二王子の婚約者の座を狙う野心家の子爵令嬢ヒルダに喧嘩を売られたことでドーラ自身も玉の輿を狙うライバルである
と噂されてしまう。人目を避けて逃げ込んだ図書室で、ドーラは第一王子の婚約者であり王子達の従姉妹でもある公爵令嬢アデラと出会う。一か八かで助けを求めたドーラに対して、事態を面白がったアデラはある提案をする。
2日に1話のペースで投稿し、全12話で本編完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 18:45:33
9715文字
会話率:74%
都会にあるなんてことない弁当屋で、母の手伝いをする少女、犬崎 真昼。
彼女は道路に飛び出した犬を助けようとして車にはねられ……
気が付くとそこは異世界だった!?
そこは王都から、食べ物に関して厳しい迫害を受ける人々が暮らす世界。
作る器材
も、調味料も、まとまった食べ物もない。
ならば、自分の力で人々のために腕を振るおう!
これは、犬の力と鉄を生み出す力、双方を得た、異世界で名をヒルダと変えた少女の、異世界での奮闘記である。
〜9月20日更新〜
第49部分の一部文章を修正しました。
登場人物紹介にコーン、ザラを追加し、用語集に雪月花を追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 19:12:17
234412文字
会話率:56%
エークレットの王女ヒルダは外遊中戦乱に巻き込まれ警護の騎士アスナスと二人で帰国を目指すことに。
ヒルダ付きの侍女アンナは自らの生い立ちを調べていくうちに王位継承を巡る謀略に行き当たってしまう。
最終更新:2023-07-09 17:00:00
19941文字
会話率:36%
先代の男爵令嬢であるレティシアは、枯れ大樹という木の世話をしている。ある日、レティは叔母のマロリーと従姉のヒルダに家から追い出されてしまう。彼女が森で出会ったのは、見知らぬ二人の青年だった。
根絶やし伯爵の名を持つ青年と、枯れ木の世話を
する令嬢のファンタジー。プラス一名。めげない令嬢の明るく楽しいご飯ライフと、枯れ大樹に隠された秘密とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 12:41:49
253524文字
会話率:47%
婚約して十年間、ずっと冷たい態度だった婚約者の、本当の姿を知ってしまった。
私は婚約者で侯爵家の令息であるオリヴェル様と上手くいっておらず、ついに婚約破棄を願い出た。しかしその直後にオリヴェル様の妻の座を狙う令嬢、ヒルダ様に魔法で猫にされ
てしまう。誰にも正体を気づいてもらえず途方に暮れていると、偶然にもオリヴェル様に拾われて、あろうことか「イェレナ」と名付けられてしまった。
オリヴェル様の部屋に閉じ込められて飼われることになった私は、オリヴェル様が私の姿絵を大量に隠し持っているのを知る。ん? オリヴェル様は私のことが嫌いじゃなかったの? 好きすぎて話しかけられない? 一体どういうこと?
知らなかった秘密と闇を次々と見せられて頭がついていけない。あなた、本当に私が知っているオリヴェル様なの?
実は重症なヤンデレ婚約者様のことを知るためにも、彼を観察することにした。
※R15は保険です
※カクヨム様、アルファポリス様でも掲載しています
※タイトル変更しました(旧題:白雪の魔法と婚約者に名付けられた私)
※本編完結済みです(不定期で番外編を更新します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 07:17:25
79985文字
会話率:40%
ふっくらまるまるとして可愛らしい姫様の侍女兼護衛であるヒルダは、姫から自分の身代わりになって婚約破棄してきてくれと頼まれてしまう。どうやらお相手の王子のむっちりまるまるぽよんぽよんな容姿がお気に召さないらしい。
仕方なく代わりにお相手の下に
向かうと、そこには事前情報とはまるで違う峻厳でいて精悍な顔立ちをした美丈夫が。一目惚れするヒルダだが相手は王子、結ばれるはずもない。ならばせめて王子の妃の侍女として間接的に侍りたいと、姫様を説得することに。
だが、実はその王子は——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 20:19:09
8702文字
会話率:33%
突然失踪してしまった師匠に代わり、王国を守る宮廷サモナーとして奮闘するヒルダ。戦いが好きでも得意でもない彼女は、人並みの幸せを求めていた。
そんなある日、何の前触れもなく国家反逆罪で幽閉されてしまう。心当たりのないヒルダだったが、国王や上層
部は強大な力をもつ彼女を警戒していた。裏切られる前に心を壊し、人形にしてしまおうと考えていたのだった。
なんとか自力で抜け出したヒルダに追手が迫る。絶体絶命の窮地を救ったのは、戦場で相対した敵国の皇帝様だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 19:00:11
11625文字
会話率:33%
「妖精と王子様のへんてこワルツ(https://ncode.syosetu.com/n0406gi/)」シリーズ最新作です。
戦争が勃発しそうになっているグリュップ王国。それを防ぐべく暗躍する為、エルフリートはロスヴィータと共に女性騎士団
員を連れてカッタヒルダ山へ向かう。
(あらすじは、本編の進度によって追加します)
ラブコメ感激減、戦争メイン、ずっと女装のターン!
色んな意味でポロリも……少々暗い表現がありますのでご注意ください。
【毎週水曜・土曜、20時更新/1話あたり2,000~2,500字程度】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 20:00:00
179815文字
会話率:48%
ヒルダはからだのよわいおうじょさま。
にしにいる、からだをじょうぶにしてくれるまほうつかいのもとへと、ぬいぐるみをおともにたびにでます。
©2022 弓良 十矢
最終更新:2022-12-15 00:00:00
3248文字
会話率:28%