青き精花は紅(アカ)に侵され、
赤き少女は蒼(アオ)に蝕まれる。
二つの存在の、皮肉な関係性。
『柏葉二十三号』掲載作品
最終更新:2012-09-18 07:00:00
10788文字
会話率:17%
近世と近代の狭間に一つの激動に満ちた時代があった。
手に剣を胸に魔法を秘め、誇りと伝統を枕に戦う時代に終わりを告げられ、手には銃を胸に階級章を付け、自らの命を奪わんと降り注ぐ砲弾の雨の中を恐怖に身を竦ませながら兵士が駆け抜けたそんな時代。
かの時代に一つの国家が産声を上げた。
その名は<ヴァイゼンラント帝国>。
無数の困難を乗り越え生まれたこの国は、その成り立ちに批判的な史家達ですら『神の大いなる寵愛を受けた国』と皮肉に侮蔑、そして嫉妬に身を燃え上がらせながらも称せざる得ない。
あの時代において類稀な機知と知略、謀略に身を染め上げながら羽ばたいていった帝国。
そんな帝国には一つの御伽噺が残っている。
それは『ヴァイゼンラントの白蛇』。
本書はその御伽噺の人物『白蛇』と化した彼女が人間として生きた本当の軌跡の証明であり、御伽というベールによって隠された向こうに確かに存在していた真実の告白なのだ。
『ヴァイゼンラントの白蛇』ユリアナ・フォン・エーデルシュタイン (著、監修、編集)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-20 23:04:05
1272文字
会話率:0%
G=H-TS の皮肉です。
最終更新:2011-06-15 17:04:56
3048文字
会話率:39%
『自ら命の絶った者の残りの時間を橋渡ししましょう。』少年はそう言って、今日も独り妖艶に微笑んだ。『貴方も時間を放棄にしに来たのですか?』なんて愚かな行為だろう。少年はまた皮肉気に嘲笑った。
最終更新:2009-11-12 12:11:03
12894文字
会話率:30%
短い文章で綴った皮肉と恐怖。1シリーズごとに3話ずつ掲載していきます。
最終更新:2009-09-24 23:01:43
643文字
会話率:69%
ぼくの中のそれは凶暴で…少しの皮肉を込めた、狂想系の物語です。
最終更新:2009-07-22 23:37:28
885文字
会話率:0%
タイトルは【いのちのうた】と読みます。ちょっとホラーな童話調の話です。痛みを知らないからこそ人を殺すということに罪悪を覚えない子供がどんどん人を殺していきます。最後はちょっと皮肉な話です。よろしければ御一読お願いします。
最終更新:2009-03-20 00:11:46
1027文字
会話率:50%