どこにでもいる平凡な少年は、
小さい頃に読んだ英雄の物語の影響を受け冒険者を志す。
本人に大きな才能は無く、
周りの優秀な同期を見ているうちに
いつしか上を目指すことを止めてしまうが、
冒険の中で出会う人達に触れることで成長し、
最高ランク
であるA級冒険者を目指す決意をする折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 08:44:18
5614文字
会話率:34%
中堅パーティを追放された中年男ウェスト。かつてその男はその才覚からエリートコースを進み、一時期はA級パーティにさえ所属していたほどの実力者であった。
彼の転落人生が始まったのはA級パーティに所属していた時、彼は自分の才能を過信するがあまり努
力を怠ってしまった。気づいた時には埋まらない差が他メンバーとの間にできてしまっていた。そして自身の凋落を自覚した彼は、他メンバーのお情けでパーティを組み続けるのは御免だとA級パーティを去った。
それから数年、才能の残滓で中堅パーティに所属しており、パーティメンバーとの関係も良好であった。
しかしこれからパーティがのし上がっていくというその時
「ウェスト、すまねぇがこれから先のパーティにお前は必要ない」
とクビにされてしまった。
途方に暮れるウェスト、手元にはリーダーから渡されたそこそこの手切れ金。人生何度目になるかわからない「今度こそ頑張ってみよう」を胸に誓い、彼は再起を目指すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 23:44:08
4393文字
会話率:32%
中堅パーティを追放された中年男ウェスト。かつてその男はその才覚からエリートコースを進み、一時期はA級パーティにさえ所属していたほどの実力者であった。
彼の転落人生が始まったのはA級パーティに所属していた時、彼は自分の才能を過信するがあまり努
力を怠ってしまった。気づいた時には埋まらない差が他メンバーとの間にできてしまっていた。そして自身の凋落を自覚した彼は、他メンバーのお情けでパーティを組み続けるのは御免だとA級パーティを去った。
それから数年、才能の残滓で中堅パーティに所属しており、パーティメンバーとの関係も良好であった。
しかしこれからパーティがのし上がっていくというその時
「ウェスト、すまねぇがこれから先のパーティにお前は必要ない」
とクビにされてしまった。
途方に暮れるウェスト、手元にはリーダーから渡されたそこそこの手切れ金。人生何度目になるかわからない「今度こそ頑張ってみよう」を胸に誓い、彼は再起を目指すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 00:43:35
1865文字
会話率:31%
突然全世界にダンジョンが出現して七年半が過ぎた。
ダンジョンは全てインスタンスダンジョンで、一度に入れる人数でA級からF級に分けられた。
出現から四年後、人類の限界を補うように特定モンスターの霊核で獣頭人身の戦闘用分身「アヴァターラ」が得ら
れるようになったのだが、まだB級のボスさえ倒されていなかった。
ダンジョン出現後の混乱期に両親を失った中学生早瀬高志は、ダンジョン採掘者を養成する高等専門学校を受験したが落ちてしまい、補欠入学を目指して最弱のF級ダンジョンで修行をしている時に、最弱のアヴァターラになる忍び猫を倒す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 20:50:31
27556文字
会話率:42%
「自分の寂しさを紛らわせるために誰かと寝て、そうやってごまかしながら。これからも、一人で生きていくんだと思ってた」
そんな私を変えてくれたのは、酒場で出会った一人の男だった。
図々しいくせに優しくて、あっという間に私を懐に招き入れた大きな男
。
そのくせ手が早くて、出会ったその日に家に連れ込まれた。
私達は、その一晩で恋に落ちた。
「これからは俺が一緒にいてやるよ」
翌朝、彼の家に押し込んできた数人の男たち。
彼らが言うには「この御方はオリウレラ公爵の嫡男!貴様のような下賤の女とは住む世界が違うのだ!」だそうで。
つまり、大貴族の嫡男様が親に逆らって家出していたところを、配下の皆々様に保護された。私はその場面にちょうど居合わせてしまったらしい。
「俺が愛してるのはお前だけだ。これからも、ずっと……!」
去り際の彼の言葉を、……私は信じた。
「ソロでA級まで上がってきた冒険者様を、舐めるんじゃないよ!」
絶対に、ワンナイトなんかで終わらせない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 18:06:03
6737文字
会話率:60%
「雑用係モルド・ベーカー、本日をもってお前をこのパーティーから追放する」
「私も賛成に決まっています。私、あなたのことが嫌いでしたから」
「……えっ?」
A級冒険者パーティー【革命の風】に所属していた青年は突如としてSSSランクダンジョ
ンの奥地で追放を命じられる。メンバー全員と幼馴染の【聖女】ティナに裏切られたのだと思い、意気消沈していたモルドだったが……
「はぁ……あんなの嘘に決まってるじゃないですか」
「嘘!? あのゴミを見るような目が!?」
前日に追放の実行を伝えられたため、ティナは急いで様々な根回しをしてくれていたそうだった。メンバーのもう一人、レイラとも落ち合い三人でパーティーを離脱するつもりとのこと。
「だからまずはこのダンジョンから抜け出しましょう」
しかし、二人を突如イレギュラーが襲った。上級冒険者を殺す死神と呼ばれる魔物【彷徨う赤き鎧】に襲撃を受けた二人。圧倒的な力の差。ティナはモルドを庇って死んでしまう。ティナは持っていた転移結晶を手渡し、
「どうか生きて、幸せに……」
そう言って、息を引き取った。
さらに死神の驚異的な一撃で、モルドたちが立っていた橋が崩壊を始める。モルドはダンジョンの『深層』に落とされるのだった。
モルドが目を覚ますと、そこは深層だった。しかし、地面に叩きつかれ血だらけになっていたはずの体は完治している。モルドは疑問に思いながらも、ティナを失った喪失感を抱えつつ探索を始めた。そして……喰われた。兎型の魔物に足を食い千切られ、巨人のような魔物に体中を棍棒で滅多打ちにされ、大量のムカデのような魔物に体を這い回られ、突き破られ、喰われた。……しかし、そこで意識を手放した先で、
「ようやく会えました」
モルドの精神世界のような場所で、彼は最愛の幼馴染と再会する。彼女は「生きて幸せになってほしい」という呪いをかけたのだという。心撃たれたモルドは宣言する。
「俺がお前を生き返らせてやる。絶対の、絶対の……絶対にだ!」
青年は【聖女の呪い】を抱えながら、喰らう。時には自身の身を削りながら、喰らい続け、成長し続け……いずれ最強へと至る。
一方、実はモルドの驚異的な指示で成り立っていた【革命の風】はダンジョンの中層ですら歯が立たなくなっていき、「最低最悪のパーティー」として没落していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 17:05:18
25703文字
会話率:28%
読書が趣味の嘉村匠であったが、隣の家で殺人事件があったことにより、今までの生活が一変し、警察の協力者として活動を始めることになってしまった。そして、読書で培った知識、広い視野、鋭い観察眼で様々な事件に関わっていき、自分の残酷な過去、因縁の宿
敵に再び向き合っていくことになる。
半月の探偵として、彼は高らかに告げる。
「さあ、事件の幕を引くとしようか。」と。
男子学生による小説です。
小説を書くのは初めてなので、文章が拙く、日本語も所々おかしいかと思いますが、温かい目で読んで頂ければと思います。
また、トリックなどは自分で考えたいと思いますが、何分そこまで頭がよくないので、既存の小説(東野圭吾のガリレオシリーズやシャーロックホームズ、アガサクリスティーなど)のトリックを改変して使うことがあります。
もし、何かいいトリックがあれば、教えていただけると幸いです。
アルファポリス様、カクヨム様でも同名、同内容のものを投稿しております。よろしければそちらもどうぞ。
用語解説
警視庁・・・日本にある治安維持組織の最高機関。
捜査一課・・・主に殺人事件や盗難、詐欺など、国民に起こる全ての事件を担当する。
事件の種類により
・刑事局
・生活安全局
・交通局
・公安局
・サイバー犯罪対策局
・外国組織対策局
などで分かれている。
捜査二課・・・対政府や暴力団対策に特化している
協力者・・・主に警察の事件解決や治安維持に対して協力的かつ有効的な手を持つものがなり、警察の業務を協力して片付ける。犯罪コンサルタントや弁護士などが多いが、志願すれば一般人でもなれる。
A級協力者・・・協力者の中で最高の権力を持つ。通常は警視総監からの指名でしかなることができない。
自由に警視庁に出入りできるが、直接的な捜査権限は持たず、警察機関からの協力依頼で捜査に助力する。
一つの局に一人存在する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 22:20:48
133185文字
会話率:35%
A級冒険者パーティー「白銀の剣」。
新進気鋭の冒険者集団として活躍し、その構成人数は5人。
その中の一人である青年、ユースは、今まさに絶望の淵にいた。
突然告げられたパーティーからの追放。理由も分からず、この先も考えられずにいる。
ユース
は、最後になるであろうダンジョンの中へと、足を進めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 20:07:34
45381文字
会話率:41%
前世で上司と上手くいかずに希望退職で大手会社を辞めて、その後派遣会社を転々として心不全で亡くなった男がこのファンタジー世界にエドウィン・モーガンとして転生した。
転生した時に過去のようになるまいと今世で守る三つの事を彼は決めた。
一つはちゃんと食べられる技術を身に着ける。手に職をつける事。
一つはヨイショは大切。お偉いさんにはどんな人でも取り入って可愛がってもらい味方になって貰うと言う事。
そして最後の一つは絶対に自分がここに居ると決めた大手や条件の良いところは辞めないでしがみつく事。
彼は兵士や役人になれない貧乏な家柄だったので、幼馴染が作った、いずれはSS級もあると言われるA級冒険者チーム<チームジャスティス>に入り、しがみつく。
いくら首と言われても辞めない。
彼の異名の<ストーカーのエドウィン>は伊達では無い。
実は調子に乗って勝ち誇ると思ってる事を言っちゃうのが皆に凄く嫌われているのを知らないエドウィン。
お偉いさんにヨイショして相手をその権力で潰すので皆に凄く嫌われているのを知らないエドウィン。
一度恨みに思うと徹底的に相手を調べて、その結果ストーカーになり相手の心を壊すので皆に凄く嫌われているのを知らないエドウィン。
首にしようとしてもグループにすっぽんのようにしがみついて離れないので皆に嫌われているのを知らないエドウィン。
そんなエドウィンがこの世界で国家まで築くと言う物語です。
*************************
すいません。
勢いで書いてしまいました。
これも全部社会が悪いんや……番外編と同じ感じで、一部書き上げたら投稿していく事にします。
月に二部投稿出来たら良いかなと思ってますが一部だけになるかもしれません。
ご容赦くださいませ。
PS 早く、ホラー書けよと自分に言いたい所であります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 20:10:15
679730文字
会話率:45%
<銀河系最強の魔女>ブルー・ウィッチと呼ばれ、全宇宙の犯罪者たちを震え上がらせた絶世の美女テア=スクルトは、最愛の恋人を殺された復讐を誓う。
特別犯罪課特殊捜査官の地位を捨て、GPSを脱走したテアはA級指名手配を受けながらも、愛する男の仇を
討つために銀河を駆け、巨大な犯罪ギルドに戦いを挑む。
比類なき能力と絶世の美貌を持つテアが銀河系を舞台に活躍するスペース・オペラです。よろしければ、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 00:00:00
167124文字
会話率:43%
「え、俺じゃなかった!?」
——剣士や魔導士を始め様々な職業が存在する自由な世界 【ヴィーシ】——
憧れていた【冒険者】になるために塔の国の【王都:ヴァロメリ】へと辿り着いた少年・ハルトは、ギルドに登録して無事に冒険者生活をスタートした、か
のように思われた。
ハンバーグのトラウマをきっかけに、塔の国の統治者・巫女と呼ばれる存在と不思議な距離感で関わっていくことになる。
世界最高峰の冒険者でもある巫女に憧憬以外の感情を抱いていたハルトは、自由奔放すぎる巫女に翻弄されながらも仲間と共に着実に冒険者として成長を続けていた。
S級ダンジョンクエストを終え、【A級冒険者】へとランクアップ目前となった日、突如塔の国でクーデターが起こ る。
慌てて王都に駆けつけたハルト達が見たものは、捕らえられた巫女であった。
処刑当日に国民の前で逃亡を果たした巫女と、それに巻き込まれる形で着いていくことになったハルト達。
仲間を失いながらも国境目前まで逃亡生活を続けていたが、兵士達との戦闘でハルトは巫女を庇い致命傷を負う。歪んだ微笑みを浮かべる巫女。
ハルトは薄れゆく意識の中で聞こえてきた巫女の言葉が頭から離れなくなるような気がした。
「ごめんね、君じゃなかったみたい」
そしてハルトは血溜まりの中で息を引き取った。
それを見届けた巫女は何事もなかったかのよう に鼻歌混じりで再び歩き出すのであった。
これは、現実と仮想が混ざり合った、とある世界の序章に過ぎない話である。
※こちらはシリーズ作品となっています。
もっと使い方がわかるようになったら、それぞれの作品に分けて投稿したいと思います。
やや残酷な描写があるかと思うので、苦手な方はご注意くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 01:48:44
258965文字
会話率:50%
ある所に魔物に追い詰められながらも元気に暮らしている国があった。その国のひと時。
その国には冒険者ギルドと言う魔物を倒すことを成りあいとした人々がいた。その中でもA級の冒険者であるアレンは、一つの【指名依頼】を受ける事にした。その依頼は【ブ
ラッディオーガ】の討伐。
B級の魔物であるブラッディオーガは気高く剛力で「強い」。そんな魔物をどのようにして倒していくのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 22:09:25
3236文字
会話率:26%
後に世界魔法大戦と呼ばれた戦争で生じた物理法則を無視した現象は総じて魔法と呼ばれた…。大戦から10年が経った今A級戦犯“戦争屋“の残党を倒すべく“魔力を無限に生みだす“能力を持ったミカが立ち向かう!
最終更新:2022-02-12 21:19:24
6897文字
会話率:41%
《調合》スキルしか使えない雑用荷物持ちのアッシュ・グレイソンは火力至上主義のA級パーティーのメンバーに、役に立たない、金にがめつい、説教くさい、などと罵られ見限られ、パーティーの資金を持ち逃げしたと冤罪までかけられて逃亡する羽目になってし
まった。
隣国に逃げ込んだアッシュは《調合》スキルが伝説級の錬金術師と同じものだと知る。
「金さえあれば火力が出せる! 俺はまだまだ戦える!」
アッシュは錬金術師と冒険者の二刀流で行きていくことを決意するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 08:00:00
133389文字
会話率:43%
孤児であり、Fクラス冒険者として特に才能もなかったアルス。天からの祝福【職業(ジョブ)】を得る金もなく、日々、最底辺の仕事で日銭を稼ぎ、暮らしていた。そんな時に誘われた集団レイド。
有名ギルドと共に攻略することになったA級ダンジョンだったが
、ダンジョン最深部、ダンジョンコアのある場所にて【超越者】に見初められることとなる。
彼から与えられたのは三つの職業。それが「暗黒剣士」「死霊術師」「魔物使い」だった。
でも……その3つを極めれば、それって魔王なのでは??
なにもすがるものがないアルスはたとえ人類の敵といわれる可能性があろうと、その一筋の光明にすがり、歩き始めるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 07:50:19
96898文字
会話率:20%
20XX年の宇宙…
主人公ミエルは地球軍(アース)の最高司令官となって宇宙戦争をしていた
この世界では宇宙戦士(アトム)が超能力を使って多彩なバトルが描かれる
宇宙戦士(アトム)にはランクが存在する
S級…銀河に12人居るとされている最
強の戦士
(この中にミエルも含まれている)
A級…銀河に1万人居るとされている
B級…銀河に100万人居るとされている
C級…その他の戦士
ミエルは世界政府にS級の力を見抜かれ、地球軍の最高司令官に任命された。
しかし、ミエルは力の使い方すら知らない凡人である
ミエルは幹部達にまともに自分が戦えないという事を隠している…
この物語は凡人が宇宙最強にまで成り上がる話だ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 23:45:25
467文字
会話率:65%
勇者の血を引くA級冒険者のツェート。
チーム『鉄と酒』の一員として今日も依頼をこなしていく。
頼りになる仲間と共に、迫りくる筋肉を華麗にかわせ!
コメディ短編もの。
ヒロイン不在でホモも無し。
最終更新:2022-01-23 12:33:30
22224文字
会話率:32%
『料理β』スキルで仲間にバフをかけつつ、雑用をしていたリアム。
薄給、激務、僅かなやりがい。
それでも、いつかは待遇が改善されると信じていた。
「リアム、君をこのパーティー『黒猫』から追放する」
しかし、待遇改善どころか突然にパーティー
から追放されてしまう。
次の加入先が見つからず、単独でダンジョンで潜って日銭を稼いで過ごす。
ある日、A級パーティーの冒険者に料理をご馳走したことをきっかけに才能を見出される。
「ねえ、私たちのパーティーに来ない?」
A級パーティーに加入したリアムは『料理β』によるバフで最強を目指す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 22:41:20
7928文字
会話率:18%
ダンジョンがあらわれた世界で、人々は生きている。
魔力を昇華させ、魔術や気術を使い、一部の人間は先天性の能力「アビリティ」を使いダンジョンに立ち向かう。
主人公は先天性の能力「空間転移」を持って生まれた。
しかし、まだ物心もつかぬ頃、そ
の能力が暴走し、両親と離れ離れの異国の地に飛ばされてしまう。
だが、運命は彼を見捨てなかった。優秀な師に育てられ、強くなっていく彼に遂に両親との再会の機会がやってくる。
両親と再会し、日本に帰還した彼は何を成すのか。
その運命から、目が離せない……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 18:37:17
11412文字
会話率:23%
「いつでもお湯が出せる?」
「まさか、いつでもお風呂に入れるってこと!?」
「ええっ!? それ、最高じゃないですか!」
キラキラと輝くような三者三様の魅力を振りまく女の子たちに囲まれる。
その日、少年ロシュの人生は変わった。
天
恵。創造神に選ばれた者だけが持つ、歴史に名を刻んだ英雄たちを英雄たらしめた強大な力。だが、冒険者志望のロシュが得た天恵はただ自由に【お湯】をだせるだけという不遇なものだった。
そのせいでギルドのお茶汲みにされたロシュは、日々こき使われ冒険にも出られずクランも組めず、ただひとり鍛錬に励むしかなかった。そんなロシュを周囲は無能のお茶汲み野郎とせせら笑う。
だが、そんなある日。
「貴方をわたしたちのクランに迎え入れたい。貴方はわたしたちに足りないものを持っている。望むのならば、この手をとって」
偶然ギルドを訪れた、超有名A級美少女冒険者クランから差し出された手。
その手をとった日から、ロシュの世界は、運命は、大きく変わり始める。
「本当に冒険者向けの、最高の天恵」
「これは鍛えがいがあるかもね!」
「はあ。うっとりしてしまいます~」
戦闘の役に立たないはずの天恵が、なんと使い方次第で最強の武器に!?
あこがれのあの娘に追いつくために、あの手この手で強くなれ!
同じお茶汲みなら、可愛い女の子たちとの優雅なティータイムのために!
これは、やがてロシュが最強のS級冒険者となって、そして彼女たちと共に伝説の英雄とうたわれるまでの物語。
◇◇◇◇
「ん。いいお湯」
「は~。気持ちいいわね~」
「お肌つるっつるになっちゃいますね~。……あら? 貴方も早く入られては?」
※混浴はデフォルトです。
メンバーはこの先、もっと増えるかもしれません。
※「ざまあ」よりは意趣返し?(主人公を蔑んだ相手との対決の場はあります。わりと序盤に)
閉鎖的な環境で人間関係に恵まれず、くすぶっていた主人公が、新たな環境と理解者(しかも美少女)と一緒に進んでいくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 06:02:08
231501文字
会話率:43%
「シドロ。君には今日、ここでパーティーから抜けてもらう」―――A級冒険者パーティーで荷物持ちをやっていたシドロは、【軽量化】という手に持ったモノの重さを軽くさせる能力を持っていた。しかし、それはあまりにも地味であり、周りにはあまり評価されず
にいたのだが、一方で魔王を倒した伝説の勇者パーティーの一人、『白光』パーシルには目をかけられていた。だが、パーティーリーダーであるナザンはそのことが気に食わず、ダンジョン内にある『奈落の大穴』にシドロを突き落としてしまう。
突き落とされながらも、何故か生きていたシドロは、ナザンに仕返しをするという意思を持ちながら、地上へ帰ることを誓う。そんな中、彼はとてつもなく重い一本の魔剣を見つけた。
と同時に襲い掛かってくる巨大な魔獣。
絶体絶命と思われたが、しかしなぜかシドロはいともたやすく魔獣を撃破してしまう。
わけがわからず呆然としていた彼に答えを教えてくれたのは、先ほど見つけた魔剣・フール。
『貴方のスキル【軽量化】は手に触れていなくても発動できる。そして、周りのものを羽毛のように軽くさせられる。物理的攻撃において、これほど脅威なものはないでしょう』
フールの助言によって、シドロは【軽量化】の戦闘における使い方を学んでいく。
彼女、物理的攻撃、魔術的攻撃でも破壊されない、まさに、折れず、曲がらず、壊れずといった『最硬の魔剣』であった。
問題があるとすれば、ただ一つ。
「人間の姿の時、体重はどれくらいか、ですか? 女性に体重を聞くとは、やはりマスターはゲスですね」
「そこまで言う!?」
「人間の姿でも戦えるか、ですか? 女性に戦わせて自分は後ろで応援するだけとは。やはりマスターはクズですね」
「誰もそんなこと言ってないよね!?」
「あの扉が上へと繋がっている? 早計ですよ、マスター。あの扉が上に繋がってるとは限りません。そんなだから、マスターは背丈が小さく、頭も悪く、年齢=彼女いない歴なのですよ」
「流石にそこまで言われるような要素皆無だったと思うんだが!?」
想像以上の毒舌に、シドロは毎日のようにツッコミを入れていくのであった。
一方、シドロがいなくなったパーティーは、その翌日からある異変が起初めて……。
これは、一人の荷物持ちと毒舌魔剣が、己の価値を世界に知らしめる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 07:27:32
200484文字
会話率:43%