何も無い空白の子が、何処かに繋がる縁のために、ただひとりで歩き始めたとき。
「願い」の力が強い世界で、願いの矛盾の中を歩いていく無垢な者の罪のお話。
ピクシブにも掲載しております。
最終更新:2021-03-16 23:46:05
12333文字
会話率:55%
それは何時からだっただろうか。
突如として人間を罰するように現れた巨大な獣(通称世壊獣《ファリス》)に、人類は抗う術を持たなかった。
平民、貴族、王族、身分関係なく全ての人々は祈り、懺悔し、殺される。
人類の栄冠は、絶対的捕食者によって簡単
に覆された。
だが、人類とて一枚岩ではなかった。
生き残った国々は壁を作り、外界を隔絶し、侵略者に反撃すべく研究に没頭した。
数年か、数十年か。
どれほどの時間がかかったのかは記されていないが、各国は研究の末、人々の身体に秘められていると判明した精神的物質、マナと死んだ世壊獣の核を用いて超常的能力を発動することが出来る魔導器の開発に成功した。
しかし、新たに人類が手に入れた力は、余りに強大過ぎた。
各国は強い天聖器を扱う魔導器使いを手に入れることに躍起になり、いつしか敵は世壊獣だけではなくなってしまっていた。
この物語は冥き黄昏の復讐記と関係する物語となっていますので、是非そちらも読んで頂けると幸いです。
【追記】
少々文体を揃えたり、誤字を修正するために編集することはありますが、文章を直し始めると先に進むのがまた遅くなってしまうので、前話の修正などはあまりしませんがご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 23:49:54
107643文字
会話率:37%
かつて、魔法とはおとぎ話の中だけの話だった。
魔法を使えると唄う者は多々居れど、誰もが存在を否定し続けた奇々怪々な現象。
だが、新たに発見された新エネルギー物質、魔力を宿した子供たちの誕生が全てを覆した。
現世に生きる者達の数倍の身体
能力を持ち、幾何学的な陣を用いて超常現象であったはずの魔法を使うことのできる人々。
当然、最初の頃は崇拝され、嫌悪され、畏怖された。
しかし、世界は人類にその暇さえ与えなかった。
その日より、生まれてくる新生児の多くは魔力を持った子供達になった。
年を追うごとにその割合は増加し、何時しか現行の人々に対する割合は二割ほどとなっていた。
更に名称も現行の人類は『現世代』、魔力を宿した者達は『第三世代』と変更され、国々は優秀な第三世代たちの確保に躍起になった。
結果、銃や兵器によって行われていた戦争は、剣と魔法による戦争へと姿を変え、衰退した科学文明の代わりに、魔法文明が誕生した。
そして、それから幾つかの年月が流れ。
世界中の魔法師、戦闘師が集まり、己の武を競う天空魔法都市ステラ。
5国を繋ぐ第六機関、平和の象徴として作られたこの天空都市に、今年も新たな春が訪れようとしていた。
この物語は銀き災厄の再世歌と関係する物語となっていますので、ぜひそちらも読んで頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-05 01:07:39
107316文字
会話率:44%
『黄昏をゆく葦の小舟』の番外編。
最終更新:2021-03-10 23:27:06
33282文字
会話率:38%
終わる世界を生きる人々の年代記。
四部構成作。
最終更新:2016-06-30 08:56:05
36313文字
会話率:38%
黄昏時に少年が奇妙な体験をする。
最終更新:2021-03-07 21:56:58
2708文字
会話率:3%
「お前みたいな、役立たずはいらない」そう言われ、Sランクパーティ「翡翠の天秤」に所属していた冒険者アランは追放を言い渡される。
それは「黄昏の墓所」と呼ばれるダンジョンを探索中の最中の出来事だった。
そんな場所で一人置き去りにされて
は堪らないと、アランは彼のスキル「全自動過去改変」の力をアピールしては何とか彼らに思い留まるように願う。
しかしその願いは、聞き届けられることはなかった。
スキル「全自動過去改変」、その名の通り「過去」を「自動的」に「改変」し、現実を塗り替える力。
その力は圧倒的であったが、一つ欠点があった。
それは、「過去」を「改変」した事をそれを行ったアラン本人にしか認識出来ない事であった。
当然の如く、これまで散々助けてきた実績を否定され、その能力すら妄想だと片付けられてしまったアランは、パーティのリーダーであるクリスに殴りつけられ気絶させられ、ダンジョンに置き去りにされてしまう。
一人、ダンジョンに置き去りにされ魔物達から逃げ惑うアランは、そこでとてつもない実力を秘める冒険者の少女レアと出会う。
そんな彼女のピンチを自らのスキル「全自動過去改変」で助けると、不思議な事に彼女はアランに惚れてしまっていた。
訳も分からず混乱するアラン、そこに彼女のパーティ「紅蓮の盾」の仲間達も合流してきて・・・。
これはそんな家族のように温かな仲間達と、アランがもう一度冒険に旅立つ物語。
この作品は、「アルファポリス」様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 20:10:07
20853文字
会話率:37%
アニオタだけどコミュ力以外はしっかりしている夕陽。
お調子者で家事ができない朝陽。
そんなふたりは同棲を始めた百合カップル。
一方純粋無垢で人懐っこい小百合。
おっとり美人だが脳内変態の漿。
そんなふたりは一緒に住む従姉妹。
これはそんな四
人が繰り広げるほのぼの日常百合コメディ!(たぶん)
次回更新日は最新話(おまけ含む)のあとがきに記しておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 21:00:00
12341文字
会話率:42%
とある異世界の裏社会の日常
最終更新:2021-02-28 18:04:47
1737文字
会話率:47%
これは後に“外見詐欺”と言われるとある少年のVRMMORPG内でかわいい彼女とデートとデートを重ねたデート旅の一部始終──要約すると“リア充”ライフの幕開けである。
「かわいい女の子だと思ったのにーーッッ!?」
「男ってなんだ!男って
…!!それにコクった俺……ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~ッッ゛!!?」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…うs」
「男の娘と思とったわい、『彼女の希望』の一言にワロタ…はは、ははは、ははははははは」
「リア充って何だっけ?……リアルで呪殺したくなる人の事かな。ハハハ」
黄昏俯く者、自分にキレ自分でバグり始める者、ブツブツと呪詛を呟く者…王都の広場はそんな阿鼻叫喚の男共(プレイヤー)でごった返していた。
「……いや、俺悪くないよな?ちゃんと男だって聞かれたら答えてるし。」
「そうよ、レインは私の自慢の彼氏だもの。愛しているわ。」
「お、おぅ…俺も。愛しているよ…クシナダ」
「レイン…」
「クシナダ…」
見詰め合うリアルでも恋人、勿論ゲーム内でも恋人同士の二人。
「やめろ…ッ!やめてくれ……ッ!?」
チュッ、と軽いリップ音。軽く触れあうだけのキスを交わすカップル。
……ああ、阿鼻叫喚再び。
嘆き項垂れる者、ブツブツひたすら呪詛を呟く者、壁…はないから、地面を叩く者、口から白いモヤを吐き出す者…様々な嘆き悲しむ男共の虚しい…見苦しい姿。
それらには目もくれず──二人はのんびり会話を楽しむのだった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 00:00:00
6068文字
会話率:54%
魔界の姫は魔界に嫌気が指し、人間界で心機一転生活の基盤を移すことにした。
彼女はそこで派遣の家庭教師としてとある男子高校生の生徒を受け持つようになる。
紡がれるのは喜劇か、悲劇か?
最終更新:2018-03-14 13:46:50
4830文字
会話率:52%
偶には普通の大学物が書きたい。
最終更新:2021-02-25 17:00:00
3135文字
会話率:62%
「星方陣撃剣録(せいほうじんげっけんろく)」と読みます。
第七部までを予定しております。また、本作品はファンタジーらしい剣術や魔術の戦法より、心を救う戦いに重きを置いております。第一部「紅(あか)い玲瓏(れいろう)」は、「本当の強さ」とは
何かを、四神とからめてお楽しみください。
≪あらすじ≫人間の人族と魔族、精霊族、竜族の住む世界で、人族と魔族は世界の覇者になろうと敵対しあっている状態である。十五才の少女の主人公・赤ノ宮紫苑(あかのみや・しおん)は、神社の宮司の娘でかつ陰陽師である。しかし、弱者が不当に傷つけられるのを見ると、白き炎と双剣を操りながら加害者を全員殺すまでやめない、殺戮の魔性を持っていた。人々は彼女を恐れ、剣姫と呼んで避けた。
正しい者を守るのに、その殺人から人間たちに疎まれ、人を守りたい心と憎む心がせめぎあう。
紫苑は、善人なら、人間に「悪のもの」とひとくくりにされている魔族ですら守りたい。すべての種族にとって、「正義」とは何か。「救い」とは何か。目をそらしてはいけない。
世界の希望「星方陣(せいほうじん)」を軸にして、殺戮の魔性と共に、すべての種族と出会う双剣士の紫苑が、仲間と共にすべての命のための世界を救うために、戦う物語。
第二部「常闇(とこやみ)の破鈴(はりん)」は、地球とは双子である星での阿修羅神の戦いを、七つの大罪と作者独自の十の災厄と共に、お楽しみください。
第三部「黄昏(たそがれ)の公転(こうてん)」では、主人公が赤ノ宮九字紫苑に戻ります。地球とは双子である星を救うために、十の星方陣を成そうとする戦いを、お楽しみください。
第四部「鋼鉄(メタル)将校(オフィサー)」では、紫苑が現代で女子高生になります。新しい世界への扉の章です。
第五部「藍碧(あいへき)開闢(かいびゃく) 光の刻(きざ)名(な)」では、新しい世界への行き方と、世界最終戦争を書いています。
第六部「闇の影王(かげおう) 紫灰(しかい)の炎舞(えんぶ)の守護姫」では、世界を滅ぼしたい集団、世滅(せいめつ)教(きょう)と対話します。
第七部「光の都」は、未来での機械人形との共存の話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 20:32:38
1985945文字
会話率:44%
クラスメイトであった桜井日和が死んだ。
彼女が書いた遺書によると、いじめによる自殺らしい。
遺書とは別に彼女が書いていたと思われる手帳を手にした神崎正人。
この手帳がきっかけでとある事件に巻き込まれてしまう―――
最終更新:2021-02-21 22:00:00
2433文字
会話率:50%
黄昏の魔女関連の短編です。ちゃんと作って完成させようとしてる小説の一部みたいな感じです。
この作品は静岡大学非公認サークル 文芸同好会 戯言屋発行のノベルペーパー2019年7月号に掲載された小説の一部を変更したものです。
キーワード:
最終更新:2021-02-19 16:32:03
2709文字
会話率:58%
――― オレ、推参!! ―――
フルダイブ型のVRMMO『神々の黄昏戦記』。そのゲームにガッツリはまった天宮昂一は、パーティー"ヴァルキリーの翼"のメンバー達と共にストーリークエストを進め、遂にラスボスの討伐に成功した
。
クリアボーナスとして与えられたアビリティ『リアル』は、現実世界でもゲーム内で身に着けたスキルが使用できるようになるというとんでもアビリティだった。
ステータスが初期化されて再びレベル1からゲームスタートというアクシデントに見舞われながらも、現実世界とゲーム世界を行ったり来たりしながら、昂一はやがて人外魔神へと成長してゆくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-08 18:00:00
31298文字
会話率:32%
私は出来の悪い弟子だった。それでもある程度の成果を修め、今ではそんな私にも弟子がいる。深淵にして深遠なる真円《サークル》級理術師どころか、六芒杖《ダブラスタ》に『至る』ことすら出来ない私の弟子という立場をそれなりに気に入っているような、そ
んな変わった弟子だ。
《理(ことわり)の力》を教えることは出来るが、いささか正道から外れている私にはこの優秀な弟子は、正直もったいない。
けれども、穏やかに、そしてときに激情的に生活し、かつて師匠に託されたことをこなしていると、ふとした瞬間にこの弟子という存在の大きさを感じられずにはいられないのだ。
私が師匠から教わったこと。託されたこと。
私が師匠として教えること。託すこと。
それらを思うがまま、ここに記す。
──アグダリア歴千三百二十八年。
(これ以降は文字がかすれている)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 19:54:09
111210文字
会話率:47%
産後のマタニティブルーは突然。
自身の経験を交えて書きました。
妊娠・出産は私の世界観をガラリと変えてしまった。
体質的な変化もあれば、
元々涙脆いのに、さらに涙がすぐ出てしまう。
産後うつは他人事では無いなとも、身をもって実感しました。
最終更新:2021-01-29 00:00:00
603文字
会話率:0%
自称「三流開拓者」ドゥーンは、魔獣大陸であらゆる裏方仕事をこなしギルドに貢献していたが、ある日突然セクハラ疑惑によって追放の憂き目にあう。
大陸第四位ギルド「暮れずの黄昏」を追い出されたドゥーンは、元同僚のギルドマスターや追放事件の首
謀者を見返すため、妹と共にギルド「明けずの暁」を立ち上げ、再起を図る。
一方、ドゥーンを追放すべく、「暮れずの黄昏」のギルドマスター・トワイライトをそそのかした有翼の麗人・マティーファは、ギルドの実権を手にするため走り回るが、その先々で付き纏うのは、無能と見下していたはずのドゥーンの影だった。
そうしてマティーファが苛立ちを重ねる中、「暮れずの黄昏」のトワイライトは、ドゥーンのいない「暮れずの黄昏」が、もはや第一線で活躍できる地力を保てなくなっていることを悟っていた。
没落し、映えある最前線から退く羽目になっていく「暮れずの黄昏」だが、一方の「明けずの暁」は、ドゥーンの活躍(脅迫・賄賂・力づく)によって地位を上げていく。
こうしてドゥーンとトワイライトが率いる両ギルドは、下剋上を夢見る中堅ギルドたちの仲間入りをし、図らずも幾度となく衝突を繰り返す間柄となっていく。
しかし、ドゥーンとトワイライトのふたりは、気づいていなかった。
100年もの長きにわたり、魔獣が跋扈し続けた大陸が、今、過去最大の過渡期を迎えつつあることを──。
※この作品は、「カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354055384925630)」、「アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/677935662/556451234)他にも掲載させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 23:03:43
180701文字
会話率:31%
あなたの一番は私じゃないと突き付けられたのが哀しくて悔しくて。あなたがいないという事実よりも、私がいなくてもいいんだと知らしめられたことが哀しい。
【他サイトより転載】
最終更新:2021-01-26 17:53:38
1494文字
会話率:12%
美術部がある高校志望の見目麗しい少女・波賀野マリンは、サンドアートを描くのが大好き。
そんな彼女のカンバスは、自宅前の自然豊かな美しい砂浜。
砂に描いて満潮と共に波に消えていくその儚さをも愛でていた。
まるで漣のように描いては消える、波に浚
われ決して残らぬ絵を描き続ける実直な心と情熱。
これは彼女の日常的創作風景を綴ったささやかな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 05:55:17
795文字
会話率:7%
突如として異世界に転移してしまった少年ユーリ。飛び抜けた力を持たず、前衛がいなければ充分に戦う事の出来ない職業を与えられるも、冒険者ギルドで出会った仲間達とパーティーを結成し、冒険に挑む。
しかし、理想と現実の違いや自分の過去と向き合う
事になる。そして、パーティーそれぞれの抱える問題に直面しつつも異邦の地ーー異世界で生きる者の物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-25 20:00:00
22589文字
会話率:31%
夕陽が沈みかけて幻想的で蠱惑的なこの時間は魔法の時間〈マジックアワー〉や黄昏時と呼ばれる......
黄昏時という言葉は昔の言葉の誰そ彼という言葉から来ているらしい。
誰そ彼というのはあなたは誰?という意味つまりは暗くなるため前から歩いてく
る人の顔でさえ見えなくなる時間。
だからなのだろうか...黄昏時は逢魔が時とも呼ばれるのである。
これはそんな逢魔が時と呼ばれる妖しいくもあり、マジックアワーとも呼ばれる幻想的な時間に出会った2人の物語である......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 02:33:19
2415文字
会話率:30%