それは 「とある世界」の物語
その世界は 一人の主神によって作られました
そして 沢山の神々が生まれ 管理が始まり 樹が育てられ 魚や獣が作られ
人やエルフ 獣人やドワーフ 吸血人や鳥人など「人類」と呼ばれる 様々な 生き物が 作られ
ました
こんなに にぎやかになっても
この世界には 名前 が付けられることはありませんでした
きっと 主神にとって この とある世界は たいして大切な世界ではなかったのでしょう
だから 最低限 陸を「大地」と 大きい水たまりを「海」と名付けました
この世界には 名前が ありません
これは そんな ちょっと寂しい「とある世界」を守るために戦う 人々の 物語です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:11:50
266168文字
会話率:26%
神殿での診断で、治癒魔法が発動しなかった少女・リシェルは、魔法の修行しながら森で一人で暮らしていた。
そんな彼女が出会ったのは、謎の呪いに苦しむ王子シオンと、その護衛(親友)たちだった。
残酷な呪いに苦しみながらも、優しく明るい王子に触れ
、彼女の心は少しずつ動き出す。
自分は、誰かの役に立てるかもしれない。そしていつか、この手で王子の呪いを解いてあげたい。
王子に「きっとできる」といわれ、そう信じたとき、少女の中に眠っていた力が、静かに目を覚ました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:10:00
93693文字
会話率:35%
俺には小学校の低学年頃までよく遊んでいた女子がいた。名は白田桐香(しろた きりか)と言い、小太りながらも愛嬌のあるやつで、しばしば家に遊びに行ったり来られたりしていた。家は割とお金持ちで、いつもお高そうなおやつが出るので楽しみだった。
―
―で、中学年になる頃には自然と男は男、女は女で遊ぶようになり、女と遊ぶのはダッセーやつと言う空気が自然と出来上がる様になってくる。俺と白田も例外では無く、周りに囃されるのが嫌で俺は白田と少し距離を置くようになり、それとほぼ時を同じくしてあいつは『白ブタ』と呼ばれ容姿をイジられる事になる。
家は割と近所だから帰り道も一緒になる事も多かったにも関わらず、卒業迄の間まともに何かを話した記憶が無い。
そして、時は流れて俺・雨野五月(あめの さつき)は高校二年になる。白田とは中学も高校も違うけれど、たまに思い出して罪悪感に少しだけ胸が痛んだりもする。家は近いが卒業以来一度も見かけてはいない。
そんなある日、週二でバイトをしているコンビニに一人の少女が現れる。その日発売の漫画誌を買いに来たその少女は言った。『ここで働いてるんだ?』『五月くんでしょ?』『あ、もしかしてわたしの事覚えてない?』と。
「しっ白……田!?」
かつて白ブタと揶揄された少女は、スラリとした黒髪白肌の美少女へと成長していた。そして、彼女が手に持つ漫画誌の表紙は彼女がグラビアを飾っていた。
その日から白田は度々バイト先のコンビニを訪れる事になる。
罪悪感がブレーキを掛けながらも少しずつ進む、きっとスローペースな恋物語。
※過去に投稿した事のある作品ですが、アカウントを削除してしまったので再掲します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:08:12
8155文字
会話率:55%
二十歳の春、好きだった大学の同級生に告白した。
そして、成功した。
「じゃ、さっそく酒飲みにでも行くかぁ!」
嬉しくて泣きそうな俺を、彼女の口から漂ってきた酒とタバコの臭いが包み込んだ。
大学では黒く長い綺麗な髪で、どのタイミングで見
ても美しく、大学での授業は真面目に受けている。
しかしそんな彼女の実態は、飲み終わった酒の瓶やパックを放置し、部屋にタバコの臭いを充満させ、カーペットに嘔吐する。
そんなことも知らずに告白してしまった俺は、後悔しながらもきっと良い所があると信じ、付き合い続けることにした。
世界一汚くて臭いラブコメが、今始まる。
現在別の作品も連載しているため、不定期投稿になってしまうかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:04:53
33877文字
会話率:45%
幸せって、レシピ通りじゃ作れない
恋にも仕事にも挫けたアラサー女が辿り着いたのは、くせ者揃いのパティスリー〈FUKUSHI〉だった。
玉砕癖があるパティシエ・小豆田(あずきだ)、堅物な柏森(かしわもり)、笑顔の裏に鋭い毒を隠す同
僚・わらび。
クセ強な仲間と過ごす毎日で、燈架(とうか)は「自分の存在意義」と向き合う。
心に残る想いは、きっとどこにも行かずに、傍に寄り添ってくれる。
玉砕男が、スイーツで心の奥に触れ、絆をもう一度焼き上げる。
ほろ苦くてあたたかい、不器用な再出発の物語。
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・吉日に更新
・2024年春~夏頃、noteで公開済み
・カクヨムでも公開中
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1冊分書けたら更新をするので、2章の更新時期は未定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:00:00
84817文字
会話率:42%
皇子から一方的に婚約破棄された公爵令嬢マグレーテ。魔法使いの落ちこぼれだったヒューミリアは、その「取り巻き」として物語の舞台から消え去るはずだった。
しかし、彼女が磨き上げてきた魔道具使いとしての才覚は、帝国軍の秘密機関へのスカウトという
思いがけない結果をもたらす。
危険な狙撃用魔道具「針雷3号」との邂逅を経て、スナイパーとしての力を開花させた先に待つのは、さらなる喪失と裏切り——そして覚醒。
これは、絶望の淵から立ち上がった孤高のスナイパー令嬢ヒューミリアが、心と体を削られながらも運命を切り開く物語。
※10話完結予定。既に全話執筆済み。じっくり推敲しながら投稿します。
※身体欠損ヒロインですが、癖があってもなくてもきっと楽しめるはずです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:00:00
5731文字
会話率:33%
あったかいごはんは、疲れたこころを解きほぐしてくれる――。
デビュー五年目のミュージシャン時東悠は、曲作りのストレスから味覚が鈍くなっていた。ある日、バラエティ番組のロケに参加した先で、ひさしぶりに美味しいと感じるものに出逢い感動する。
味のあるものを食べたいという執念で田舎食堂に通い始めた時東だが、店主の南との交流に癒されている自分に気がついて……。
もう特定の誰かと親しくなんて絶対にしない。どれだけ信用しても裏切られるから。だから相手に対してなにも期待しない。そう思っていた頑なな心がいつのまにかほぐされて、もっと近づきたいと願うようになった。それがどういった感情かは、まだわからないけれど。
スランプ中の芸能人×食堂店主。ほのぼのブロマンス風味。出逢いと再生の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:20:00
26538文字
会話率:39%
没落は唐突だった。伯爵だった父は政敵に陥れられ、爵位剥奪の上で処刑された。
エレナは使用人たちとともに脱出したが、追手に追い詰められ、ついに家令のジェラルドと二人きりになってしまう。
深手を負ったジェラルドは気力だけでエレナを隣国の街へ
と送り届け、そして息を引き取った。
どんなに辛くても、悲しくても、人は生きていかねばならない。
灰色のスラムの底辺から、エレナは人生をやり直す。
きっと明日には、今日よりもましな希望が転がっていると信じて。
カクヨム様でも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:10:00
70152文字
会話率:41%
七つの国に散らばった魔王の魂を破壊し、七人の巫女の加護を授かり、世界を救う――
それが若き勇者ロイ・シリルに課せられた使命だった。
仲間たちと出会い、笑い合い、ときに衝突しながらも、彼は歩みを止めない。
希望のために。未来のために。まだ見
ぬ誰かのために。
そんな彼らの前に現れた、一人の少女。
血に濡れた白い衣、震える指先、瞳に宿る深い悲しみ。
ルミーナ王国歴200年前に突如現れ、魔王を封印した伝説の魔女に瓜二つの少女。
彼女の名も、過去も、誰も知らない。
だが、ロイは直感する。
「この旅には、きっと彼女が必要だ」と。
これは、世界を救うために歩み出した少年と、
どこか遠くを見つめる少女が、
出会い、絆を紡ぎながら未来を目指す、祈りの物語。
――たとえ、誰にも言えない痛みを胸に秘めていても。
――たとえ、終わりが約束された運命だったとしても。
今はただ、
この世界を、君と一緒に――。
「ruth story」
祈りを繋ぐ者たちの、哀しくも美しい旅路。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:00:00
280470文字
会話率:26%
東京たんこぶ (Tokyo Bump.)は高校生ガールズバンドです。
失恋しても、傷ついても、たんこぶができても、きっと大丈夫。
そんなポジティブな彼女たちの青春、始まります。
葵(あおい)/Gt.
黒髪ロング&無口な優等生。ギターの腕は
超実力派。
ステージでは音で語るタイプ。「今日も弾く、それがすべて」とつぶやきながらピックを握る姿がかっこいい。
ルナ/Dr.
金髪ツインテールのドラム魔神。明るくてちょっとアホっぽいけど、グルーヴは一級品。
練習中にふざけてスティックを投げて怒られるのは日常茶飯事。
ミオ/Vo.
赤髪ショートボブ。情熱型の熱血ボーカル。曲作りも主に担当。
恋や友情、悔しさや涙を全部詰め込んでシャウトする声に、思わず泣いてしまう人も多い。
ユメカ/Ba.
ピンク髪ふわふわ、癒し系の天然MC。
たんこぶ=転んだ証というアイデアを最初に言い出したのが彼女。
ライブでは突然「たんこぶに感謝♡」と叫んで客席をざわつかせる。
凛(りん)/Key.
キーボードのサポートメンバー。
小学生の頃からミオと一緒にピアノ教室に通っていたが、ミオに「今だけでも一緒に本気やってみよう」とスカウトされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:00:00
62975文字
会話率:39%
「あいつの部屋の鍵は持ってるけど、許可もないのに泊まり込むのもなんか……その、さすがに悪いしさ。でもきっとあの部屋に帰ってくるから、それまで近くで待っていたいなって思って」
WEBライターの仕事をする四谷由梨は、行方不明になった彼氏・二
階堂伊織の行方を捜していた。彼は、八幡マンションに引っ越してから様子がおかしくなっていたのである。それも、まるで幽霊でも見たかのような事を口にしていた。
同じマンションに自分も引っ越せば、何かがわかるかもしれない。
由梨は己も303号室の部屋を借りて住むことにする。しかし、引っ越し当日から、マンションでは奇妙な出来事が頻発することに。
子供などいないはずなのに聞こえる、子供が走り回る音。
入れないはずの四階の部屋に感じる人の気配。
そして、忽然と消えた隣人の死体――。
やがて由梨は、恐ろしい真実に辿り着くことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:00:00
67321文字
会話率:33%
――警察なんかアテにできない。りくを死に追いやった奴が誰なのか、私が自分の手で見つけてやる……!
愛する弟を死に追いやったものは何?犯人は誰?
真実を探るべく、姉の鳥海みらは派遣社員として弟の会社に潜入することに。
目をつけたのは、
弟が信頼していた営業部の先輩である霧島流。彼はきっと何かを知っているはず。
ハニートラップを駆使してでも流を籠絡しようとするみらだったが、思いがけずに彼はガードが固くて……。
復讐のために生きると決めた女と、贖罪の中にいた男。
生まれるはずがなかった恋心と、追い求めてきた真実。
鳥海みらの、恋と戦いが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 19:00:00
116467文字
会話率:28%
「どうしていつもあなたは無残に、運命に殺されなければならないのですか……我が主、クシル…!!」
目の前で命を散らせた、この世で最も愛しい人。その最期を目に焼き付け、少女――カサンドラは目を覚ました。
カサンドラ・ノーチェス。一見普通の学生
にしか見えぬこの十五歳の少女には、大きな秘密がある。
少女は“転生者”だった。はじまりの世界にて無残に殺された愛しい主を追い求め、悔いては死に、嘆いては倒れ、何百もの異世界を転生し続けてきたのである。
転生し続ける少女騎士カレン――現在の名はカサンドラ。八体の守護竜と、守護竜が仕えるガーネット神が統べる世界で、少女は世界を旅して恩恵を齎す“冒険者”となるべくアカデミアにいた。誰かの役に立つことをせずにはいられない、そんな“クシル”なら、転生したこの世界でもきっと冒険者を目指すであろうと信じて。
これはカサンドラの、無限とも思われた旅の一幕。
カサンドラは輪廻する。何も知らぬまま転生を繰り返し、無残に運命に殺され続ける愛する人を。この永遠の牢獄から救い出す、そのために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 20:00:00
299734文字
会話率:38%
桃香。すでに年を取ったおばあちゃんである。これまで一緒に過ごしてくれていた優香、恵理子、千里はすでに他界した。
たった一人残される桃香。その手には六人の写真。
置いて行かれてしまった。一人になってしまった。わかっていたことだが、覚悟し
ていたことだが、寂しい。
この四人はずっと心にとげが刺さったまま生きてきた。
二十四歳目前に病気で亡くなった真央。真央を探すと遺書を残し、自ら命を絶ったセンセ。
真央ちゃんは満足して逝けたのだろうか。
センセは真央ちゃんに会えたのだろうか。
私達では力になれなかったのだろうか。
優香さんと恵理子さん、千里さんはあの世に行って、二人に会えたのだろうか。
二人にそのことを聞けているのだろうか。
五人は一緒にいるのだろうか。
私も行きたい、五人の下へ。
また六人で過ごしたい。たった一年にも満たなかったあの楽しかったころのように。
写真を握り締める桃香は願う。「会いたい」と。
神様の親切か意地悪か、三組に分かれて転生を果たした優香と恵理子、千里と桃香、そして貴博(センセ)と真央。
会いたい! 一緒に生きたい! だから、探しに行こう! きっとみんないるから!
六人のそれぞれの旅が今始まる。
千里は意気込む。
「センセに会ったらまず、ぶん殴ってやるんだから!」
「え?(桃香)」
わんもより
好き好き人生第三弾スタートします。
第二弾の六人が、第一弾の世界に飛び込みます。飛びこまされます、かな?
なので、第一弾、第二弾ともに読んでいただけたら、より楽しんでいただけると思います。登場人物がかぶっていますし(苦笑)。
ベースが第一弾の世界なので、ほのぼのとして、時にトラブルにあって、仲間が増えて。そんなお話です。
わんもが自分の好きなことを好きなように書いておりますので、読みづらかったらごめんなさい。
それでは、
「千里、頑張るんだよ(わんも)」
「お前がそう書けや(千里)」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:30:10
907120文字
会話率:59%
16歳の初恋も、30歳の大人の恋も――
誰かを想う気持ちは、いつだって真剣で、少しだけ不器用。
年齢も職業も異なる女性たちが織りなす、恋のかけらを集めた短編集。
ときめき、切なさ、そして勇気。
あなたの心にも、きっと誰かの恋が響きます。
最終更新:2025-06-30 19:30:00
28141文字
会話率:41%
誰が最初だったのか。
何が終わったのか。
この学校で始まったその「異変」は、きっと幸福の始まり。
「この町のネコ、やっぱりおかしい」の前日譚になります。
https://ncode.syosetu.com/n1753kp/
最終更新:2025-06-30 19:20:00
35508文字
会話率:18%
これは、わたしが集めた——いえ、集まってきた記録です。
廃墟写真家の失踪から始まりました。最後の投稿には、こう書かれていたんです。
「この町のネコがおかしい」
それだけで、写真も位置情報も、添付もありませんでした。
最初は、ただの興味本位で
した。でも今思えば、呼ばれていたのかもしれません。
似たような話を拾い集めてみたんです。SNS、ブログ、動画のコメント欄、図書館の片隅にあった記録。すると奇妙なことに気づきました。
どの話にも、決まって"ネコ"が登場していたんです。それも、普通じゃない。写っていないはずの写真。記録されていない鳴き声。見ていたはずなのに、見られていたような感覚。
そして、わたしも、その町に足を踏み入れてしまった。
これは観察の記録です。わたしが観察した町の、……いえ、正しくは、"観察された"記録です。
あなたがこれを手に取ったのも、きっと偶然ではないのでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 22:20:00
59647文字
会話率:16%
蒼は小さな箱を運ぶ仕事をしていた。仕事のことは誰にも言うなと言われたから、きっとよくない仕事に違いない。そう思っていたけど、お金がないからやるしかない。ところがその仕事のせいで怖い人たちがいる事務所に連れて行かれてしまった。きっと風俗店で働
かされるか臓器売買で売られるに違いない。そう覚悟した蒼だったが、なぜか怖い顔をした藤也という男に引き取られることになった。
てっきりどこかに売られるとばかり思っていた蒼だったが、なぜか藤也はここにいろと言う。それどころか掃除や洗濯などいろんなことを教えてくれる。不思議に思いながらも、少しずつ藤也の役に立ちたいと思うようになる蒼。そんな穏やかな日常を送り始めたある日、箱を運ぶ仕事を紹介した男を見かける。藤也が探していた男だと気づいた蒼は、居場所を突き止めようと男を追いかけるが逆に捕まってしまい……。不憫な青年が強面の男に拾われて溺愛されていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:39:57
36840文字
会話率:44%
――きっとあの人は結婚しても元恋人のところへ行ってしまうに違いない
成り上がりの華族である僕の家は、本物の華族になるために由緒正しい不動家との縁続きを望んでいる。そのため家族で唯一のΩである僕は不動家の次男と婚約した。でも、あの人の心には別
の人がいる。そう思って結婚を何度も延ばしてきたけれど……。※他サイトにも掲載
[華族の次男α×成り上がり家の末息子Ω / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 10:00:00
65235文字
会話率:50%
一本の羽根がもたらした、まさかの事故——
その日、僕は突然この世を去った。そして目覚めた先は、見知らぬ異世界だった。
転生特典?もちろんあったけど……もらったのは《翻訳スキル》だけ。
戦闘能力?なし。チート?皆無。システムメニュー?あるわ
けない。
そんな僕ができるのは、冒険者として地道に登録し、言葉の壁を越えながら、少しずつこの世界に馴染んでいくことだけ。
「え?翻訳だけでどうやって生き残るのかって?……それ、俺が一番聞きたいんだけど!」
トラブル続きの異世界生活。だけど、これはきっと——僕だけの“新しい人生”の始まりなんだと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:38:09
22929文字
会話率:37%
前世平凡OLから、クソ貧乏、クソ領主、クソ差別、農奴、父なし、母病気の六重苦を背負っての異世界転生を果たした少女、リア。
そこは普通令嬢とかじゃん!と萎えに萎えまくっていたが、娘思いの母に暮らしを気にかけてくる村人たち、仲良くしてくれる
友達と人間関係は存外悪くない。…………ま、この村でなら生涯農奴も良いかも?、などと思ったのも束の間。
突如現れた一匹の精霊に、リアはある記憶を思い出す。
この世界が前世であった乙女ゲームの世界であること、農奴などではなく貴族の仲間入りをする輝かしい将来が自分に待ち受けていること。
あれ、でもちょっと待って?本当に待って欲しい。
この村最序盤で燃えてない????
差別とクソ領主のおかげで貴族が大嫌いになってしまったリアが、ほとんど記憶のないゲーム知識とほとんど使えない前世知識を頼りにどうにかこうにか大好きなものたちを守ろうと奔走するお話です。
まあでもあたしヒロインで転生者だし!
きっと大丈夫だよね!
※R15は火傷描写などの為設定いたしました。
いくつかのタグは村炎上後なので大分先になります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:05:58
112547文字
会話率:42%
アイという人間が、愛情を求めて足掻く悲喜劇。
「うまれてきて、ごめんなさい。」
さっきうまれて、はじめてのことばだった。まだまどろんでいるらしい。
こんな夢をみた。
わたくしのお父様とお母様が話している、病室のベットの上で。
「この子は将来、貴方のようにとても大きな事を成すでしょうね。」
「いやいや、君のように人を助けるようなことをするさ。」
「なんにせよ、なんでもできるさ、だって君の子供だからね。」
「そうだね、誰より思いやりのある貴方の子だものね。」
「学校でも沢山友達を作って」
「貴方のようなかっこいい子に」
「貴女のようにきれいな子に」
「この愛らしさできっと家族のアイドルになって、みんなの絆をもっと強くしてくれるよ。」
「この小さなかわいらしい手で」
「この人懐っこい笑顔で」
「「だって、この子には無限の可能性があるんだから、何にだってなれるよ!!」」
――ところがどうだ、今の俺は、大好きなおとうさん、おかあさんが望んだのは、かぞくをなかせるようなこどもじゃない。
リテラチュアと呼ばれる現世には、広大な大地と大海が広がっている。その西の果て、極西は、早々に|地獄《パンドラ》資源の活用に乗り出し、長い歴史を誇るファンタジア王国が支配していた。そのさらに西にあるパンドラ公国、ファンタジア王国の現王の子が君臨する公国ではあるが、統治する実権はミルヒシュトラーセ辺境伯爵家が握っている。この国は西の蛮族に対抗する為の緩衝国家として、ファンタジア王国の国王が自らの第二子を王に据え、ミルヒシュトラーセ辺境伯爵家をその武力として与え、作った国である。当然その権威と権力は辺境伯爵よりも公国の王が優越する――はずだった。辺境伯が|地獄《パンドラ》から賢者の贈り物を見つけるまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:00:00
345152文字
会話率:51%
誰にも気づかれなかった。
頑張っても、助けても、笑っていても。
僕の存在は、いつも透明だった。
それでも誰かの役に立てるならと、僕は笑い続けた。
報われなくても、名前を呼ばれなくても、ただ――それが僕の願いだった。
やがて命の灯が尽きて
、僕は白い世界に立っていた。
そこで言われた。「君は、よく頑張った」と。
性別も、役割も、何もない新しい世界。
そこで僕は、ただ“ユイ”として、もう一度生きることになった。
誰かのためじゃない。
今度こそ、自分の心で生きるために。
でもきっと、また僕は誰かを助けるのだろう。
それが、自分のままでいられる生き方だから。
そして――誰にも気づかれなかった僕の生き方が、
気づけば、世界を変えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:00:00
52227文字
会話率:25%
札幌に暮らすC級探索者、雪村冬真(ゆきむら とうま)。
彼の生きがいは、ただ一つ――ダンジョン帰りに食べる、熱々の一杯のスープカレー。
最強を目指すわけでも、大金を稼ぎたいわけでもない。戦闘スキルは皆無。
彼が持つのは、モンスター
の美味しい部位や調理法がわかるだけという、およそ探索者としては“役立たず”と名高いユニークスキル『味の探求者』。日銭を稼いでは、その全てを至高の一杯に注ぎ込む、そんなささやかで満たされた毎日を送っていた。
そんな彼の前に、一人の女が現れる。
B級の実力を持つ、クールで美しい氷の魔女・氷室凛(ひむろ りん)。
ソロ活動の効率化に行き詰まっていた彼女は、冬真の奇妙なスキルに利用価値を見出し、伝説級の食材『霜降りグリズリー』の討伐へと、彼を巻き込んでいく。
「あの肉でスープカレーを作ったら、きっと究極の味がする……」
最高の美食を求める“グルメ”な鑑定士と、最強を求める“クール”な魔法使い。
目的は違えど、利害が一致した、ちぐはぐな二人の美味いものを巡る冒険が、今、始まる。
―――はずだった。
その裏で、彼らの愛する街は、静かに、そして確実に蝕まれていた。
ダンジョンから、市場から、レストランから、全ての食材から「味」そのものが失われていく、原因不明の異変によって……。
これは、ただ美味いものが食べたいだけだった一人の男が、やがてスプーンを片手に、失われた日常と、街の味を取り戻すための戦いに挑むことになる、現代ダンジョン・グルメファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:00:00
32322文字
会話率:29%