「ええ、いいですよ。」
始まりは、こんなにも、何気ない言葉だった。
でも、彼と共に生きなければ、いけないと、わかっていたから、彼の手を取った。それが、私の宿命。
私達、〈彼岸花〉の役目。
最終更新:2022-08-10 19:45:47
330文字
会話率:19%
これは、地位も名誉も富も持たない、ただの村人が『英雄』から《スキル》を得て成り上がり、いつかは英雄となる物語。
フィルメア・メイクイーンことフィルは駆け出しの冒険者。
レベルは『5』。クラスは初期クラスの『村人』。
パーティの雑用係としてが
んばっていたが、とあるダンジョンを攻略中、魔物の群の囮にされ、追放されてしまう。
ひとりダンジョンからの脱出を試みるフィルは、魔物に追い回された挙げ句、とある部屋で眠っていた妖精のシルキーと出会い、『英雄辞典』の仮契約者に選ばれる。
『英雄辞典』とは古の英雄の《スキル》を編纂した魔導書で、契約者に英雄の《スキル》を与えるチートアイテムだった。
『英雄』の《スキル》を得たフィルは今まで手も足も出なかった魔物を圧倒し、ダンジョンからの脱出を試みることに。
道中、フィル同様に追放されたかつてのパーティメンバーを助け、生け贄にされそうになっていた魔物を従魔として従え、ついにはダンジョン上層で、フィルたちの脱出を阻むサイクロプスジェネラルを倒し、ダンジョンからの脱出を果たす。
しかし、フィルの冒険はまだ終わらない。
村人でありながら『英雄』の《スキル》を得たフィルは、力あるものの宿命に振り回されながらも、着実に英雄の道を歩んでいくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 21:36:36
159994文字
会話率:44%
第一王女リュシィは、図書室の隅で震えていた。
謀反が起きていたのだ。城のあちこちで火の手が上がる中、侍女のシガーラが自ら囮となり、追手の目を逸らしてくれていた。大勢の足音が迫ってきている。
リュシィは自分の名を呼ぶ声に気がつく。秘密の書
庫の大きな鏡から確かに聞こえた。
ついに扉が破られるというそのとき、鏡にもたれかかったリュシィは、そのまま鏡の中へと落ちて行った。それはまるで、城の窓から落ちたかのような光景だった。
目を覚ましたとき、リュシィは小さな屋敷で丁寧に世話をされていた。
目の前には、かつて親しくしていた少女にそっくりな美丈夫がおり、彼はなぜだか感激している。
そこは、千年後の世界であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 19:00:00
23046文字
会話率:30%
ハンターが従魔と共に存続をかけてモンスターを狩猟するファンタジー世界。
モンスターハント発祥の地で初心者ハンターの従魔として鍛えられたネコ、その名もオセロット。
彼は1度は雇われるも雑用や囮役、信頼していた主に憤りを感じ従魔をやめること
に。
そんなオセロットはハンターとして英雄になり、地位を築くために活動するが従魔がハンターになったことは前例はなく、そもそも許されなかった。
だが、とある依頼で謎のモンスターと対峙し、少女を救出したことでハンターとしての第一歩を踏み出すことに!?
これは英雄になりたいネコと、彼とともに成長するご令嬢ハンターの物語。10話に登場します。
※主人公は二足歩行で人間語を流暢に話すネコです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 18:59:17
29507文字
会話率:38%
猫獣人のクロイノは絶体絶命の危機のなか、自分が過労死した元廃ゲーマーで、ドハマリしていたゲーム「ハンターナイツ・アドベンチャラー」の世界に転生していた事を思い出す。
ゲーム知識で異世界無双? ノンノン、戦うとかはチートご主人様頼みで、お任
せです!
なんせ、俺ってお供モンスターですからな!
あくまで、アシスト、支援だったらお任せだぜっ!
おまけに、美少女二人が俺を巡って取り合いとか、これ、どうなってんの?
俺、モテ期始まっちまったよ。
ネコいいよー? アングル低いからパンチラ見放題!
おまけに女の子とお風呂一緒に入ろうが、ベッドの中まで一緒でも、誰にも怒られないし。
だって、俺……ネコっすから。
一応、言葉も喋れるし二本足で歩けるけど、あんまり強くない。
影に潜れる怪しげなスキルと現代地学知識と言う二つのチートを携えて、今日も今日とて暗躍するぜ!
巨大モンスターは倒せないけど、知識チートで、弱点看破、おととい来やがれ!
良いとこ囮、華麗に舞うぜ、ニャンパリィっ!! アシスト路線で頑張るにゃっ!
あ、トドメは、ご主人様お願いしまっす!
……この物語は、非力なナックル(猫型モンスター)に転生した元廃ゲーマーが、最強ロリっ子御主人様と一緒に、暗雲垂れ込む異世界を変えていく物語。
合言葉は「ナックルは世界を変える!」
MITTの「猫コンビニ」に続く、猫シリーズ第二弾?
人気赤丸急上昇中です!
※基本、午前中アップ目標でデイリー更新を予定してます。
なお、たまに忘れて午後更新になったり、一日二回アップとかもする模様。
※ブクマ、評価いただけると、普通に嬉しいので、是非お願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 13:25:19
1200421文字
会話率:20%
冴えない冒険者であるクロス・レーバンは、勇者になった幼馴染のシリー・ハートに誘われ、彼女のパーティーに加入する。だが、実力もなく役職も低いクロスは、パーティーの中で浮いた存在になってしまう。ダンジョン内では唯一の前衛職としてモンスターの攻
撃を受け止め、ダンジョンの外では雑用係としてこき使われる日々が続いた。
ある日、B級ダンジョンの最深部に辿り着いたクロスたちは、思いがけない強敵と遭遇する。圧倒的な力の前に手も足も出ない中、勇者シリーはクロスに魔法をかけた。それは、モンスターの攻撃を対象者に誘導する魔法だったのだ。彼を囮にして逃げることに成功したシリーは、去り際に言い放つ――「あなた、首ね」
勇者パーティーを追放され、仲間に裏切られ、絶望的な状況に追い込まれたクロスは覚悟を決めた。そんな時、不意に幼い少女の声が聞こえてくる。杖の封印を解けと要求してくるその声に従うと、謎の人影が現れて強敵を退けた。
謎の声のお陰で九死に一生を得たクロスは冒険者を辞め、昔から憧れていた公務員を目指す。だが、安定した生活を手に入れたいと願う彼の希望とは裏腹に、採用されたのは未踏ダンジョン探索係という、危険の伴う部署だった。
探索係としての初仕事で、クロスは元仲間のシリーたちと組むことになる。しかし、勇者たちは彼の到着を待たずに未踏ダンジョンの奥へと進んでいってしまった。
安定したい公務員冒険者は、再び危険なダンジョンの世界に足を踏み入れていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 21:00:00
223597文字
会話率:46%
王国内でも珍しいユニークスキルという力を持つハルは、勇者パーティーに抜擢され、後方支援者(ポーター)として仲間たちを支えている。しかし、ユニークスキルといっても、鑑定結果は『目が良い』だけ。確かに視力はいいが、どんな能力か分からず仲間たちか
ら邪魔者扱いされていた。
ある時、我慢の限界を迎えた勇者カナタにパーティー追放を宣告される。口論の最中、危険度最上位の魔獣・ベヒモスに遭遇してしまう。その力に恐れをなした勇者たちは、ハルを囮にしてその場から逃亡。
死を覚悟したハルの前に現れたのは、絶世の美少女・ルナ。
ベヒモスを一蹴したルナから、ハルの持つユニークスキルがこの世界を構成する元素である『マナ』を視認することができる魔眼であると教わる。ルナに誘われ、美少女ばかりの冒険者クラン『ヒカリエ』に所属することになったハルは、隠された力を徐々に発揮させ、仲間たちから認められていく。
一方、ハルを追放した勇者カナタは、パーティーの頭脳であり、影の司令塔でもあったハルを失ったことで、ゴブリンのような弱い魔物にすら苦戦するようになってしまう。
自分の失敗を棚に上げ、ハルや他の仲間を罵り続ける勇者カナタは、自らその地位を没落させていき、王の勅命によって処刑されそうになる。
亡命中に死にかけた勇者カナタは謎の男・カーネルに命を救われ、ハルが所属する冒険者クラン『ヒカリエ』があるハルジオンという町へ向かうことになる。
ハルはやってきた勇者たちを返り討ちにしつつ、残念な美少女たちと共に、冒険したり、カフェで働いたりしながら絆を深めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 21:00:00
283314文字
会話率:33%
召喚術士の名門に生まれた主人公、ルイ・タンストール。
しかしルイには召喚魔術の才能が全くなかった。
いくら術式を行使しても、プスンと間抜けな音しか出ず、肝心の召喚魔獣が現れないのだ。
そのせいで当主である父親から失望され、十五で家を追い出
されてしまう。
その後は底辺冒険者として食うや食わずの生活を送る主人公だったが、組んでいた冒険者パーティーでも能なし扱いされ、ダンジョンの奥で魔物に襲われたときに囮として取り残されてしまう。
絶体絶命の危機に陥ったルイは自爆覚悟で自分の身体の位置を中心に召喚術式発動させ、魔物と運命を共にする……はずだった。
しかし、それこそがルイの固有スキル『幻獣召喚』の条件だったのだ。
幻獣の力を宿し、あっという間に魔物を蹴散らしたルイは自分の本当の力に気付き、最速で英雄への道を駆け上がってゆく――ッ!
※カクヨムでも同時連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 19:31:30
110666文字
会話率:35%
──お前の父を知っている。
不審な手紙に呼び出され、吸血鬼の父を持つ幽は公園へやってきた。そこで待っていたのは日傘を差した美しい女性。霊という名の彼女との出会いは幽の運命を大きく変えた。
霊が追うのは幽の実父である天という名の吸血鬼。
彼に殺されたかもしれない少女の遺品を取り戻すため、霊は秘密裏に捜索を続けていた。そして、彼女に協力することになった幽は、帰宅途中に何者かに命を狙われ、霊のもとで保護されることとなった。
母親由来の魔女の心臓〈赤い花〉と共に、慣れない魔法を練習しながら、霊の役に立とうとする幽。しかし、そんな幽を誘い出そうとする手紙は自宅に届き続けていた。手紙を読んだ幽は提案する。自分が囮になれば、彼は現れるかもしれない、と。
天は現れるのか。少女の遺品は見つかるのか。
危険な作戦が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 20:00:00
62683文字
会話率:35%
次は4月29日に投稿予定です。
☆☆☆
『アナタに憑りつかせてもらう』
その一言で普通の少年だった燈中桂馬の日常が変わってしまった。
よくわからんうちに非日常への崖に突き落とされてしまったらしい。
実在するわけないだろうと思ってた霊に憑り
つかれるし、「なんでお前以外の一族の物は能力を持ってるのにお前にはないんだ?」と変な狐から力を覚醒させられ、しまいには「お前は霊や妖を引き付ける力がある」らしく、国の超常現象を対応する法人に目を付けられ囮として使われ命を狙われる始末!
いや、俺そこらへんにいる高校生ですけどこれ法律的にダメじゃない?
それに加え、変な狐からは「その力で妖と人との関係を取り持ってほしい」とも言われ!
いや、だから俺そこらへんにいる高校生なのに、なんでよくわからん存在との関係を取り持たないといけないの……。
これは霊や妖を「説得」してひたすらに日常を「守り」続ける一人の異能者の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 04:22:47
80354文字
会話率:42%
冒険者をしているニトはある日、仲間たちの囮となって森の中で絶望的な魔物と戦う事になってしまう。
しかし彼はその絶望の中にあって尚、死ななかった。
命からがら生き延びた彼は自分をこんな目に遭わせた存在に憎悪を燃やし、復讐するべく準備を始める。
あらすじに嘘が存在しないことは保証しよう。
だが、このあらすじを読んで心躍ったのだとしたら、君が求めているものはきっとここにはないだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 21:00:00
7842文字
会話率:24%
リースは双子の姉のリーナと聖女をやっている。
帝国と教会は仲が悪く、国から派遣される護衛騎士の態度はいつも傲慢だ。聖女の力も人柄も国一番と認められる姉に劣等感を覚えつつも、自らは身体を動かすのが好きなリースは、鍛えた剣術で姉を守る毎日だった
。それこそが自分の仕事だと思っていた。
ある日、姉に殺害予告の脅迫状が届く。姉を守るため、予告の豊穣祭で入れ替わり、囮となったリースは、危ない所を一人の騎士に助けられる。
その騎士の人柄に、リースは初めて恋に落ちるも、騎士は、姉に扮していたリースに恋をしたという。
しかも、当の本人、リーナは、国の第一王子と婚約することになりーー。
これは、お転婆な妹が勘違いしつつも、ありのままの自分を受け入れられ、素直になって幸せになれるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-24 20:03:03
9434文字
会話率:31%
◇剣も魔法も半端な腕前しか持たない、いわゆる「落ちこぼれ」の冒険者、トーヤ。
仕方なしに組んだパーティでなじられ、芽の出ない日々を送りながらも、夢に向かって邁進していた彼はある日、危険なモンスターから逃げ延びるための囮として、パーティから
見殺しにされて放逐されてしまう。
当てもなく逃げまどい、どうにか命を拾いはしたが、迷い込んだのは森の最奥。途方に暮れてしまった彼はしかし、そこで自らの運命を変える「出会い」を果たすこととなる――。
これは、数奇な運命に導かれて巡り合った少年たちの、奇跡の絆が織りなす物語。
◇2018/11/05…タイトル名を「落ちこぼれの冒険者だけど、地上最強の生き物と共に最強を目指すことになりました。」から変更しました。内容に変更はありませんので、ご理解とご容赦をお願いします。
※まとめブログ「読み速」様にて晒し待ちです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 12:23:32
151000文字
会話率:44%
【全体あらすじ】
冒険者に憧れる少年カイが天から授かったのは、完全なハズレスキルの<装備変更>だった。落ちこぼれと蔑まれながらも冒険者パーティーの荷物持ちをしていたカイだが、ある日ついにダンジョンの奥で強大な魔物と遭遇した際に、パーティー
に見捨てられてしまう。
そんな折、ダンジョンの中で出会った魔族に気に入られ、最強の力を手に入れる。人類の敵であるはずの魔族から授かった力を使い、最強となったカイは冒険者として成り上がっていく。そんなカイのもとに、顔はいいけど何やら問題のある美少女たちが集まってくる。
【1章・今回予告】
Cランク冒険者パーティーの荷物持ちの少年カイは、ダンジョンの奥深くで仲間たちに囮として使われてしまう。なんとか逃げ切ったリオの前に現れたのは、母性派魔族のマーナリア。人類を超越した力を持つ魔族マーナリアは、カイをそのままお持ち帰りしてしまう。凄まじいバブみでオギャらせにくる魔族に対し、はたしてカイはどうするのか──
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-18 06:30:05
339432文字
会話率:36%
高校2年生の横田 流空(よこた りく)は、目立たない普通な生徒だった。
しかし、横田はクラスごとアスガルと言う王国に召喚された。
そこは職業と、ステータスが絶対の世界であり、7つの大罪系の職業を持ち、他のモンスター従える7体のモン
スターと人間族は戦っていた。
周りのクラスメイト達が次々と上級職、高ステータスを出す中、横田は職業がカード使い、ステータスはローティアの一般人の平均の半分ほどだった。
横田は、足手まといと言われクラスメイト達の笑いものになった。
戦闘訓練のダンジョン遠征に無理矢理同伴させられた横田だったが、そのダンジョンで予想外に強い敵に遭遇し横田は囮にされ逃げ遅れてしまう。
(死んだ!!)そう思ったとき、突然声が聞こえた。
「ねえ君、僕を養ってよ」
「へ?」
横田が驚き目を開けるとそこには・・・
※初心者なので本編14話までは会話ばかりですが、その後は良くなっていると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 22:00:00
820777文字
会話率:27%
人に害をなす危険な生物――魔獣
魔獣を狩る英雄に憧れるザックは冒険者パーティの一員となるが、才能に乏しいと評価を受ける彼に与えられた役割は、雑魚狩りや雑用を専門にする通称【露払い】。
それでも彼なりに努力を続けていたが、ある日新メンバ
ーの加入と共に、パーティから追放されることになる。
仲間から「見放された」ザックの前に現れたのは、異世界から転生してきた少女――アヤメ。彼女は仲間から「見捨てられ」魔獣の囮にされていた。
「見放された」ザックと「見捨てられた」アヤメの二人はお互いのために新たにパーティを組む。
時間が過ぎていくにつれ、共に戦う仲間から、より大切な存在になっていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 20:00:00
170102文字
会話率:47%
千年振りに魔人王が復活する。勇者パーティは魔人王に対抗するために修行を積んでいた。
リアムは勇者パーティの一員だが、弱い魔物しか召喚できないため雑用などを押し付けられいいように使われていた。
ある日、ダンジョン内で強力な魔物と出くわして
しまい勇者たちはリアムを囮に使い自分たちだけ逃げ出してしまう。
絶体絶命の中、残った魔力全てを使い召喚魔法を使うと、なんとそこに現れたのは美人な女の子!?
「私は魔人王ディオネ。私を呼び出したのはお前か?」
なんと召喚された女の子は復活した魔人王!
仲間に見捨てられたリアムは、ディオネに誘われて魔王城で過ごすことになるのだが……
これは魔人王の主人になった「元」お荷物魔物召喚士が魔人王と共に世界最強へと至るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 22:02:38
11715文字
会話率:37%
これは英雄に憧れた一人の男『ロイン』と、その他愉快な仲間たちによる、なんやかんやで成り上がり、なんやかんや生きていく物語である。
南へ進み、エルメス城城下町へ向かうよう促されたロイン。意を決して長旅の準備をするが、移動方法はまさかの転移魔
法。
移動先はエルメス城城下町……の裏路地。普通なら関所を通るのでは……?
悩んでも仕方ないので、冒険者に成るべく集会所へと足を運ぶ。
最初の依頼をこなす前に仲間を募ると、やって来たのは美人さん!
しかしこの人、どこかおかしい……?
時に楽しく。時にやかましく。時に破天荒に。時にやかましく。時にやかましく。
旅は道連れ世は情け。
行き当たりばったりの成り行きは。
よもや爽快感がにじみ出る。
単独ならば無知蒙昧のグダグダ思考の無能。
仲間が集えば和気あいあい。
次の依頼は何にする。
次の獲物は何になる。
会話は鞭打ち時に飴。
友情あれど囮に指名。
戦果を上げればそれでヨシ。
誰かが怪我をした気がするが
唾を付けときゃ問題ない。
ここから始まる英雄譚。不安と共にいざ行かん
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 12:00:00
198112文字
会話率:44%
魔王討伐時に世界に降り注いだ『黒い雨』。
それは魔王が全世界に向けて放った『呪い』であった。
魔力量と『恩恵(スキル)』が人間の価値を決める世界で、ローランは魔力もなく、スキルも発動させる事の出来ない【栞】と呼ばれる不可解なスキル
だった。
『呪い』で両親を失い、残された妹も『呪い』を発症してしまった。だが、ローランは妹を救うために冒険者として働いていた。
幼馴染の親友、公爵家の長男にしてスキル【煉獄焔】と膨大な魔力を持つクロロのパーティーの荷物持ちとして懸命に努力しながらお金を稼いでいたが、ダンジョン攻略に失敗したクロロに囮として追放される事になる。
「俺はまだ死ぬわけにはいかない!」
妹のために死ぬ事は出来ないローランだが、屈強な魔物を前になすすべもない。
ローランは一度も発動したことの無いスキルを叫び、何の変哲もない魔導書を呼び出すが、やはり何も起こらない。
深い絶望とクロロ達への憎悪がごちゃ混ぜになったローランは、全てを憎み、魔導書にナイフを突き立て破壊した。
ーーー戻ってきたのは7日前。
目の前には自分を殺そうとした親友クロロ。
何もわからないローランはスキル【栞】を発動させると、『聖典』を名乗る少女との邂逅を果たして自分に秘められている『力』を知る事になる。
これは『無限の時間』を手にしたローランが、美人な『聖典』とタイムリープを繰り返して100年もの時間を剣に捧げ、本当の仲間である『聖女』や『神獣』と共に妹の『呪い』を治し、幸せを手にする物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 08:00:00
110612文字
会話率:36%
「回復魔術師のくせに、かすり傷さえ治せないのかよ!!」
アトラスは世界でも珍しい癒しの力を持ちながらも、学園の仲間たちから無能だと馬鹿にされていた。そんなある日、学園の仲間たちと共に探索していたダンジョンでドラゴンに襲われ、囮として使い捨
てられてしまう。
裏切りによって死を経験したアトラスは、自分の回復魔術がかすり傷さえ治せないのではなく《死んだことさえカスリ傷》に変えられる力だったのだと気づく。
不死の力を手に入れたアトラスは、ダンジョン内で魔物たちと戦いながら成長していく。現れる強敵を倒している内に、いつしか彼は最強の回復魔術師へと成長していた。
一方、アトラスを裏切った仲間は、学友を囮に使った卑怯者のレッテルを張られ、評判がガタ落ちになっていた。さらに一部の生徒は手の平を返して、最強魔術師である彼を仲間に取り込もうと暗躍する。
本物語は裏切られた最弱回復魔術師が実は最強だったと気づき、自分の価値を認めてくれる仲間たちの元で幸せに暮らすまでの物語を描いた英雄譚である。
~カクヨムでも連載中~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 00:00:00
109784文字
会話率:61%