底辺社畜の俺は、バグ満載RPGの三周目に死んでゲーム世界に転生した。それも魔族に焼かれる初期村のモブという最悪キャラに。バグ技を利用して好き勝手に生きるに決めたが、主人公のハーレム要員が、次々俺になびいてくるんだが。
「ねえモーブ、私たち
ふたりっきりで、これからどうするの」
「そうだなラン、まず村の倉庫で当面必要な物を調達だ。それからゆっくり、ふたりっきりでどう暮らしていくか考えようや」
「モーブって頼もしい」
「おいおい、抱き着いたら歩けないだろ」
「えへっ。ごめん」
……かわいいなあ、ラン。早くも俺にデレたメインヒロインと、俺はこの世界で人生をやり直すんだ。
何から何まで恵まれた主人公のヒーローは、勝手に王道を歩んで魔王を倒せばいい。俺は俺でのんびり気ままに暮らすわ。悪いな、お前の仲間、全部もらっちゃって。みんな、俺とまったりするほうが好きだってよ。
――これは、即死モブに転生しながらも人生を諦めず心のままに生きる男が、世界線をゴリゴリ変えていく物語。運命は自分で変えられる――
●登場人物(第一部):
モーブ:底辺社畜がゲーム世界に転生した姿。ゲーム開発者の手抜きから「モブですぐ死ぬんだし、名前なんかモーブでいいだろ」と名付けられた悲惨なキャラ。
ラン:メインヒロイン。ゲーム内人気鉄板一位。ゲームでは、いずれ最強のヒーラーに育つ存在。貧乏な孤児。モーブに命を救われ、デレる。
ブレイズ:本来の主人公。モーブやランの幼馴染。剣術も魔法も万能。性格も良く、実家は村一番の金持ち。実は勇者の血筋。王立冒険者学園「ヘクトール」入試で卓越した成績を残し、SSS級のトップクラス「ドラゴン」に配属される。
マルグレーテ:「ヘクトール」SSSクラス。同期。モーブのバグ技を「特別な能力」と勘違いし、なにかと絡んでくる。地方貴族の娘で生来気位が高いが、タメ口で友達として扱うモーブに陥落する。ゲーム内では本来、ブレイズのハーレムパーティー要員。メイジ枠。
リーナさん:「ヘクトール」養護教諭。入試でモーブの謎の力を見て入学を許可し、なにかと助けてくれる。回復魔法と補助魔法の使い手。
居眠りじいさん:「ヘクトール」でモーブが配属された落ちこぼれ底辺クラス「Z」の担任教師。やる気皆無で、授業はすべて自習黙読。本人は授業中ずっと寝ている。
●カクヨムにて先行公開中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 12:10:00
1140877文字
会話率:61%
〈彷徨える戦姫〉
それは、英雄ユリア・ジークリンデの現代における異名のひとつである。
かつて世界を脅かす怪物〈黒きもの〉を倒し、混沌としていた世を鎮めた亡国ヴァルブルクの姫君。
その名は歴史に刻まれ、今でも多くの国々で語り継がれて
いる。
しかし、彼女に関する歴史には、多くの謎が残されている。
時には功績や、その存在すらも疑われることもある。
どれが史実で、どれが創作なのか、人々の判断を惑わす──ゆえに〈彷徨える戦姫〉と呼ばれるようになった。
だが、彼女は生きている。約千年の時を超えた現代に。
今となっては少数となった、多種多様な姿をした種族──星霊とともに。
そんな彼女の心にあるのは、英雄としての栄光と、久遠の『星』。
そして、永遠に消えぬ心の闇と感情の淀み。
彼女は、その闇と淀みを抱えながら、過去を生き、今を彷徨い続けている。
手に届かない過去の『星』を求めて──。
かつて世界を襲った〈黒きもの〉の正体については、千年ほどの時が過ぎた現在でも未だに解明されていない。
それと戦った彼女であっても、詳細はわからないという。
だが、〈黒きもの〉は、それから一度も現れていない。
過去のようなことは起きないと予測していいだろう。
──そうだといいのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 09:03:12
118091文字
会話率:51%
この世界には神と世界が共存しているらしい。
更には人間には神の力“神脈”が使えるらしい。
神脈は我々の知る魔法と思えばいいだろう。
なんとも摩訶不思議な現象だが、実は神と人間の歴史を遡ってみれば人間と神が共存するのも、人間が神脈を使えるのも
分かるらしい。
そしてこの世界の1番である存在“天人”と“最高神”がいる。そしてその人物の下に四国の長と神々がいる。
この物語は田舎の村で育った男女が天人を目指すお話。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-23 00:00:00
34368文字
会話率:50%
浦上 拓は、会社を辞めた。
これからは、自由に生きてやる。
周りの人たちの意見なんかに振り回されず、自分の意志で生きるんだ。
三年もの間、ボロボロになるまで働き尽くし社長の顔色を伺いながら良くわからないお遊びに付き合わされる。あの社長の考
えはわからないままだった。自分がおかしくなってきて、ようやくこれじゃまずいと気付いた。
朝、出勤して、そのまま辞表を叩きつけてきた。
あ~せいせいした。
「三年も務められないのに仕事というものは分かってない。転職してもたかが知れてる。」と言われたからこれまで付き合ってきた。
もういいだろう!おれは自由だ!
ーーーーこんなよくある退職者のありきたりの希望は、この後淡くも崩れ去るのだが、この時の俺は、開放感に浸っていて全く予想してなかったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 15:04:24
30415文字
会話率:32%
異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻き戻っていた。
自らが罪を犯す前に戻ったヴィオレットは決意する。
今度は間違わない。罪を犯
さず、誰の邪魔もせず、平凡に地味に、目立たず生きよう。
あぁでもその過程でちょっと羽目を外すくらいはいいだろう。どうせ誰も私の事なんか見ていない……と思ったら、何だか色々とおかしな方向へ進んでいます。
【コミカライズ二巻2月25日 書籍二巻2月28日発売!!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 12:00:00
580698文字
会話率:38%
その墓地は密林の中にあった。最果てにある荒れ果てた漁村から、中年の徒歩で約三時間というところである。この墓地はこの地方でもっとも古くから在るという噂で、葬られている遺体の中には、名のある人物も幾人か含まれていた。
私がなぜこの地を訪れ
たのか、については、その多くを語らない方がいいだろう。盗掘のために寂れた墓地を訪れたある男の末路。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 00:51:23
3839文字
会話率:20%
アンリエッタは第一王子クロードが口説いてくるのを冷めた気持ちで聞いていた。
茶番であることがわかっているからだ。
発端は、クロードと恋人の逢瀬を偶然不幸にも目撃したことだった。
恋人を嫉妬の対象にしたくないから身代わりになれ、と言われて婚
約者がいるからと断る。
ならば自分が一方的に口説くから適当にかわせばいいだろうと言われる。婚約者から誤解されると面倒なことになると断ろうとすると家と公爵家の忠誠を疑われ、身内や誤解されたらまずい人たちへ事情を話す許可をもらうことを条件に渋々引き受ける。
クロードの目論見通り令嬢たちの嫉妬はアンリエッタに向かい、嫌がらせを受ける。
その裏で、王太子の選出が静かに始まっていた。
※始めのうちは説明が多くなります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 21:53:46
278806文字
会話率:35%
「異世界の魔法? ……そんなもん、科学で解析すればいいだろ」
科学オリンピック金メダリストの天才高校生 九条 迅(くじょう じん) は、帰宅途中に突如異世界へ召喚された。王国の賢者によると、迅は「魔王を討つ勇者」として呼び出されたらしい。
だが——
「いや、俺剣も魔法も使えないんだけど」
まったくの戦闘力ゼロ。それでも迅は魔法が実際に存在することに興味を抱き、その正体を科学的に分析し始める。
魔法はただの神秘の力ではない。エネルギーの流れ、発動条件、詠唱の規則……すべてに法則があり、まるで「プログラム」のように機能している。
「なら、もっと効率よくできるはずだ」
迅は独自の理論《魔力方程式》を構築し、従来の魔法を短縮・改良。詠唱時間を半分にし、消費魔力を最適化することで、王国の魔法士たちを驚愕させる。
しかし、魔法を「神聖な力」として崇める貴族や魔法士たちは、彼の存在を異端とみなし、警戒し始める。
「魔法は神から授かったもの。勝手に弄るなど許されない!」
「いや、 これはただのエネルギー制御だ。使いやすくする方が合理的だろ」
さらに、迅の解析は「魔王軍の魔法技術」とも繋がっていく。魔王軍には、迅と同じように魔法を理論的に扱う者 《黒の賢者》 が存在し、強力な戦闘兵器を生み出していたのだ。
異世界の魔法は、ただの呪文ではなく「科学の未踏領域」だった。
迅はこの世界の法則を解き明かし、新たな魔法体系を作り上げることで、魔王軍に対抗することを決意する。
「俺が、この世界の魔法理論を作り変えてやるよ」
これは、科学と魔法を融合させ、世界の理を覆す天才少年の異世界改革物語——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 21:12:25
84716文字
会話率:50%
私は、その後のWeb小説の話をした。
10分位、楠本は笑っていた。
「もう、いいだろ。笑いすぎ。」
最終更新:2025-02-13 16:30:20
1008文字
会話率:65%
会社勤め、手取りが年に300万ほど。独身。
独り身の俺に取っては甘美で怠惰でひたすらに己の欲求に正直なまま生きている。まるでそうあるのが正しいかのように。誰からも助けられていたそんな日常がこの瞬間に崩れ落ちた。
別にトラックに轢かれたとか
、なんか花瓶上から降ってきたとか、病魔に侵されてとかそういうのじゃない。
ただ一歩。そう。本当に一歩。
駅のホームへの階段を上がっただけなのに。
眼の前の光景は夢なんだろう。
夢であればいずれ起きる。
ただし痛い。
これは夢ではないと断言できる。
ほっぺはじんじん腫れていて夢ではないと
これが現実だと。
駅のホームを一歩上がったら、異世界に行ってしまった男の。
HP10しかない男が異世界を歩む物語だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 14:44:39
7859文字
会話率:42%
水月 海16歳は高校の夏休み、猛スピードで突っ込んでくるバイクに撥ねられ死亡した……かに思えた。彼が目を覚ますと水の中。必死に地上に這い上がれば聞こえる謎の声に、彼は自分が異世界に来たことを悟る。ならばと試しにステータスを開いてみるとそこに
は「性別:オス? 男でいいだろ。種族:水!? それは種族なのか? 能力:【水虫】……⁉ ふ、ふざけんなぁぁぁっ!!」……とても納得いかない力が表示されていた。これは謎の人の形をした水系主人公が水の中を舞台に冒険を繰り広げる……かもしれない物語。 ※不定期更新でのんびりやっていきます。応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 08:27:36
53149文字
会話率:26%
前略、このページをご覧くださっている全ての皆様へ、まずは心から感謝を――。
……と、外伝作品らしく、書き出しはこんなふうに揃えておく事としよう。
一度”物書き”を辞めてしまった僕が、こうやって再び筆を執る気になったのは、間違い無く
”赤髪の彼女”に影響されてである事は間違い無い。
この荒んだ世界で腐りかけていた僕に、細やかなチャンスをくれた彼女に対して、僕は少しずつ恩返しをしていきたい。そんな思いも相まって、数年のブランクがあるにも拘わらず、意外とすらすら指が動く事に自分自身驚いている。
前置きが長くなってしまいそうなので、手短に済ませよう。
このお話は、そんな僕が彼女と出会ってからの日々を綴った記録のような物だ。ファンタジーやSF好きの君達からすれば、少し面白みに欠ける内容になってしまうかもしれないけれど、最後までお付き合い頂けると大変嬉しく思う。
事の顛末を語る前に、そうだな……。
まずは、”あの夜”の出来事から話すのがいいだろう。
物語はあの場所から始まり、最後には再びあの夜へと逆流する。そんな日々の喧騒の中で、一人の少女が懸命に筆を取り、一つの”物語”を完成させた。
これから君達に贈るのは、赤髪の彼女――綾瀬彩華が、『深界のアウフヘーベン』という壮大な作品を書き上げるまでを綴った、君達にとってはフィクションで、僕等にとってはノンフィクションでもある物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 23:30:00
5202文字
会話率:16%
春、桜吹雪が舞う女子大学舎で、僕と由香は出会った。始発電車で大学に通う僕と由香の登校時間は、とても、早い。授業開始までの一時間半。二人だけで過ごす、大切な時間。日々同じ時間を共にする、僕たちの関係性が、変わっていく。
「由香、君に、触れても
、いいだろうか。」
「っ!ちょっとだけって、約束、するならっ…!」
「それは、約束できない、かも?」
「!!!!!」
どう見てもイケメンにしか見えない女子、石橋彼方(いしばしかなた)と、ツンデレの仮面をかぶった泣き虫女子、三浦由香(みうらゆか)の、4年間の、恋模様。甘すぎるので、ご注意ください。
毎週日曜日、更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 20:00:00
368511文字
会話率:50%
七年前、世界中にダンジョンの入り口が【生えた】。
彼の母親や妹、そして母の妹である叔母がそれに巻き込まれる。
当時一二歳であった彼の目の前で。
突如発生した黒い靄は、彼の妹と母親、そして叔母などを次々と飲み込んでいった。
少し離
れていた彼は叔母より託された従妹を連れて逃げだし、かろうじて巻き込まれずに済んだが、それは彼の心に大きな傷跡を残していた。
しかも巻き込まれた人とその風景まで、巻き込まれた当時の姿のままで、幻影のようにそこに映し出されていた。
ダンジョンの入口は、七年前のその当時の光景をそのまま保存しているにもかかわらず、実体はなく誰も助け出せてはいない。
すぐそこに見えるので助け出せるのではないかと希望を持つ家庭は少なくない。
彼もその一人で、なんとか助け出そうとダンジョンに挑むが、彼が授かった謎の職業のせいで、レベルもステータスも上がらずスキルも得られない。
それでも大学のダンジョン研究サークルメンバーの力を借り、謎の職業について検証を行っていたが、そのさなか大怪我を負い、からだには障害が残ってしまった。
不自由なからだとなった彼は、サークルからも追放され、事実上の引退を余儀なくされたが、ダンジョン攻略を諦めきれずにモンモンとする日々を送っていた。
そこへ彼の父親から、ダンジョン教育の非常勤講師にならないかという話を持ちかけられる。
ダンジョンは中のモンスターを放置しすぎると地上にモンスターを溢れさせることがわかり、そのモンスター溢れに対応するため、全国の学校でダンジョン教育が執り行われることが決まっていた。
だが講師の報酬は安く、稼げる冒険者は非常勤講師を引き受けたがらず、ダンジョンに潜ることができなくなった彼に白羽の矢が立ったのだ。
謎の職業の解放には彼の内なる条件が整っていないのではないかと、サークルの会長より指摘された彼は、気分を変えるのもいいだろうとそれを引き受ける。
だが引き受けたはいいものの、彼が講師として赴くことになったのは全国的にも珍しい女子小学校。
そこで七年前に叔母から託され、彼が助けた従妹と再会。
その友達とともに、再びダンジョンに挑むこととなった。
これは後に、JSハーレムキングと呼ばれる男と、それを取り巻くJSたちがダンジョンを攻略していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 12:10:27
365376文字
会話率:42%
「人々を救う存在を救うものは、本当にこの世界のどこかに存在しているのだろうか」
「生まれ持った才能は、利用する才能を持つ者に利用されるために与えられたものなのかな」
「自分のすべてを消し去ってでも守りたいもの、守るべきものとやらを信じてもい
いだろうか」
「使命の二文字だけのため、命を投げ捨てることは正しい……のか」
「例え世界を救えるかもしれないとしても、僅かな可能性に命をいくつも投げ捨てていいものだろうか」
怪しげな一人の男によって廃校に集められた四人の子供たち。
彼らには、他人には言えない事情、過去があった。
五人を巻き込んだ真の黒幕は、彼らの常識のはるか外にいた……!
四人の生徒と一人の教師が、様々な戦いに巻き込まれていく、(基本)バトル小説!
※学校設定はほぼないようなものです
※この作品は「オレつづ」を元に作者自ら書き直したものです。自分から許可を貰ったことをここに明記しておきます。主な流れ自体は原作と同じです。しかし一部変更点も予定しており、作者が正しい内容だと考えるのは以降こちらの方になります。だからなんだ。
原作は思い出(真っ黒)としてデジタルにタトゥー入れときます。もし気になったらそちらも確認していただければと思いますが、当時はもう本当に……言い訳はこちらの第一話のあとがきに書いておきました。
ー(以下原作を読んだ方向け。ネタバレ?あり)
原作と同じ世界です。667以降ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 22:59:58
11189文字
会話率:52%
「サザンクロスの花をキミに」作中の登場人物、コーロゼン戦隊長ダレンのお話を抜粋編集したものです ”(´・∞・` )
もしもし、気に入って頂けたら、本編ものぞいて頂けたらなぁと思っちゃったり…(´=∞=`*)
「いいだろう…全部読んでやる
…(´・∞ ・` )」
なんて素敵すぎる方がいらっしゃったら、チャウ感激 ”(´・∞・` )
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 23:20:00
6615文字
会話率:28%
「ねぇ、お願いだから────さっと死んでよ」
憑依そうそう投げ掛けられた言葉に、主人公は一瞬呆気に取られるものの……
「はっ?お前が死ねよ」
と言い返し、相手を殴り飛ばす。
元々気の短い主人公は、周りに居た者達もまとめて窓から投げ捨て
た────魔法の力で。
「さて、まずは情報収集からだな」
誰に言うでもなくそう呟くと、主人公は憑依した者の記憶を覗き見た。
と同時に、全てを理解する。
「くくくっ……!そうか、そうか。この小娘は憑依の対価として、親の“復讐”とアルバート家の“存続”を望むか」
憑依した者の憎悪を読み取り、主人公は決心する。
「いいだろう。その願い、確かに聞き届けた」
これは本物のアルバート家のご令嬢に代わって、主人公がクズ共を粛清し、やがて────帝国の頂点に立つお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 19:24:09
295136文字
会話率:31%
むかしむかし、ある世界では終焉が迫っていました。その世界の住民は何もかもあきらめていましたが、突如空が割れ、人が落ちてきました。その人は困惑していましたが、すぐに世界が終ろうとしていることに気づき、世界を救おうと動き出しました。その人をみん
な、英雄と呼びました。その英雄は自分の命を危険にさらしてでも戦いました。そんな英雄を見て一人の少年が聞きました。「お兄さんはどうして英雄なの?」と、その英雄はこう答えました「だってかっこいいだろ?」と。そんな英雄に少年は憧れました。そして月日がたった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 12:30:00
15601文字
会話率:73%
これは異世界に転移した七人のノンフィクション奮闘記である。といえば聞こえはいいだろうか。しかし、そこにフィクションのような優しさはなく、彼、彼女達は傷つき、苦しみながら生きていた。だからこそ私は伝記として足跡をここに記そうと思う。
我が国民
、ひいては全ての人類に過去に学んで欲しいからだ。何のために戦ったのか、何と戦ったのか。この本に記されている彼等の苦悩の末の答えを参考とし次の世代の道標にならんことを。
――――初代ウィザーマリー王国 国王折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 00:00:00
20309文字
会話率:47%
「そろそろシのうと思うんだ」
奇遇だな、俺もだ。
「そうかい。ならば心中といこう」
いいだろう。
最終更新:2024-12-29 08:42:31
8445文字
会話率:54%