一見普通の女子中学生、ミコトの通う聖山学園には「人を食う怪物」がいるらしい……
割と単純な男子高校生、イツキの通う聖山学園には「人気者の先生」がいるらしい。
屁理屈好きの講師、イヌカイの勤務する聖山学園には……「得体の知れない男」がひとり
闊歩していて。
それから「その男」の自宅には……?
これはそこから始まった、二つの世界をまたぐ長い長い物語。もしくはその序章だ。
生きるとは何か。人間とは何か。想いとは何か。
――もしかするとそれらは全て、「繋がる」という言葉に集約されるかもしれないけれど。
意図と糸が絡まる人の世界で――少女は叫ぶ!
※ これはAmebaブログ「想像の箱庭‐SHU_ZENの書き溜め小説」にて連載している「世界創造××」に再度加筆・修正・改稿したリメイク版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 00:12:47
1231834文字
会話率:41%
伯爵令嬢のジャンヌは、4年もの間ずっと婚約者で侯爵令息のシャーロンに冷遇されてきた。
オレンジ色の髪に吊り上がった真っ赤な瞳のせいで、一見怖そうに見えるジャンヌに対し、この国で3本の指に入るほどの美青年、シャーロン。美しいシャーロンを、令
嬢たちが放っておく訳もなく、常に令嬢に囲まれて楽しそうに過ごしているシャーロンを、ただ見つめる事しか出来ないジャンヌ。
それでも4年前、助けてもらった恩を感じていたジャンヌは、シャーロンを想い続けていたのだが…
ある日いつもの様に辛辣な言葉が並ぶ手紙が届いたのだが、その中にはシャーロンが令嬢たちと口づけをしたり抱き合っている写真が入っていたのだ。それもどの写真も、別の令嬢だ。
自分の事を嫌っている事は気が付いていた。他の令嬢たちと仲が良いのも知っていた。でも、まさかこんな不貞を働いているだなんて、気持ち悪い。
正気を取り戻したジャンヌは、この写真を証拠にシャーロンと婚約破棄をする事を決意。婚約破棄出来た暁には、大好きだった騎士団に戻ろう、そう決めたのだった。
そして両親からも婚約破棄に同意してもらい、シャーロンの家へと向かったのだが…
※カクヨム、アルファポリスでも投稿しています。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 07:00:00
105995文字
会話率:49%
成瀬 絵里(なるせ えり)は未婚の母。妹の成瀬 紗絵(なるせ さえ)は姉の夢に一人で向かうことになるが、亡き姉の残した娘、成瀬 紬(なるせ つむぎ)とともに生きる中で、大切なことを自分自身も学んでいく。
彼女達の好きな花はひまわりでした。ひ
まわりの花言葉は「憧れ」「情熱」「あなただけをみつめる」など、太陽に向かって花が咲く様子に由来します。
それぞれの憧れや情熱をもって進む物語をご覧ください。
また、今作の主人公は成瀬 紬となっております。
紗絵と対照的に内被で容姿もいいわけではない紡だが、同い年の修也と出会い刺激を受けていく。
愛、友情、家族、恋、感動等いろんな要素を含み、登場人物それぞれの想いと共に強く歩んでいく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 21:45:48
1424文字
会話率:0%
高校の卒業式、正門を出ようとした東条陸(とうじょう・りく)は不意に背後から呼び止められた。
その相手は、自分と同じ卒業生の深海湊斗(しんかい・みなと)。
湊斗は陸と相対する校内不良グループのリーダーである。
そんな相手から呼び止
められるなんて、面倒くさいことこの上ない。
そう思った陸が湊斗から言われた言葉は、案の定――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 21:05:30
4896文字
会話率:50%
ルイスの言葉により、ウィリアムをもう一度愛することを決意したアメリア。果たしてその想いはウィリアムに届くのか。
千年の時を超えた二人の恋が、今ようやく動き出す――。
第一幕はこちらから⇒ https://ncode.syosetu.com
/n7205fs/
第三幕はこちらから⇒ https://ncode.syosetu.com/n9328fg/
もしくはタイトル上のシリーズリンクより折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-26 09:01:35
176946文字
会話率:41%
湊 灯(ミナト アカル)×鯵刺 逸渡(アジサシ ハヤト)【美形×平凡】
【あらすじ】
制服の第二ボタンをめぐるやりとりから始まる、二人の高校生の友情と恋の物語。鯵刺逸渡(アジサシ ハヤト)と後輩の湊灯(ミナト アカル)は陸上をきっかけに出会
い、次第に心を通わせていく。しかし、卒業を控えたアジさんは、自分の気持ちを伝えることをためらい、代わりに制服の第二ボタンをアカルにプレゼントする。卒業式の後、アカルがアジさんに最後のキスを求め、二人の想いが交錯する。そして、アジさんが東京へ旅立つ日、アカルは彼を見送り、彼らの手は握り締められたまま、新たな旅立ちへと向かう。終わりなき旅路の中で、彼らの想いは確かな絆となり、ハナミズキの花言葉「私の愛を受け止めて」の意味が重なる。
【登場人物】
鯵刺 逸渡(アジサシ ハヤト):黒髪、目はこげ茶色の平凡な容姿の高校3年生で、春から大学1年生。スポーツ推薦で私大に合格。運動部なので体力には自信あり。小学生のときから陸上を続けており、お正月の箱根駅伝に出るのが小さいころからの目標。趣味は陸上や健康関連の動画を見ること。
湊 灯(ミナト アカル):鯵刺と同じ高校の2年生で、春から3年生。髪の毛はブリュネット(栗毛色、地毛)で、瞳の色はアンバー(赤っぽい濃い茶色)。外見に華あり、性癖に難ありの残念な青年。高校のときアジさんと同じ陸上部だった。できることなら四六時中アジさんとくっついていたい引っ付き虫。
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この作品はピクシブでも掲載している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 19:48:25
2664文字
会話率:28%
複数の場で幾人かの方と話したこと、そうした場所で見た言葉。
そこから想ったことです。
ですから、きっかけとなった想いや言の葉をいただけた、幾人かの方に感謝を。
その方たちの想いが、望むようなかたちへと、進んでゆきますように。
最終更新:2024-03-29 21:01:37
712文字
会話率:0%
詩ですが、詩ではありませんね。
ジャンルとしての詩は、言葉に美と響きを乗せて想いを表現している作品。ということなので。
これは美しいものではありません。
すこし前と、最近感じて思ったことです。
最終更新:2022-04-18 17:58:15
526文字
会話率:0%
言えない想いを、言葉の外へ
キーワード:
最終更新:2020-03-14 09:36:37
548文字
会話率:0%
婚約者である王太子に浮気された挙げ句婚約破棄を突きつけられた、公爵令嬢ジャニス。彼女は婚約破棄に同意するも、王太子と浮気相手を殺めてしまう。
その後彼女は、姿を変え浄化を行うことに。
そんな彼女のもとに、王太子の側近だった魔術師が現れる
。ジャニスに対して王太子との婚約解消を迫っていたことから、彼に嫌われていると思っていたジャニス。ところが彼はジャニスを大切に扱う。
彼の独り言から、ずっと自分を見守ってくれていたことを知り驚くジャニス。彼の言葉に素直な想いを口にしたところ……。
意地っ張りで甘えるのが下手なヒロインと、ヒロインのことが可愛くて仕方のないヒーローのお話。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 20:08:38
8039文字
会話率:41%
主人公の理沙は、学校の帰り道に家の鍵をなくしてしまった。途方に暮れる彼女に手を差しのべたのは、幼馴染の悠人。学校でも人気者で、女子にモテモテの悠人に気後れしつつ、ありがたく理沙は悠人の言葉を受け入れる。
その後悠人は、鍵探しのためにまさか
のカード占いを提案してくる。占いをしながら、思い出話を語り合うふたり。ところが悠人は突然、「理沙が、自分のことを避けるようになった理由が聞きたい」と言い始める。
すれ違って回り道をした幼馴染たちが、お互いの想いを伝えあって無事に仲直りするまでのお話。ハッピーエンドです。
この作品は、小畠愛子主催『カドゲ・ボドゲカフェ企画』に参加しております。
アルファポリス及びエブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 11:27:07
7999文字
会話率:66%
同じ会社に勤める地味子とエリート営業マン。
接点のないはずの二人が、ある出来事をきっかけに一気に近づいて……。両片思いのじれじれ恋物語。
もちろんハッピーエンドです。
リポグラムと呼ばれる特定の文字を入れない手法を用いた、いわゆる文字遊び
の作品です。
タイトルのカギカッコ部分が、使用不可の文字です。濁音、半濁音がある場合には、それも使用不可です。
(例;「『とな』ー切れ」の場合には、「と」「ど」「な」が使用不可)
すべての漢字にルビを振っております。本当に特定の文字が使われていないか、探してみてください。
「『あい』を失った女」(https://ncode.syosetu.com/n7102en/)内に掲載していた、「『とな』ー切れ」「『めも』を捨てる」「『らり』ーの終わり」に加え、新たに三話を書き下ろし、一つの作品として投稿し直しました。文字遊びがお好きな方、「『あい』を失った女」もぜひどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-06 07:25:34
6072文字
会話率:3%
幼い頃から憧れていた騎士オルターに結婚を申し込まれ、ミレイは浮かれていた。
しかし騎士オルターは悪夢を見続けていて、バクのスキルを持ったミレイに悪夢を消してもらいたいだけだった。
「君を愛することはない」
初夜に言われた言葉に傷つきつつ
も、実家に支援をしてもらっている以上、利害が一致しただけの白い結婚だと理解している。
ミレイは毎夜オルターの夢に入り続けて悪夢を食べ、幸せな夢を見せ続けた。
優しくて紳士的なオルターに、ミレイの恋心はどんどんと膨らんでいく。
しかしある日、ミレイはオルターから急に離縁を突きつけられてしまうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 20:10:00
11663文字
会話率:40%
目が覚めると、そこは異世界でした――――。
ただの女子高生である高村陽奈子は、気付くと知らない世界の空を飛んでいた。
そこには地球上のどこにもあるはずのない景色が広がっていて、突然のファンタジー世界に混乱するばかり。
異世界ものは大好きだけ
れど、状況を受け入れられるかどうかは別問題だ。
混乱する頭で自分の姿を確認すると、そこには人間ではない巨大で強靱なドラゴンがそこにいた。
ショックを受け入れられないまま、体力の限界を感じて、陽奈子は休める場所を探し回る。
どこへ行っても向けられる敵意に恐怖を感じながら、やっと人気のない場所へたどり着いた陽奈子は、夢であればいいと願いながら眠りにつく。
翌日、やはりそこは相変わらず知らない世界で、自分の姿はドラゴンのままだった。
落ち込む陽奈子の前に、一人の王子様の様な青年が現れる。
マティスと名乗ったその青年は、ドラゴンである陽奈子を恐れる事なく、しかも「可愛い女の子」だと受け入れてくれた。
この世界で初めて会った言葉の通じる相手に、陽奈子は縋る様な気持ちでマティスに状況を相談する。
元の姿を取り戻し、元の世界に戻る方法を探る手伝いをしてくれるというマティスに、陽奈子は次第に惹かれていく。
気持ちは大きくなっていくが、別の世界の人間でありかつ今はドラゴンの姿の陽奈子が、想いを告げて良いはずがない。
陽奈子は、自分の気持ちを無意識のうちに封じ込めるしかなかった。
こんな私が、貴方を好きになっても許されますか?
ドラゴンになった少女が、元に戻る方法を探しながら恋をする物語。
謎の青年×ドラゴンになった少女(異世界転移者)
異世界転移もの。
他サイトへも、順次掲載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 18:07:36
96758文字
会話率:21%
「一ヶ月の間、私と付き合ってくれない?」そんな彼女の言葉から始まった、二人の恋の物語は一ヶ月という時を経て──
これは、そんな言葉から始まった、儚く美しい恋の物語
カクヨムにて同タイトルで掲載しています。
最終更新:2024-03-18 08:00:00
21121文字
会話率:64%
藤宮周(あまね)の住むマンションの隣には、学校でも一番の人気を誇る愛らしい天使が居る。
天使と呼ばれる程の美貌を持った優秀な少女――椎名真昼と、特に目立つこともない普通の生徒である周は、隣人といえど今までもこれからも関わる事もないと、思
っていた。
雨の中、ずぶ濡れになった天使と出会うまでは。
「借りは返します。ところで、お部屋片付けた方がいいですよ。ひどい有り様でした」
「余計なお世話だ」
傘を押し付けたことから始まる、ちょっと言葉がきびしい天使様との関係。
風邪を引いてしまい看病してもらったり、不摂生をとがめられご飯を作ってもらったり、共同作業(部屋のお掃除)をしたり、二人でお出かけしてしまったり。
最初は素っ気なかったものの次第に甘えるようになる真昼と、最初はめんどくさがりの事なかれ主義だったのにいつしか懐に入れてしまうようになった周。
これは、素直ではない二人の歩み寄りのお話。
※GA文庫様より第3巻9/15発売頃予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 06:00:00
779541文字
会話率:49%
中学三年生の悠里と隼人は同じ塾に通うクラスメイト。
花好きの悠里が花言葉を言うと、隼人はいつも独自解釈の創作花言葉を返してくる。
互いに楽しいと思ってはいても、まだ形になる想いはないふたり。
目の前にはもう卒業式の日が迫ってきていた
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 07:00:00
3000文字
会話率:29%
『彼女』に片想いしていた高校生男子が、卒業式を迎える短いお話になります。
※恋が実らないので、苦手な方は要注意です。
一応、恋愛が主軸なので、ジャンルは『ヒューマンドラマ』ではなく、『現代世界の恋愛』にしました。
タイトルの『
delicate pleasure』は白いスイートピーの花言葉です。
和訳すると『ほのかな喜び』になります。
pixivの公式企画『執筆応援プロジェクト~言えなかったひとこと~』投稿しています。
公式テーマの通り『言えなかったひとこと』です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 23:33:08
1884文字
会話率:10%
帝国の公爵令嬢アマビリスには片思いをしている相手がいた。
青みがかった銀髪と同じ瞳の色の第二皇子アルマン。何故かアマビリスにだけ冷たく、いつも睨んでばかりでアマビリスの異母妹リンダには優しい瞳を向ける。片思いをしている相手に長年嫌われて
いると思っているアマビリスは、嫌っているくせに婚約が決まったと告げたアルマンを拒絶して、とある人の許へ逃げ出した。
そこでアルマンを拒絶してしまった事、本当は嬉しかったのにと泣いてしまい、泣き付かれたアマビリスは眠ってしまう。
今日は屋敷に帰らないと決めたアマビリスの許にアルマンが駆け付けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 19:07:41
11469文字
会話率:57%
合計 40 曲
問い:
1、盲目
2、フールの仮面
3、死ヲ忘ル事ナカレ
4、ダムナティオメモリアエ
5、ふざけんな
6、No title
7、お知らせ
8、Gamma Ray Burst
9、glass record
10、Help Me
11、呪縛
12、旅人、心ここに在らず
13、あらすじ
14、拝啓、僕らの魂
15、機械仕掛けの僕ら
16、scrap
17、ごめんなさい
18、赤ワインと白装束
19、深夜零時に月は咲く
20、クリームソーダ
答え合わせ:
1、だるまさんは転ばなかった
2、君に届けこの想い
3、生きとし生けるもの
4、私(still alive)
5、SOSの帰り道
6、おしまい
7、かつての君へ
8、敗者へ告ぐ最後の言葉
9、また
10、僕らのメメントモリ
11、この指とまれ
12、生命活動停止志望届提出窓口
13、不死身のワルツと永久機関
14、publicdomain
15、笑えない日々よ、さよなら。
16、独り言
17、リグレットを許して
18、モノクロの世界にも祝福を
19、これから全てを終わらせる君へ
20、ディアナの約束折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 23:00:00
23366文字
会話率:7%
「ミュール・サンダール、今日をもって貴女との婚約は破棄する!」
王立学園の卒業パーティの最中、談笑の輪が咲く会場に響いたのは誰も予期しない言葉だった。
身に覚えのない罪状にも動じないミュール。『真実の愛』に目覚めたと言い彼女を断罪する婚約
者でバッシュ王子。その傍らには平民ながら王子とその側近たちと懇意にするセッタの姿があった。
三者三様の想いを抱えて運命の夜が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 05:00:00
3105文字
会話率:48%
私には幼馴染が二人いる。彼(かなもりゆうき:仮名)と彼女(なかざわまゆこ:仮名)。
おちゃらけキャラだけど本心はかなり真面目。人情に敏くお祭り好きな、かなもり君。
細かいことを気にしない竹を割った性格で、でも時々天然。ぼーっとしてる
ようでよく物事をよく見てる、まゆこちゃん。
そんな二人との付き合いはもう30年以上。一緒に遊んだ思い出もあれば二人で語らった思い出あり。
からかわれた思い出あれば、強い想いの言葉を送り合った思い出あり。喧嘩は滅多にしないけど、ごくたまにすることもある。
このエッセイでは二人との過去の思い出や今の関係、交わした雑談、心温まるエピソードなんかをお届け。
※友人たちのプライバシーに触れそうな部分は配慮しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 23:03:07
144742文字
会話率:18%
俺、北条悠馬(ほうじょうゆうま)は大学三年生にして、特技と呼べるものもない平凡な人間だ。
ただ、自慢できるとしたら、電車で隣の席で酔いつぶれている幼馴染。東条花梨(とうじょうかりん)。可愛くて、情に厚くて、酒癖が悪いことが玉に瑕な、たっ
た一人の親友とも呼べる人だ。小学校が一緒で、中高は別で、それでもお互いに交流を続けた、幼馴染では珍しいパターンと言えるかもしれない。
今、俺たちは二人で飲んだ帰りなわけだけどー花梨の足取りがどうにも危なっかしい。というわけで、おんぶして自宅に連れて帰ったわけだけど。
幾分酔いが冷めた花梨の声は真剣で、とても大事な話だとすぐわかった。
彼女から語られたのは、親友、という言葉でもなお生温い俺への想いだった。
でも、まあ。それはお互い様かもしれない。
これは俺と花梨が抱えてきた想いを打ち明けあう、友情と愛情が入り混じった、酒臭いお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 09:03:49
4513文字
会話率:52%
僕、西島浩平(にしじまこうへい)は22歳の大学生にして、知能情報学部(ちのうじょうほうがくぶ)4年生。
子どもの頃から同じく人工知能に興味津々だった幼馴染の野々宮春香(ののみやはるか)と幸か不幸か馬があって、研究室まで同じという始末だ
。そんな僕たちにとって衝撃的なソフトウェアが現れた。
ChatGPT。今までの「人工知能」が到達しえなかった「流暢な言葉を話し、いろいろな問いに答えたり悩み相談にも答えられる」オーパーツとも言える存在。僕と春香がそれに飛びつかないわけがなく、研究室配属になった今でもChatGPTの分析をテーマにしている。
そんな5月のある日、春香がふと「ChatGPTに小説を書かせてみない?私たちをモデルにして」と言い出した。昔から彼女に片想いしてきた僕は少し複雑な気持ちになりながら、ChatGPTに与える基本設定を書き出す。
できた小説はといえば、予想通りだけどまだまだの代物。あれこれ考察しだす僕たちだけど。
ふとした拍子に春香と距離が縮まる羽目に。
(これは想いを伝えるチャンスなんじゃないか?)
でも、勇気を出せないで居たところに。
「ハルカはコウヘイが好きなのでしょう?誤魔化してもいいことはありませんよ」
唐突な何者かの声。
これはAIに魅せられた二人がAIにお節介を焼かれてくっつく。
ただ、それだけのお話。あるいは、近い未来にこんなAIができるかもしれない。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 22:27:40
5987文字
会話率:45%
主人公リアム、ユウ16歳 オリジナル デイモン、アワー
体術、格闘術、剣術、全属性を体術、剣術に合わせて使用できる。
転生者の生まれ変わりであるが、実際は想い人の記憶を元に造り出された神の贄、そして世界を滅ぼし世界を救う救済者、作られた
遺伝子上に刻印がない生命体。
オリジナルは世界平和の為に神「救済者を作る計画で選ばれた被験者の1人。
実際は侵略生体兵器を創造する目的。
謎のエネルギー体「近くにある星で発見された謎の物体」当時の最先端技術でも解析が困難な物体」に仮適合した。
謎のエネルギー体、人体細胞集合体「人をシンクロさせ侵略生体兵器を作る為選ばれた1人だった。
しかし、想い人の方が謎のエネルギー体、人体細胞集合体「別名侵略生体兵器」へのシンクロ率が高かった為選ばれなかった。
想い人を絶対に失いたくなかった彼は完全シンクロ実験前に彼女を助け逃そうと計画していたが、シンクロ実験計画を早めたかった上層部の意見より失敗
実験は日程よりも早く開始した。
しかし想い人は伝えたかった言葉を言えないままだった。
その内容が‥‥愛している。
‥‥貴方だけは
‥‥生きて
だった。
伝えられないままシンクロ実験失敗により侵略生体兵器に取り込まれた想い人は暴走を開始。
このままではまずいと考えた上層部は被験者達が以前から隠していたお互いの想いを利用する事にした。
転生者を想い人の前に呼んで想い人の乗っ取られかかっていた精神状態を少しでも戻そうとしたが暴走した侵略兵器が彼を攻撃し死亡。
朦朧とする意識の中彼を助けられなかった事を感じとってしまった彼女は絶望し完全に精神を取り込まれ完全に謎のエネルギー体、侵略兵器とシンクロし自分達の住んでいた星を破壊。
多くの生命体を取り込みはじめた。
人類は多くの兵器で抵抗したが星に住んでいた人は皆取り込まれた。
しかし人類の核兵器によって侵略兵器は大きく損傷し弱まったことで少し意識を取り戻した彼女は生きている彼にもう一度会いたいと願った。
そこで謎のエネルギー体が彼女の意思と完全シンクロしもう1人の彼女と記憶の中の彼を肉体に転移させ創造。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 22:56:01
19573文字
会話率:2%
高校2年生の『奈月』は平穏な日常を思い描いていながらも、自分の優れた容姿のせいで常に周りから好奇の目で見られ疲れ果てていた。唯一信頼をおける友達とはクラスが違うせいでなかなか会話ができず、どこへ行っても息苦しい日々を過ごしていた。その中でも
唯一の癒しとも言えたのがクラスメイトの『紘』との他愛ない会話だった。関係の進展となるきっかけは少なかったが、二人の会話量は少しずつ増えていった。梅雨が明け、夏休みが近づいてきたある日、二人のクラスに奈月の幼馴染の『理樹也』が転校してくる。理樹也は奈月に対する想いを隠そうともせず、アプローチを試みる。紘は置いていかれまいと関係を進展させようと動き出す。
均衡状態が続く中、学校は夏休みに入ろうとしていた。紘と理樹也はチャンスとばかりに、夏休み中に開催される夏祭りに奈月を誘う。二人の真意が「友達としてではなく 好きな人と行く”デート”」であると感じ取った奈月は、二人を自分から離そうと、淡々とした言葉で突き放す。
奈月に突き放された二人は、その後も諦めることなく奈月にアプローチを試みる。
最後、奈月の心を照らせるのはどっちか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 20:24:30
4640文字
会話率:38%
春夏秋冬、君を想う。
これは孤独な神と、それに触れた者の物語————。
春の章。
桜の木の下で、誰かを待ち続ける美しい青年。桜の模様が描かれた羽織を纏うぼんやりとした美しい青年は、首に包帯を巻いており、言葉を紡ぐことができな
い。そんな声を失った青年の前に現れたのは、春を告げる神だった。
青年が誰を待ち、なぜ声を失ったのか。
桜の蕾が花開く時、青年の瞳に映るモノとは――――。
夏の章。
村の悪しき風習により、龍神の贄に捧げられた少年。
恵みの雨を降らせるため、村の皆のため、少年は谷の底へと落ちていく。
次に目を覚ました時、見たこともないような美しい青年が傍にいた。
彼こそが谷に棲む龍神であり、この地に水を齎す存在であった。
しかし龍神が存在していながら、なぜ村に雨が降らないのか。
その理を知る時、少年は本当の意味で龍神の想いを知ることになる――――。
秋の章。
とある地の領主の領土内。鎮守の森と呼ばれる、聖域があった。そこには白の神と呼ばれる守人がおり、この地を守護しているという言い伝えが、遠い昔、古の時代からあった――――。
赤や黃、混ざりあった色とりどりの色彩が豊かな季節。秋。
狩りを禁止されているはずの鎮守の森で、罠にかかって弱っている白い毛の狐がいた。従者とともに森の見回りをしていた、この地の若き領主である桂秋は、この地が崇めている森への信仰心から、その珍しい白い狐を罠から逃がしてやるのだった。
春は君に出会い、夏は君に焦がれ、秋は君を憂い、冬は君と――――。
春夏秋冬、四章四話で織りなす、短編集。
※この作品は「カクヨム」さんにて現在連載中の作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 07:00:00
52098文字
会話率:24%