小林誠太は死の間際まで生を望んだ。
理由はただ一つ、愛する家族を置いていきたくなかったから。
だが無情にもその願いは届かず、彼の命はそこで尽きたーーーー
次に誠太が目を覚ますと、そこは何もない空間であった。混乱していると、目の前に自らを女
神と名乗る美女が現れ、そこで自分が既に死んでいること、ここがあの世である事を知る。
自分は転生する事を知った誠太は女神に家族と会いたい事を告げ、記憶は残して欲しいと願うが、女神は記憶を残した転生は別次元への転生でしかできず、次元を越える事例は過去一度もないといい、誠太に諦める様に言う。
だが誠太は女神に別次元への転生を望み、さまざまな次元を巡ることとなる。
誠太は転生ごとに苦難や絶望を幾度も味わい、諦めかけた事もあった。
だが彼は、諦めない。たった一つの、もはや狂気とも言えるその願いを叶えるために、家族に会いたい、それだけのために。
この物語は無謀とも思える願いを叶えるために現実に抗い続ける、一つの「生命」の物語である。
基本的にラーニクスとしての人生を描くつもりですが、たまに過去の人生を書くこともあると思います。
※作者の処女作です。文章力もあまりないと思うので、誤字脱字があると指摘してくれると助かります。
※この作品は、アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 18:31:01
12554文字
会話率:26%
婚約して十年間、ずっと冷たい態度だった婚約者の、本当の姿を知ってしまった。
私は婚約者で侯爵家の令息であるオリヴェル様と上手くいっておらず、ついに婚約破棄を願い出た。しかしその直後にオリヴェル様の妻の座を狙う令嬢、ヒルダ様に魔法で猫にされ
てしまう。誰にも正体を気づいてもらえず途方に暮れていると、偶然にもオリヴェル様に拾われて、あろうことか「イェレナ」と名付けられてしまった。
オリヴェル様の部屋に閉じ込められて飼われることになった私は、オリヴェル様が私の姿絵を大量に隠し持っているのを知る。ん? オリヴェル様は私のことが嫌いじゃなかったの? 好きすぎて話しかけられない? 一体どういうこと?
知らなかった秘密と闇を次々と見せられて頭がついていけない。あなた、本当に私が知っているオリヴェル様なの?
実は重症なヤンデレ婚約者様のことを知るためにも、彼を観察することにした。
※R15は保険です
※カクヨム様、アルファポリス様でも掲載しています
※タイトル変更しました(旧題:白雪の魔法と婚約者に名付けられた私)
※本編完結済みです(不定期で番外編を更新します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 07:17:25
79985文字
会話率:40%
元治元年六月
京都三条小橋の料亭『池田屋』
全てはそこからはじまっていた
新撰組一番隊 副長助勤
――沖田総司
その病、死病……
苦悩する沖田の前に
一人の少女が現れ、運命は動き出す。
彼らの先にあるのは、もはや狂気のみ
狂々……狂
々……と……
※史実通りではありません。ご了承下さいませ。
この作品は過去にエブリスタにて連載していたものを加筆修正した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 12:36:32
41899文字
会話率:31%
百花桜学園。それは日本でもトップクラスの有名な学校である。
何がトップクラスかと言えば、それはその学園が掲げる理念である。
『個性の尊重』
行き過ぎた個性はもはや狂気であり、凶器である。世界のヤバいやつからヤバいやつまで揃ったその高校は別名
『化物学園』
語部一の1番の不幸はその日、遅刻してしまったことだろう。そして、1番の幸運は───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 22:39:57
5880文字
会話率:10%