神子と呼ばれる者が最強の魔法の力で悪しき黒いドラゴンを封印し、世界を救ったという伝説があった。
ある日、アスは神子の力を与えられ、同時に封印の力を使えば死ぬ運命にあることも告げられた。
それから7年後、アスは国の姫であるリアと、近衛騎士のロ
イと出会う。
リアもまた、生贄と呼ばれ、20歳を過ぎた頃に死ぬ運命にあった。
リアの旅の目的が自分の死を回避するかもしれないと知り、アスも二人に同行する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 14:23:09
118644文字
会話率:60%
異世界作品における魔法・魔術の設定について、最小限どのような法則を追加すればよいかを探ることで、筆者が執筆するかもしれない作品の世界設定を統一することができます。これにより、世界設定についての創作コストが削減されると考えられます。
最終更新:2023-10-19 17:36:11
3817文字
会話率:0%
現代で死んでしまった主人公『奏』は異世界でも死にかけていた。
大きな満月が照らす光の下、遠くなる意識の中で幻獣『白狼』と言葉を交わす。
幸い一命を取り留めた奏だが、このとき既にその身体には、世界の流れを大きく左右するかもしれない『とある力
』を秘めていた。
これは世界の『落としモノ』である主人公が、
世界中の人々と出会い、成長し、
いずれ世界の為に立ち上がる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 12:07:40
124854文字
会話率:47%
マギーという少女が一台のパーコン(造語)=コンピューターを『リリーさん』と名付け、二人で会話をしながら時は進み、平穏なスクール船であったムージュ号に、巨大ミミズと異星人が大気圏を突破して来たことから、彼女は自分の家族の存在を知ることにな
り、自分の存在価値に目覚めていく……という流れです。
地球の最後の砦であるジュピターシティーに移住させられた、一部の記憶を失ったリサという女性が第二の人生を模索していく中で、リーザと会話をしていくうちに、シティーとスペースの現状に気付き、その後はどうなるのか……という流れです。
その二人がある場所でやっと出会い、それからどうなったのか。なぜ、緑色の地球が薄い灰色になったのか。
どうして、人類が地球と宇宙に別れたのか。二つの世界に別れた人間の心を一つにまとめることができるのか……という流れです。
パーコンが人間を支配するかもしれない。それを阻止するために、ある一族に課された使命は……なぜ、正式名があるのか……『西暦の書物・五枚のデザイン』の意味は……『HUMAN(ヒューマン)』という言葉はどういうことなのか……『ジュピタータワー』は観光名称だけなのか……という流れです。
友だち・仲間・家族の存在が大事である、とマギーは気付き、大人の世界はコミュニケーションが必要だ、と仲間を見て感じ、彼女は何をしたのか。
自分の十八歳の誕生日を祝ってもらい、身近な人たちとのつながりを解明し、助けられた仲間をある場所に迎えに行くために、タイトル通りに『ムージュ号』は発進し、ハッピーエンドで終了させました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 06:00:00
693428文字
会話率:68%
この小説の世界観はフィクションであり、歴史上・ヨーロッパ大陸における中世期・前半ほどの時代背景を想定し、とある異国に存在する『南の城』の王族や家臣、それにまつわる人たちの物語。主人公は、過去の記憶が曖昧……とある伝承が『王家』に受け継が
れ……地球なので時間と四季が存在。
日本人である主人公が偶然に出会い助けられ、そして手に入れてしまった不思議なソードは、剣であり、飛行物体であり、主人公と脳内的会話・精神的会話ができる設定。章が進むにつれ会話のことが『心の言葉』と呼ばれるようになる。
偶発的に10歳ほどで誘拐された王子を南の森で助け、隠れ潜んで生活をしながらも、彼が18歳ほどで『南の城』で年に一度だけ開催される『剣の勝ち抜き戦』を目指し鍛錬しつつ、そこで勝ち残り帰城するまでの日々と、帰城後の二部構成でプロットを考えています。
帰城後は、未来人である主人公と王子との間に産まれた双子の存在で、『南の城』の未来が変遷するかもしれない……と彼女はそれを危惧しながらも東奔西走し、王子は王になるべく粉骨砕身し、家族や身近な人たちを庇護するために、産まれてしまった子供たちの将来のために……と城の家臣の存在を絡めながら、彼らの生き様を描いているつもりです。よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-21 06:00:00
934662文字
会話率:61%
マギーという少女が一台のパーコン(造語)=コンピューターを『リリーさん』と名付け、二人で会話をしながら時は進み、平穏なスクール船であったムージュ号に、巨大ミミズと異星人が大気圏を突破して来たことから、彼女は自分の家族の存在を知ることになり
、自分の存在価値に目覚めていく……という流れです。
地球の最後の砦であるジュピターシティーに移住させられた、一部の記憶を失ったリサという女性が第二の人生を模索していく中で、リーザと会話をしていくうちに、シティーとスペースの現状に気付き、その後はどうなるのか……という流れです。
その二人がある場所でやっと出会い、それからどうなったのか。なぜ、緑色の地球が薄い灰色になったのか。どうして、人類が地球と宇宙に別れたのか。二つの世界に別れた人間の心を一つにまとめることができるのか……という流れです。
パーコンが人間を支配するかもしれない。それを阻止するために、ある一族に課された使命は……なぜ、正式名があるのか……『西暦の書物・五枚のデザイン』の意味は……『HUMAN(ヒューマン)』という言葉はどういうことなのか……ジュピタータワーは観光名称だけなのか……という流れです。
友だち・仲間・家族の存在が大事である、とマギーは気付き、大人の世界はコミュニケーションが必要だ、と仲間を見て感じ、彼女は何をしたのか。自分の十八歳の誕生日を祝ってもらい、身近な人たちとのつながりを解明し、助けられた仲間をある場所に迎えに行くために、タイトル通りにやっと発進して、ハッピーエンドで終了させました。
私の初小説なので、たくさんの人に読んでいただきたいと思い、色んな造語もオリジナルで考え、ジュピターシティーの地図もカレンダーも作成し、何度も何度も加筆訂正をして『69万文字』ほどになり、ストーリーは変わらず再投稿に挑戦します。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-10 06:00:00
42693文字
会話率:51%
※縦読み奨励します※
縦読み形式で作成をしたので、
横読みだとすごく見づらいと思います。
よろしければ縦読み型でどうぞ!
私立立志大学は、日本のどこかに実際に
存在するかもしれないごくごく普通の大学。
「人生の楽園」「最後の青春」
「モラトリアムの終末」「社会人への執行猶予期間」、
さまざまな異名を持つ大学生活は、
ふと立ち止まって横を見たらおかしな人たちがすぐに
目に飛び込んでくることでしょう。
Vaundy「怪獣の花唄」
PEOPLE1 feat.WurtS「リトルダンサー」が
何となくイメージの曲です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 23:44:30
13096文字
会話率:67%
「『愛は反映するものである』!!!!!!!!!!これはヒトの心理を解明した私の言葉です。好きなものがあったとき、それが自分好みになるように働きかけること。この働きかけを"真の愛"とする考え方です。好きなものを放置すれば、
それはあなた以外の影響を受け、あなたの好みから逸脱してしまうのです。自然の摂理に任せることをあなたは考えるかもしれません。しかしあなた以外の人が強い意志で、あなたの好きなものを変容させようと働きかけることがあります。あるいは、あなたの好きなもの自らが他人の意思を吸収するかもしれない。自然の摂理に任せようが人為的な影響を受けてしまうのです。あなたが意思を反映させなければ、あなたの好きなものは変容してしまい、あなたの好みからかけ離れてしまいます。好みが失われてしまったものにヒトは愛を感じることはできません。惰性で付き合い続けることはあっても"好き"という愛情は失われてしまうのです。『愛は反映するものである』はあなたの好きなものに"真の愛"が伝わったとき。あなたの意思が好きなものに反映された瞬間。あなたが愛の闘争に勝った瞬間を指す言葉なのです。本当に好きだと思うものがあるなら、声高々に愛を叫ばなければなりません。言葉にしなければ、あなたの"真の愛"は伝わらない。あなたの好きなものにあなたの意思を反映させるのです!あなたの愛が1番ならばあなたの意思を1番強く反映させるのです!それが、あなたの愛するものを本当の意味で手に入れた瞬間なのですから」……令嬢は、愛について学んでいた。愛を学び終えた令嬢は、王子と婚約するために王宮へと向かう。令嬢が王宮に入ると周囲の景色が変化してしまった。戸惑う令嬢の前に1人の女が舞い降りた。兵士長である。令嬢は兵士長に引き寄せられていき首を絞められてしまう!……何とか兵士長を納得させた令嬢。兵士長は王宮の景色を元に戻し、更に王子のいる部屋を令嬢に教える。兵士長の言葉を信じて令嬢は部屋に入る。そこに王子は居た。しかし王子の前には騎士が立ち塞がっていた!騎士は、令嬢が婚約者に相応しいか見定めたいという。それだけではなく、騎士が認めなければ、王子と口を利くことすらも許さないというのだ!こうして令嬢は、騎士に自分が婚約者であることを認めさせようとするのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-21 16:26:04
2798文字
会話率:18%
仕事なんて大嫌いだ―――
ああ 癒しが必要だ
そんな時 満員電車の中で目にしたビデオ広告 VRMMORPG
ランドロンドオンライン
やってみるかなーー
使うのは個人的に思い入れがある斧を武器としたキャラ
しかし 斧はネタ武器であり 明らかに
弱くてバグってて
人生経験者という名の老害なめんなーー
一難さってもまた一難
それでも俺にはゲーム、漫画、映画の知識がある、知恵がある
そして どんどん 明後日の方向にいくのであった
でぃすくれいまー
ヒロインでてから本番です
全87話±7話です
書き貯めで終了はしていますが変更するかもしれないので
星の数ほどある本、漫画、映画、音楽、一生費やしても網羅することは
不可能なメディウム そんな中たまたま読んでもらえて
クスッとしてもらえれば、それは、とても素晴らしい事だと思います
ただ人の味覚はそれぞれ、十人十色、全員を満足させるなんて自分には無理です
そう考えると老若男女を満足させている任〇堂、10年前のアッ〇ル
20年前のジ〇リやディ〇ニーは凄い偉業と思います
この小説はスペースを多用しています
てにをが句読点を入れれば読みやすくなるんですが、
会話がメインとなってくる物で
その会話の中で てにをが をちゃんと使いこなしている人、
人生で2人しか出会っていません
またイントネーション、文章にすると難しすぎます
あえてカタカナや→などをつかったりしたのですが
読むに堪えない物になってしまったので
解決するための苦肉の策がスペースです
読みやすくするため、強調する為、一拍入れている
それらの解釈は読み手側にお任せします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 17:00:00
304676文字
会話率:71%
彼は現代にも存在するかもしれない。
裏で世界を操り、その目的を果たそうとしているのかもしれない。
最終更新:2023-08-11 14:06:35
657文字
会話率:0%
※読む前の注意
これは作者の初投稿作品に追加要素を加えたものです。
追加要素が入る前と同じく読みにくいかもしれません。
また、基本的に初投稿作品とあまり変わらないようにしている為、
初投稿作品と同じ部分が多々あります。
尚、この作品にはいじ
めの描写がある為R15指定にしてあり、内容はラブコメです。多分。
途中、選択肢と書かれたサブタイトルがありますが、作者が恋愛ゲームのように書いてる為、
選択肢と書かれた部分は前の話の最後とそれぞれ繋げて読んでください。
投稿は毎週土曜日の予定ですが、遅れる事があるかもしれません。
以上が読む前の注意です。下からはあらすじです。
告白した事もされた事も無い、でも、出来れば彼女は欲しい。
国東統次郎はそう思った。
その理由は自分に宛てられた二通のラブレターだった。
だが、そのラブレターは嘘のラブレター。
この事実を知った統次郎は仕返しにある事を思いつく。
それが自分の首を絞める上、知りたくなかった出来事を知ってしまう切っ掛けになるとも知らずに。
更にはその仕返しのせいで関わる人達が増えていき、その人達に嘘を吐く事に。
そのせいで、自分のやった事を後悔するかもしれないと気付かずに…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 19:02:14
551119文字
会話率:55%
アリシア・オルコットには他人には見えないナニカを〈視る〉力があった。
母はナニカを「マガイ」と呼び、共存する道を模索していたが呆気なく死んでしまう。
アリシアは母が死んだ際、自分は母の二の舞にならないことを誓った。
そう、マガイは全て祓って
みせる。——この拳で!!
この物語は異能を持った少女が、ヒロインに悪役に仕立て上げられたり、婚約者に執着されたり、女装男子の従者と進展したり、同じ異能を持つ友人ができたりする異世界学園ラブファンタジー……だったりするかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 22:07:07
49861文字
会話率:38%
これは医学部受験生のなれの果て、所謂超多浪生の英大ひでひろが一念発起し再び医学部を目指すものの合格をすると異世界転生してしまうかもしれないという物語である。(もちろん本人は今は知る由もないが……)
最終更新:2023-06-03 20:00:00
4061文字
会話率:12%
気づいたら前世で大好きだった乙女ゲームの世界に生きるテリシア・シドレーヌ子爵令嬢に転生していた。前世と同じくぽっちゃり体型の女の子に育ってしまったけれど、推しとお兄様の待つ学園生活に意気揚々と向かいます!
ヒロインと同い年で学園に入学する
かもしれない…その事には既に気づいていたテリシア。それでもヒロインのラブストーリーとは無関係だと思っていたら、実はゲームで名前すら出てこない悪役令嬢(モブキャラ)だった…!?
●初めて執筆する小説で至らぬ点も多いかと思いますが、お楽しみ頂けますと幸いです。
●他作品とも並行しながら、マイペースに更新していく予定です。
○登場人物達やその他の名前は、ほとんど食べ物関連の言葉などからもじっております。どんな言葉から付いた名前なのか想像しながら、小説をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 20:17:31
5423文字
会話率:18%
サツキが一般企業の事務職から転職したのは、暗殺者専属の運転手。
下っ端暗殺者を運ぶ仕事だったが、暗殺班の幹部であるマルクの専属運転手となり、人殺しに加担していく。
勢いだけで書いたので公開したり非公開になったりするかもしれない
最終更新:2023-05-21 21:09:01
108723文字
会話率:40%
アニメや漫画の世界ならば、ワクワクするかもしれない。しかし現実で「空から女の子が!」という状況に遭遇したら、それは恐怖でしかないだろう。
男は「投身自殺に巻き込まれる!」と慌てたが……。
(「カクヨム」「エブリスタ」でも掲載しています
)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 13:00:00
1196文字
会話率:34%
60歳を前にして癌を患い、一年間の入院をよぎなくされ、手術をして
退院はしたのですが、いつ又転移や再発をするかもしれない状況で、
いやでも死というものと向き合わざるをえなくなり、
そこで自分史を書き始める事にしました。
まずは父のことからと
思い、調べ初めると自分が知らなかった
渡鹿野島の歴史が見えてきたのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 16:14:56
5019文字
会話率:1%
お天気快晴、
草木も芽吹く春の吉日。
そよ風が漂う絶好の行脚日和。
久しぶりの小旅行。足が弾むのは間違いない。意気揚々と旅先を闊歩する私がいる。
昨晩のお酒が良かったのか、目覚めも良く体調も万全だ。
得意げに鼻歌を歌い、威勢よく腕を振る。本
人いわく、誇らしげに振る舞うさまは、まるで殿様。今日は、殿様として旅をしよう(バカ殿ではない)。
道歩く人々は、私の能天気な行動に躊躇するかもしれないが、気にしない気にしない。興味津々の視線を振り払い闊歩闊歩。
これも一つの道楽である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 21:02:21
2339文字
会話率:13%
浮気男がきっかけで死んだ前世をドルティアは浮気男が大嫌いだった。そして将来浮気をするかもしれない婚約者への好感度は、前世の記憶を取り戻したと同時に地の底へと落ちた。前世で乙女ゲームをプレイしていた時から彼が嫌いだったのだ。ドルティアは王子の
過失による婚約破棄を期待しながら、執事見習いのビィリアスと共に釣りをする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 21:37:52
12742文字
会話率:43%
かしこかしこお待たせしやす。今宵語るは怪奇な珍奇な俗世な摩訶不思議な少年少女の物語。心躍らせてあれよかれよと繋ぐ諺の病気【怪奇病】に月欠は不幸に見舞われまするミステリーな奇譚でございまする。
名無し少女、蛇睨みの少女、鳥籠の少女、犬耳な少女
……平穏いかぬ彼女らに果たして月欠はどう立ち向かうのか。乞うご期待。
……なんで語り部風なのかって?
その方が読まれそうだからからに決まってるでしょうが! もちろん冗談だから気にしないでね。間違えてもブラウザバックはよしなさい。
そうそう、誤字脱字あると思うから見つけたら報告頼むね。
それに心理描写等が予告なしで修正するかもしれないから気楽に見てほしいかな。
最後に不定期更新だからモチベ次第で投稿頻度変わるので、歓喜な寛容な心で見てくれたまえ。
敬語で喋れとか文句は私は受け付けてないので作者にぶつけてね。
では舞台に上がるとするかね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 20:00:00
45734文字
会話率:63%
失恋、失業のダブルパンチのアラサーOLが爆発事故に巻き込まれて転生したら、島の神社の巫女に転生して、海賊や悪大名から侵略されるイケメン大名を助けて婚約するかもしれない物語です。
最終更新:2023-02-28 08:52:07
54131文字
会話率:25%
2014年9月18日に起きた交通事故。女子高生大坂楓の死。幼馴染の木崎亮平は、片想いをしていた彼女を救うため、50年先の未来から「自らの個人データ」をアップロードする。
50年先の未来では、「過去」に情報を送信することができる技術が開
発されていた。物質的な時間移動は未だ不可能だったが、電子レベルでのサイズ、つまり<過去・現在・未来>という1つの巨視的な時間ネットワーク内に於いて、情報を共有することが可能な時代になっていた。
人間の「脳」の中に保存されている「データ」に、四次元的に自由にアクセスすることができる時代。研究者の間では、過去に情報を送って歴史を変えても、元の世界の情報を書き換えることはできないと言われていた。
しかし、今では研究が進み、過去で結果を変えた場合は、「出来事の結果」が枝分かれし、別のルートの世界線が生まれるという数式が導き出されていた。木崎亮平は、せめて別の世界では、「大坂楓が助かる」という未来を作りたいと奔走するが、それによって“別の結果“が生まれてしまうという懸念を、払拭できずにいた。
ある科学者は、1つの出来事の変化が、『世界に定められたエネルギーの定量=ベッケンシュタイン境界』を超えてしまうケースがあるため、決して変えることができない結果が、<過去・現在・未来>の平衡状態(ネットワーク)に於いて存在するかもしれないと憶測した。それはつまり、世界には「決して変えることができない「A」という事象の特異点」が存在するかもしれないという予想を、導き出すものでもあった。
変えることはできない事象とは?
木崎亮平と、大坂楓を取り巻く『世界の運命を懸けた戦い』が、今、はじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 22:27:30
703638文字
会話率:22%