『剣魔術』の使い手であるアルディスは、討伐、護衛、調査など、報酬次第で様々な依頼を請け負う傭兵のひとり。
ある調査依頼の帰り道、野盗に襲われた隊商の生き残りである双子の少女たちを保護することになるが、この世界で双子は『忌み子』として厭われる
存在であった。
なぜか彼を主と仰ぐ正体不明の女がそこへ加わり四人での生活がはじまったのと時を同じくして、双子を匿っていることが領主に知れてしまう。追い立てられたアルディスたちは魔物や危険な獣が跋扈する森の中へと居を構え、活動の場を王都へ移すことにした。
王国を悩ませる三大強魔を討伐し、都市国家の防衛戦を経てアルディスは着実に名声を得ていく。やがてかつての相棒であった黄金色の獣と再会したアルディスは王国と帝国の戦争へと参加し、そこで一騎当千の活躍をしたことから『千剣の魔術師』のふたつ名で呼ばれることになる。
戦いの後、とある事情から公爵令嬢へ剣術指南をすることになったアルディス。教え子でもある公爵令嬢が襲撃された意趣返しとして相手の組織を壊滅させたその時、原因不明の現象によりアルディスは自分がもともと居た世界へと飛ばされてしまう。同様にその世界へ飛ばされていた公爵令嬢とその護衛、さらに相棒の獣と共に何とか帰還することに成功したアルディスは、襲撃の黒幕である侯爵への返礼とばかりに彼が実質的な開催者となっている武技大会へ出場して見事優勝する。
面目をつぶされた侯爵は教会の妄信的な神父をそそのかし、アルディスを邪教徒として認定させ、さらに討伐隊を率いて襲いかかってきた。討伐隊を返り討ちにしたアルディスだったが、教会による情報操作の結果、居場所を失い王都を去らざるを得ない状況に追い込まれてしまう。
世界中で女神として崇められる『仇敵』とそれに踊らされる世界へ静かな怒りを抱きながらもアルディスは自らの剣で道を切り開く。
これは『千剣の魔術師』と呼ばれた、そんな『剣士』の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 21:03:34
1696885文字
会話率:33%
「このまま家には帰さない。覚悟はいいな?」
気づいたら異世界の令嬢でした!
何もないところで転ぶようなドジな伯爵令嬢・リーゼロッテは、領地のお屋敷に閉じこもりで引きこもりな深窓の令嬢生活を送っていた。
使用人たちから『妖精姫』と慕われ
る一方、リーゼロッテは『悪魔の令嬢』と噂され!?
日本で生まれ育った知識がありながら、チートなんてみじんも発生する様子もなく、自由度ゼロの毎日に、脳内突っ込みをいれつつ過ごしていたけれど……。
リーゼロッテが十四歳のある日、王城からお茶会の招待状が。
王妃様主催のお茶会だけど、その実、女嫌いの王太子殿下のお見合い大会。
そこには会いたくない婚約者がいたから、さぁたいへん!
待ってましたのラノベっぽい展開に、退屈な日々が変わりそうな予感です?
【チート×伏線スクランブル! 異色の異世界オカルト・ラブコメディー参上です!】
~ふたつ名の令嬢と龍の託宣【なろう版】です~
※ムーンライトノベルズにて先行して第4章投稿中٩( 'ω' )و
内容はムーンとほぼ変わりませんが、一部改稿してあります
ムーン版の方がおもしろいと思うので、抵抗がなければお立ち寄りいただければと思います!
(ムーンライトノベルズは18歳以上(高校生不可)の方のみ閲覧可能です)
※アルファポリスでも投稿始めました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 06:30:00
1786184文字
会話率:44%
侯爵令嬢ソマリ・シャルトリューは、十五歳で無実の罪を理由に婚約破棄され修道院送りとなり、二十歳で隣国との戦に巻き込まれて命を落とす……という人生を、すでに21回も繰り返していた。
繰り返される人生の中、ソマリはそれまで一度も見たことが無か
った猫と出会う。
猫は悪魔の使いとされ、ソマリの暮らす貴族街には侵入を許していなかったためだ。
ソマリ「これが猫……! な、なんて神がかり的なかわいさなのっ。かわいが過ぎて辛い……! 本気を出した神が作りし最高傑作に違いないわ!」
と、ソマリは猫のかわいさに心酔し、「どうせ毎回五年で死ぬんだし、もう猫ちゃんとのんびり過ごせればそれでいいや」と考えるようになる。
しかし二十二回目の人生ではなんと、ソマリの死因である戦を仕掛けた、隣国サイベリアン王国の王太子スクーカム・サイベリアンが突然求婚してきて!?
そのスクーカム、「流麗の鉄仮面」というふたつ名を持ち、常に冷静沈着なはずなのになぜか猫を見せると挙動不審になる。
スクーカム「くっ……。そのふわふわの毛、甘い鳴き声、つぶらな瞳……なんという精神攻撃だ……!」
ソマリ「あの、息苦しそうですけど大丈夫ですか?」
スクーカム「ああ、なんとか。べ、別に猫がかわいいだなんて思ってないんだからな?」
ソマリ「は、はあ……?」
――よくわからないけれど結婚とか別にしなくて大丈夫です! 私は猫ちゃんをかわいがれれば他のことはどうでもいいんですからっ。
猫モフモフラブストーリー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 12:01:07
101050文字
会話率:31%
妹に心変わりした婚約者に婚約を破棄され、『ポイ捨て令嬢』という不名誉なふたつ名で呼ばれるようになったリーゼ。
婚約破棄事件から2年後。引きこもり気味に暮らしていたリーゼは縁戚の子息から求婚されるのだが、彼もまた妹と関係があるようで――。
貧
乏伯爵家の地味令嬢が、わけあり美形王子に偽装婚約を持ちかけられ、演じているうちに恋がはじまる、ほのぼのだったり、シリアスだったり、溺愛されたりする話。※妹はざまぁ対象ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-05 07:00:00
67928文字
会話率:31%
翼を欲しがるひとは、大勢いるだろう。
だが、僕は小綺麗な翼が欲しいわけじゃない。
夢や理想ではなく。
生き様をまるごと束ねあげたような、いびつな翼。
さぁ、はばたく刻だ。
最終更新:2022-02-09 00:00:00
441文字
会話率:0%
※この作品は『笑わないチェシャ猫の霊障討伐録〜和心茶房ありすの狩人たち〜』の続編です。
クールな霊障退治屋チェシャ猫と、ハイテンションとウルトラポジティブで霊障を跳ね除ける女子高生の、アクション&サスペンス&ちょっとホラー
な非日常的日常!
『レイシー』。
それは日常生活に溶け込み、人間に混じって生活を営む振りをする。そして、身近な人間を喰う、名もなき化け物たち。
この世の人ならざる者たちの総称である。
また、それらに対抗し、人知れず暗躍する者を『狩人』と呼ぶ。
その街には、「チェシャ猫」のふたつ名を持つ狩人がいた。
シロの叔父の事件が終結して数日。役所から新たに、厄介なレイシー出現の通達が来た。
鏡の中に住み着き、映した人間の姿で鏡の外へ出て、勝手な行動をするという傍迷惑なレイシーである。
「ジャバウォック」と名付けられたそれが近づいてくる中、指定研究機関ポイソンコーポレーションにも怪しい影が……。
チェシャ猫とシロの小さな諍い、合コン、大怪我。
狩人たちを取り巻く戦いは、今日も都会の片隅でひっそりと繰り広げられている。
(この作品は2022年1月より「エブリスタ」にも掲載しております。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 20:00:00
190065文字
会話率:51%
クールな霊障退治屋チェシャ猫と
ハイテンションとウルトラポジティブで霊障を跳ね除ける女子高生の
アクション&サスペンス&ちょっとホラーな非日常的日常!
『レイシー』。
亡霊などの霊魂から狼男や吸血鬼といった怪物、鬼、妖怪、
精霊まで。
この世の人ならざる者たちの総称である。
レイシーは日常生活に溶け込み、人間に混じって生活を営む振りをする。そして、身近な人間を喰って生きる。
また、それらに対抗し、人知れず暗躍する者を『狩人』と呼ぶ。
その街には、「チェシャ猫」のふたつ名を持つ狩人がいた。
高校の数学教師、有栖川瑠衣は、教え子の姫野愛莉の案内で「和心茶房ありす」を訪れた。
「不思議の国のアリス」の世界観を和風アレンジしたような店内、国産にこだわった茶やスイーツ、和装の店長に出迎えられ、至福の時を楽しんだ瑠衣。
そこへ、音もなく現れた黒服の男がいた。
これは喫茶店を拠点に置く狩人と、女子高生と喫茶店店主の非日常的日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 00:00:00
270636文字
会話率:51%
幼少期のある出来事によっていつしか心を捨て女性不信となった少年、逢坂春臣。
生まれ故郷から遠く離れた場所で十五歳を迎えた彼は、『告白してきた女性に対して暴言の限りを尽くし罵倒してから振る』という心の荒んだ人間になっていた。
人を人とも
思わない所業を繰り返す春臣に、知らず知らずのうちについたふたつ名は『冷酷王子』。
しかしそれでも眉目秀麗、成績優秀な春臣は魅力的に映り、多くの女性から告白され続けていたのだった。
ある日、幸か不幸か自分を見つめなおす切っ掛けを得た春臣は、その日を境に性格ががらりと変わる。
『氷仮面』をとった春臣は、女性に対して出来得る限りの敬意を持って接するようになり──ゆっくりではあるが女性不信を克服していくのだった。
が、しかし。
そんな順調街道を進む春臣の行く手に、冷酷王子となってしまった最大の原因である『五歳のころのトラウマ』が立ちはだかる。
担当医は言う。「それを乗り越えるには、幼少期に生活をしていた東京に戻るしかない」と。
そして悩みぬいた結果──。
春臣は失われた十年を取り戻すため、そして大切な人たちとの時間を取り戻すため、生まれ故郷である東京に戻ることを決心したのであった。
※他サイトでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 22:19:26
109452文字
会話率:40%
―― 辺境都市ハンニバル、連続孤児院放火事件。
暗殺専門の闇ギルド"名無し"に、引き取られ末の子として大切に育てられ幼い少年、ルイ。
そんな彼は、最初の孤児院放火事件の舞台となった孤児院の唯一の生き残った子供
だった。
歳月は流れ、ハンニバルを舞台に暗躍する者たち。
今だに発生する不可解な事件を重く受け止めた国は、
事件解決のため冒険者ギルド、ハンニバル支部にかつての英雄たちを送り込む。
そしてまた、ルイの親代わりである夜の番人、名無しも事件解決に独自に動きはじめる。
―― そして、ルイは邂逅する。
猛然たる豪気を纏いしその男と。
幼い容姿、そして似つかわしくない能力。
そんなルイにつけられるは、"ちみっこ魔王"のふたつ名。
それは、自身の幼い容姿を気にするルイにとっては不本意なものだった。
不貞腐れる弟子をからかうように師は呵呵と喉を鳴らし笑う。
そんな師匠を憮然とルイは睨みつける。
―― ちみっこ魔王は呵呵とは笑わない。
特殊な辺境都市ハンニバルを舞台に、ルイが大きく成長して行く物語。
■-----------------------------------------------------------------■
【2019/10/18】
上記の日付から、順次改稿をはじめました。
読み専だったわたくしが何を思ったか書き始めた作品も、
はや一年が経過しました(実質1カ月半で一年冬眠……完結まではきちんと頑張ります)
初投稿作品と言うこともあり、誤字脱字、改行などご指摘頂いた部分、気合で改善しますっ。
現在、新たに更新している文章が個人的にも気に入っているので、
開始初期から順に刷新していきたいと考えとります。
当然、初期の頃から読んで下さってるありがすぎる方々もいらっしゃいますので、
内容に関しては大きく捻じ曲げる事なく進める次第です。
ルイが魔法を覚えるのに当初の数倍も話数がかかり、
誰だ幼年期からはじめたやつはっ!と憤りを感じる事もありますが。
二章で幼年期を終え。三章からは少年期。
ちょっと大きくなる、ルイと"ちみっこ魔王は呵呵と笑わない。"ご期待ください。
ではでは、これからもよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-19 21:57:35
756130文字
会話率:26%
『中の上の舌を持つ』とのふたつ名で語られた伝説の女性事務員のお話♡
最終更新:2019-09-23 08:00:00
613文字
会話率:34%
夢幻の剣聖のふたつ名を持つ青年傭兵アラン。彼は聖剣の姫と呼ばれるアリスとの一騎打ちに敗れる。
しかしなぜか気に入られたアリスに、自らの騎士団に誘われて……!?
少年少女が繰り広げる剣と魔法のファンタジー。
最終更新:2015-07-07 13:05:26
6406文字
会話率:24%
物語の主人公、久留米二嘉(十二歳)は、不遇な幼少時代を送った所為か、それとも生来の気質の所為か、幼くして特殊な性癖を持つ(気に入ったものなら何でも口に入れて味わう)変態で狂人だった。そこに現れた神様、【狂月の赤兎神】のふたつ名を持つ散世。彼
女は気紛れに地球を滅ぼすが、地球滅亡のその最中、久留米二嘉と偶然出会い、求婚されたことで嫁となる。創造主として新しく創造した世界で、久留米二嘉と散世の一人と一柱は狂った者同士絡み合い、紆余曲折しながらも歪で狂った旅を続けるのであった。
注意事項:出てくる登場人物の多くは常識外れで、特殊な世界観を持った人たちです。この物語の主人公である久留米二嘉は、自分なりの強引な手段で登場人物の苦しみを和らげようとする心優しき狂人ですが、しかしながら、おそらく彼は一般的には『優しい』とは認められません。何故なら彼の常識は根本から壊れていますので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-20 10:00:23
84306文字
会話率:23%