王立学園の二年生であるブライアンは、ファラー伯爵家の三男ではあるが、家は見事なくらいに没落していて、病気の父を抱えて貴族とは思えない貧乏生活をしている。
毎日の食事代にすら困っているブライアンの唯一と言っていい楽しみは、学園の生徒なら誰でも
無料で利用できる図書館に通うことだった。
本を読むのも好きだが、ブライアンが図書館に通うのにはもうひとつ理由があった。
いつもブライアンの前の席に座る、一人の女の子。
お互いに言葉を交わすこともなく、ただ向かい合って本を読むだけではあったが、それでもブライアンは可愛いその子に会えるのが密かな楽しみだった。
そんな風に放課後の時間を過ごして季節を二つほど見送った頃、その女の子が話しかけて来て……?
悪役令嬢もぼんくら王子も出ない、婚約破棄もざまあもないごく普通のラブストーリーです。
超のんびり連載になります。
ゆっくりペースにおつき合いいただける方、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 12:18:13
50184文字
会話率:37%
【本編完結済】番外編を不定期更新中です。
無能な上司のせいで死んだ前世を持つ幻覚魔術師のリア・ブライアン、十八歳。故郷でトップシェアを誇るドミニエル商会で働いていた彼女は、しょーもないことをウダウダ悩む無能な二世社長に嫌気がさしてキレた
結果、職とライフラインを失った。
故郷を離れ、有り金はたいて大国カレドニアに出稼ぎにきたリアは、小銭がつき明日のご飯にも困っていた。そんな時、たまたま目にした掲示板にこう書かれていた。
『方法は問わない。王子の不眠を解決した者に、望む褒美をとらせる事を約束しよう。ただし治療にあたる期間は城から出ることを禁ずる』
これは、三食宿付きの大変美味しい仕事に飛びついたリアが、持ち前の幻覚魔術を用いて王子を懐柔しながらお仕事を全うするお話です。
この作品はアルファポリスでも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 12:51:53
120940文字
会話率:50%
オーパーツと魔法で溢れた国、メディオクリス。そこに住む田舎貴族に仕える少女、ミルは主人であるブライ、シエラと共にメイドの身ながらソムニア学園に通うことになった。
主人を立てる為に極力目立たないように学園生活を送ろうとするミル。しかし、そ
こへ予測不可能な出来事が荒波の如くミルに襲い掛かる!
学園恋愛コメディー、始動!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 01:51:30
7294文字
会話率:52%
科学と技術が発展したこの世界、1984年。
アメリカ合衆国――― 究極の先進国を先駆けする国家は ―――かつてのナチスドイツ軍が探し求めていた古の神秘、「聖杯」を探求していた。そして本年、聖杯の在処とされる古代遺跡の発掘が成功する。その記
念としてベトナム戦争の英雄と名高いウィンストンは、聖杯探索計画に参加していた戦友のブライアンに招待され、バルセロナ、スペインへ来訪する。
史上初の聖杯の公開。百以上の偉人たちが集まるその宴は、謎の力を持ったセイバーという存在の干渉によって地獄と化す。
この日を持って、冷戦の新章――― 聖杯競争が今、始まる。
※Fateシリーズの二次創作です。二次創作ガイドラインに反していた場合、本作は取り下げていただきます。カクヨムとpixivでも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 21:10:41
929文字
会話率:0%
ハンブルトン伯爵令嬢アデラインは、長年の婚約者であったリッチモンド侯爵家の嫡子デイモンから非情にも婚約を破棄されてしまう。
ハンブルトン伯爵家が、リッチモンド侯爵家の求める農業収穫高を達成出来ないから、というのがその理由だ。だが婚約期間の5
年程度では達成できるわけがないとアデラインは知っている。
しかもハンブルトン伯爵が不慮の事故で亡くなってしまったこともあり、リッチモンド侯爵家は農業提携の継続は不可能と判断したのだ。
父を失い、婚約者にも捨てられる事になって絶望しかないアデラインに、デイモンはさらなる非情な仕打ちを言い渡した。
「まあそう不安がるなよ。君の次の婚約者はライデール伯爵にお願いすることにしたんだから、何も心配は要らないさ!」
なんと彼はまだ17歳のアデラインに、30歳以上も歳上の、今まで一度も結婚できずに悪い噂ばかり聞こえてくる、あの“偏屈伯爵”に嫁げと、そう言ったのだ。
侯爵家の脚竜車に半ば無理やり乗せられ、ライデール伯爵領まで連行されたアデラインは、もはやヤケクソだった。
彼女は出迎えたライデール伯爵ブライアンに対して涙目で叫ぶ。「お嫁に来ました!」と。
だがブライアンは噂と違ってとても穏やかな、領民にも慕われる立派な領主だった。アデラインのことも主のいなくなったハンブルトン領のことも気遣ってくれて、いつかリッチモンド侯爵家に仕返ししようとまで言ってくれた。
感激したアデラインは、父よりも歳上の新たな婚約者に対して、少しずつ心を開いてゆく。⸺そして、その過程で気付いてしまった。
「…………あら?この方、もしや誰かがお世話しないとダメなのでは?」
◆理不尽でしかも覆せない婚約破棄から始まる、実に31歳差の凸凹カップルが幸せを掴むまでのドタバタラブコメディ。と言いつつも実はダイジェスト版だから糖分は控え目。
作者史上最大歳の差記録更新です(いらん)。多分なろう史上でも最大では?(亜人や人外系除く)
◆タグに不穏なものがありますが、まあお気になさらず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 19:00:00
11125文字
会話率:57%
オルブライト王国の王立学術院の卒業パーティーで第一王子に婚約破棄されたオーレリア・フォンティーヌは第二王子に婚約を打診され……
最終更新:2023-02-20 18:33:29
2295文字
会話率:72%
パソコンに夢日記を書き始めた。試行錯誤の末、目を開けると夢は消えてしまうことに気づき、薄目でエディタを立ち上げ、ほぼほぼブラインドタッチで入力し、保存するというアプローチを編み出した。まどろみの中で入力したテキストファイルは、入力して保存し
たことすら覚えていない。気がつくとマイドキュメントに大量の意味不明なファイル名のテキストファイルが保存されている。しかも多くは朝4時とか5時とかのタイムスタンプ。開いてみると、自分が異世界に行っていた記憶をはっきりと思い出すことが出来た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 03:53:31
898文字
会話率:5%
その諜報員、コードネーム:ブライトマンは諜報員としては無能である。彼がバレずに推敲した依頼は一つとして無く、また、諜報員にも関わらず顔も割れているし、新聞で大々的に報道されている。そんなことがあっていいのか?いや、彼、ブライトマンだけには許
される。なぜなら彼は、「絶対に逃げ切ることができる」からだ…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 09:00:00
7154文字
会話率:52%
西暦2100年。突然六つの大陸は空に居場所を移した。同時にニンゲンは「色力」という不思議な力を手に入れ、生物にできる限界を大きく広げることに成功したが、何故か文明レベルは大きく衰退した。
それから900年以上が経ち、西暦3020年。六つ
あった大陸はユーラシア、北アメリカ、南極の三つに減り、ユーラシア大陸では西と東で冷戦状態にあった。
そんなある日、町の外れにある小さな家で暮らしていた少年ナイトは白色の森の中でブライトという少女と出会い、物語は大きく変化する。
ノベルアップ+でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 19:13:26
264088文字
会話率:48%
公爵令嬢のオニキスは大好きな婚約者、ブラインから冷遇されている事を気にして、婚約破棄を決意する。
意気揚々と父親に婚約破棄をお願いするが、あっさり断られるオニキス。それなら本人に、そう思いブラインに婚約破棄の話をするが
「婚約破棄は絶対
にしない!」
と怒られてしまった。自分とは目も合わせない、口もろくにきかない、触れもないのに、どうして婚約破棄を承諾してもらえないのか、オニキスは理解に苦しむ。
さらに父親からも叱責され、一度は婚約破棄を諦めたオニキスだったが、前世の記憶を持つと言う伯爵令嬢、クロエに
「あなたは悪役令嬢で、私とブライン様は愛し合っている。いずれ私たちは結婚するのよ」
と聞かされる。やはり自分は愛されていなかったと確信したオニキスは、クロエに頼んでブラインとの穏便な婚約破棄の協力を依頼した。
クロエも悪役令嬢らしくないオニキスにイライラしており、自分に協力するなら、婚約破棄出来る様に協力すると約束する。
強力?な助っ人、クロエの協力を得たオニキスは、クロエの指示のもと、悪役令嬢を目指しつつ婚約破棄を目論むのだった。
一方ブラインは、ある体質のせいで大好きなオニキスに触れる事も顔を見る事も出来ずに悩んでいた。そうとは知らず婚約破棄を目指すオニキスに、ブラインは…
婚約破棄をしたい悪役令嬢?オニキスと、美しい見た目とは裏腹にド変態な王太子ブラインとのラブコメディです。
※カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 20:15:06
102072文字
会話率:54%
男爵家令嬢のエミリ・オブライアは懺悔室に入った。
懺悔をする側としてではなく、懺悔を聞く側として。
最終更新:2023-01-20 09:00:00
6517文字
会話率:31%
義理の姉弟がお互いの気持ちに気づくお話。
文章ができてからタイトルがなかなか思いつかなくて。
春しか合ってないじゃんって思ったけど、結婚といえばジューンブライドだし、ジューンと言えば6月で、6月と言えば梅雨だから意外とぴったりじゃね?
っていう3段落ちで採用されましたw
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-18 19:17:05
9898文字
会話率:44%
ライラは娼婦の母が亡くなると同時にオブライエン侯爵家に引き取られた、元平民の貴族令嬢だ。引き取られた先の侯爵家では、実父や義理の母にはほとんどいないものとして扱われ、使用人たちには冷遇され、孤独な日々を過ごしている。妾の子である自分には幸せ
になる資格はない。誰も自分を愛さない。そんな卑屈な思いを抱いて人生を諦めていたライラが、異母妹のルチアや急造婚約者のウィリアムに手を引かれつつ、幸せに向けて一歩踏み出す話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 14:00:00
16853文字
会話率:40%
セシリアには子供の頃から大好きな人がいる。
「大きくなったら、ブライト様のお嫁さんになりたい」――そう言った彼女は、その願いを抱いたまま十七歳まで成長してしまった。
学園を卒業して社交界デビューまでに気持ちが変わらなかったら結婚を考えてくれ
ると約束してくれたのに、どうにもブライト様の様子がおかしい。
あれって、ただの口約束でしたの!?
果たしてセシリアは歳の差二十歳の壁を越えることができるのか…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 20:20:39
42798文字
会話率:32%
彼氏に振られたブライダルプレーヤーと
その子をひそかにずっと狙ってたバーのマスターの話
最終更新:2023-01-08 19:25:13
5942文字
会話率:27%
――Vtuberバトルコロシアム、通称Vコロ。
それは、人気Vtuber達が質量を持ったアバターで戦う超人気リアルイベントである。
日々の業務とセクハラパワハラに疲れた女教師、師志田灯里(ししだあかり)は企業Vtuberとしての顔を持つ。
いまいちブレイクできない自分に悩みつつも、学校でのストレスを配信にぶつける灯里。
そんなある日、念願のVコロへの出場チャンスが舞い込んで来くる。
しかしその条件は、超人気Vtuber西表(いりおもて)ミーアとペアを組むことだった。
このチャンスを逃してなるものかと快諾する灯里だったが、
ミーアの中身はなんと自分の生徒、墨川深月(すみかわみつき)だったのだ。
やさぐれ教師とコミュ障JKがおりなすVtuberスポ根年の差友情(?)ストーリー、開幕です!
■キャラクター紹介
・師志田灯里(ししだあかり)
24才 女性 教師
Vtuberメグ=ブライトマンの中の人。
スノーマウンテン所属
・墨川深月(すみかわみつき)
17才 女性 JK
Vtuber西表ミーアの中の人。
オーロラシップ所属
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 12:00:00
34771文字
会話率:33%
「なぁ、ペネロペ。いい加減諦めて俺のところに嫁いでこいって」
伯爵令嬢のペネロペ・キャンベルは『自称王太子殿下の側近の騎士』に今日も迫られている。私はお父様に王太子様を籠絡してくるように言われているのに!
意地悪騎士見習い×失敗ばかりの悪役
令嬢のドタバタラブコメです。
〜登場人物〜
★ペネロペ・キャンベル/伯爵令嬢。父親が国王陛下付きの秘書官を務めている。鳶色の髪の毛。
★ジェレミー・ストーン/子爵家の次男坊。自称王太子殿下側近の三騎士の一人。ペネロペの事を気にしている。赤毛の三白眼。
★ブライアン・ケイリー/伯爵家嫡男。自称王太子殿下側近の三騎士の一人。天邪鬼でぶっきらぼう。
★王太子殿下/ペネロペ達と同じアカデミーに通っている。
*********
『カクヨム』『アルファポリス』でも公開しています。
『アルファポリス』ではすでに完結済みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 11:40:39
13617文字
会話率:39%
王太子殿下の婚約者候補を探すために開かれていると噂されるお茶会に招待された、伯爵令嬢のミンディ・ハーミング。
幼馴染のブライアンが好きなのに、当のブライアンは「ミンディみたいなじゃじゃ馬がお茶会に出ても恥をかくだけだ」なんて揶揄うばかり
。
「私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね! 王太子殿下に見染められても知らないんだから!」
ミンディはブライアンに告げ、お茶会に向かう……
〜登場人物〜
ミンディ・ハーミング
元気が取り柄の伯爵令嬢。
幼馴染のブライアンに揶揄われてばかりだが、ブライアンが自分にだけ向けるクシャクシャな笑顔が大好き。
ブライアン・ケイリー
ミンディの幼馴染の伯爵家嫡男。
天邪鬼な性格で、ミンディの事を揶揄ってばかりいる。
ベリンダ・ケイリー
ブライアンの年子の妹。
ミンディとブライアンの良き理解者。
王太子殿下
婚約者が決まらない事に対して色々な噂を立てられている。
『アルファポリス』にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 22:22:49
9983文字
会話率:42%
高嶺の花だと有名な侯爵令嬢クラリスと、政略的な婚約をしていた聖騎士のリド。
ある日リドは、婚約者のクラリスから、婚約破棄を言い渡される。
しかし、なぜかリドのはクラリスの心の声が聞こえてしまい、いつもつれない態度だった彼女の本心を知ってしま
う。
(だって、だって、別れなければリド様を不幸にするわ。わたくしは『好きな人を殺す』呪いをかけられているんだもの!)
「好きな人を殺す呪い」をかけられたツンデレ侯爵令嬢(絶対別れなきゃ)VS無骨不器用聖騎士(婚約者が可愛いんですけど!?)の婚約破棄からはじまるラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 05:46:27
7557文字
会話率:29%
公爵家の跡取り息子ブライアンは才色兼備の子爵令嬢ナディアと恋人になった。美人で頭の良いナディアと家柄は良いが凡庸な婚約者のキャロライン。ブライアンは「公爵夫人はナディアの方が相応しい」と長年の婚約者を勝手に婚約を白紙にしてしまった。一人息子
のたっての願いという事で、ブライアンとナディアは婚約。美しく優秀な婚約者を得て鼻高々のブライアンであったが、雲行きは次第に怪しくなり遂には……。
他サイトにも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 02:00:00
13974文字
会話率:62%
オルブライト伯爵家の一人娘アンバー・オルブライトは侯爵家の三男ブランドン・オルコックと政略結婚した。
侯爵家側の要求はただひとつ。オルブライト家の財政管理をブランドンが行うこと、というものだった。
なのにそのブランドンはある朝、娘のような年
齢の侍女キャシーを連れて家を出た。
その夜、アンバーは使用人たちに命じて盛大なお祝いの会を開く。
なぜなら……。
商才がある、いや、ありすぎるゆえにアンバーは窮地に陥る。どう解決しようと苦悶していたその時、美しい客人の男がとある提案をする。
彼の驚きのプランとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 06:00:00
131960文字
会話率:50%