「やあ、アリサ。ようこそ、俺たちの国へ」
全く見覚えのない、赤と黒の荒涼とした大地。
そこにそびえ立つ、巨大な漆黒の山城。
大きく開かれた門のど真ん中で、とびきりの笑顔を向けてくれるのは、つい先程今生の別れを告げたばかりの最愛の彼
。
いや、確かに言ったよ?
『地獄の果てでも良いから、一緒に居たかった』って。
でもそれは、比喩的表現なわけで、本当に地獄に行きたいとかそういう訳じゃあないわけよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 21:32:17
1083文字
会話率:44%
男爵家令嬢のエミリ・オブライアは懺悔室に入った。
懺悔をする側としてではなく、懺悔を聞く側として。
最終更新:2023-01-20 09:00:00
6517文字
会話率:31%
「うわっはは!本当に開けやがったぜ!」
真夜中の門前で、荒くれどもは腹を抱えて大いに笑った。
塊協半は悪鬼の如き形相で
「雪崩れこめ!」
と号令をくだし、奇跡を起こした野獣の如き賊徒は、開かれた門扉から城内へ殺到した ―
『斐界群史
』の一場面を詳らかにした小戦記。
※以下ブログでも公開中 https://hikaigunshi.blog.fc2.com/
※『斐界群史』 ・・ 斐界(ひかい)という、封建時代の東アジアを思わせる世界を舞台にした堅めの歴史小説風異世界エピックファンタジー。短編小説集として別作品連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 19:00:00
170108文字
会話率:39%
あの時再び開かれた門に召喚される者は全ての元凶全てを憎む闇の紋章大根を栽培している所でも聞いておけラジオ体操の前が体育大会にある。
それが優しさ、秘密の部屋その憧憬今再び世界を見せる英雄達の活躍を願っている。
最終更新:2021-08-31 13:23:45
993文字
会話率:16%
「なあなあ、知るってるか?
隣町の遊園地の噂。」
都市伝説。
少し怪しげなところがあれば、まことしやかに囁かれる『噂』。
「ああ、知ってる。
行ったやつが帰ってこなかったんだろ?」
こんな噂はどこにでもある。
何の害もない、ただの噂。
「帰ってこなっかたのはほんの数人だけさ。
て訳で、今夜行ってみようぜ。」
そう、ただの噂だ。
何も起きない、ただの肝試し。
・・・・・・そのはずだった。
「裏野ドリームランド」
何年も前に廃園となった遊園地。
伝わる噂は、大きく分けて七つ。
噂に惹かれて、彼らは開かれた門をくぐる。
その先に待つものを、わからずに。
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少しどころじゃなくふざけてます。
怖さかなり控えめ。
ぜひお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 18:03:01
14602文字
会話率:28%