世界最強の探索者だった結城ヒロトは特級ダンジョンの際奥で偽神ヤルダバオートとの戦いに見事勝利した。しかし、偽神ヤルダバオートが散り際に<偽神の呪い>をヒロトにかける。
呪いはかなり強力で、以前のように戦えなくなったヒロトは引退を決意。名
前も変えて結城ユージとしてのんびりとしたセカンドライフを送る予定だったが…………探索者としての生活が好きだった彼は平穏な日々に退屈を感じ、無意識のうちに再びダンジョンへと足を運んでしまう。しかし、今のユージは以前より遥かに弱い。以前と同じ難易度のダンジョンへ挑めば成す術もなく死んでしまうだろう。とはいえ難易度の低いダンジョンだとつまらないと感じる。そんな満たされない日々を送っていた彼だったがあるとき転機が訪れる。とある初級ダンジョンの一層にある草原で昼寝をしていたときだった。突然、情けない悲鳴が耳に飛び込んできたのである。何事かと周囲を見渡すと、最弱の魔物スライム相手に涙を流しながらガクガクと震えている四人組がいた。装備などを見るとすぐに新人探索者だと分かった。彼は仕方なく、スライムを倒して新人を助けた。すると新人は感謝すると同時に探索者として一人前になるために指導して欲しいと言ってきた。ユージはめんどくさがりつつも、まともに戦えなかった四人組を放置する気にはなれず二週間ほど指導することにした。どうせやるならとユージが本気で指導すると、最初はスライムすら倒せなかった彼等が初級ダンジョンをクリアするまでに至ったのである。その結果から妙な達成感を味わったユージは以降ダンジョンの低層で新人を見つけると世話を焼くようになり、いつしか<チュートリアルおじさん>と呼ばれるようになっていった。
これは元最強探索者がチュートリアルおじさんとして再びダンジョンに関わっていく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 00:00:30
32724文字
会話率:42%
藤原純友の乱(承平天慶の乱)前夜の純友と弟純乗の会話です。史実として歴史の転機、分水嶺に当たると思うので。平将門の乱も合わせ、武士が力を持ってくること、中央から落ちこぼれた貴族たちが地方で力を持っていく経緯を表していると思います。瀬戸内生ま
れの作者にとっては、純友は水軍、船で戦う強さを見せつけた憧れの対象のようなところがあります。
* 公式秋の歴史企画2024「分水嶺」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 12:33:40
4997文字
会話率:57%
ハーデンバーグ家の令嬢フェンリルは、政略結婚として、とある辺境伯の跡取りであるフランツと結婚を強いられた。そんな愛のない結婚生活は、夫の多忙さと結婚への無関心から、フェンリルの心を孤独で満たしていく。
しかし、結婚から四年目のある日、転機
が訪れた。
フランツが『心の声が漏れてしまう呪い』にかかったというのだ。
いつもは冷たく、クールな夫。
だが、その呪いによって彼の《甘っぽい本心》が……!?
不器用な夫婦の話です。見守ってあげてください。
短編です。
*設定ゆるゆるです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 11:08:06
9412文字
会話率:43%
銃弾と腸の飛び散る遺跡の中、一人の少女が機関銃を手に戦っていた。
彼女の名はシェリー。体内燃料である『マナ』を持たないことから迫害された、セルウィーと呼ばれる被差別階級の少女である。
セルウィーは12歳になると徴兵され、碌な訓練も受け
られないまま無人機械『グレムリン』と争う戦場に送られ、使い潰されていく。
死が間近に迫ったその時、シェリーに転機が訪れる。
旧世界の都市で出会ったのは、ツカサを名乗る不可解な存在であった。
肝心なことを話さないが、生き残るため完璧なアシストを行ってくれるツカサのことを信じ、旧世界の科学文明によって作られた特殊な装備や知識によって成長していくシェリーは、いつしか自身を侮り迫害していた者に恐れられるほどの存在となる――
もう一人、この世界に異質な存在が生まれていた。
7000年前に起動した人類保全プログラム『ネスティ』によって再構築された人格、当時を生きていた戸張司という一人の技術者だ。
司の思考回路は人工知能であるネスティによって生み出された疑似的なものであったが、彼の知識や科学文明によって作り出された様々な武器は、司が生きていた時代から数度の滅びを迎えた7000年後の世界には存在しないほど、優れたものだった。
プログラム上の下位権限しか与えられていない司は、生者の居ない旧世界の都市、新宿を自力で出ることすら叶わなかったが、突如現れたセルウィーの少女シェリーとの出会いが、彼に転機を齎すこととなる――
この二人の出会いが、崩壊を繰り返す世界の歯車を少しずつ回していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 08:09:54
130591文字
会話率:40%
魔法により、宇宙へと進出した世界。その中で軍事大国たるロズワント帝国の小さな村シルキアに住む二人の姉弟。弟オルハ・ルナ・ゼスルータと姉のオルハ・ルナ・フェルリア。
軍人として日々職務をこなす彼らにある転機が訪れる。
それはやがて、時代
のうねりと数多の悲劇を呼び起こすことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 17:41:46
126751文字
会話率:64%
教室でも学年でも浮いた彼女――――白藤水は平穏な学校生活を望むいたってふつうの中学生。そんな彼女のささやかな趣味は世間を騒がすオカルトじみた事件を捜査すること。今回はそのうちの一つ。彼女の人生の転機ともいえる一件を、とくとご覧あれ。
この作品はCOINシリーズとリンクしています。ご興味のある方はぜひ。
(COINシリーズ本編の間章としてのちに掲載します)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 20:57:42
33249文字
会話率:48%
西暦二八八九年。科学を著しく発展させた人類は、ついにタイムマシン開発に着手するほどにその技術を高めていた。
しかし一方で、行き過ぎた上昇志向の影響か、「他人を食い物にする」ことに抵抗を失くしていった人類。その結果、技術の発展に比例するよ
うに人々は善性を損ない続け、いつしか世界は悪人ばかりが生きるようになってしまっていた。
そんな社会に一抹の疑問を抱きつつも「自分の力では何も変えられない」と全てを諦めている少女・ケイ。彼女は悪意が溢れる世界から目を背け、長年自室に引きこもっていた。
しかし、ある日突然、彼女に転機が訪れる──世界に、大きな異変が発生したのである。
その異変とは、人類の善性と悪性の反転。すなわち、悪人が蔓延っていた醜い世界は突如として、善人に溢れた優しい世界へ変わったのである。
反転事件の果てにケイが迎える結末は希望か、絶望か。
世界を巻き込んだ彼女の物語が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 18:10:00
51940文字
会話率:37%
都内の繁華街でキャバ嬢をしている篠田茉莉花はその日起こった不運に嘆きながら帰路に着いた。
自分が大切に育ててきた太客を新人キャストに取られ自暴自棄になった茉莉花はその場で思いついた願望を口にする。
「はあ…水揚げされてえ。飛びっきりのイケメ
ンに。どっかの王族かなんかに求婚されねえかなあ。」
そんな上手い話がある訳ないと千鳥足で家に入ると、そこには未だかつて見たことも無いような美少年が血塗れになりながら息も絶え絶えに座り込んでいた。
この美少年グランとの出会いにより茉莉花の運命は転機を迎える事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 19:19:11
3172文字
会話率:13%
今年の春から高校生になった名和聡里(なわさとり)は、中学時代の頃から極めていた陰キャを高校でも存分に発揮し、一学期も終わりかけてるのに未だ友達ゼロだった。
周りのクラスメイト達も気を遣って話しかけてはくれるが、それでもよくつるめるような友達
を作ることはできず、悶々とした日々を過ごしてたある日、転機が訪れる。
放課後、先生から仕事を任され、それを終えて教室に自分のカバンを取りに行った際、クラスメイトであり、憧れのクール美少女である月森雪妃(つきもりゆきひ)さんが一人でスマホを食い入るように見つめてる。
そんな中、聡里はそれでも、と教室に入って行くのだが、月森さんが観ていたのはなんと、学校の教室で観ていいようなものではない大人向けのビデオで――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 00:22:18
291928文字
会話率:43%
由緒ある子爵家の跡取りにも関わらず、持った才能が召喚士という底辺スキルだった、ライバート。
そんなライバートを家族は穀潰しと呼び、どれだけ努力をしようが認めることなかった。
そんな中、ライバートは妹を救ったにも関わらず家族の怒りを買い
、家から追い出されることになる。
しかし、それこそが転機だった。
追い出された先でギルド職員に拾われたライバートは少しづつ知っていくことになる。
自分の努力は決して無駄ではなく、世間に認められるにたるものだったことを。
これは認められない環境から解放されたことで、前を向いて歩き出す少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 12:00:00
73229文字
会話率:30%
中国が経済発展を始めた一九九〇年代初め、投機マーケットの先兵として北京を訪れた青年はやがて人生の転機を迎える。膨張する中国経済の渦中でマネーゲームに翻弄され、日本の企業戦士はどこに向かうのか。
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・
事件などとは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 13:24:57
86146文字
会話率:31%
鬼人族の国阿修羅に生まれた鬼人族の子供ウツギには生まれつき角がなかった。
そんなウツギは毎日のように村の子供たちから角のないことを馬鹿にされいじめられていた。
いじめられる日々を送っていたウツギにある時転機が訪れる。
それはス
キル鑑定の儀式。その儀式によってウツギには特殊で意味不明なケンスキルがあることが判明する。
ウツギは自身のケンスキルがどのようなものかと研究していくにつれて、ケンスキルの有用性に気付きスキル研鑽に没頭していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 00:10:00
47183文字
会話率:57%
ある日売れない役者、夢原健太がひょんな事から一匹のハスキー犬と生活を共にする事に、日々を重ねるにつれ訪れる転機の数々と人間模様、そして訪れる夢の結末とは、、、
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最終更新:2024-08-30 22:21:03
67834文字
会話率:56%
前世の記憶を有する異世界人ニシジマ・ノボルは、二人の幼馴染と共に冒険者パーティー『暁の旅団』を結成するも、中々食うに叶わない稼業に人生最大の過ちを感じて過ごすと言う日々を送り続けていた。
そんなある日、一発奮起も兼ねて引き受けたブラックゴブ
リンの討伐クエスト、辿り着いたゴルド山脈の頂上付近でニシジマ達は赤い瞳を有した籠の目の冒険者に襲われ殺されてしまう。
絶望の最中ニシジマが次に目覚めた時、そこは7年後の未来の世界。
スッカリと変わり果ててしまった自分の転生後の少女の姿に、何故か7年の月日が流れて生きていた幼馴染の一人カイト・スヴェンソン。
竜宮王国ウェブレディオを舞台に7年前の事件の犯人を突き止める為、ニシジマは第一内地「アサ」潜入計画を開始した。
これは、一人の男の人生と奪われた世界を賭けた、復讐と逆転の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 21:47:40
108767文字
会話率:25%
気が付けば森の中で寝転んでいた主人公シシは、自分が記憶喪失であることを自覚する。ネロと言う少女に保護され、自分が居る世界が「フリューク」と呼ばれる世界であると知る。剣と魔法と科学が一緒くたに織り交ぜられたこの世界で、シシは徐々にその世界に
馴染んでいく。
唐突に訪れた転機、仲間、そして喪失。それらを経て、彼がフリュークへと来た理由である「使命」が朧げに見え始めたとき、世界は彼に新たなる始点を与え、そして危機を齎す……
彼の至る道はどこへと繋がり、世界は最後に何を与えるのか。彼はまだ、知る由もない。
(作者が)今、読みたい(だけの)剣と魔法と若干の科学が混ざったファンタジー小説、開幕
※この作品はツギクルさまにも投稿しております。あちらで文面確認後、こちらに投稿するため、すこし遅れて投稿になります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 19:55:58
427639文字
会話率:32%
小説家になりたかった八神 広樹であったが異世界という世界観を
頭の中に描き切れず日々、パソコンの前で悪戦苦闘していた。
だが、その日、転機が訪れる。
八神はベッドの中へ眠りへと入り、
気付くとそこは異世界であった。
そこで出会うシエラとい
う名の銀髪美少女。
彼女と出会った八神は・・・?
その日の出来事には、大きな秘密が隠されていた。
だがそれに誰も気付くことは無かった。
秘密・・・八神は二つの世界でそれに迫る。
この異世界で八神はどう過ごし生きていくのか?
異世界に行った
ファンタジー小説家になりたいが、
異世界描写の書けない八神はどうなっていくのか??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 12:00:00
42789文字
会話率:36%
浮気者の婚約者に嫌気がさした令嬢は彼と居るのも嫌になった時、彼女はある選択して実行した結果は見事に転んで大事に…
それは彼女にとって幸運の運命の転機でもあった。
最終更新:2024-08-22 06:39:21
18793文字
会話率:51%
事故に巻き込まれ命を落とした一人の男、『のっちゃん』。
テンプレのプロローグ通りに、生と死の狭間に連れてこられ、神と呼ばれる存在にチート能力を授かり、異世界への冒険に旅立つはずだったのですが。
なんということでしょう。
彼は、
神もお手上げなほどに物語の主人公になれない、話の進まないタイプの人間だったのです。
神に匙を投げられ異世界に放り捨てられた彼に適当に与えられし能力は。
死に戻り? と、星屑を生み出す力? と 文字化けしてよく分からない能力の三つ。
果たして、『のっちゃん』はまともに話を進めることが出来るのでしょうか。
私(わたくし)と一緒に、様子を見ていただける時間を割いていただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 20:50:18
364135文字
会話率:26%
28才ともあれば、それなりにお金を稼ぎ、愛する人とは幸せな家庭を築いている年だと思っていた。
小銭を稼ぐアルバイト生活。友達もいなく、1人YouTubeの動画を見漁る。クソな人生。そんな生活が変わるような人生の転機を求めて…
最終更新:2024-08-18 14:22:43
868文字
会話率:9%
隣国のエスタナ帝国では七人の妃を娶る習わしがあった。日月火水木金土の曜日を司る七人の妃を選び、日曜日が最上の正室であり月→土の順にランクが下がる。
これは過去に毎日誰の妃の下に向かうのか、熾烈な後宮争いがあり、多くの妃や子供が陰謀により亡
くなった事で制定された制度であった。無論、その日に妃の下に向かうかどうかは皇帝が決めるが、溺愛している妃がいても、その曜日以外は訪れる事が禁じられていた。
そして今回、隣の国から妃として連れてこられた一人の悪女によって物語が始まる──
※キャライラストは専用ソフトを使った自作です。
※地図は専用ソフトを使い自作です。
※背景素材は一部有料版の素材を使わせて頂いております。転機禁止
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 07:00:00
195942文字
会話率:46%
王国の西の端にある魔物の森に隣接する領地で、日々魔物から国を守っているグリーンウッド辺境伯爵は、今日も魔物を狩っていた。王国が隣接する国から戦争になっても、王国が内乱になっても魔物を狩っていた。
うん?力を貸せ?無理だ!
ここの兵力を他に
貸し出せば、あっという間に国中が魔物に蹂躙されるが良いのか?
いつもの常套句で、のらりくらりと相手の要求を避けるが、とある転機が訪れた。
えっ、ここを守らなくても大丈夫になった?よし、遅くなった新婚旅行でも行くか?
はい♪あなた♪
ようやく、魔物退治以外にやる気になったグリーンウッド辺境伯の『家族』の下には、実は英雄と呼ばれる傑物達がゴロゴロと居たのだった。
この小説は、新婚旅行と称してあっちこっちを旅しながら、トラブルを解決して行き、大陸中で英雄と呼ばれる事になる一家のお話である!
けっこうゆるゆる設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:53:17
98362文字
会話率:51%