大学卒業を控えた永瀬蒼樹(ながせあおい)は、将来を漠然としか考えられなかった。
就職活動もうまくいかず、どうしようかと考えているときに最悪の報せが舞い込んでくる。
大好きだった祖父の訃報――
それは、蒼樹の将来を決断させるには十分な出来事だ
った。
「俺、決めたよ。後を継ぐ」
蒼樹は祖父の経営するレトロ喫茶「プラムコレクト」が大好きだった。
子どもの頃から祖父が病気で入院して店が休みになるまで、毎日のように通い続けていたのだ。
憩いの場の喫茶店を潰す訳にはいかない。
決心した蒼樹は、両親の反対を振り切って自分が後を継いでレトロ喫茶のマスターになることを決意する。
蒼樹は呼びだした二人の幼なじみへレトロ喫茶のマスターになることを告げる。
困惑した幼なじみ二人だったが、ぼんやりとして頼りない蒼樹を放っておくことなどできない。
「そうか。俺は応援する。応援だけじゃなく、俺のことを雇ってもらって一緒に働かせてほしい」
「あー! 分かったよ。俺も協力する。このレトロな喫茶店を地域で一番流行る店にしてやるから覚悟しておけよ!」
ぼんやり無自覚マスターが経営するレトロ喫茶の行く末は?
幼なじみ二人の想いは?
ゆっくりとした時間の中で、受け一人と攻め二人の三人の幼なじみの好きが交差するじれじれキュンな恋のお話です。
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・毎日7時と17時投稿です。初日は2時間ごとに6話投稿します。
・アルファポリスさん、Nolaさんに別名で投稿しているお話と同一のお話です。ハピエン完結保証。
・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。
・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 17:00:00
77870文字
会話率:42%
両親が仕事で家を空けることが多かった高校生、栗城幸多は実質一人暮らし状態。そんな幸多のお隣さんには中学が一緒だった笹倉秋稲が住んでいる。
彼女は幸多が中学時代に告白した時、爽やかな笑顔を見せながら「ずっと友達ならいいですよ」とズッ友宣言をし
てきた快活系女子だった。他にも彼女に告白した男子も数知れずいたもののやはり友達止まり。そんな笹倉秋稲に告白した男子たちの間には、フラれたうちに入らない無傷の戦友として友情が芽生えたとかなんとか。あくまで友達扱いをしていた彼女は、男女関係なく分け隔てない優しさがあったので人気は不動のものだった。
「高校生になってもずっとお友達だよ!」
「……あ、うん」
「友達は友達だからね?」
やんわりとお断りされたけどお友達な関係、しかもお隣同士な二人の不思議な関係。
本音がつかめない女子、笹倉秋稲と栗城幸多の関係はとてもゆっくりとした時間の中から徐々に本当の気持ちを運ぶようになる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 06:00:53
102761文字
会話率:55%
寒さに身を震わせる夜。
主人公は一人、空を見上げて物思いに耽る。
そんな時、一人の女性と出会い、小さな沈黙の中、ゆっくりとした時間を過ごしていたのだが――。
キーワード:
最終更新:2024-12-20 18:00:00
1978文字
会話率:13%
俺は鈴木次郎。酒屋の次男坊で何もとりえもなく、将来は長男の一郎を支える役として育てられた。
高校も卒業し、これから本格的に酒屋としての仕事を覚えていく時期であった。
昨晩は近しい同窓とのお別れパーティで珍しく飲んで歌って騒いでいた。
前日
の疲れを引きずり、眠い眼をこすりながら作業場へ向かう。
しかし、そこに「危ない!よけろ!」と怒鳴り声が聞こえた。
気づけば、改装中の普段つかわない蔵に立てかけてあった工事用の足場が強風にあおられ倒れてきていたのを、ゆっくりとした時間軸の中で見ていた。
そしてそこで俺の意識は途切れた。
どのぐらい時間がたったのだろう。ゆっくりと目を開ける。光がまぶしい。俺は助かったのか?
そして目の前に見えるのは、卒業したはずの懐かしの校舎であった。
身動きが取れない体・・・どうなっている?体を動かそうとすると、ガサガサと音がして・・・上から桜の花びらが舞っていた。
保健委員だった僕、勇者パーティに火口に投げ込まれたのだからさすがに切れてもいいですかね?
https://ncode.syosetu.com/n1676if/
内気な聖女アンジェリカは目立ちたくない
https://ncode.syosetu.com/n1240ic/
こちらもよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 12:00:00
5054文字
会話率:35%
他称王子様の笠幡と文学少女の川越、ふたりは同じ高校のセンパイと後輩の関係。
いつも付かず離れず、ゆっくりとした時間を過ごすふたりのお話。
最終更新:2023-03-10 21:22:53
27758文字
会話率:24%
この本では、私なりに想像した妖精たちを四季折々の情景とともに綴ろうと思います。
この本に込めた私の思いは、「おわりに」に記述します。ゆっくりとした時間に、読んでいただければと思います。
本作は、「春」編です。不治の病に侵された男性の主人公(
高校球児)が野球部のマネージャであり、恋人である同級生の女性とともに、「春風の妖精」に助けられながら、センバツ高校野球のマウンドを目指すストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 22:00:00
74392文字
会話率:51%
ある喫茶店の店主の話
最終更新:2022-10-30 22:18:03
10606文字
会話率:58%
子爵家の令嬢であるリリアリスの元へ縁談の話が舞い込んだ。相手はなんと同じ8歳にして専門家を凌駕する知識を有する鬼才の持ち主と名高いリシャール王子である。だが、婚約者候補を次々と破談にしていると専ら噂になっており、玉砕覚悟で縁談を受けること
に。
だが二人は意気投合し、婚約が成立する。
その後、ゆっくりとした時間を過ごしていた二人に転機が訪れたのは十七歳の時である。
実は転生者であるリシャールが前世の知識を活かして生み出した発明品が多大な国益をあげる。
その功績を評価され、第三王子でありながら王太子になってしまう。しかし、彼に統治者の才に恵まれてはいなかった。
そこでリリアリスはリシャールを支えるため王の役目を代わりに引き受けることを決意する。
現王の賛成をへて王太子の政務を受持つことになったリリアリスは次々に起こる難題へと立ち向かっていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 03:00:00
17181文字
会話率:43%
2人のゆっくりとした時間。あの時差しかけてくれなかったらずっと1人だったかもしれない。そんな1人の女性が傘を差しかけてくれたことから始まる甘くも酸っぱい恋物語。
最終更新:2022-04-07 20:29:00
443文字
会話率:55%
朝のゆっくりとした時間と昼のせわしなく動く時間,目に見えるものと見えないもの.そんなことを考えた僕の一日.
最終更新:2021-11-27 13:28:09
2115文字
会話率:67%
静かな平穏に佇む、(社会的にはもう大人でよいだろう年齢だが)臆病で、精神は大人に成り切れぬ普通の少女(大学通い)の部屋の一隅に、どうやら昔から来たらしい、西欧出身でふわふわ髪の自然科学者さんが訪れてしまう連載。
あなたは一体誰なのかどこから
来たのか、やんわりと疑問を漂わせつつも幽かに温かい、平穏な日常の中の出来事。
のんびりほんのりと細々連載していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 19:17:50
42652文字
会話率:12%
僕は早朝の静かな音楽室で過ごす、この時間が好きだった。
――しかし、そんなゆっくりとした時間は、一人の後輩によって壊される。
最終更新:2021-02-25 21:23:50
6607文字
会話率:46%
郊外の大学に通う大学生、青木涼。大学からの帰り道、交通事故に遭いそうになった青年を間一髪で助けることになる。そのせいでずぶぬれになってしまった服を洗濯させてもらうことになり、青年の家に案内されるが、生活感の薄さに驚くことになる。
さらに
翌日、服を返そうと再度その家を訪れたときに涼が見ることになるのは、栄養失調で倒れている家主。
そんなダメな家主に、涼がご飯を食べさせ、お礼にコーヒーを淹れてもらう。
そんなゆっくりとした時間をすごしながら、二人は互いの過去に踏み込んでいく。
梅雨入りから梅雨明けまで、ゆっくりとした2人の語らいを描くお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-24 15:17:06
59092文字
会話率:24%
都会の暮らしに疲れた時は、田舎のゆっくりとした時間を過ごしてみませんか。
好きなことして暮らしたっていいじゃない。時には休みも自由も必要。だって人間だもの。
ゆるーく生きていきましょう。
最終更新:2019-10-24 13:23:21
38750文字
会話率:24%
勇者は各国に存在する。そんな中で俺はどこにでもいる村人。ただただゆっくりとした時間を過ごしていた。しかし、そんな時間もあっという間に過ぎてしまう。
最終更新:2019-02-10 20:36:48
1788文字
会話率:46%
夜が私を寝させてくれないの――
断崖に建てられた石造りの城。
そこにひとり住む色白の少女。目が覚めると料理が用意され、ゆっくりとした時間を過ごす。
なんで、私はここにいるんだろう。
はやく私を――して
最終更新:2018-09-25 23:56:14
1345文字
会話率:4%
ブリストン通りで営業するとても小さな専門店『ルンドベリ包装店』では、今日もゆっくりとした時間が流れている。
しかし店長のアーネ・シリーハット・ルンドベリは、いま崖っぷちに立たされていた。もうこれ以上は待てない、
今すぐにでも来て貰わなければ
、家がゴミ屋敷になってしまう。困り果てた彼女は、メイド協会に一縷の望みを
託した。しかし、約束の日に訪れてきたのは…
これは、女主人『アーネ』と年若いメイド『ナナリ』との穏やかな日常を描いた話。
ちょっぴり冒険があり、ほんのり恋の話があり、たくさんのイギリスネタが満載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 18:35:25
118003文字
会話率:47%
行きつけの喫茶店。そこにはゆっくりとした時間とともに僕を癒してくれる空間がある…。
最終更新:2016-12-25 00:00:00
2000文字
会話率:66%
ある夜、宿泊した宿の近くにある海岸沿いで、ひとりの男性と出会う。作家である蓮乃と絵描きの夜くん、夢の中でしか会えない男性夕日の三人の妙な三角関係。ゆっくりとした時間の経過とともに、三人の関係は歪さを増していく。※ボーイズラブではありませんが
、男性同士の恋愛について表現があります※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-26 08:00:00
13996文字
会話率:36%
羽鳥柚子、十六歳、女子高校生。
海沿いの田舎町に住む、平凡で普通でありきたりな私には、特別で美しい生物、枯野落葉という友人がいた。
彼でも、彼女でもない、それは他に例えようのない、美しい生き物としか形容できない、特別な友人。
落葉は
平凡な女の子である私のことを理想であると評し、対して私は特別な存在である落葉のことを理想と評した。私達は互いに、互いの理想を映す鏡であった。
いつまでも続いていきそうなゆっくりとした時間はしかし、徐々に変化を見せ、私と落葉を取り巻く世界は、私と落葉も含め、加速度的に別の何かへと形を変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-08 19:17:29
95245文字
会話率:33%