「でも、わたくしが心に決めた殿方はひとりだけ……」
華族女学校に勤務する舎監さん。実は幕末、六十余州にその武名を轟かせた名門武家の、お嬢様だった。
とある男の許嫁となるも、男はすぐに風雲の只中で壮絶な死を遂げる。しかしひたすら彼を愛し、慕い
続け、そして自らの生の意義を問い続けつつ明治の世を生きた。
悦子はそんな舎監さんの生き様や苦悩に感銘を受け、涙する。
ガチ歴史小説。極力、縦書きでお読み下さい。
カクヨムとアルファポリスにも同文を連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 12:12:57
26285文字
会話率:34%
大手菓子メーカー、リノ・フーズの若手社員・沢村純は、営業2課の池田美佐子課長から、ある稟議書に古参役員三人のハンコをもらってくるよう命じられる。若手社員にとって役員は雲の上の人。それだけでも緊張感がすごいのに、相手は社の創業メンバーにして一
癖も二癖もある古参役員たちで、稟議書の内容は、経営刷新のために現在三人が持っている権限のほとんどを取り上げて部長層に移管するというものだった。「むむむ、むりですよぅ」気の弱い沢村は必死に断ろうとするが聞き入れてもらえず、なぜか自分よりさらに小心者の後輩・北川浩司と二人で役員室フロアに向かうことになる。権限移管は来週に迫った株主総会で発表されことになっており、ハンコのタイムリミットは今日いっぱい。果たして沢村と北川は超高難度のRingiミッションをクリアできるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 00:44:24
34566文字
会話率:52%
大切な方が亡くなってしまったことを、婉曲的に「空に昇る」と表現することがあります。空に昇ったらどうなるんだろう、と想像しながら書きました。
特別な事は何も起こりません。ただただ不思議な話です。
最終更新:2023-06-12 23:00:00
3490文字
会話率:21%
持って生まれるはずの力を持たず、欠陥品の烙印を押される私。しかし、このまま、ただ一つの幸せな記憶を頼りに、終わりへと歩き続けようと思っていた最中、何故だか世界が変わり始める。炎を司る南雲の本家、歴代最高と謳われるご当主様に嫁いだ、その日から
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 10:06:56
111989文字
会話率:39%
怯え懦きその人、歌って曰く、
「ああ、怖い。ああ、恐ろしい――」
春も深まり、雨雲のにおいが近づく季節になると、怯懦法師は比叡山から下りてくる。
この作品は カクヨム にも掲載されています。
最終更新:2023-05-28 12:00:00
11441文字
会話率:4%
短編小説。
雲のおはなし。
最終更新:2023-05-25 19:20:20
609文字
会話率:14%
これは2人の少年少女が再び出会った場所で再開し恋を発展させていく物語
最終更新:2023-05-22 22:47:31
1473文字
会話率:0%
雨があがり、雲の隙間から太陽が覗き始めた……。
最終更新:2023-05-21 12:50:06
203文字
会話率:15%
雲の上にあるお寺の住職が、お気に入りの木魚を庭の池に落としてしまい?!
そこから始まる猟奇的? ストーリー。
最終更新:2023-05-10 06:36:58
1337文字
会話率:4%
百人一首の第三十六歌「夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ」って、実は恋の歌、それもフラれ女の恨みの歌なんじゃないかなと気づいてしまい、ちょっと考察してみました。
※「カクヨム」にも投稿しています。
最終更新:2023-04-30 09:23:01
1272文字
会話率:5%
私が雲の正体を知ってから感じたことについて綴ったエッセイです。
※小学生以下は絶対に閲覧しないでださい!
最終更新:2023-04-28 09:09:29
1009文字
会話率:3%
「親方!空からまたお孫さんが落っこちてきました!」
『文芸webサーチ』『幻想検索』にも登録しているHP『tori』のブログと、『カクヨム』で掲載中。
2023.4.26.「筍掘り」「茜雲だってば」「覚えている」「いただきますとごち
そうさま」「一陣の寒風の毬」「雲の上」「あれあれあれ」「魚の翼」を一気に公開しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-26 22:07:49
5470文字
会話率:31%
人間国。
烏天狗国。
妖精国。
点在する三つの島。
三つの島の衝突による新たな島の誕生。
戦争。
九尾の妖狐の出現。
刻は流れる。
これは結界の誕生による平和な時代の再来から百五十年経ったあとのおはなしの始まり。
『文芸webサーチ』『comic room』『幻想検索』に登録しているHP『tori』から『小説家になろう』に繋がっています。
2020/5/26. 雲の合縁奇縁篇.7「ベール雲」を更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 12:46:50
155091文字
会話率:41%
その道の者達から、剣の子、神童と呼ばれた少年が居た。
その少年は相手の剣術を一目見ただけで模倣、術理を解し、更に上回った。
少年は異なる世界に跳ばされた時に更なる才能に目覚め、近しい者達は大いに喜び、少年には輝かしい未来があると期待したが―
―
あれから4……30年。少年は、住所不定無職のおっさんと化していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-26 20:16:47
10706文字
会話率:41%
日々の移り変わり、目指す夢。
挫折しそうな思い…。
最後に打ち勝つには…。
最終更新:2023-04-16 00:00:00
528文字
会話率:0%
これはレイラ嬢とアーノルドとエディ、それぞれ三者三様の罪と欲望、胸が狭くなるような愛情と聞き届けられなかった願い、手に負えなくなった執着と歪みと罪悪感と、そこへほんのひと匙の狂気と背徳感を加えた、三角関係の恋愛物語。
「レイラちゃん、君の
ことが好きだ! 俺と結婚してくれ!」
「はっ、はいぃっ!?」
ここは魔術が国によって制限された世界。レイラ・キャンベル男爵令嬢は戦争の英雄“火炎の悪魔”になんと、初対面でプロポーズされてしまった。しかもそんな彼は、冷酷非道な売国奴と呼ばれる、一等級国家魔術師の軍人で。
おかしい。レイラは“魔術雑用課”と馬鹿にされてしまいがちな、日常魔術相談課の面接官としてここにやって来た筈だ。それなのにどうして、私のバディ採用面接に、こんな雲の上の存在の一等級国家魔術師がやって来たのだろうか?
なんやかんやでついうっかり、彼女はエディ・ハルフォードを自分のバディとして雇ってしまう。そこからレイラとエディは仕事のバディとなって、首都リオルネの一般都民の皆様の為に、今日も今日とて魔術を使って日々のお困り事を細々と解決してゆく。(庭先のポンプを直したりだとか)
それでもレイラにはアーノルドという、日常魔術相談課の部長で“女殺し”と呼ばれる希代の色男が、彼女の婚約者であり、なおかつ一緒に暮らしている義兄として君臨していたのである。
「なぁ、アホノルド? レイラちゃんと婚約破棄してくれないか?」
「断る。何でも素直に頼めばいいと思うなよ、このクソ悪魔が」
果たして、戦争の英雄“火炎の悪魔”は彼女に振り向いて貰えるのか?
「わ~! 流石は一等級国家魔術師のエディさんですね!まさかトイレの頑固な黒ずみがこんなにも一瞬で落ちるだなんて!」
「俺は確かに君の為なら何でもするよって言ったけどさぁ! 俺が想像していた意味と全然まったく違うんだけど!?」
それでもどうやら、レイラ嬢とアーノルドの関係も正常ではないらしく?
「っアル兄様の大嘘吐き! 私にただ、執着しているだけのくせに!」
「まだそんな口が聞けるのなら上等だ、お前は本当に嬲りがいのある・・・・・」
これはあくまでも日常の物語。今日も仕事をして美味しいご飯を食べて、職場の同僚と騒いで、時には誘惑されてつい負けてしまったりと、そうやってレイラたち三人は時間を重ねてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 16:47:13
1061209文字
会話率:64%
走る車の窓を開けると煙草の煙が流れていく。飛行機雲のような跡はできない。そうなればいいのにと思いながら吸った煙を吐きラジオをONにする。上を見上げれば星が見えるかもしれないと信号待ちの瞬間を狙って上を除くもすぐに青に変わってしまい慌てて出す
。自分の行動の馬鹿さ加減に笑いながらボリュームを少し上げた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 14:31:02
8368文字
会話率:28%
時は天正。織田の侵攻によって落城した高遠城にて、武田家家臣・飯島善十郎は蔦と名乗る透波の手によって九死に一生を得る。主家を失って流浪の身となったふたりは、流れ着くように訪れた富山の城下で、ひょんなことから長瀬小太郎という若侍、そして尾上備前
守氏綱という男と出会う。そして善十郎は氏綱の誘いにより、かの者の主家である飛州帰雲城主・内ヶ島兵庫頭氏理のもとに仕官することとする。
峻厳な山々に守られ、四代百二十年の歴史を築いてきた内ヶ島家。その元で善十郎は、若武者たちに槍を指南しながら、穏やかな日々を過ごす。しかしそんな辺境の小国にも、乱世の荒波はひたひたと忍び寄ってきていた……
(『アルファポリス』にて発表していた作品を、加筆修正したものです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 20:04:44
163101文字
会話率:52%
明け方の通り雨は考える時間を与えた。朝と混じり合う雲の切れ間、僕は金色の月を見たんだ。
最終更新:2023-03-28 11:33:11
6586文字
会話率:50%
世界的人気を集め、一世を風靡しているVTuber。
インターネットで活躍するVTuberの一人、夜桜ミオは白銀で肩にかかる短髪が印象的な見目麗しい少女だ。生放送に来てくれる視聴者を時には笑わせ、時には感動させる放送をしていることで有名になっ
ている。
そんな彼女の生放送を楽しみにしているのが、高等学校に進学したばかりの来栖出雲。彼は放課後になると即座に帰宅し、生放送が開始されるまでコメント欄を盛り上げるのが日課だ。
毎日生放送を楽しく見ていたある日、生放送が終了したが出雲の画面にはライブ配信中と表示されたままになってしまう。壊れたかと焦っていると、ディスプレイから夜桜ミオが姿を現した。
訳が分からない状況に唖然としていると、頭を掴まれて画面の中に引き込まれてしまう。暗い空間を抜けると眼前には広大な草原が広がり、夜桜ミオが「私のファンなら力を貸して!」と話しかけてくる。
聞きたいことは沢山あるが、推しに頼まれたのなら断れない。出雲はとりあえず話しを聞いて現状を理解しようとするが、現実離れした話しに打ちのめされていく。
これは、推しを救うために命を懸けるファンの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 10:00:00
43954文字
会話率:53%
太陽の光が眩しい早朝。高等学校1年生の黒羽出雲は窓から降り注ぐ光によって目が覚めた。その日は出雲が楽しみにしていた音楽グループのライブ当日であったため、気持ちが高揚しているようである。出雲はライブ会場に到着をすると、突然巨大な地震と思える揺
れが発生してしまう。ライブ会場にいた出雲を含めた人々は揺れの激しさから立っていられず、地面に手をついて揺れが収まるのを待つことにした。
突然発生した揺れが数十分間続き、周囲の建物の外壁が崩れる程の揺れが収まるとライブ会場から見える空の空間が割れた。その空間からは異形な姿をしている人型の怪物が数十体出現し、その中には言葉を発する怪物も混ざっていた。
ライブ会場にいた人々は、その怪物を見ると悲鳴を上げてその場から逃げていく。人を押し退けて逃げる人、その場に蹲ってしまう人など様々である。出雲はライブ会場の外にいたためにすぐに逃げることが出来た。出雲がライブ会場の側に交差点に逃げた時、一台の黒塗りのトラックが猛スピードで到着する。黒塗りのトラックから出て来た少女は一振りの刀を手にして怪物と対峙をし始めた。出雲と少女が出会った時、出雲の運命が動き出す。
他サイト様にも投稿をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 00:00:51
28683文字
会話率:64%
黒羽出雲は騎士になろうと奮闘していた。騎士になって好きな子を一生をかけて守り抜きたいと決めていたからである。出雲は幼少期にとある女の子に僕が一生をかけて守ると約束を交わしていた。
その女の子は必ず守ってねと出雲と約束を交わすと、女の子はい
るべき場所へと帰ってしまう。出雲は女の子に必ず守ると約束をしたが、その約束は十六歳になった現在も果たされることはなかった。出雲はどうしたら約束を果たせるのか考えた結果、国の騎士となって女の子との約束を果たそうと考えた。
しかし騎士になる道は険しく出雲の前には試練が山積みであった。国の騎士になることは難しい。だが出雲はそれらの試練を乗り越え、女の子との約束を果たすために奮闘をする。出雲は騎士になるために騎士養成学校の入学試験を受け、騎士として身近な存在として約束を果たそうとする。
この物語は出雲が国の騎士になることを決め、約束をした女の子を守っていこうと決めた瞬間から始まる。この物語は好きな女の子のために命を懸けて戦う少年の物語である。
他サイト様でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-05 00:00:00
5400文字
会話率:39%
褐色の肌に金色の瞳、そして左目を口に見立てて施された唇の刺青。
あらゆる自然の知識を持ち、生き物だけでなく天候までをも治療する「雲医者」。新たな薬の素材を求め、彼女は浮雲のように自由に驚きで満ちた世界を渡る。
文芸バトルイベント「かきあげ
!」にて掲載させて頂いている作品を含んでいます。
http://kakiage.org/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 22:55:53
17226文字
会話率:42%