病床の孫娘の看病の果てに、命を落とした侯爵夫人のシビーユ。
彼女は孫娘クロエの体の中に入り込み、自身の葬儀に参列することに。
「私を顧みない貴方の愛なんて」
さっそうと現われた夫ハロルドが手にする物を見た途端、クロエの体でもって
シビーユは怒りを爆発させた。
「もう遅い」
怒りに身を任せる幼子の声が、ハロルドの眼前で木霊する。
彼が成すべきこと。それは、シビーユの怒りの受け皿と化すことだけだった。
十二年の時が過ぎても、ハロルドの贖罪は終わらない。
孫娘のクロエとフローラは、静かに見守ることしか出来なかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 14:19:25
2846文字
会話率:35%
主人公は今回で3度目の転生だった。
一回、二回どちらとも楽しい事など一つも無く只々他人に弄ばれて死んで行く人生。
3度目にして初めて主人公が大切なものを手にし、世界を旅する中で転生に隠された真実と世界の裏を知っていく...
これは世界に復
讐すると告げた愚かで勇敢な英雄と、彼を愛し世界を呪った聖女の遠い昔話であり、歴史であり、今を生きる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 11:36:27
6125文字
会話率:45%
君に問う、飢えた者が生きるために盗みを行わんとするのは悪なのか?
君に問う、飢えたるを免罪符とするなと声高く叫ぶけど飢えたる辛さを知っているのか?
君に問う、不自由なるものを石もて追うたことのありやなしやを………
君に問う、せめて物語の中だ
けでもやさしき世界なれやと思うことは愚かであるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 12:00:00
3341文字
会話率:69%
学ぶことが好きな少女が巻き込まれた理不尽と、理不尽返し。
支配者層が愚かで胸クソ悪い話になっています。
最終更新:2021-07-24 21:00:00
14274文字
会話率:15%
最強の勇者と魔王が手を組んだ。彼女達は一卵性双生児、つまりは双子であった。魔族の従者『ミノタウロスの亜種』も加わった美少女三名で冒険者パーティーを結成していたが、神のあらがえない力により、誰か一名の追放を余儀なくされる。彼女達、そしてあな
たは、愚かで残酷な世界を知ることになった。
その後、勇者と魔王は『楽園』へと向かうが、ささいなことがきっかけで、二人は対立をしてしまう。運命の歯車は狂い始め、やがては魔王軍さえも巻き込んだ復讐劇へと発展する。だが、彼女達はまだ知らなかった。草原では神をも凌駕するような奇跡が起きていたことを。
これは、救いようのない高慢な者達が過ちを悔いる、理不尽な英雄譚である。
※この作品は、『サキュリバーズ! =異世界の勇者オークションで落札されなかったあなたは、お人形サキュバスと一緒に一発逆転の恐るべきリバース能力で強行します!=』のファンタジー短編となります。
本作品サキュリバーズ・エクストラは、『追放物、もう遅い、ざまあ』のパロディがテーマです。
チート異能力、ロリ魔物娘、百合あり、ギャグあり、サスペンスありで、美少女ゲームや乙女ゲームのような、恋愛ゲーム風の創作物語に仕上げてみました。
お嬢様系の貧乳サキュバスが日常系の地味な女子高生に話しかける形式の、二人称小説になっています。
もし、この作品が楽しいと思って下さる方がいらっしゃったら、ぜひ本編のほうも読んで頂けるとすごく嬉しいです。サキュリバーズ第一幕は、変態シーンから感動話まで、全72話でお待ちしております。
※本編は、
『サキュリバーズ! =異世界の勇者オークションで落札されなかったあなたは、お人形サキュバスと一緒に一発逆転の恐るべきリバース能力で強行します!=』
https://ncode.syosetu.com/n2319gy/ です。
作者の部分をクリックしても、本編へと行けます。
あるいは、どこかで『サキュリバーズ』と検索を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 21:00:00
10325文字
会話率:40%
これは夢追い人の一生を綴った物語。
彼が何を体験し、何を選択し決断したのか。
中には誰にでも経験があるだろう失敗談などもあるだろう。
共感できるものもあるかもしれない。
彼は愚かで弱かった。
そして無知で若かった。
彼は真っ直ぐで強
かった。
しかしずるくて卑怯でもあった。
筆者の実体験を基にした、物語。
気まぐれで更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 19:00:00
3329文字
会話率:36%
夫が亡くなり300日です。
日が過ぎるほど楽になると思っていたのが愚かでした。
ここからがきっと正念場。
彼が苦しみ生きた最後の2か月を私は独りでリフレインしなくてはなりません。
手元にあるのは文字と音楽、花々、そして私を包んでいるはずの夫
の意識、でしょうか。
久しぶりに泣きました。
泣くとわかっていて書いて泣いて、気分よくなってます。
* うちのダンナ詩集の一編です。
** 黒森冬炎さまご企画の「劇半企画」参加作品です。
音楽の記述が詩の邪魔になっているかもしれません。
ただ、曲を流しながら(46分とかかかりますが)該当部分読んでもらえると納得していただけるかと愚考します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 01:54:52
1076文字
会話率:34%
子どもの頃、壁や机に、あるいは好きな鞄に好きなシールを貼った事はあるだろうか。
その頃貼った憧れに、もう一度出会うにはどうしたらいいのだろうか。
無理だろう、だって何処に素顔があるのか忘れてしまった自分だもの。
今や生物の義務さえ捨て
てしまった自分に、どうして過去を懐かしむ資格があるのだと思ってしまうのだろう。
だけど見てしまったんだ、私は。人生を終える最後の最後に、少しだけ剥がれかけたシールを見つけてしまったんだ。未来を夢見る事は出来ない私が死ぬ前に、過去を思い出して何が悪い。
さあ、シールを剥がしていこう。剥がしていけば見つかる筈だ。無垢で哀れで愚かで何も未来に心配のない下らない下らない下らない大馬鹿で、
それでも未来に夢を見るため大口開けていた間抜けで情けない、憧れだったあの頃の自分を少しだけ覗ける筈なんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 06:50:38
897文字
会話率:6%
ユリアーネは、自分のことしか考えていない、馬鹿で愚かでブスな女だ。
小犬を拾ったのは衝動的というか、思いつきであって、決してユリアーネが優しいからではない。
──犬を拾ったら幸せになった話。
最終更新:2021-04-06 13:28:04
5111文字
会話率:24%
俺はAV監督だった。少なくとも、この異世界に転生するまでは。
野郎どもの下半身を立ち上がらせる事が仕事だったこの俺が、まさか復活した魔王を倒す為に女勇者を立ち上がらせる事になろうとはな。面白い。この無垢で地味な女勇者を完膚なきまでにセクシー
な女優に仕立てて最高にエモいAVを撮ってやろう。そしてアダルトコンテンツの力で国王までもをそそのかし、クソ程最強なパーティを組んで冒険に出かけるんだ。ファンタジー異世界と言えども世間は男と女。愚かで度し難いのは人間も魔物も同じだろう? 女勇者の正義の心があふれ出す様に、アソコの汁もあふれ出させてやるのがこの世界での俺の仕事という訳だ。
さあ、この物語が、いつまで「R指定なし」でいられるか。それも全て、この俺の立振る舞いにかかっているっていう算段だ。言わせるな。この紹介文を読んだお前が最初にすべき行動は「お気に入り登録」をすることだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 23:55:15
155426文字
会話率:60%
嘗てこの世界では人間やエルフ、龍やセイレーンといった様々な種族が地上、森、空、海の4つの世界を支配していた。
しかし、数百年による長い間の平和は、愚かで欲深い人間によって、侵略や略奪が繰り返された。
空を支配していた龍を兵器を強大な戦力とし
て、様々な戦争に利用されてしまい、次第に減少してしまった。
今では国家機密として、限られた者が限られた目的での使用を義務付けられている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-18 00:00:59
17884文字
会話率:26%
総合モーター製造企業として国内最大手の東証一部上場企業である株式会社大日本モーター。その社長である向日重治(61)は、次世代の主力産業として見込んでいるEV関連への出遅れに頭を悩ませていた。商品開発の遅延だけではなく、事業を指揮する人材が
不足している問題も抱えており、これらの解決策を部下と模索していたが決め手に欠けていた。
そんな中、高寺電機株式会社という東証2部に上場している小さな企業に目をつける。高寺電機は元々農機関連のモーターを開発・製造する企業だったが、経営層の放蕩経営もあり売上・営業利益は右肩下がりと縮小の一途。しかし、2年前に新社長として深山耕一氏(35)が就任してから経営改革を断行。資金・人材が不足している中、負債を処分しながらEV関連の部品製造へ進出を始めていたが、徐々にその新製品が市場に認められつつあった。
「この男とこの企業が欲しい」
出遅れている商品開発に加え、新事業を指揮する人材の確保を兼ねた一手として、大日本モーターは高寺電機の買収・子会社化を試みる。しかし、ワンマン経営者として有名だった向日社長の過去の振る舞いが仇となり、紆余曲折の末に買収は失敗。
「私はあなたのやり方を好ましいとは思わない」
大日本モーターは最後の手段としてTOB、株式市場における株の買い占めによる力づくの買収を高寺電機に宣言する。しかしそこに、小規模な企業の買収を専門とするプライベートエクイティRomney Capitalが深山社長の支持を掲げ、友好的な買収を提案するホワイトナイトとして急遽参戦。Romney capitalは大日本モーターと同じく高寺電機を買収し、経営支援による企業価値の増大、その後の株式売却による利益確保を目論む。
「弊ファンドは利益第一ではありますが、余計な手を出して金の卵を生む鶏を殺すほど愚かではありません」
さらなる事業拡大のために高寺電機と深山社長を求める大日本モーター、資金・人材不足を理解しながらも自らの経営理念に拘る高寺電機、利益第一ながらも深山社長の理念に賛同し支援に立ち上がるRomney Capital。
三者三様の思いが渦巻く中、高寺電機を巡る駆け引きが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 14:38:49
26746文字
会話率:40%
青は空の色
やさしくて、冷たい空の色。
愚かで馬鹿で泣き虫で、
誰よりも愛情深い人
僕の神様
泣かせてごめん
会いに行けなくてごめん
君の最期の願いは聞けそうにない
いつまでも君を、ゆきを愛してる。
これは僕が生涯をかけて愛す
ると誓った人との
出会いから別れまでを書いたものです。
ほとんど実話ですが、少し脚色されています。
僕の独白な為、大変読み難いかと思いますが少しでも共感していただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 20:12:54
21470文字
会話率:8%
見た人が真っ青になる程醜い顔をした少女アルラ。彼女は心優しい青年ダユトと共に穏やかな日々を送っていた。
ダユトはアルラの素顔を隠させ、働きに出させず、勉強もさせず、人と関わらせないで家の中にいることを望み優しく監視していた。
だがある日彼女
を醜いと呼んだ、美しい青年オーヴェルが街から帰ってきた。
彼は働きに出ることや文字を読めるようになることをアルラに促すが、それを知ったダユトの様子がおかしくなっていく。
おっとり天然少女×過保護系ヤンデレ。
両片思いの二人がイチャイチャしつつなんだか不穏なことになりつつです。とはいえハッピーエンド。
基本は恋愛糖度高めの甘々な話。
完結済全15話。10/31〜11/12の毎日10時に投稿されます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 10:00:00
75604文字
会話率:39%
夢を叶える直前で、突如村に訪れた龍神に花嫁として連れて行かれた花鈴。
夫に合わせた寿命により、何百年も生き続けながら胸の内には燻る怒りを抱いていた。
そんな妻の思いに気づく事無く、無邪気に溺愛して来る夫。
次第に夫に惹かれ始める自分から目
を逸らし、冷たい態度を取り続ける妻。
ある日夫が異界の娘を連れて来た事で、夫婦のすれ違いは加速していく。
愚かで浅はかな、一組の夫婦の物語。
※設定緩いです。
※本編二話+エピローグの予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 23:00:41
21843文字
会話率:44%
全くもって世界とはくだらん。
日々戦い、日々殺し合い、日々を戦場色に染めていく。
だから人とは愚かで醜い生き物なのです。それでここからが問題です。そこに生きる意味がある命が存在するというのでしょうか?はっきり言ってそれは皆無である。
だから
といって、死に進むのは愚か者のすること。では我々は醜い生き物となってやりましょう。
魑魅魍魎とうたわれし者ども。世界は我の色に染める。
そんな陰陽師家に産まれた少年。平等院政宗が妖怪と戦うお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 18:43:55
209312文字
会話率:44%
これは、神と人類の愚かで悲しい争い。
かつて禁忌を冒したアダムとイヴはエデンを追放され地球において子孫を残した。人類、ヒトの誕生である。しかし、人類は歴史を重ねるごとに過ちを繰り返し、地球は壊滅寸前にまで陥ってしまう。
神は決断するしか無か
った、地球のため、全ての子供たちのため、"人類を滅ぼす"と。
神による人類への猛攻。それに対抗する主人公たちの葛藤や心情をお楽しみください!
神と人との全てを掛けたSFアクション!!!
最後に勝つのはどちらなのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 21:18:26
4995文字
会話率:25%
クロスディア王国にはそれは愚かで有名な王太子がいた。癇癪持ちで、傲慢で、自分勝手。勉強は逃げだし続け、社交界デビューを迎える歳になってももまともな文章一つかけやしない。勿論、公務は人任せ。顔の良さがだけが取り柄の馬鹿王子。そんな彼は自分の婚
約者である真面目な公爵令嬢を嫌っており、伯爵家の我が儘放題な令嬢と遊んでばかり。当然、仲は最悪で、顔を合わせれば、公爵令嬢からの嫌みが飛び、王太子は怒声を上げ、罵りあう。そんな関係が続く中、国の威信をかけた盛大な舞踏会。王太子は恋人である伯爵令嬢を引き連れ、公爵令嬢にこう告げた。「お前との婚約を破棄する!」
そんな関係を装った頭脳派な演技の天才王子(ブラコンな愛国者)と魔法の天才な公爵令嬢(シスコン)による七年をかけた婚約破棄のお話。
*以前書いた短編「婚約破棄のその後で」のセルフリメイクの連載版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-11 11:02:35
21351文字
会話率:44%
【本編完結済】テリージア国には、素晴らしく賢い第一王女と、妖精のような愛らしい第二王女がいる。
「愛しい妖精よ、あなたには、いつも心奪われる。婚約は解消しよう。どうか私を愛してはくれないだろうか?」
------ 何を言ってるんだ、こ
いつは。
妖精のような王女エレナは、バカがっと呟くと、キレてお姉様の婚約者の脛を蹴り上げてしまった!
「あぁ、もう思うようにいかないわ!」
見た目こそ妖精のようなエレナだが、中身は大違い。家族や城内で働く者達から、愚妹な姫と囁かれている。
エレナには前世の記憶があり、日本という今と違う文明の中に生きていた。
何かある度に、前世で読んだ本を思い浮かべてはハロルドへ語り、物語を聞かされるハロルドは、エレナから聞く物語がもう実に気に食わない。悪い魔女はもちろん、怖い母親や幸せになるお姫様だらけで、あり得ない話にいつも心の中で反論している。
そんな愚かで馬鹿なエレナを大好きなハロルドは、大好きな姉の婚約を解消すべく動き出したエレナの手伝いをしながら、エレナを手に入れる為奮闘するのだが---- 鈍感であるエレナが気付くわけもなく空回りしてばかり。 果たしてハロルドの想いは伝わるのか、エレナは大好きな姉の婚約を解消させられるのか。愚かな姫の恋愛ラブコメディー。
ハッピーエンドです。
※番外編更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-21 13:03:13
134671文字
会話率:31%
これは、人の想いというものがどれほど独善的で、欲望に満ちていて、愚かであるのかという物語だ。
だが、勘違いはしないで欲しい。
この物語は想いというものがどれほど綺麗で、美しく、素直なのかという物語でもある。
最終更新:2020-05-31 22:55:21
1108文字
会話率:14%