俺には大好きな幼馴染がいた。彼女とは生まれた日、病室が同じで家もお隣同士。子供の頃はずっとどこへ行くのも一緒だった。幼稚園になり、男女ふたりの幼馴染を加え、四人になった。俺たちの友情は永遠に続くと思ってた。
ある日、大好きだった幼馴染が他の
幼馴染の男に寝取られる。誰も信じられなくなった俺は残った幼馴染から告白され、寂しさから彼女に依存した。寝取られが、告白を成功させるために計画された嘘だなんて、その時の俺には想像もできなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 16:29:50
37796文字
会話率:64%
特別な儀式によって女神から特別な恩恵、『ギフト』が与えられる世界。ギフトを得られるのは選ばれし乙女のみ、故に現代では聖女と呼ばれていた。
貴族ならば優れたギフトを持っていることが当たり前、ギフトの優劣で格差が生まれる。そんな中、名家の生まれ
にも関わらず、才能のなかった次女のフクシアは家族から不遇な扱いを受けていた。
彼女のギフトは、花を咲かせる、たったそれだけ。
何の役にも立たないギフトを授かった彼女とは裏腹に、優れたギフトを授かった姉のアネモネは好き放題、自分勝手に生きる。
ある日、彼女たちの元に縁談の話がやってくる。相手はなんと、第二王子のローワン・ユグドラシルだった。王族との縁談など貴族にとって最大のチャンス。
しかし、姉が縁談を受けても見向きもされない。ダメ元で送られたフクシアは――
これは訳あり王子と花咲か令嬢、二人が出会い、惹かれ合う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 19:12:35
11830文字
会話率:32%
銀髪碧眼、精霊を操る異能を持つ公爵家令嬢ルイーゼは、婚約者である第一王子から婚約破棄を言い渡される。何でも、第一王子お気に入りの令嬢に嫌がらせをしたとか。しかし、ルイーゼは彼女とは初対面。ルイーゼの通う学園の上級クラスに、彼女はいないのだか
ら。
従えた水の精霊も、見守る学園の教師も生徒も、実のところルイーゼの味方だ。
「第一王子の権限において命ずる! ルイーゼ嬢を、我が弟たる第七王子の婚約者とする!」
高らかに宣言する第一王子(そんな権限はない)。
第七王子の住む辺境と言えば、険しい山に囲まれ、谷川には水の妖魔がさまよい、森では土と木の妖精が踊る恐ろしい土地。
ただしルイーゼを含む魔術学徒には、この上なく魅力的な土地なのだった。
ありがとうございます、第一王子! 魔術研究が捗ります!
扇の陰で優美に微笑むルイーゼ。嬉しそうな魔術学の教師。呆れ気味な水の精霊。
そしてルイーゼとの婚約に慌てふためく第七王子は、なぜか以前からルイーゼを慕っているようで……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 20:47:47
27310文字
会話率:45%
男は高校生の頃、恋人だった彼女に言ってしまったことを後悔し続け数年が経った。その彼女とは毎年の夏再会をするのだが、今年も再び時間を共にする。だが消えない悔やみが男を苦しめ続けるため、それに気がついている彼女はついに、男にあることを告げる。
以下にて公開中↓
https://estar.jp/novels/26000202折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 19:52:38
7477文字
会話率:31%
「絶対味感」を持つと自負している僕は、味覚が合う女性を理想としていた。今、交際している彼女とはまさに「味のツボ」がぴったりで、僕は彼女と結婚しようと思っているが……。
最終更新:2023-07-30 19:03:32
4342文字
会話率:33%
「わたしの名前は杉本真奈実。杉本柚希と杉本明音の娘です!」 ある日、未来から娘が来た。しかも自分と同じ大学生の姿で。そしてなんと真奈実の母親、つまり未来の柚希の伴侶は恋人の明音だった。 付き合ってまだ2ヶ月の彼女とは、まだキスすら出来ていな
い。だけど真奈実が来てからというもの、クールな明音がやけに近く感じる。 「デート、でしょ?」と言って手を繋いできたり、「もう少し2人きりが良い」と甘えてくる。これまでも好きだったけど、ここ最近は更に好きになっていく。そのせいで娘の真奈実には若干引かれ気味。未来から娘が来たけれど、お構いなしに彼女とイチャイチャしていこう。 これは、同い年の家族3人が紡ぐ1年間のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 23:53:53
80879文字
会話率:37%
物件探しのポイントはいくつかあるが、5階以上になると「エレベーター」があるかないかは結構重要だ。
予算内でそんな物件を見つけて住み始めると、古びたエレベーターで同い年ぐらいの女性と出会う。他愛もない会話をして仲良く慣れそうだと思っていたが、
知らない男の人が無理やり乗り込んできたら怖いと話していた彼女とはその後会う事もなく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 18:14:01
3519文字
会話率:29%
彼女はとても綺麗な子だった。
その中でも最も綺麗なのは彼女の書く文字で、私は彼女の書く文章がとても好きだった。憧れだった。
それなのに、些細なことで別れてから一度も彼女に会えないまま。
今となっては「ごめんなさい」も「さようなら」も伝えるこ
とが出来ずに、ずっと胸の奥で後悔の念だけが燻っている。
もし、あの時。私の方から謝ることが出来ていたとしたら……彼女とはずっと友達のまま、仲良く過ごす事が出来ていたのかなぁ。
※カクヨムに同内容のものをアップしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 08:00:00
30734文字
会話率:47%
高校に入ってから過去の夢を見る事が多い。
その夢で決まって出てくるのは、俺の幼馴染である二人の女だ。
一人は本音で話せる、友達関係の純正幼馴染。
※彼女とは色恋沙汰はない。
もう一人は、告白しようとしてきた恋愛的セカンド幼馴染
※彼
女とは色々あった。
高校に入ってもこの二人とつるんでいた俺は、ゴールデンウイーク直前、学校のある授業で
見た目小学生五年生の謎の女に出会う。
そこで俺は過去の夢を見るのは自身に何らかの異常があるためと告げられ、解決法は幼馴染との
過去の思い出を思い出す事、そして忘れられない思い出を作る事だと言われる。
最初は乗り気じゃなかったが、段々と悪化していく過去の夢の具合に、俺は二人との過去のあれこれを
夢を映像で出力できる装置”バニッシュ”とともに思い出していき――
――すきだよ、なっちゃん
――え、え、あ、えと……それって……
――うん本当だよ。遊んでて楽しいし。ゲーム上手いし、あーでもリフティングの時は邪魔してるくる嫌いだけど。アイス奢ってくれる時はすげえすきだ
――うん?
――え?
――…………ほ、本気で言ってる?
――まあな
――……にぶちん
あ――――!!
なんでこの思い出なんだよ!!
ばかこの、ふざけんなって!!!
……そんな黒(?)歴史的ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 21:01:08
86489文字
会話率:50%
同じ中学だった女子と駅で遭遇した。
彼女とはさほど親しかったわけではないが、
学校帰りにぶらぶらと買い物をしながら、
中学校時代の忘れた記憶が蘇った。
ある日、スマホを失くしたことで、
俺は妙な事件に巻き込まれてしまった。
青春
等身大浮かれポンチの掌編小説――。
―――――――――――――――――
他サイトでも重複掲載。(外部サイト)
https://shimonomori.art.blog/2023/04/22/deceive/
文字数:約5,000字(目安3~10分)
※読了目安は気にせず、
ごゆるりとお読みください。
※本作は横書き基準です。
1行20文字程度で改行しています。
その他の作品の案内。(外部サイト)
https://shimonomori.art.blog/2022/04/30/oshinagaki/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 07:00:00
5506文字
会話率:30%
ある日、現れた猫耳の女の子は強引に僕の婚約者になった。
ナマケモノ獣人でワンテンポもツーテンポも人より遅い僕。対して猫耳の彼女は常に動き回り、掴みどころなく僕を振り回す。
「きーまり!」
両手をパンッと鳴らす、それが厄介な合図だった。
『婚約者』というのは憧れの存在。
自分にはないスピード感、奔放さ、そして秘められた正体に僕はいつしか魅了され、淡く恋心を抱く。
婚約者である彼女とはいつまでも一緒にいられると思っていた。
けれど。
「――婚約破棄しよ」
突きつけられた別れに、僕の世界は目まぐるしく回りだしていく。
ナマケモノ×ライオン
『獣人春の恋祭り』企画の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 08:22:48
9542文字
会話率:35%
レイリアはアドレナリンが出ているのを体感しながらその時を待っていた。
戦線はアルカテイル市街地まで達している。
そこで敵と戦闘になる。
敵はゲリラ戦をしいていた。
対人に対するクリスの攻撃は今までの彼女とは違い躊躇がない。
そして戦闘はじき
に決着する。
戻って来た彼女たちに指揮官のカズは「近々人型兵器と対面する」と告げた。
一方の帝国軍も、ようやく人型兵器を実戦配備する事が出来たのである。それは近くカズたち同盟連合にぶつけてくるだろうと推測が付く。
そんな中、ある日カズは自分たちの後継である、コアユニットを持たず直接操縦する第二世代の開発を見守りに行っていた。
それはケンタウロス型のレイドライバーである。一号機のテストはすでに最終段階にあった。カズは、近々実戦配備の予定を聞かされる。
そしてついに敵人型兵器と対峙するが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 18:00:00
76795文字
会話率:40%
およそ一年前に、私は友人を喪った。警察官の話では彼女は犯罪に巻き込まれて亡くなったらしい。私もアリバイを尋ねられ、「容疑者」にされてしまったようだ。それ以降、彼女の死因も不明のままで、私の心は沈みがちだった。
その彼女とは、卒業旅行にフラ
ンスへ行く約束をしていた。そこで、大学を卒業したのち、彼女からの「形見」である指輪を持って、独りでフランスを巡った。ところが、フランスからの帰りの便で隣に座った男性にワインをかけてしまったことから、事態は急速に展開していく。
小説家になろうの企画「春の推理2023」に参加するため投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 22:49:04
6094文字
会話率:46%
俺は、春日光輝(かすがはるき)20歳。調理師の専門学校に通っている。
同じ学校に通う、同期で同い年の恋人。桜井玲奈(さくらいれいな)と一緒に、まだ蕾の状態の桜並木のある遊歩道を歩いている。つまりデートだ。
彼女とは学校卒業後、カフェを一緒に
やりたいと思っていた。
この町には、ちょっとした名物となっている小学校がある。
既に廃校となっているが、90年の歴史と当時の建築技術の粋を集めて作られた建物は、現在歴史館として残されている。さらにその小学校には、現在「憩いの場」となっている桜の木がある。
その桜の木の場所で、プロポーズをすることを約束したのだが、デートを終えて別れたあと、彼女は帰らぬ人となってしまう。
悲嘆に暮れている俺に、とんでもないところから手紙が...
本作は、武 頼庵(藤谷 K介)様主催『第3回 初恋・恋愛企画』参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 21:00:00
4978文字
会話率:37%
「魔神の見る夢」続編。シーウェル王グレンとオルセン王国王女ニーナの物語。
死人で構成された大陸最強の軍を持つ強大な帝国ベイリアルは大陸統一を目指したが、目覚めたオルセン王国の魔神により阻止された。しかしそれは一時的なものであり脅威は続く。そ
のベイリアル帝国に匹敵する大国のシーウェル王国は帝国に対抗するため、各国との同盟に乗り出したのだが・・・その条件は各国の王族の遊学とは名ばかりの人質を取る事だった。しかし送られて来たのは各国の自慢の姫君だったのだ。独身のシーウェル王に嫁がせようとする魂胆が見え見えで、グレンからすれば予想通りで興ざめだった。
そんな中、オルセン王国からはグレンが想いを寄せたエリカの妹ニーナがやってきた。 グレンは彼女とはもちろん初めて会う。会う前に思った事はエリカと似ているのだろうか?とどこか期待していた。そして扉が開いて目に入って来た少女はエリカの眩しい太陽のような印象とは全く逆だった。風が吹けば折れそうな小さな花の風情だ。病弱だと聞いていたがそんな感じの姫だった。余りの印象の違いに少し落胆していると、その目の前の姫がいきなり微笑んだのだ。彼女のその表情にグレンは思わず驚いてしまった。その微笑みは愛想笑いの類では無く、手放しで安心しきった笑みだった。それはまるで母親の腕の中で無垢に笑う赤子のようだった。グレンは思わず見入ってしまった。しかしその少しばかりの感動は心の奥に沈めて、自分の描く舞台の幕を上げた。陰謀渦巻く宮殿の中でニーナの運命は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 14:26:09
123707文字
会話率:57%
かつて僕は国民から賢者と呼ばれる英雄となった。
だが、王国に嵌められ魔王と恐れられらようになる。
僕は怒りに任せ国を滅ぼし大罪人となった。世界は僕を悪とし、恐れるようになる。
その姿にかつての英雄の姿はない。
僕には
将来を誓い合った女性がいた。勇者エミリア。
彼女とは一度は決別した。……はずであった。
だが、エミリアは一度引き離したのに僕のことを想い続けてくれた。その方法を模索し続けてくれた。
「また来世で!……必ず見つけるから」
だからこそ僕は決めたんだ。
もう二度と君を悲しませないと。
やり直しのチャンスをくれた君のためにこの身を捧げようと。
どんな障害があろうと乗り越えてやると。
※「ハーメルン様」に投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 14:08:12
9697文字
会話率:31%
伯爵令嬢ジェシカには、マグダレーナという名の同い年の幼馴染がいる。
名門侯爵家の令嬢である彼女とは、家族ぐるみの付き合いがあった。
けれど、ジェシカはマグダレーナのことをよく思っていなかった。何故なら、彼女は昔から事あるごとにジェシカの真似
をしてくるからだ。
髪型や服装や持ち物はもちろんのこと、趣味や趣向まで何でも真似をされるのだ。そのせいで、ジェシカは心底辟易していた。
そんなある日、ジェシカは婚約者であるエルネストから学園の裏庭に呼び出される。
怪訝に思っていると、なぜか彼はマグダレーナを連れてきた。そして、唖然とするジェシカにマグダレーナと恋仲であることを告白し、婚約破棄を切り出したのだ。
マグダレーナはしおらしい態度で「ごめんなさい、あなたと同じ人を好きになってしまったの」と謝ってきたが、ジェシカは最早怒る気力すら湧かなかった。
そう、マグダレーナはジェシカの『好きな人』でさえも真似をしてくるのだ。そして、まるで戦利品かのように奪っていく。
けれど、卒業後すぐに結婚したマグダレーナとエルネストは夫婦揃って体調不良が続いているらしく、幸せとは程遠い様子で……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 07:31:29
7048文字
会話率:15%
これは、隣に引っ越してきた白蛇乃と名乗った女性が、高校生一年生である鏡純一に世話を焼きたがるエピソードの一つを、未来の二人が思い返すお話。
幼い頃、白蛇山で人知れずに白い大蛇を助けた。それから少し後のこと、見知らぬ白髪、赤目の女の子が
純一のところに遊びに来るようになり、彼女とは幼馴染として頻繁に遊ぶようになった。
だが、彼が住んでいた水神神社の取り壊しをきっかけに離れ離れになり、高校一年生になるまで再開を果たすことはなかった。純一の方は既に彼女のことを忘れていたが、彼女の方は忘れておらず、三年越しに隣に引っ越してきた。そのご挨拶と称して、お裾分けに夕食をご馳走になったことで、彼女の毒に徐々に侵されていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 19:35:41
38839文字
会話率:64%
「自分には心に決めた女がいる。彼女とは身分が釣り合わず結婚が出来ないので愛人にしたい。だから貴女とは白い結婚をお願いしたい」
と目の前で頭を下げるのは、本当なら4年前に結婚していなければならないはずの婚約者だった。
6年も放置して婚約の解消
にも応じない挙げ句に白い結婚!?
いいでしょう、いいでしょう。その偽装結婚、乗ってさしあげます!
あなたに愛人が許されるなら私にだって許されるべきでしょう!
そして彼女は秘めて抑えていた想いを好きな人に伝えに行く――私の愛人になってもらえませんか、と。
※ミストレス=愛人
※作中の貴族設定などはゆるゆるオリジナル。
※やや和洋折衷のような近代イメージ。
※白い結婚とか先行き不穏ですがノンストレスです。多分。
※女性蔑視描写あり〼。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 09:20:42
35140文字
会話率:27%
隅永蒼真は、クラスの男子たちの輪の中から外れて、1人でぼんやりと遠くを眺めているような存在。
そんな地味な俺でも、皆の中心人物である大村 洋丞のイエスマンにならなければ、このクラスにおいて人権がないことくらいはわかっていた。
しかし…俺
はそれをしなかった。
―――どうしても、それが正しいことには思えなかったから。
一方で、学級一の美少女と謳われる高篠雫もまた、女子の一大グループから外れて過ごしているけど...
俺と同じ?いや、違う。彼女とは住む世界が違うんだ。
でも、どうしても彼女のことをもっと知りたいと思ってしまった俺は…!?
これは、自分に自信を持てずにいる男の子が、クリスマスイブをきっかけに、大好きな彼女との距離を一気に縮めようと頑張るお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 12:07:44
29018文字
会話率:8%