マリエラ・ニルニーシュ男爵令嬢は、『夢喰い』の能力を持つ。他人の悪夢を吸収するそれは卑しく恥ずかしいものだと教え込まれ、暗い部屋で夜な夜な客の悪夢を食い続ける日々を送っていた。
ある日、夢の中で金髪の青年・ルカ・アンドヴェーラ公爵令息と出会
う。夢で客以外の人間を見るのは初めてで不思議に思っていると、彼は何度も夢に現れ、ついには現実で妹に婚約を申し込みにやってくる。マリエラは彼が自分を捕まえに来たのだと思い込み、恐怖する。しかし夢の中に続けて出てくる彼はなぜかマリエラを労り、心身を癒やしてくれて……?
「必ず迎えに来るから。今はどうか、生き延びて」
「はい(生き延びて、罪を償えということかしら?)」
世間知らずで少しぽんこつな籠の鳥令嬢が用意周到な聖騎士様に救い出されるハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 12:41:18
12813文字
会話率:34%
不登校になってしまった奈津 沙織は、自身に価値がないと思い込み身辺整理を始める。その最中に不思議な扉をみつけ、その先で自分の思うままの世界を作り上げていく。彼女は明日を生きたいと思えるのか。
最終更新:2024-12-27 07:10:00
5519文字
会話率:36%
バイルシュミット王国、第三王子フリッツと婚約をした伯爵令嬢エルナ・クリューガーは大きな悩みを抱えている。
『ご配慮王子』と呼ばれてしまっているフリッツは、同じ歳で腹違いの双子の兄たちへの配慮から、容姿も家柄も格下の自分との婚約を希望したので
はないか。
本当に望んでいるのは、兄たちの婚約者と同じ爵位を持つ令嬢なのではないか。
殿下の本当のお心を知りたい、そうすればこの婚約を白紙にすることができるかもしれない。
そう思ったエルナは、『心読みの薬』を手に入れた──。
**荒唐無稽の世界観で書いた話ですので、そのようにお読みいただければと思います。
*誤字報告はありがたく受け付けておりますが、直さないこともありますことをご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 04:53:13
23980文字
会話率:23%
「14年後、勇者レイノルドに殺される」。
そんな予知夢の実現を避けるため、少年時代にレイノルドを攫い、7年にわたり末弟子として育てていた魔女・アデル。彼を無能にしようとする努力がことごとく裏目に出た結果、レイノルドは最強の勇者に育ってしまい
、アデルは勇者を誘拐した魔女として教会に火刑に処される。
ところが死の直前、未来から一番弟子が魔法を操り、アデルをさらに7年後の世界へ吹き飛ばした!
なんでも、アデルを教会に殺されたことで、末弟子レイノルドが激怒し、世界を滅ぼそうとしているから、師匠として始末をつけてほしいという。
ところが7年後の世界で再会するなり、レイノルドは激怒してアデルを攻撃してくる。「さては誘拐犯の自分を、自らの手で殺したかったということ!?」と誤解したアデルは、慌てて逃げ出す羽目に。
しかし彼女は知らなかった。
善人ぶり、甘やかして育てていたことが原因で、レイノルドがアデルを高潔な師匠と思い込み、「偽物」の登場が許せないほど心酔していたことを――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 20:00:00
188251文字
会話率:28%
婚約者である王太子アレクに放置される、公爵令嬢リーシャ・シュナイダー。そんな彼女は、いつも持ち歩いているノートに、何かをこっそり書き続けていた。ある日、そのノートがきっかけで、妄想大爆発による暴走(?)が始まって……。
最終更新:2024-12-11 07:10:00
7271文字
会話率:53%
異世界に迷い込んでしまった、平凡な見た目の女の子・祐奈。
ヴェールを着けた状態で、自他共に盛大な勘違いを繰り返した結果――『この上なく醜悪な顔をした、性根の腐った聖女』であると周囲から誤解されてしまう。
思い込みの激しい若い騎士から「性的な
嫌がらせを受けた」と訴えられ、皆から軽蔑される辛い日々。
聖女はありがたい聖典を取りに行く使命があるとの事で、新たに付けられた端正な護衛騎士と共に、西へ向けて旅立つ事になるのだが……。
もう一人の美しい聖女が盛大な見送りを受け華々しく旅立つ中、祐奈は追放されるように王都を出立。少ない仲間と共に『死のルート』を進む事になる。
※ヒーロー(護衛騎士)が誠実かつ常識人なので、道中はおおむねほのぼの(?)しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 20:26:34
711182文字
会話率:41%
思い込みの激しい公爵令嬢ローゼリンデは、転入してきたシャロン男爵令嬢にロックオンした。
ローズピンクの髪に庶子の平民育ち。愛され丸目に華奢で純粋無垢なその性格!
これぞまさしくヒロイン属性!!
けれどまだまだヒロインと呼ぶにはラブイベントが
圧倒的に不足している!
かくなる上は、わたくし自ら監督してヒロインとして育成して見せましょう!とストーカーのように執拗に追い回して採点すること半年。
ヒロインとしての素質は高いのに、てんでダメダメなシャロンについに断罪を申し渡す!?
傍迷惑な公爵令嬢と、口は悪いが意外とまともな男爵令嬢が一方的に被害に遭うコメディです。
最後の方でちょろっと婚約者との恋愛が書かれてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 21:44:44
12290文字
会話率:55%
愛に見返りを求めるのは間違っている。
その言葉には基本的には反対である。
けれども、ガチ恋、リアコ相手には心に留めて欲しい言葉だと思っている。
今まで楽しかったからそれで良いの。、
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
楽しい時間を過ごさせてくれた時点で、もう貰っているんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 09:37:16
749文字
会話率:17%
無責任な放言です。 勝手な思い込みで、ちょっとだけ見かけたモノについて好き放題言いました。
ちょっと政治と言うか国政と言うかにかかるネタなので、それが苦手な方は回避をお願いします。
最終更新:2024-11-12 01:00:00
850文字
会話率:0%
家の物置部屋の扉を開けたら異世界に繋がっていた藤堂美琴は魔物が出たり、魔法が使えたりするその世界で魔物を倒してレベル上げすることに熱中してしまう。
そしてレベルを上げることで日本での生活も順風満帆になっていった。
その日も魔物を倒そうと思っ
て異世界に行くと、大型の魔物と戦っている集団が!
魔法で手を貸すと何故か指揮官の人が全力で追いかけてくるんだけど!?
…え?運命?私とあなたが?何言ってんの!?この人!?
これは日本に住む普通の女の子が異世界で「一目惚れ」を『運命』と勘違いしている騎士と出会い、幸せになるための物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 19:04:55
4685文字
会話率:23%
貧乏男爵家令嬢のリリアンは聖女の資質はあったが、正規品のポーションを作れなかったので、上司の騎士団長に落ちこぼれと判断されて、左遷させられた。
失意の中、左遷先の故郷に戻り、新たな上司と出会った。
彼はシオンといい、片腕のない騎士だ。
彼に
お裾分け用のポーションをあげたところ、なんと彼の傷が治り、腕まで生えた。
「ポーションって、すごい効果があるんですね。初めて知りました」
「いや、普通のポーションで腕なんか生えないからね? リリアンさんが普通じゃないんだからね?」
「え?」
落ちこぼれと言われたリリアンが上司のおかげで大聖女となり、不遇な立場にいた上司も救っちゃう話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 15:54:16
48632文字
会話率:37%
とある伯爵令嬢が、見知らぬ公爵令息から突然の婚約を希う手紙を受け取った。これはまさに流行りの小説の「君を愛することはない」の展開になるに違いない。伯爵令嬢はそう思い込んで、その結婚に挑もうと突き進んでいくのだが……。
スナック感覚で書いた
テンプレート通りのお話です。同じくスナック感覚でお楽しみください。
R15は初夜要素が僅かにあるので念のため、です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 21:53:14
13752文字
会話率:32%
【書籍化】
角川ビーンズ文庫様より好評発売中
コミカライズ(CW様、ニコニコ静画様)連載中
大国グランカルストの第二王女、フェリシア。きょうだいたちの中で唯一母が違う彼女は、彼らに煙たがられながら生活していた。
そんなとき、父王が早め
の隠居を決行。兄王子が王に即位したため、厄介払いとばかりに遠い異国・シャンゼルに嫁がされることに。
半年間は婚約者としてシャンゼルに滞在することが決まったフェリシアだったが、お相手の肖像画を見た途端、前世の記憶が蘇って――
「なるほど、このままだと国に捨てられ当て馬になったあげく、失恋引きずって泣き暮らす一生になるわけね」
そんなのごめんだと、彼女は自身の趣味を武器に、平民となり薬屋として生きていくことを決める。
「ふふ。誰が王太子殿下になんて恋してやるものですか。これで晴れて私は自由よ!」
これは、思い込みの激しい王女が、ただひたすら間違った方向に突っ走っていく物語である。
*こちらは書籍とは内容が大幅に異なります。
*カクヨムにも載せています。
*キリが良いため、完結表示にしております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 18:44:22
126252文字
会話率:35%
ユフィ・アビシャスは辺鄙な村に暮らす、少しだけコミュ障で友達ゼロな女の子。
ユフィはとある出来事がきっかけで、回復魔法の使い手である『聖女』に憧れるようになる。
早速、山に引きこもって毎日のように回復魔法の練習に勤しむユフィだったが……。
「なんで私、攻撃魔法しか使えないの!?」
国ごと吹き飛ばせるクラスの攻撃魔法を修得するも、肝心の回復魔法はちょっとした切り傷を1時間かけてやっと治癒するという弱弱っぷり。
独学では限界があると、15歳になったユフィはイマジナリーフレンドの『シンユー』と共に、王都にある魔法学園への入学を決意する。
──ユフィは知らなかった。
この世界で攻撃魔法を使えるのは『男のみ』であることを。
女の身でありながらなぜか最強の攻撃魔法を使えるユフィが魔法学園へ入学した事で、人類と魔族が拮抗する世界のバランスが崩れ始める──という壮大なお話ではなく、ちょっぴり口下手で思い込み激しめな女の子が、『聖女様になって人気者になりたい……!!』という俗な動機で頑張るものの、色々空回りしているうちに伝説級のモンスターを消しとばしたり、学園に通う国の有力者の令息令嬢(美男美女)たちから無自覚に注目を集めたりするお話です。
恋愛はゆったりと進行します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 21:10:00
247226文字
会話率:38%
我が道を行く騎士団長 x 悪評聖女のお話。
聖女ラルカリースに命を救ってもらったあの日から、彼女のことだけを想い騎士団長にまで上り詰めた男、クレイエヴァー・フォールウィン卿。
だが、司教は彼に言った。「それは100%思い込みで
す。多いんですよね『命を助けて貰った……この人が運命の相手だ、よっしゃーー絶対結婚したーーい!』と勘違いする騎士様が……」
聖女ラルカリース……『ミス死霊』、『黒衣の中毒者』、『戦場の狂聖女』……彼女の通り名を知らない者はいない……と思ったら、この騎士団長は知らなかったのだ……。
そんなことは気にせずに、我が道を行く騎士団長は愛しの二日酔い聖女に会う為、東教会へと足を運ぶのだった。
作成済みなので、全七話で完結します。
順次、アップしていきますので、お読み頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 11:10:00
16533文字
会話率:51%
隆(40歳)は、自分の年齢に関係なく、18歳の美咲とも自然に会話ができると信じている勘違い男だ。彼は自分の「大人の余裕」が美咲にとって魅力的だと思い込み、彼女が自分を好いていると確信している。隆は、美咲に対して「年の差を感じない」「自分の大
人の魅力が伝わっている」と勝手に思い込み、積極的に距離を詰めようとする。
一方、美咲は彼の近寄り方や話しかけるタイミングに対して不快感を抱いている。隆が息をかけながら近づくたびに気持ち悪さと怖さが募り、表面的には笑顔で応対するものの、内心では早く逃げたいと思っている。隆の「いい匂いだ」というコメントや、馴れ馴れしい距離感に美咲はさらに嫌悪感を抱き、気づいていない隆の勘違いに対してますます恐怖を感じていく。
隆は自信満々で美咲との関係が良好だと思い込むが、美咲にとってはただの怖い存在になっていく――彼の勘違いは終わらないまま、二人の感覚は決して交わることのないまま進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 22:40:00
8630文字
会話率:29%
安っぽい人生を送っている、と変な自信を持つ安田ヤスオは四十歳手前の独身男性である。
おっさんとされる年齢に達しながら、交際経験はなく、友人も結婚をすれば付き合いがない。職場では空気のような存在である。
誰と付き合いがあるわけでもなく祖父母が
残してくれた年季の入った家で一人寂しく暮らしていた。
そんなヤスオの唯一とする愉しみが、オープンワールドのオンラインRPGだった。自分を含め三人で組んだチームで冒険することが生きがいであり、仮想空間上とはいえ他者と交流を持つ機会でもあった。
ところがチームの1人が生活上の問題で参加が難しくなりそうな事実を知り、ならばと当面における住まいの提供を申し出た。独りで住むには持て余す広さの一軒家。しかも気兼ねはいらない木造のボロ家。ヤスオにしては思い切った行動に出た。ゲームのためならやれる男だった。
慣れない決断は思いもかけない結果をもたらす。
やってきた相手は、まさか女性というだけでなく、2人揃ってときた。
貧相極まりないおっさんとして変わり映えしない日々に、突如舞い込んできた同居人。しかも一緒に過ごすうちに、なにやら事情を抱えているみたいで……。
自己肯定感は非常に低いが、変な思い込みはしっかり持っている、いい歳した男が初めてを経験する物語である。
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 09:27:31
217084文字
会話率:31%
辺境伯である父親が、反逆罪の疑いをかけられてしまった。「黄昏の丘」に軟禁される身になってしまった辺境伯令嬢アガベ。そこで10歳のメイドと出会い、アガベはこの世の常識をひっくり返す事になる。
※「花言葉」は一つの花にたくさんあります。本作では
、作品に合わた花言葉を選んでいます。
※私はこの作品を通して、「女性の人権を守ろう!」とか、「差別のない世界を!」とか、主張したいわけではありません。ただ、立場の弱い人間が立場の強い人間を超えようとする話が好きなだけです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 21:57:48
63105文字
会話率:34%
「ルイ元殿下の婿入り先は、オリアーヌに譲ろうと思うのよ」
場所はリュクサンドル王城内、王妃の為にと手入れされた庭園にあるガゼボにて。
四人の令嬢達がお茶の席に着く中、ガブリエル・シャンボール公爵令嬢がそう口を開いた。
転生悪役令嬢(思い込
み)によって起きた騒動前後のお話です。
『ざまぁ』はなく、自業自得か因果応報ならあります。
恋愛要素は皆無に等しく、王太子様の存在が不透明度1%程度です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 19:30:00
17974文字
会話率:18%
十六歳の誕生日、魔法を使えない魔女のわたしは、一族から追放される。
失意で目の前は真っ暗。気分は落ち込んで……って、ちょっと待って!
これってもしかして、王子さまを探しに行く大大大チャンスなんじゃないのっ!?
思い込みと行動力で明日を切り
ひらく!
ついでに大陸の危機も救う……かも!?
魔法を使えない魔女、レナ・アーデルハイトの気ままな大陸放浪が始まる♪
◆表示イラストはpicrewで作成しました
イラストは旧都なぎささまです
◆カクヨム・エブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 20:07:17
30800文字
会話率:27%