小人と小動物が生きる世界で、 流行の国トモロレを中心に伸びる主要街道――通称クラフトロード。
そのうちの一本、ブラックロードの外れに立つ大木の根元に、一軒の宿がある。
“雨の鳩バス亭”と銘打たれたそこは、女将のジャネットと従業員のガンダ
ン、そして樹上に住むコノハズクのオブホフしかいない。
毎夕、ジャネットはオブホフの天気予報を代わりに伝えに行き、ついでに客も獲得してくる。
この日、宿を訪ねたのは、新人の旅人イストと、先輩旅人のクラースだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 17:50:34
20138文字
会話率:43%
むかしむかし。
朝の道をいく貴族の男性は、その身から伸びる影の形がおかしかった。
人のものとはほど遠いそれを、周りの人はいぶかしがるも本人はなんともないと話して譲らない。
やがてできた人垣を縫って、一人の僧が彼の前へ立った。
最終更新:2022-07-07 17:00:00
3844文字
会話率:14%
江戸時代。
藩邸を囲む塀の上に、ひとつの黒装束をまとった影が現れた。
それは人のように見えたが、違うのはその腰より伸びる尾の姿。
守衛は曲者として、ひっとらえようとするものの……。
最終更新:2021-09-03 19:00:00
3067文字
会話率:8%
かつて、レモンが日本へ伝わって間もない頃。
商用へ向けて栽培を始めた農家たちは、各自の試行錯誤を重ね、研究を続けていた。
とある農家は、レモンのひたすらの大きさを求め、改良を試みていたらしい。
そしてある年、これまでにないほどの勢いで枝が
伸びる事態があり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-20 21:00:00
2419文字
会話率:0%
眼鏡、そばかす、三つ編み、そして影が薄い!
そんな王国の姫、アンジェ特に影が薄いという悩みを持っていた。
それは王国の姫として扱われないほど、影が薄いという呪いめいたものだった。
どうやら皆にはほとんどアンジェの姿が映っていないらしい。
仕
方なく、変えようもなく、放っておかれる日々を耐えて過ごす。
そんなある日、気配で人を察知できる騎士が通りかかるという噂が流れ舞踏会に。
だが、影が薄いアンジェは放っておかれて舞踏会にも参加できない。
誰もがいなくなった静かな城内で、うめき声を聞く。
その夜、運命の出会いと共に、姫の人助けの日々が始まる。
次第にそのうめき声の主は姫に知識を与え……姫は活動することによって成長を遂げていく。
うめき声の主の正体とは?そして、姫を邪魔をする継母の手が伸びる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-05 15:20:02
24945文字
会話率:42%
ある時見かけた、鳥居から伸びる黒い腕。あちこちへ何かを探っているようだけれど。
最終更新:2022-07-04 12:30:40
2241文字
会話率:3%
投稿5日で打診を受けた〝書籍化RTA作家〟であるうなぎ氏が、その秘密の全てを公開('ω')b
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これを実践すれば、あなたも一週間後には
書籍化打診を受けてるかも!?
スーパー執筆術でドンドン書ける! 伸びる!
伸び悩むあなたのために、一肌脱ぎます!
※タイトル・あらすじと本編の内容に乖離がある場合がございます。ご了承ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 12:00:00
2277文字
会話率:5%
甘いものが大好きな悪役令嬢クラリスは、ゲームでは、ヒロインのライバル役で悲恋のサブヒロイン。
勇者と恋に落ちても、落ちなくても死んじゃう可哀そうな美少女です。
現世で悲恋好きだった主人公は、ファンサイトの内容を暗記してしまうほど大好きだった
。
悲恋物語は好きだけど、悲恋で死ぬのは絶対に嫌なんです。
使えない隠しスキル『他力本願』と『ほめられたら伸びる子』を誤用の誤用で愛される冒険恋愛ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-24 03:01:09
74349文字
会話率:25%
宮廷医師である祖父の元で働くジャスミンは、土だけが入った鉢植えを常に持っていることで有名な変わり者だが、もっと変わっている点は、「人の頭頂部に、その人物の心理を反映した色の花が咲いているのが見える」ことである。
ジャスミンの好きなひとは、王
家筋のガリエ公爵家の次男グレン。つれない態度で「何を考えているのかわからないから怖い」とヒソヒソされがちだが、彼の頭頂部には菫色の小さな花。感情に合わせて色を変え、萎れたり、揺れたり。とっても感情豊かで可愛いひとなのだ。
王太子の婚約者が正式に決まり、選考に漏れた令嬢たちによる「高位貴族の令息をゲット」レースが佳境を迎えるなか、グレンにも魔の手が伸びるけれど、彼の気持ちが揺るがないことはわかっている。というか「見えて」いる。
けれどジャスミン自身の頭頂部は、雑草ひとつ生えていない、空虚だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 20:18:42
13690文字
会話率:35%
それは回転し、一つの足の様なものが頭上を通り過ぎた。細長い足を起用に動かし、蔵之介の方に顔を向けた。その姿は蜘蛛。蜘蛛の体はトラック以上の大きさがあり、それから伸びる足のせいでさらにその姿は大きく見える
「またこの夢」
夢……、しかし
これは夢ではない。五歳の時、実際に起きたこと。でもこの時のことを誰に話しても、信じては貰えなかった。
*****
母親に売られ着いたのは、森の奥深く、自力で戻るのはこんなんだろう。服は全て脱がされ、見慣れない薄手の白い衣を羽織らされた。
それ以外は身に着けてはいけない。靴も、下着も全て着ることは止められた。
しばらく歩いていると、足元にねちょりとしたやわらかい感覚と音。
蔵之介が後退ろうとするが足のうらにくっつき、持ち上げると糸を引き、動けば動くほど足に絡みついてきた。
「もしかして蜘蛛の糸?」
絡みついた蜘蛛の糸は、振動を察知した主が現れる。これだけでかい蜘蛛の糸だ。主も相当大きいだろう。
記憶に残る巨大な蜘蛛が頭をよぎった。
「俺の獲物だ!」
背中の方から声がして振り返ると、一人の男が鋭い爪を光らせ飛びかかってきた。
それは蜘蛛ではなく人の形をしている。
*****
「君は誰の生贄になりたい?」
その男は少しだけ振り返り、問う。
しかし顔は見えない角度だった。
「俺は、怖いから早く終わって欲しい」
「分かった」
糸が外れ起き上がると後ろから手を脇に回され体を持ち上げられた。
そのまま抱きかかえ上げられ、木の上へ運ばれる。
「お、落ちる!」
蔵之介は目を閉じ、思わず体を持ち上げてくる相手の肩にしがみついた。
「信じて」
透き通ったような声。声の主を見ると先ほどの白い髪の蜘蛛。長い髪に白い服。先ほどは目の錯角かと思ったが、やはりその姿は暗闇の中でも輝いて見えた。
「綺麗……」
蔵之介はそうつぶやくと、白い髪の蜘蛛はほほ笑んだ。
「ありがとう」
白い髪の蜘蛛はそういって、蔵之介は唇を奪われる。
これはキス?
他pixiv、フジョッシー、カクヨム、エブリスタへも投稿している作品です。他のサイトへ投稿した物から内容を少し削った簡易版を掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 20:00:00
14627文字
会話率:34%
暗黒魔王軍……後にバルマーラ帝国という国を樹立させる人の言葉を話す化物達が、200年前に封印された暗黒魔王ガディウスを復活させるべくユグドラシル大陸を制覇に動きだす。
その侵攻は止まる事を知らず大陸の中心である聖王国ユグドラシル・ニーベが
陥とされ、その魔の手は、この物語の主人公アルスエードの祖国イクタベーレまで伸びる。
その戦いのさなか父を母を姉を失い、そして祖国を失う。
これは戦いを嫌い避けようとし、理想と現実の狭間で翻弄されるアルスエードが母国イクタベーレを取り戻す軌跡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 00:00:00
562160文字
会話率:45%
桜理がさらわれた。
それを聞いた実はすぐさま桜理を助けに行くため、サレイユの森を訪れる。アティの手助けのもと導き出した桜理の居場所は、なんと隣国レイキー国だった。そこでは実を狙った卑劣な罠が待っていて―――
異世界ファンタジー第10弾。隣国
を舞台に、尚希が本領発揮! 拓也共々大暴れします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 19:54:02
117815文字
会話率:27%
少年は孤独と戦っていた。助けも来ない。出られもしない地獄の世界であがいていた。とある日。救いの手を差し伸べられる。掴んだ覚えのない手は少年を導く。必死にあがいたその先で得たものを失わない様に――。それはいずれ世界の命運を変える旅路に繋がる。
////初めて小説を書いてみました。コメント毎の返信はしません。誹謗中傷やめてね。褒めて伸びるタイプ。更新頻度は「書けたら随時」!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 19:00:00
238368文字
会話率:41%
地域貢献・やりがい・アットホーム・・・。そんな謳い文句を真に受けてしまった俺、日和達人(ひよりつひと)は、地元で有名な不動産会社に就職した。そこで待っていたのは、説明会の時には言われなかった早出・残業etc.
明らかに過剰なタスクによる
早出・残業・休日出勤、機嫌によって左右される上司の叱責等々によるストレスによって、遂に俺は業務中に意識を手放してしまう。
目を覚ました時、視界に入ってきた光景は、広大な草原とそこに伸びる道、その先に広がる古風だが活気づいた大きな街だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 23:42:57
7086文字
会話率:28%
何の取り柄もない鴻ノ森玲央(こうのもり れお)は、ただ一つの趣味であるネットゲームに熱意を傾けていた。そのゲームの名前は《W・E》。正式名称を《World・End》と言う。彼はそのゲームの中で「レオ」というアバターに自分の理想を投影してい
た。強く、凛々しいその姿に憧れつつも、現実の自分とのギャップに悲観する。
そんな中、玲央は歩きスマホで信号を見ずに歩道を車道へ進もうとする女子高生と鉢合う。普段の彼なら動き出せなかっただろうが、その時の玲央は自然と彼女に手が伸びる。そして、玲央は彼女の手を引きつつ自らの体を車道に投げ出した。
――死んだ、っと思っていたが、彼は目を覚ます。しかし、そこは彼が生きた世界ではなく、ゲームの世界《W・E》の中だった!!
彼は「レオ」として、理想のスペック、体を手に入れる。しかし、中身は気弱な玲央のまま。そんな中、彼には様々な試練が用意されていて……?
気弱な玲央と最高スペックを有するレオの人生。彼は一体どんな人生を過ごすのか!?
※更新速度遅いです。それでもよいという方は是非読んでください!
基本スローライフです。胸糞展開は……おそらくないでしょう。気軽に読める作品を目指します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 12:12:38
57414文字
会話率:39%
美人峠というその名の通り、その峠に沿って伸びる村では美人ばかりが生まれるのだった。そしてそんな噂を聞きつけた男達はその峠に集まり、気にいった女を見つけては結婚し、その広大な山景色を気に入りその村に留まるか、女を連れ自分の故郷へ戻るかするの
だった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-02-18 15:00:22
4000文字
会話率:57%
――私、及川宏子は荻原優香が大嫌いだ。
荻原優香はスクールカースト最上位の人間で、クラスで一番の美少女。
目鼻立ちは整っており、切れ長の目と天然の長い睫毛が特徴的だ。薄い茶色に彩られたきめ細かな長髪は、お洒落なアクセサリでポニーテー
ルにまとめられている。
そして、校則ギリギリの短いスカートから伸びる細くて長い脚。その素肌は、シミひとつない雪のように真っ白だ。同性の私から見ても、本当に羨ましい。
スタイルだって抜群だ。私よりも背が高いし、実際モデルでも通用しそうなプロポーションを誇っている。立った時の姿は本当に可憐で、まるで絵本の世界に出てくるお姫様なのではないかと錯覚してしまう。
そんな彼女だから当然友達も多い。彼女の周りには自然と人が集まってくるようだ。いつ見ても、彼女の周りには人垣が形成されている。
もう一度言おう。私は荻原優香が大嫌いだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 17:03:31
7756文字
会話率:24%
目が覚めると、そこには緑の大海原が広がっていた。
その中にぽつんと一件存在していたのはお菓子の家。
そこで出会った夢葉と名乗る少女
「光くん。あなたに、世界を救ってほしいの!」
出会いは夢の中。そこから始まるは、世界を思うがままに操作す
る黒幕との闘いであり、夢の中で集う少年少女達は、世界に立ち向かう。
けれど、それはほんのわずかなプロローグに過ぎなかった(1章)
「自分の世界を変えたいと思わないか?」
とある男の甘言に乗せられ、異世界(?)に転移させられた少年少女を待ち受けるのは、数多の試練(2章以降)
彼ら彼女らはその試練にどう立ち向かっていくのか。男の目的は一体何なのか。
そして御影光は、転移した世界で何を見て、何を知って、どうしていくのか。
夢と現実が交錯する時、必然のようで奇跡の出会いと別れは、どのような結末を迎えていくのか。
ラブコメディ、青春、タイムリープ、中二病、ゲーム世界等々、章が変わる度に世界観が変化するストーリー。
長い長い物語を、最後までぜひお楽しみください。
少しでもいいなと思っていただけたら、ブックマーク、感想、評価ポイントをお願いします!
褒められて伸びるタイプなのでたくさん褒めてください!どんどんいいストーリーを書いていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 20:11:15
836544文字
会話率:23%
今から小説を書いて書籍化したい? ランキング上位に入りたい?
ちょっと待った!
それを書く前に。基礎基本って大丈夫ですか? ルールは守ってますか? 楽にできる所を拘っちゃってたりしていませんか? ええ、不安ですね。
では
まず、ここに書いてある基礎基本をマスターしましょう。仮に既に投稿していてもこれを見て改稿すれば伸びるかも?
まずはこの執筆講座で学んでいけ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 21:24:08
5592文字
会話率:0%
【不定期連載です。】
刈茅ホールディングス代表の刈茅一鈴(いすず)は、後継者問題に悩まされていた。
後継者が居ないわけではない。刈茅の才女と言われた血は脈々と姪の刈茅未菜に受け継がれていた。
が、本人に後を継ぐ意思が全くない。
一計を案じた
一鈴は、未菜にグループ内の会社を一つ任せようとする。
もちろん、未菜が簡単に引き受けるような事はないのだが、そこには未菜が断れないような因縁が隠されていた。
【要注意】ガチ百合のキャラがメインの話が多いです。
お見苦しい点や、気分を害される場合があるかもしれませんが、何卒、ご容赦くださいます様、お願い申し上げます。
ただいま現在のあらすじ
国際的犯罪者ファントムの魔の手がAS女学院に伸びる。
果たして狙いは学院長か、刈茅未菜か。
AS女学院2年生ファントム編、まったり連載中。
のんびり行こうぜっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 00:22:11
553078文字
会話率:60%
パーティーシュ小説の大家『清水義範』氏の著作に、『国語入試問題必勝法』という作品があります。文章読解力と国語のテストの点数にはあまり関係がないことを皮肉たっぷりに描いた短編小説です。私がこれから触れることも似たようなもので、これを読んだか
らといって文章読解力がつく訳ではありません。ただ、おそらくこれを実践すれば、少なくても、中学校レベルまでの国語の定期テストの点数は、ある程度、伸びるのではないかと思われます。内申点が気になる学生諸君はぜひ役立ててください。なお、当方、大学で教員免許は取得し、塾講師等の経験もありますが、現役の教師ではありません。この文章は、過去の経験や、知り合いの教師からの情報を基に編んだものです。もし、現役の国語教師の方がいらっしゃっり、その目から見ておかしいと思われる点があれば、ぜひ指摘してください。(※「こんなことを書くこと自体がおかしい」的なものはとかはやめてねw)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 07:00:00
5485文字
会話率:0%
僕のクラスにはギャルがいる。明るいブラウンの髪はとても目立つし、大きな胸も、短いスカートから伸びる綺麗な脚も人目を引き付ける。彼女の名前は和水優香。なごみゆうか、だ。ほんわかとした空気をまとったゆるふわ美少女が目に浮かんでくるような名前なん
だけど……和水さん本人はそんなイメージとは正反対。クラスにいる時は基本無口。鋭い目つきで見られるだけで、話しかけようとする勇者もすぐに戦意喪失する。それでも軽率に近づく愚か者は、プライドを粉々にされて廃人化。誰も寄せ付けない和水さんはカッコよく言えば孤高の人で、悪く言えば超絶無愛想。見た目が派手な和水さんは、誰も触れられない存在で、クラスメイト達から怖がられている。それでも度々玉砕する男子が現れるのは、それだけ和水さんが魅力的だからだろう。どんなイケメンでも和水さんは興味すら示さない。それなのに……どうしてか僕には和水さんの方から声をかけてくる。しかも、いつもの仏頂面まで捨てて、笑顔さえ見せてくれるのだ。いったいどうして和水さんは僕だけに優しいのか、その謎も分からぬまま、僕は和水さんに甘やかされていき――。 童貞男子とクールなギャルの甘々ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 12:43:35
76661文字
会話率:37%