「そっか、ボク、死んじゃってたんだ」
本来なら死んでいるはずの少女、明が自分の墓の前で涙を流した。――初代の因子と呼ばれる物を持っている者たちは、強く願う事でその願いを叶える力を得た。その願いによって蘇り、皮肉な事に永遠と日常の続く世界に
閉じ込められてしまった。だが、その願いを願った子供達、燐や優人の犠牲により出口を見つけた明は世界から脱出し、燐の残した言葉を頼りに、自分達を救ってくれる、 天使と呼ばれている少女を探し始める。そして、世界に疑問を持ち始めた時、明はようやくセナという希望と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-01 22:43:24
90146文字
会話率:58%