人生というものに、人間というものに見切りをつけたひとりの負け犬冒険者、
アルバトロス・コルトハート。
惨めな人生を送っていた彼は、ある日、異世界から流れ着いた1冊の本と出会う。
その本の名は、「才知溢れる郷士、ドン・キホーテ・デ・ラ・マン
チャ」
ドン・キホーテという物語に出会ったアルバトロスは、
もう一度風車(クソみたいな現実)に立ち向かうことを決意する。
騎士道という幻想(ゆめ)を見ながら……
そしてアヤという少女に、騎士道という時代錯誤な幻想を見せたアルバトロスは、
彼女とともに、巨大な風車に立ち向かう。
これは、一人の少女に幻想を見せた負け犬の、愚かで偉大なおとぎ話。
全28話、完結済です。
話の序盤に、寝取られなどの不快な表現がありますのでご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-02 13:13:54
103790文字
会話率:44%
歌うことの知らない動物は、地上で踊る。
踊ることの知らない羽鳥は、空を舞う。
舞うことの知らない魚は、海面で跳ねた。
人は、そんな“地”と“空”と“海”と手を取り合って平和を願って謡った。
そうして――――世界は救われた。
それを讃えた人々や、人ではない生き物たちはその者を【神導師】と呼ぶようになった。
この物語は、そんな絵本の世界に憧れ、願った、嘘つきで、自分勝手で、捻くれてて、
どうしようもなく、愚かで、歪みきった、――――――――――君の御伽噺。
※この作品は「小説ストーリーテラー」にて、同作品として掲載していたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 08:02:23
47916文字
会話率:33%
「あの夏が来るまで、僕は愚かで、臆病で、傲慢だった。
だから僕は、大切な友人を失ったんだーー」
幼い頃から、ソレが見える寮制の高校生、八重野瑞透(やえのみずき)16歳。
20歳まで生きられぬと言われながら、瑞透はずっとソレと対峙してき
た。
ソレーー凝った闇の塊のようなナニカ。
瑞透の生活の隙間にいつのまにか忍び込み、瑞透の命を脅かしてきたナニカ。
ソレから逃れたくて、瑞透は休みになるたび実家にある北関東の田舎に帰る。
唯一、田舎にある本家の土蔵だけが瑞透の安息の地だからだ。
そして、そこには瑞透を守ってくれる"人ならざるもの"もいる。
でもその年は、いつもつるんでいる友人たちを連れて帰省した。
林間学校の手伝いをしながら、友人たちと過ごす実家での夏休み。
お山の神社で出会った、一人の女性。
そして起きる。
いつもと違う夏だった。
いつもと違う、感情が、芽生えた。
ーー僕はいつ、死んでもいいと思っていたのに。
『狐の声がきこえる』の舞台で紡がれる続編?いやスピンオフ?いや新作です。
今度は、男子高校生が主人公のアオハル(?)的現代ファンタジーです。
※この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-31 00:41:22
59936文字
会話率:31%
銘尾 友朗様主催の「春センチメンタル企画」参加作品。
春といえば、受験や就活だなと思い、冬ではなく春に後悔するキリギリスの気持ちを書いたネガティブな作品。
最終更新:2018-03-15 18:00:00
526文字
会話率:0%
人類がまだ万物の霊長だった頃。
人は試験管の中で生命を創り、星まで届く船を造ったのだという。
だが、そこまで技術が進歩しても人は愚かであり、幾たびもの不毛な争いを起こしては、地上から数多の種を滅ぼしたのだそうだ。
それを嘆いた天の神様が、一
度世界をリセットするために地上へと遣わした存在。
それが『御使い』と呼ばれる存在である。
『御使い』により世界は半ば滅びたが、そこでひとりの救世主が現れた。
彼は人工島であるバベルに結界を張ることで島と外界とを隔絶させ、滅びの危機に瀕した人類を救ったのである。
しかし、その結界も完全なものではなく、ときとして生じる綻びにより、外界からこちらへと『御使い』が侵入してくることがあった。
これを迎撃するために作られた対御使い戦闘の専門組織。
それが、『レメゲトン』である。
という厨二病全開の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-04 12:00:00
22806文字
会話率:39%
さあ、さあ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
世にも楽しい夕暮れ一座の影絵劇が始まるよ。
本日舞台を飾りますのは、
幸せを掴んだ三人の賢者とひとりの愚かな若者のお話。
愚かで愚かで、笑い転げてしまいそうなお話。
ささ、良い
子のみんなはようく目を凝らして、耳を澄まして。
赤い眼の男の話が始まるよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-13 20:20:51
11770文字
会話率:15%
いつかいなくなってしまうのなら、知られずに消えてしまいたいと思うのは残酷ですか?
誰の心にも傷を残さずに、そっと柩の中で眠りたいだなんて願望、許されませんか?
ただ愛しただけの「真実」を隠して、優しいという名の「嘘」を貫く事は愚かでしょうか
?
少女が紡いだ「嘘」はただ一人を守るために。
そっと、そっと、いつか来る別れを優しくするために。
そしてそれは、少女の伝えられるただ一つの愛の形でもあるのでしょう。
奏でられる葬送曲に身を任せ、終わらぬ「嘘」と「真実」をどうか、抱きしめて。
※こちらは重複投稿作品です。予めご了承くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-11 00:06:32
5457文字
会話率:35%
幼馴染と話した愚かで楽しいのろけ話。
最終更新:2017-10-26 21:59:32
419文字
会話率:0%
星を司る神、天津甕星(あまつみかほし)は、天の命令に背いたため、悪神として捕らえられる。最愛の弟までもが失われ、絶望に打ち拉がれる彼の男神に、三貴子の一人、月神 月読命は心を惹かれていく。
しかし、そこに突き付けられたのは、甕星は「罪人
」であり月読は「夜の食國を統べる月神」であるという現実だった。
悲しみ、苦悩、禁断の許されざる愛に、出会う筈の無かった二柱の神は溺れていく—————。
神々もまた、罪深く、愚かであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-27 22:43:08
24377文字
会話率:50%
黒崎氷雨はどうしようもなく愚かである。個性的(?)な登場人物たち。処女作です。なんとなくで書いているので内容が薄く設定がガバガバです。不定期更新です。
最終更新:2017-08-12 00:00:00
36530文字
会話率:53%
久しぶりに大好きな叔母と買い物が出来た中学生の風結子は、聞き返さないことを念押ししてから、冬児さんという男性の話を始める。これは、愚かで残酷な恋の結末。
最終更新:2017-08-06 03:10:29
9260文字
会話率:6%
よくテレビやネットで凡人を全否定する意見がある。
凡人は愚かで傲慢で救いようのない存在だと言い切るその言葉を俺は羨ましいと思う。
俺も同感、凡人などつばを吐きかけ、後ろ足で砂をかけてやりたい。
しかし、そんなことを俺は出来ない。
何故なら、凡人が存在しなければ俺も存在できないから。
彼ら凡人がいるからこそ俺もここにいる、その逆はありえない。
凡人を傷つけるということは俺自身を傷つけ、凡人を無視するということは俺自身が無視される。
俺は何者か--凡人に寄生するひねくれ者だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-06 00:35:02
73620文字
会話率:32%
物事には始まりと終わりというものが必ず存在する。地球や人類も決して例外ではない。だからこそきっと終わりが訪れたのだろう。
かつて氷河期によって多くの生物が絶滅したという事実を知りかつ、太陽の活動が徐々に低下しているという事を
知っていながらも人は常にそこから目を背けて生きてきたのだ。その代償はとても大きなものとなって我々に帰ってきた。
西暦2400年 太陽の活動は低下し地球はいよいよ残り7日で氷河期を迎える事となった。人々はうろたえた。神に祈る者もいれば必死に対策を考えている者もいるが、きっと何もかもが手遅れだろう。どう足掻こうとも、どうせ7日後には皆死ぬのである。
人間とは最後まで実に愚かであった。地球が終わると知っても尚普段と変わらない生活をしてするものが大半である。ある人はいつものように家でネットをし、またある人は朝早くから会社へと向かった。
しかしその中でもとある6人は常軌を逸した行動を起こしていた。彼らはすでに一度死というものを感じる出来事を経験している。彼らの7日間とは一体どのようなものであったのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-16 19:59:34
5486文字
会話率:23%
己を平凡だと信じる主人公、芦葉昭樹。
昭樹の物語を狂信的に好む読者、あるいは怪物的に美しい少女、東雲彩花。
二人が出会う時、愚かで美しい青春劇の幕が上がる。
さて、これは誰のための物語なのか?
最終更新:2017-06-19 23:08:39
291889文字
会話率:47%
老騎士――ヴァリアント・フォン・リヒティッヒクリーガー。
ただの一騎で万軍の敵を打ち破り、ただ一太刀の下、暴虐の限りを尽くす竜をも斬り伏せる男。
彼こそは、騎士の中の騎士。
偉大なる王をして、“白銀色の誉れの剣”とさえ謳われる存
在。
しかし、畏怖と尊敬の眼差しを一身に集める男は、その実、立身栄達を望んだことなど、一度たりともなかった。
「そなたの他に、欲しいものなど何もない」
いずれ来る運命の日に、老騎士は叫ぶ。
己が持ち得る全てを擲って、たった一つの愛を守り抜くために。
故に、これは英雄譚。
愚かで気高い、愛と破滅と裏切りの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-10 14:43:39
538文字
会話率:27%
人は、愚かである。
正義と悪は、だれが決める。
あと何発爆弾が落っこちたら、平和になるのか。
何に夢見て、何処へ向かうべきなのか。
最終更新:2017-04-02 22:56:37
2189文字
会話率:71%
本田キクの住む住宅に引っ越してきた品川サオリ。
彼女はアポなしでいつもインターホンを鳴らす。
彼女はいつも厄介ごとを運んでくる。
キクとサオリの愚かで剣呑な青春短編小説(一応連載ですが2万文字ぐらいの予定です)
注意1→当作品は連
載ザ・シークレットヒーローショーの原作の一つであり、全く毛色の違う作品ですが、一部表現が似ている部分があります。
注意2→当作品は未成年による喫煙、ドラッグの使用、売春、窃盗、暴力などを扱っております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-25 06:27:34
23858文字
会話率:32%
人に救いはあるのか。救いとは何か。分からない。だが、一つ分かることは、人は愚かで美しい存在だということかもしれない。これは『救済』の意味を問う物語である。絶望と希望は紙一重……。
最終更新:2017-03-21 01:55:41
7583文字
会話率:41%
とある異世界の、とある大陸の、とある国家。その国に、千年に一度の俊英と呼ばれる名宰相が居た。
三代の王に仕え、全ての王に信頼され、信用され、愛されたその宰相には若き頃に麗しき姫と交わした
約束があった。
――皆が笑える国にする
姫
との約束を叶える為に奔走する宰相。が、志半ばで彼は凶刃に倒れる事になる。
今わの際、彼は気付く。
自分が叶えたかったものは。
自分が守りたかったものは。
自分が、本当に欲しかったものは。
皆の笑顔ではなく、ただ、その麗しき姫の『笑顔』だと。
自分の本当の想いに気付いた彼は願う。
もう一度、『 』に逢いたい。その笑顔を、守りたい。
そんなものは妄想だと。
そんな事は出来る訳は無いんだと。
きっと、御伽話だと思いながら、それでも願う。強く、強く、強く、願う。
――神の御業が、悪魔の意思か。
彼の願いは、叶う。
幾つもの世界を、幾つもの時代を、幾つもの歴史を越えて。
――これは、ただ彼女の『笑顔』を守る為に奮闘する哀れで愚かで、そしてとても純粋な男の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-19 00:00:00
10014文字
会話率:56%
[混血エルフ族の子に、人間に対する憎悪が、最も人間らしく生まれた。]
人間とエルフ族の間に産まれる、ヒュエル族。
その希少な種族は、エルフの能力遺伝子を受け継ぎ、人間の感性を持ち合わせていた。
それは、実に危険すぎる存在であった。
ヒュエル族の師匠ドランと弟子ミーアは、”ヒュエル族らしく”、心・技・体を磨くべくヒトの住む外界へと旅立った。
ヒトの世界は、汚く、愚かで、見苦しかった。
暗い過去を抱えるミーアは、このガラクタで作られたジオラマの様な世界で、必死にヒュエル族のあるべき姿を追うのであった。
しかし、ある時ミーアの歩む道は、あらぬ方向へと延びてゆく。
彼女の穢れた刃は、彼女自身が驚くほどに、常に血を欲していた。
♯
それでは、ごゆっくり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-18 22:00:00
8514文字
会話率:22%