神無き大陸の東端にとある小国があった。
東端とはあくまで人類の版図の端という意味で、更に東には人類未踏の樹海が広がっている。
そして樹海には人類の脅威となる魔獣が無数に生息していた。
小国への魔獣の侵入を防いでいるのは、樹海と隣接している男
爵家だ。
男爵家には先祖代々、一子相伝で受け継がれる強力な精霊たちを使役する〈精霊使い〉がいて、小国の国防を一手に担っていた。
幸運にも男爵家は魔獣の侵入を一度も許したことがなければ、辺境ということもあり、代を重ねるごとに男爵家の重要性は国から次第に忘れ去られていった。
男爵家当主がシキという転生者の少年に代替わりしても、国防はひっそりと続くと思われたが……。
「えーっと、これは精霊じゃなくてロボットだよね」
シキが契約して初めて見た精霊は、強化合金の装甲で覆われた人型兵器であった。
右腕装備のアサルトライフルから撃ち出される弾丸は魔獣の分厚い毛皮を易々と貫き、左腕装備のプラズマシールドは火炎の吐息を完全に遮断した。
他にも光学迷彩による透明化、小型情報端末の散布による広域スキャン及び無遅延通信、完全自立型AIによる機体制御etc……。
「ミッションを受諾しました。マスターご命令を」
「リーダー、一緒に戦闘訓練をしましょう」
「先生! 威力偵察終わりました! 褒めて褒めて」
「ごしゅじんあそぼー」
それは〈Break off Online(ブレイク・オフ・オンライン)〉という日本のソシャゲのキャラクターたちであった。
数百年振りに日本語を理解する〈精霊使い(プレイヤー)〉が現れて精霊(AI)たちは大興奮。
全員がかまってちゃんと化した。
様々な要求要望を叶えていくうちに精霊を使っているのか、精霊に仕えているのか、もうどっちかわからなくなったシキの探索が始まる。
※タイトルは「せいれいつかい」と読みます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 07:10:00
290603文字
会話率:37%
伯爵令嬢のイレーナは、日本で過ごした前世の記憶が蘇って数日後、なぜかカメに話しかけられていた。
カメのペロペロいわく、イレーナには『魔法令嬢』に変身して、この世界を守る使命があるのだとか。
へ? 『魔法少女』なら知っているけれど、『魔法令
嬢』って何よ!?
疑問ばかりが次々と溢れてくるが、異世界では「気にしたら負け」らしい。
納得できないまま、なんとなく変身させられ、気付けば敵と戦っていたイレーナ。
『魔法令嬢ミルキーレナ』という名前も、決めポーズも、呪文も、何もかもがこっぱずかしいと思いつつも、思ったより魔法令嬢も悪くないと思ってしまう。
そんな規格外のイレーナを初めて目にした『氷の騎士団長』は、なぜか胸が高鳴るのを感じ……?
なりゆきで『魔法令嬢』になってしまった伯爵令嬢が、氷の騎士団長サマに執着、溺愛されてしまうお話です。
途中、騎士団長目線が入ります。
アルファポリス様にも投稿しています。
連載ですが、書き終わっているので短期連載で終わる予定です(約30000字)。
とってもゆるい話ですので、楽しんでいただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 20:36:31
31484文字
会話率:34%
「そこにはごみと死体しかいない」と称される貧民街にて内臓を売らずに済む程度にはそこそこの暮らしができているラヴァとシークィラの兄妹。
しかしそれはある日崩壊した。
二人は”破者”と呼ばれ人から忌み嫌われ、恐れられる特異な力を持った人間だった
。
二人は混乱し逃避行しようとするが妹のシークィラが破者でありながら破者を迫害する天皆教の信者であるフェリボスという男につかまってしまう。
「体から悪魔を追い出せば人間に戻れる」「死んでしまったとしても人として死ねる」「破者を救うのが私の使命」と首をつかみながら語る男から妹を助けようとした兄、ラヴァだがそれも空しくシークィラはあっけなくフェリボスに殺されてしまう。
生き残ったラヴァは怒りに取り憑かれフェリボスを、妹の仇を殺すことを誓う。
とある神の信者はこう言った。
無償の愛など存在しない、絶対の味方などいない、それでも人はそれを求めるのだ、と__折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 21:03:53
8246文字
会話率:35%
うちには一匹の犬がいる。
名前はINUU。
ハムハムが大好きな白い中型犬で雑種。
散歩と食べる事が大好きなかまってちゃんだ。
そんなINUUとの生活。
ありきたりの、犬と人とのよくある生活。
そんな日常の中での出会いや別れ、そして思い出。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 00:31:56
16835文字
会話率:18%
転生した私は、気が付くと狼になっていて罠につかまっていた。
そこにやってきたのが赤い頭巾をかぶった一人の少女。罠から私を解放してくれて、おまけにすごい美少女。わー。すごいかわいい。でもこんなところを子供が一人で大丈夫? お嬢さん、森の中は危
ないですよ。
狼なので言葉は通じないけど、せめて森を出るまでは森の危険から彼女を守ってあげたいと、私は自分からボディガードを買って出るものの、なんだかおかしい。護衛? いや無理。だって私はどうやらただの狼ではなかったみたい。気が付いたら、人間(生まれた姿)に。
え、どういうこと。私、狼に転生したんじゃなかったの? これってバレても大丈夫なやつ? この世界の住人には隠しておかないとだめなやつ??
赤ずきんも、最初は優しくてすごくかわいい美少女だと思っていたのに、わりと(かなり)しっかり者で、私の正体をばらされたくなければ、言うことを聞けとか言われるし。この世界厳しくない?
どうせなら普通の狼になって森の中でスローライフをしたい人(狼)生だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 18:46:46
56031文字
会話率:23%
前世で軽く流した程度のゲーム風世界に、モブ生徒シド=アニキスとして転生した主人公。
転生してすぐに、目の前に困っている女の子がいたので、シドはその子を思わず助けてしまう。
しかしその女の子は良く見ると、将来裏ボスとして世界に終末をもたら
す、リニアスタ=サーベンタスだった。
なぜかリニアスタ(裏ボスさん)に気に入られてしまうシド。
モブ生徒に過ぎないシドの、裏ボスさんからちょいちょい友好的に絡まれる学園生活が、いま始まる。
・連載版
・カクヨムにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 17:00:00
99820文字
会話率:29%
前世で軽く流した程度のゲーム風世界に、モブ生徒シド=アニキスとして転生した主人公。
転生してすぐに、目の前に困っている女の子がいたので、シドはその子を思わず助けてしまう。
しかしその女の子は良く見ると、将来、裏ボスとして世界に終末をもた
らす、リニアスタ=サーベンタスだった。
なぜかリニアスタ(裏ボスさん)に気に入られてしまうシド。
モブ生徒に過ぎないシドの、裏ボスさんからちょいちょい友好的に絡まれる学園生活が、いま始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 08:17:23
3398文字
会話率:30%
ここは私立慶青学園。スポーツ界、政界、そして一般社
会。
様々な活躍者を生み出してきた言わずとも知れる名門
校。
その名門校に三室来人(みむらくると)は通っていた。
活発な授業!誠実な先生!優秀な仲間たち!しかし、来人はその中で遺憾無く自身
の天性のバカさを発揮しまくっていた。
「くっくっく...俺の成績か?欲しけりゃくれてやる。
探せ!俺の全てをそこに置いてきた!」
「誰も欲しくないでしょ」
「・・・今なら三室来人という立場も一緒に付いてくる
が?」
「誰がキャリアダウンを望むっていうの?」「あぁ!?黙って聞いてれば文句しか出てこねーなア?:」
「それが黙っている状態なら、先生が教室を静かにさせるなんてこと無くなるね」
「俺がいつクラスをうるさくしてたか言ってみろよ
つ:」
「今だ三室。後で職員室に来なさい」
「ぐっぷ」
「今オタク感満載の笑い声聞こえた気がしたんだが」「ええー?来人、ついに耳まで老化しちゃったのお
一?」
「『まで』ってなんだ!?他に何が老化してるのか言ってみるよ、アア!?」
「「「知能」」」
「クラスの皆々様!?」
そんなバカな来人の手網をいつも引っ張っているのは、表向きは完璧美少女、裏の顔は人をバカにするのが好き
(ただし来人に限る)な間藤紗奈花(まとうさなか)であった。
けど奈花は一一来人に気がありそう...な?(自否
認。他公認)
恋に鈍感系男子xとにかくかまって欲しい(?)かまちょ
系女子が作り上げるラブというには程遠い快笑ラブコメ
ここに爆誕!
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※物語はフィクションです。実際の団体、場所、名称、及び事象と一切関係はございません。
※この作品の全文を他の作品に引用することは許可していません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 20:13:43
132883文字
会話率:69%
僕の運営するブログ『とかげ日記』から神聖かまってちゃんに関するエッセイ・レビューのみ抜き出しました。レビューの原稿は発売当時に書いたものです。
『とかげ日記』にはYouTubeの動画も埋め込まれていますので、曲を聴きたくなったらぜひ訪れて
くださいね。また、各種音楽コラムも充実しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 11:00:17
49163文字
会話率:3%
女性執事のエリはプロポーズ直前に、異世界へ転移した。戻るためのミッションは、さる令嬢の成婚だと告げるのは、人並み外れた美貌のイケメン召喚者だった。
片意地であか抜けない令嬢は報われない片思いに執心しているが、エリはその呪縛を解いて、幸せな
恋と結婚のため、令嬢を磨き上げることに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 07:00:00
115308文字
会話率:42%
大好きな乙女ゲームに転生した! と思ったら、名もなきモブ。
ちなみに前世では、結婚相談所のコーディネーターをしていた私。自分の恋より他人の恋に奔走していた。悪役令嬢やヒロインに転生したわけではない。ならばこの世界では、自分の恋愛を楽しもうと
思ったら……。政略結婚なんて勘弁して! 自活のために恋愛相談カフェを始めた結果。恋愛はおろか他人に興味なし令息から、かまってちゃん令嬢まで、様々な悩みを聞いてアドバイス。すると意外な人物たちまで、カフェへ来るようになり……。
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆
(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 22:05:55
837168文字
会話率:28%
・・・・・・・・・・・・
キーワード:
最終更新:2024-12-27 23:51:09
4131文字
会話率:3%
タイトルの通り 重複です
キーワード:
最終更新:2017-09-11 19:52:12
1154文字
会話率:20%
ブログと重複しています
キーワード:
最終更新:2017-05-17 14:40:44
1919文字
会話率:0%
【まきぶろ様・琴子様企画 ヤンデレ推進委員会 参加作品】
生まれた時に「聖女」の器であると認定されたリーズロッテ。
強い魔力を持つ魔導士が生まれにくい時代に、先祖返りのその能力は大いに注目を集めたが……。
魔法が全く使えないばかりか、1
0歳を迎える前に体は成長を止めてしまった。
やがて輝く美貌の持ち主と言われ続けてきたものの、見た目は幼女のまま。
由緒正しき伯爵家の令嬢で「聖女」でありながらも、縁談はなく、婚約は妹に先を越されてしまう。
体が成長しないのは「魔法ではなく病気」と言われ、実家で幽閉される危険を感じるに至り、心機一転王都の寄宿学校に入学することに。
体は成長を止めても、心は15歳。外の世界に興味津々。
お目付役の目をかいくぐり、食事のためにとあるカフェを訪れる。
そのカウンターの隅で、「聖獣」と出会う。
「見た目は猫」でよくなついてくるので、仲を深めていくが……?
猫? 聖獣?
一方、「結婚した暁には何不自由なく過ごせる、生涯安泰優良物件」とまで言われていた妹の婚約相手が、なぜかリーズロッテにかまってきて……!?
※「王子様カフェにようこそ!〜秘密の姫君は腹黒王子に溺愛されています〜」のサイドストーリーですが、独立した作品としてお読み頂けます。本編では第二章で聖獣の正体が出てきます。
※他サイトにも掲載あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 18:00:00
101273文字
会話率:29%
陰キャである夢孤 亨(むこう とおる)は平凡な日々を過ごしていた。
しかし、中学三年生になったばかりの登校。急に陰キャに刺激的なイベントが爆増。ここまではありきたりな恋愛モノだが、本作では、謎に陰キャに相談を持ち掛けてくる陽キャ男、陰キャに
かまってくる陽キャ女、
陽キャたちに囲まれてお前も陽キャになるのか?!
と、思ったそこの皆さん。否、陰キャのままである。
それでも陰キャなりにできることをする夢孤。
しかしそれが吉と出るか凶と出るか。それは夢孤次第である。
そしてこの私(わたくし)の脳内妄想を具現化した「開口一番君と僕」の1人の読者に是非なっていただけませんか?!
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-02 09:49:31
2772文字
会話率:56%
平民出でありながら騎士養成学校を首席で卒業したルイスは、憧れの英雄ウィリアムが率いる第一騎士団に入団したが、そこで待っていたのは英雄騎士団長の過保護だった!?
生真面目×無愛想のファンタジーBL。
最終更新:2024-11-30 01:29:59
69368文字
会話率:56%
「私がいないとだめなの。ごめんなさいね」婚約者を訪ねると、必ず従姉もいる。二人で私のわからない話ばかり。婚約者は私に話しかけない。「かまってあげなきゃ、かわいそうよ」と従姉。疎外感だけ味わって、一言も交わさず帰宅することも。だけど、お金儲け
に夢中になって、世界が広がると、婚約者なんてどうでもよくなってくる。私の幸せは貴方じゃないわ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 19:16:53
5805文字
会話率:59%
詩を書くのは難しいなぁ。
たくさん教えてもらったけれど。
下手でも自分の言葉がいいんだろうな。
最終更新:2024-11-19 20:16:53
268文字
会話率:0%
22才の青年の物語です。
(長いタイトルとあらすじが苦手です。ご了承下さい)
キーワード:
最終更新:2024-11-07 06:51:08
499文字
会話率:11%
知玉という一つの世界があった。その世界は至って平和だった。その日までは…
知玉は別世界ドレイクから送られた超的生命体パルス・パルンスによって世界ごと吹き飛ばされた。
…そして…
知玉とその他の世界にはある特性がある。それは&q
uot;転生"というものだ。
死んだ生物の魂は前世の記憶をもった状態でまたなにかしらに生まれ変わる。
そういわれると聞こえはいいがこれは各物質の分子一つ一つにも生まれ変わる可能性がある。
前世の記憶を持っていても相応の脳の体積が無いとそれを活かせない。
これまでに死んだ生物すべては脳が無い物質、または微生物や菌などに転生し続けてきた。
が、一人の豪運な人間がいた。
一人の豪運な人間、加藤快。
その少年は転生したら異世界で再び人間となった。そして…彼はまだ知らないが、彼こそが!
この世界…+Fと言われる世界の…勇者サン・カルズなのである!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 23:50:49
39902文字
会話率:20%
高坂氷真は常に誰かに迷惑をかけて生きてきた。
実母と義父には失望を、義姉には煩わしさを、幼馴染には呆れを、親友には不快感を…
大学に行ったら一人暮らしをして、そのまま誰にも知られない土地で一人で生きていこう…
…そう思ったのだが、
第一志望だった国立大学は受験すらできずに落ちて、受かった大学は義姉のいる滑り止めの私立大学だけだった。
義姉の美波との二人暮らしでは迷惑をかけないようにしつつ、バイトで金がたまったら出て行こうと思ったのだが、なぜか同じ大学に進学していた柳瀬川と朝霞が俺にかまってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 18:10:58
57143文字
会話率:59%
いつも朝起きたら、あいつに起こされる。
帰ったら、家に居る。
いつも一緒に遊んでいる。
いつもの日常が、どんどん変わっていく
ラブストーリー!
最終更新:2024-07-31 11:28:08
858文字
会話率:41%