天と地と冥府とが成す世界。それは魂が循環することで均衡が保たれていた。
死した肉体は魂の石となりて、死者の遺された想いを宿す。その最期のの願いを聞き届け再び天に返すことを還魂と言い、地界にてその役目を果た者を還魂士と呼んだ。天はかつて王
家の始まりたる者にこの還魂の力を授け、役を任じた。その対価として、国を支配することを許した。
魂には色が存在する。白そして黒。負に染まりし魂は二度と天には戻れぬ。これを滅するのもまた還魂である。
時は流れ、長い年月は天とかの者との契りを忘却しようとしていた。
現在、還らぬ魂が増えた世界は負に傾きつつあった。
この苦境を打開する者として、天界から一人の青年がつかわされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-02 12:38:54
15002文字
会話率:44%
『王家に忠誠を誓い、王家を守る者』 ―― 近衛騎士
敵を倒すことは目的ではなく、ただ王家を守り抜くことのみを旨とする騎士。
常に王家の側に仕え、身を挺してその身を守る者。
ダルリア王国には王家であるカイザス家を守護するために、若き団長フ
ォルティス・ブランデルが率いる近衛騎士団がいる。
カイザス王家の住まう王宮で常にカイザス家の身を案じつつも、平和なダルリア王国では平穏な日々を送っていた。
しかし、その平穏は唐突に破られる。
北西にある大国アルデア帝国が突然牙を剥く。
徐々に侵攻してくる帝国軍に対し、フォルティスは万が一に備え王宮の警備を強化するが、ついにカイザス家に最大の危機が訪れる。
王家と国家が危機に瀕する時、近衛騎士は何を考え、何を守るのか……。
その決断が迫られる。
※この小説は過去に掲載していた「インペリアル・ガード」の改訂版です。
※「登場人物紹介」などは「Four Tribes Chronicle 共通世界観」をご覧ください。シリーズ名からたどり着けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-06 22:00:00
242974文字
会話率:53%
【異世界、BL,MLもの】
道端を歩いていたらなぜかトリップしてしまった塾講師の有。右も左もわからない異世界の森で死に物狂いで生き延びているところを優しい老夫婦に拾われた。老夫婦のおかげで言葉を覚えた有は、村で講師を始める。異世界に来てから
早五年、自ら開いた塾で村の子供たちを教える有の元に、王家からの使者が来た。それは、異界から招かれた神子に勉強を教えてほしいというものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-06 06:00:00
82582文字
会話率:34%
ルーメリア王城にもたらされた内乱勃発の急報。それがすべての始まりだった。
否応もなく戦場に引きずりだされた、のん気な第二王子ファルヴァルトも度重なる犠牲を前にして変貌を余儀なくされる。
戦記風シリアスファンタジー。ルーメリア王家と魔
法使いたちとの最初の出会い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-16 20:53:56
23259文字
会話率:37%
その人間離れした身体能力から忌み嫌われ、疎外され続けてきた希少人種アノマリア。その一人である少女アレッタは、ある日没落した貴族の娘フランチェスカに知人の青年スカルラット共々雇われる。「女王、イザベルを殺せ」復讐に囚われたフランチェスカの命令
により、王家へと出向くアレッタとスカルロットだったが――。//女王暗殺を目論む青年少女と王家の人々の話。中編予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-12 01:32:39
2837文字
会話率:36%
大事な家族を神に殺され復讐に燃えるミナト。彼は、育ての親の勧めで魔術師育成学校に入学する。そこで知り合ったある王家の少女が神と名乗る者からしつこく婚約を迫られていると聞き・・・
ミナトの復讐が始まる。以外に明るい話になるかも(あれ?)
最終更新:2013-02-11 13:56:14
2553文字
会話率:0%
1ヶ月前までは、内務省次官のイリアと長官のロシュバルトは王家公認のカップルだった。しかし彼が異世界からやってた聖女の逆ハー要員の一人となった今イリアはどうするのか?……A.タイトル。
最終更新:2013-01-13 23:33:41
17519文字
会話率:38%
リベラ王立守衛アカデミーを主席で卒業した俺=ジャッジ。しかし栄華を極める王家とは逆に、貧しい生活と重税を課せられた人民の生活に疑問を持ち、ひとり野に下って賞金稼ぎとして生計を立てていた。ひょんな事からバケモノ退治をした村の少女と知り合い、こ
の世の中でたった一つだけ願いを叶える事が出来る『女神の雫』の存在を知る事になる・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-06 19:32:54
1313文字
会話率:44%
生まれてすぐに死んだ両親の墓参りの途中、空腹で倒れている墓守りの青年に出会った公爵の娘(現在、庶民)リフィーア。
秘密が多い墓守りの青年に関わっていく内に、リフィーアは国と王家の陰謀に巻き込まれていく……。
最終更新:2013-01-01 23:01:55
227192文字
会話率:46%
奥村静羽は、ちょっと霊感の強い女子高生。ある日、ラクロスの部活帰りに光る塀から現れた奇妙な霊に遭遇した。いつものように退魔の護符を巻いたラクロスのクロスで祓ってしまおうとすると、それは霊ではなく生きた人間だった。そして、その人間、エトヴァ
に静羽は無理やり光る壁に引き込まれてしまう。
静羽が連れて行かれたのは異世界のエクリムス王国の王城。しかもそこは死霊の巣窟となっていた。エトヴァから王家に掛けられた呪いを祓い、自分の友人でもある国王のアルフを救ってほしいと頼まれる。霊感が強いだけでそんな力はないと断るが、次の満月まで元の世界に戻れないと聞かされた静羽は渋々ながらも協力することを承諾する。
静羽が護符の力を借りて国王の部屋に憑いていた悪霊を祓うと、国王のアルフはすぐに体調を取り戻す。そして静羽とアルフ、エトヴァは王家の呪いの根源である閉鎖された後宮へと向かい、化け物と化した悪霊をなんとか討ち祓う。
長年王家を蝕んできた呪いを討ち払い、救世主として城に向かえられた静羽は、城の人たちと交流を深めながら元の世界へ戻るまでの日々を楽しく過ごす。そんな中、アルフとの距離も急速に縮めていき、お互いに惹かれ合い始める。
国王の快気祝いを兼ねた舞踏会が開かれ静羽も着飾ってお姫様気分を味わっていたが、そこへ・・・
明るく元気な静羽と、イケメンだが多少性格に難がある国王アルフ、天然のエトヴァが織りなすラブコメ・ファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-20 14:22:52
166060文字
会話率:49%
王だけが入れる部屋…そこには、花園が広がっていると言う。
変人王子に仕えるアンリエッタは、そこへ隠れた王子を見つけにゆく。そこで、王家にまつわる哀しい話を聞いて…
最終更新:2012-11-18 16:37:29
16681文字
会話率:27%
フォミル王家第1王女システィナは何者かの謀略により、王都から離れた森で暗殺されそうになる。何の因果か彼女を助けるはめになった少年ルクス。彼にはこの森で目的があり、森の中の遺跡を目指す。システィナは暗殺されそうになったと言う事実を認める事が出
来ず、ルクスに真実を語るように言うが、ルクスの目指した遺跡の奥で偶然出会ったはずの2人の運命の歯車は回り始め、2人は世界の動乱の波に飲まれて行く事になる。
動乱の果てに行きつく2人の運命は?
自サイト『悠久に舞う桜』、『~光と影~』にもリンクしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-05 00:00:00
27052文字
会話率:67%
罪を犯しエディヌ国から追放された「私」は、砂漠で大きな蜻蛉に出会う。
最終更新:2012-10-21 00:11:47
5917文字
会話率:12%
若き賢者エリックは旅の最中、突如魔物に襲われ危機に晒される。しかし、その時突如茨の中から出現した騎士によって助けられる。古風な出で立ちの騎士―カエレスティスは魔女の呪いによって眠りについたといい、自身を眠りにつけた魔女を探す為にエヴァンズに
同行することを申し出る。こうして二人は旅をするが、徐々に王国の秘密に巻きこまれていく。聖者と魔女の伝説、王家に息づく太古の呪いが今も人々を脅かす―。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-09 12:30:40
474文字
会話率:0%
【身分差/年の差/ファンタジー/完結】四季の精霊を毎期召喚し世界の秩序を保っている世界。王家直属軍の副団長を務めるソイルは、子供のころから尊敬していた「桜の精」の召喚を聞きつけ、自らその護衛役に立候補する。しかしながら、召喚されてきたのは年
端のいかない小さな少女で――。精霊の少女と護衛役。素直になれない2人のファンタジーラブストーリー。(※この作品は、下記サイトの転載作です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-07 12:00:00
48619文字
会話率:39%
王家には、まれに秘密の力を持つ者があらわれる。漆黒の髪に透き通るような白い肌、神秘的なエメラルドグリーンの瞳を持つ彼女にはその秘密の力があった。ある日、偶然に彼女は敵国の男をその力で助ける。相容れない2人の恋いの行方はどうなるのか?彼女の
誓いとは何なのか?異世界で繰り広げられるラブファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-17 21:23:43
16816文字
会話率:61%
幼き頃の夜、父から「開けてはならない」と言われていた扉の向こうで、彼女が見てしまったもの。それが全ての始まりであった。これは「元勇者と現魔王の浅くない関係?」の魔王サイドの過去話……というか、ぶっちゃけ宰相の苦労話っぽい話です。
最終更新:2012-09-14 03:05:53
5232文字
会話率:15%
治安局員魔術師部門の資格試験が迫り、受験勉強に勤しむカゼス。だが謎の呼び声に引かれてうっかり魔法円に触れた途端、見知らぬ国に飛ばされてしまう。そこでは王家の宝珠が盗まれたと騒ぎの真っ最中。カゼスは青い髪のせいで、伝説の偉大なる魔術師と間違わ
れてしまい、事件解決に力を貸すことになる。
※主人公の時間軸では最初の話ですが、世界設定などは次の『帝国復活』を少し読んでからの方が理解しやすいかもしれません。大昔の作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-13 13:43:00
108664文字
会話率:40%
貴族の血をひくものの後ろ盾もなく、生まれてすぐに邪魔者として神殿へ送られた魔力の強い少女。
その能力により成人前で「聖女」としては不完全のままにもかかわらず王家に嫁がされる。
やっと、人のぬくもりを知ったのに、幸せは突然崩壊する。
雨が降
らず苦しむ国民のために少女は己と引き換えに竜を召喚した……後世まで言い伝えられた少女の奇跡は、信じていた人に信じてもらえず、すべてに失望しての召喚だった。
勢いで作った練習用です。。。その後が書きたい。。。かも。
2012年投稿から2年以上たって、お気に入り、評価していただいたことに気づきましてお礼が遅くなってしまい申し訳ありません。現在書きたかった続きに挑戦しようとしてます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-02 23:12:53
2257文字
会話率:41%
アケニア大陸の南西部に位置する大国ブリスケンは、かつて起こった戦争が原因で、深刻なデフレに悩まされていた。
不況を脱する明確な方向性を示唆できないまま不況を悪化させていくブリスケン政府に対し、かつての栄華はもう既に無く、お飾りの形だけ存
続していた王家から一人の男が立ち上がる。
王は剣の代わりに算盤を取り、国難の危機にどう立ち向かうのか――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-01 22:42:26
40658文字
会話率:25%