毎日、当たり前の様に聴いていた、あなたの音。
玄関の鍵を開ける音も、廊下を歩く音も、全部あなたの存在を示してる。
でも、その音が聴こえるのに、あなたがいない…。
最終更新:2021-09-26 22:14:18
5665文字
会話率:18%
祖母宅へ帰省していたトオルは、幼馴染の瑠花と集と共に蔵の掃除を終え裏山へ。そこにある秘密基地へ着いた三人は、突然現れた白く光る球体に飲み込まれた。そして三人は目を覚ます。そこは何もない草原。彼らはその異常な出来事に混乱するも、目の前に見たこ
ともないモンスターが現れる。どう考えても可笑しい現実を、何とかくぐり抜けたトオル達。そして聴こえるアナウンスーー『レベルアップしました』胡散臭い現実に三人はそこがどういう世界か理解していく。これから三人はどうなってしまうのか。ファンタジーギャグコメディー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 00:02:17
18560文字
会話率:53%
誰も知らない街へ行きたい。
思えばそんな気持ちからだったのかもしれない。窓の外を眺めてふとそんなことをおもった。今日はあの日、私の人生を変えたあの日とあまりにも似たような雨だったから。この雨を追いかけて行けば私を変えてくれる「何か」に出会
えるかもしれないなんて不確かな確信を持ってしまった。
その日は視界がぼやけるほどの雨だった。定期的にも不定期的にも聴こえるその音は私に何もかもどうでもいいと思わせるに十分だった。傘をさしていたのかさえも覚えていない。ただどうかしていた。そう、どうかしていたのだ。携帯から連絡先はもちろん、全てのアプリを消して、設定を開いて初期化した。マンションは解約して、行く宛もなく小さな肩掛けのバックだけを持ってバスに乗った。雨が頬に落ちる。今だにはっきり覚えているのは見慣れた景色がだんだん知らないものになっていくのに、私の心だけはあの都会の風景に残されたままだったということだ。
ある日会社をリストラされた主人公、西野はたまたま通りかかった喫茶店に入る。そこには20代前半くらいの整った顔立ちの好青年がいて、手慣れた様子で席へと案内する。彼の入れるコーヒーは心を満たしてようなくれる安心するような包み込まれるそんな味がした。気づけば西野は涙を流していた。そんな西野に彼はハンカチを差し出して、この席は特等席だと言う。そして彼の細くて長い指が差したところには栞くらいの大きさの紙が挟まっていた。そこには【夕刻、雨の降るバス停 行き】と手書きの文字で書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-21 00:21:44
4083文字
会話率:53%
渋く鳴く長月のミンミンゼミは、僧侶の読経の様に聴こえる。
夏の恋に浮かれ、先に逝った輩を弔うかのような、蝉の声が。伴侶を求めても、誰もきっともういない、ガックリとしながら鳴いてる気がするミンミン蝉。
最終更新:2021-09-15 20:47:18
3235文字
会話率:5%
夏のホラー2021参加作品
かくれんぼの様に、じっとして息を殺して潜んでいれば、見つからないと思ってますね。いえいえ、音から判るのですよ。
この部屋に聴こえる音は。
コォォォォォォという、乾いた冷風を吐き出す音と。
ドクン、ド
クンという、熱く命脈打つ音の2つなのです。
先ずはあなたの存在を、しっかりと確認を致しましたよ。よく視えてます。ワタシに宿る力により、あなたの考えてる事も手にとるようにわかります。
よろしくおねがいしますね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 14:06:21
2331文字
会話率:9%
「夏のホラー2020」
裕太はグレーチングが苦手だ。歩道にある鈍い銀色のそれ。歩いていても避けて通る。溝蓋だけではない。街の中には地下鉄の通気口に使われている、それもあるのだ。
耳をすませば音が聴こえるというそれ。四角いその上を裕太は
絶対に歩かない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 16:45:16
2307文字
会話率:16%
日常的にチートを使用してゲームをしている主人公
SNSのDMフォルダ並びにブログコメは罵詈雑言の嵐
だがそれすらも嘲笑いネタにする日々
その日もオンラインゲームに約半日潜っていた。
ゲーマーとはいえ長時間プレイは普通にキツイ。
椅子に深く
腰掛け休憩していると声が聴こえた。
幻聴が聴こえるのはさすがにマズいと思い目を閉じる。
次に目を開いたとき、そこは主人公の知る世界ではなかった…
※前半、主人公が最高にクズいです。※
※この作品はチート行為を促すものではありません。チート行為は国によっては犯罪です。絶対にやめましょう。※
作者自身チートを使ったことはありません。過去に遭遇したことのあるチーターの記憶がもとになっていますので知識に偏りがあります。
コメントで皆さんが過去に遭遇したチート行為を教えていただけると嬉しいです。
勿論普通のコメントも大歓迎であります!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 18:00:00
1524文字
会話率:29%
大病で亡くなった男。肉体も記憶も失った「無」の中で、彼に唯一在ったのは意識だけ。考えにふけっていると、ある声が聴こえるのだが、その声の主は誰なのか。そして命の行方とは。
最終更新:2021-08-25 08:38:33
880文字
会話率:10%
創作に足を突っ込む瞬間。幼いころから私は本来聴こえるはずのない“声”が聴こえていた。その声に応えたときから、私は世間から浮いた存在になってしまったのではなかろうか。なんて思うのです。普通に生活していても、聴こえる“声”が、私に何かを造れと
言うのです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-06-09 06:02:13
264文字
会話率:0%
売れない芸人、小泉。彼の人生は、「ラブライブ!」との出会いによって、大きく変わっていくのだった。
最終更新:2021-07-04 00:39:37
12987文字
会話率:66%
聞こえて来る[声]は今日も煩い。
そんなある日、コンビニ店員の
[声]が聞こえてきた。
流石というべきか
お客に表ではニコニコしてるのに
[声]は思い切り不機嫌だった(笑)
最終更新:2021-06-19 15:07:16
7805文字
会話率:27%
“闇”の格納所に勤め始めた僕が感じたその“闇”。そしてもう一つの光。そして音楽から聞こえてくる命の輝き。新たなスペクタクルの誕生!
キーワード:
最終更新:2021-04-25 17:04:20
5483文字
会話率:0%
大学生の僕は、いつも聴いている奇妙な放送局、FM無意味チャンネルが終わるのを機にキャンパス生活に戻った。ところがこのFM放送局のことは他に誰も知らなかった。
ある日唐突に美人の院生が現れて准教授に紹介されるがこれまた美人。FM無意味チャンネ
ルは彼女たちが運営していたのだが、奇妙な秘密が隠されていた。
※本作は、エブリスタ、カクヨムにも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 23:47:03
6603文字
会話率:20%
彼は2つの難題を抱えていた。
一つは「耳鳴り」。物心がついた頃から聴こえるそれは、彼から心の休まる時間を奪っていた。
二つ目は「不眠症」。彼は、薬がなくては眠ることができない。長時間眠れないと、幻覚や幻聴が襲ってくる。それ以上に、
皮膚感覚が鋭敏になり、人間らしい生活をするのにも一苦労だった。
仕事を続けながら、耳鳴りに耐える日々を送る彼の精神は、常に疲弊していた。
彼が感じ取る世界は、幻覚によるものなのか? それとも、何かしらの真実なのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 08:00:00
17661文字
会話率:25%
「なんなやつ・・・死んじゃえばいいのに」
「死ね・・・」
「あいつホント・・・ウザイ」
「あぁ・・・会社、嫌だな~また課長に嫌味言われちゃいそうだし」
「いい体してんな~」
朝の通勤電車の中で、麻生久美子は思わず目を伏せた。
「いつからだろ
う?声が聴こえる様になったの・・・」
久美子は電車の中で目を閉じてそう自問していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-19 06:00:00
37801文字
会話率:59%
森の奥に住むカエルくんの冒険のお話。
探し物は見つかるかな?
最終更新:2021-01-08 21:19:03
2640文字
会話率:47%
あなたに見える言の葉は
わたしに見える言の葉ですか?
あなたに聞こえるこの音は
わたしに聴こえる音ですか?
わからないわからない
わからなくって
わからなくなって
ごめん。
最終更新:2020-12-22 18:36:05
1544文字
会話率:29%
風の中に歌が聴こえる。
いつも聴こえる美しい旋律の歌。
どこにいても聴こえるのに、どこを捜しても歌っている人間を見つけることが出来ない。
しかし、あるとき、霧生柊矢(きりゅうとうや)は歌っている少女霞乃小夜(かすみのさよ)と出会った。
柊矢
は、内気そうな少女に話しかけることも出来ず、ただ歌を聴いているだけの日々が続いていた。
ある日、二人の前に白く半透明な巨木の森が出現した。
二人が見ている前で森はまた消えていった。
その夜、柊矢の所有しているアパートの近所で火事が起きたという知らせに現場へ行ってみると小夜がいた。
燃えていたのは小夜の家だった。
たった一人の肉親である祖父を亡くした小夜を、成り行きで柊矢が引き取った。
その後、柊矢と小夜はやはり、普通の人には聴こえない歌を歌う青年と知り合った。
その青年、椿矢(しゅんや)から普通の人に聴こえない歌が聴こえるのはムーシコスという人種だと教えられる。
そして、柊矢の前に、昔、白い森へ入っていって消えた元恋人霍田沙陽(つるたさよ)が現れた。沙陽もまたムーシコスだった。
柊矢は沙陽に、ムーシコスは大昔、あの白い森から来たから帰るのに協力してほしいと言われる。
しかし、沙陽は小夜の家の火事に関わっていた。
柊矢と小夜、柊矢の弟楸矢(しゅうや)は森への帰還を目指す帰還派との争いに巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 16:23:40
128043文字
会話率:39%
人生は突然の連続などと誰が言ったのか、あるいは誰ともつかぬ集合知の様なものか、ともかく突然ハイエルフに転生して突然奴隷になったので、人生に悲観……する事なく持ち前の「プロ意識」で明後日の方向に全力疾走するハイエルフちゃん(元♂)の明日はど
っちだ! そら明後日の前なんだからもう通り過ぎたんじゃない? な作品です。実質コメディ。
プロってなんだろう。訓練を受けたらプロ? 給料が発生したらプロ?
違う、プロとは、ゲッ◯ーとは……! 的なドワォ、とは一切関係ない作品です。実質ギャグ。関係ないけどその後にボールってつけたらなんかセンシティブだよね。ギャグ単品だと別にエッッッな感じはしないのにね。不思議だね。ゴールデンとかギャグとか連呼した後にボールは友達って聞くとそういう意味に聴こえるから困る(ファンに刺されそうな発言)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 20:01:05
20694文字
会話率:27%
遠くで虫の音が聴こえた。
リーン、リンと伸びやかに、途切れ途切れに聴こえる音色は夏の終わりと、秋の訪れを知らせているよう。
夏の騒がしさはなく、どこか物寂しげな音色が哀愁を誘う。
時折風に吹かれて舞う木の葉が紅葉しているのか、そうでな
いのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 00:00:00
1783文字
会話率:0%
雑貨屋さんでバイトの初日、新人の青年は「誰か」に声をかけられる。声の主は棚に飾られていた紫水晶(アメシスト)! 「彼女」はとてもおしゃべりで、「聴こえる人」である青年にいろいろなことを語りだす……。鉱物沼にハマりかけの一個人が書き上げた、あ
こがれの詰まった小さなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-14 08:05:28
2133文字
会話率:25%
歌が聴こえる。
遠く海底の崖から聴こえる歌に、人魚の娘シレーネはずっと前から魅かれていた。
崖に行くのは禁忌だったが、ある時娘はたまらずに、歌い手に逢いに行ってしまう。崖の途中で大イカに襲われた娘は、『海蛇の王子ナーマン』と名のる妖美
な青年に助けられ、彼に恋をしてしまう。
それを知った姉のシーレンは猛反対し、海蛇王子にまつわる昔話を語り出す。彼がいかにして海蛇のような容姿になったか。そして彼にかけられた永遠に続く呪いのことを……。
それは美しい人魚の娘と、『みにくい』容姿の海蛇王子の、塩辛い恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-13 05:56:07
17180文字
会話率:47%
とある事情から高度なハッキング技術を習得したハッカー男は案件チートプレイ実況者「オトセン」として乙女ゲー開発メーカーを横断するフリーランス系動画投稿者。
今回も乙女ゲーのチートプレイ実況で乙女ゲー厨の視聴者の夢と希望と恋愛感情をぶち壊す
はずが、何やら自キャラ(主人公)の様子がおかしい…?
一方、こちらは以前学生バイトとしてバッガーをしており、何度もそのゲームをマニュアルに従ってプレイした事がある腐女子。彼女は何とオトセンがチートプレイしている乙女ゲーの主人公・皇女ノアに転生してしまったのだ!
攻略キャラに読心チート設定をかけたゲーム実況者と主人公に転生した妄想バリエーション豊かな腐女子……それぞれこのゲームとシナリオを熟知した2人が原作から考えた思惑通りにいかず焦る、戸惑う!
果たしてオトセンと皇女ノア、その2人に振り回される騎士を中心とした登場キャラたちは、ちゃんとハッピーエンドを迎えられるのか、それとも原作史上最悪のシナリオ「綺麗な皇女様(通称:終焉の朝)」を迎えてしまうのか?!
(注意) この小説は以下の理由により15歳未満の閲覧を禁止としています。
・犯罪行為を助長する恐れがあるため(筆者はそのつもりは一切ありません)
・死や生命を軽んじるような描写があるため(筆者はそのような言動を助長するつもりはありません)
・人を不快にさせるような言動を登場キャラが取ったり、そのような背景を舞台としたりしているため
・一部暴力的な描写があるため折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 20:16:00
393633文字
会話率:60%
「シナリオ把握完璧なのに、攻略対象に心の声が聴こえる逆チートのせいでフラグをへし折る努力をせずに済む皇女の話」の第100部分記念として打ち出された番外編。
漆黒の結社に捕らえられその横暴な習慣・労働環境を強いられるすべての労働者に贈る、
社員VS痛客の戦記。
攻略キャラの「中の人」の声が聴こえますか?
彼らは必死に今日も抗い続ける。
最後に…ノア(痛客)とかオトセン(冷やかし)とか終焉プロ(企業クライアント)の奴らへ。
ルシーズで受けた借り(セクハラ)はルシーズで必ず返す!
下請けがやられっぱなしだと思うなよ?彼には最強の同僚がいる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 17:21:43
17121文字
会話率:50%
重複ではない「 28作品目 ( 36投稿作品 )」です。
「 夏のホラー2020 」6作品目の投稿です。
貧しい家の子供が2人、両親と離れて出稼ぎへ行く事になりました。
子供だけで最寄り駅へ向かい、到着した汽車に乗り込みました。
2人きりの汽車の旅が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 00:37:00
2350文字
会話率:38%