ある日の日曜日こと、僕は新作のゲームを手に入れることに浮かれ気分で出かけに行った。
何事もなく無事に新作のゲームを手に入れた帰りの電車で僕は叫んだ。
「今日は、徹夜決定だ」と。
その瞬間、眼の前にあまりにも見惚れてしまいそうな長く
て艶のある黒髪にくっきりとした瞼それでいてなんととも言えぬ美少女だ。
僕は新作のゲームなんてこと忘れてそんな彼女に声を掛けた。
いったい僕は彼女にどんなことを声かけたのか?
本リプレイは「ダブルクロス The 3rd Edition」の公式シナリオである、「「こんにちは。はいそうですか!」」収録の「ダブルクロス The 3rd Edition」を使用しております。
該当シナリオの内容に触れておりますので、未プレイの方はご注意ください。
本リプレイは「ダブルクロス The 3rd Edition」の公式シナリオである、「「こんにちは。はいそうですか!」」収録の「ダブルクロス The 3rd Edition」を使用しております。
該当シナリオの内容に触れておりますので、未プレイの方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 20:44:43
455文字
会話率:15%
《こうさいのひとみ》家族と紅葉狩りをしていた美晴。赤いキノコに見惚れていたところ、家族はいなくなっていた。狼狽する美晴のもとに、「キノコは魔法を使う」と言う女性がやってきて……。紅葉する森や湖を舞台に、奇妙なキノコ探しが始まった。
最終更新:2023-10-28 08:00:24
18189文字
会話率:58%
いつも行く図書館で出会う、あの人
私は、毎度見惚れてしまう
憧れる存在って、こういうことなんだろうな
最終更新:2023-10-21 06:00:00
1001文字
会話率:8%
待ちに待った調理実習で、私は家での特訓の成果を出そうと必死になる
失敗をする私と比べて、まるで料理人のような推し君に見惚れる
調味料は、恋の味?と言うべきなのか、、、
最終更新:2023-09-23 06:00:00
1493文字
会話率:37%
*のんびり更新の百合短編集。連作も、単発も。
*各エピソードはカクヨムにも掲載しています。
キラキラ女子と地味子の話【Episode1-3】
※3日間、1日1話、12時更新予定。以降不定期。
クラスのキラキラ女子〈藤田 詩音里〉
派手な
彼女に見惚れる〈紙崎 成実〉
実はキラキラ女子のほうが地味子に執着してましたという百合の話。「ピンクベージュの爪と百合漫画」−高校生編
キラキラOLツイ廃×コスプレイヤー同人女
同棲している女ふたりが、週末夜のお散歩デートで〇〇を見つける話。「白いひらひらとお散歩デート」−社会人編
高校時代から付き合ってきたカノジョの成実と、一年後に結婚式をあげる予定のOL・詩音里。
そんな彼女が、疎遠になっていたお兄ちゃんに電話をする話。「ピンクダイヤの指輪と白百合のドレス」
……等、様々な百合のお話を投稿(予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 07:00:00
13924文字
会話率:47%
私はクアンタ。魔法少女だ。
……終わりか、だと? 自己紹介をこれ以上続けろと言われても話す事は無い。
そうだな……私は太陽系第三惑星地球の日本秋音市に居た筈が、異世界ともいうべき別の場所に飛ばされていた。
そこでリンナという少女の打つ刀に
見惚れ、彼女の弟子としてこの世界で暮らす事となるのだが、色々と問題に巻き込まれる事になっていく。
皇族の後継問題とか、突如現れる謎の魔物と戦ったり……
色々あるが、私はただ、刀を打つ為にやらねばならぬ事に従事するだけ。
詳しくは、読めばわかる事だろう。――では。
※この作品は「ノベルアップ+」様、「アルファポリス」様でも同様の内容で公開していきます。
※コメント、評価等全て大歓迎です。何時もありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 19:15:32
1114429文字
会話率:47%
『…………すべて、滅んでしまえばいい』――――大昔に封印された魔王が、数年後に復活する。
顔のアザのせいで人々から忌み嫌われるギルが、王の神託により勇者という名の人柱に選ばれた。神までも自分を貶めるのかと失望し、憎しみを募らせた勇者は、数年
後突然姿を消してしまう。
やさぐれて失意のまま彷徨い、ボロボロの姿で行き倒れていたギルに声を掛けたのは、貧民街のシスター、ロゼだった。
「あの、大丈夫です?」
「アザだ……気味が悪いだろ? 放っておいてくれ」
「いやそれよりも、すごくきれいな緑の瞳をしているから見惚れちゃって」
「は?」
「あぁ、これから朝ごはんなんで、一緒にどうですか?」
「は?」
「よかったらうちで働きません? ちょうど若い男の人足りてないんですよね」
強引なおせっかいのロゼとやさぐれた人間不信のギルとのお話
※R15は念のためです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 07:08:43
17539文字
会話率:49%
高校一年生の女の子、山田花子《やまだはなこ》は、小学一年生の時、名前が変だと笑われたことをきっかけに、六年間苛め続けられた。
花子は、努力を重ね、成績優秀、スポーツ万能、誰からも見惚れられる絶世の美女へと成長した。
しかし、そんな花
子はどんなにイケメンに告白されても、ある願望を叶える為に、全て断り続けた。
花子の性癖とは、そう、変わった苗字しか愛せない、苗字フェチと言う物だった。
そんなある日、神楽坂楽人《かぐらざかがくと》と言う、超絶イケメンの先輩に出逢い、悲願だった、変わった苗字の人と付き合うと言う願いを、叶えるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 23:12:35
146753文字
会話率:50%
ある乙女ゲームのありふれた悪役令嬢。誰もが見惚れる容姿、公爵令嬢であり第一王子の婚約者という身分、更には聖女の肩書さえ手にしながらも、ヒロインに対し悪行の限りを尽くした果てに自分の従者に裏切られ処刑された稀代の悪女フェリシア・リシャール――
――
に転生した元女子高生がただ生き延びることを目標に突き進むうち、死亡フラグだったはずの従者や処刑宣告をしてくるはずの王子の態度が変わり始める。
自分を殺すかもしれない相手に向けられる好意に全く気が付かないままのフェリシアと、突然人が変わったフェリシアに戸惑いながらも惹かれていく攻略対象たちの噛み合わない物語。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 21:48:47
15537文字
会話率:37%
何も持っていない、家族すらいない少女と、何もかも持っているが家族のいない青年が出会って、家族となる物語です。
彩香は幼い時に両親を亡くし、施設で育ち、16歳から軍の薬師として、厳しい師匠の元働いている。
龍志朗は魔力を持つ家系の中でも群を抜
く強さを持つ家の次期当主として生まれ、父は現在軍のトップである。
誰もが見惚れる程の容姿のため、幼い頃から秋波を送られ続けたため、今では冷酷と噂される程女性を寄せ付けない。
そんな二人が偶然出会い、周囲の生温かい視線と支援によって。。。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 18:00:00
220483文字
会話率:39%
父親の海外転勤に伴いある片田舎に住む親戚の家へ引っ越した読書好き、金重氷汰。
そこは豊穣の神が住まうなんて与太話のある町だった。
不思議な町、実豊町の高校へ転校したは町一番の名家の娘、豊野秋と出会う。
そして、一目惚れだと言われ秋に告白さ
れた。
断るという選択肢を後ろの神様──しゅうに見惚れ、実質的に封じられた氷汰は告白を受け、根拠もない謎の好意を受けながら奇妙な学校生活を送る。
そうして二ヶ月が経ったある日のこと──。
*完結まで毎日投稿、およそ一ヶ月程度を予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 17:52:53
115845文字
会話率:42%
――老人はその輝きに憂いを覚えていた
怪物が跋扈する世界にて栄える王国があった。
その中心である王都には一人の老人が経営する武器屋があった。
ある日、その武器屋に若い男が来る。彼は王国が取り仕切る怪物討伐の遠征に向かうという戦士見習い。彼
はその店に飾られていた白銀の剣に見惚れ、怪物討伐の為に自分に売ってほしいと店主の老人に願う。
だがその剣は老人に『悔恨の剣(かいこんのつるぎ)』と呼ばれていた。
粘り強い交渉の果てに若者はその剣を買い、やがて王国主催の遠征へとそれを携えて向かう。
やがて若者はその剣が何故老人に『悔恨の剣』と呼ばれていたのかを知ることになる……。
※この作品はフィクションです。作中で描写される人物、出来事、土地と、その名前は架空のものであり、土地、名前、人物、または過去の人物、商品、法人とのいかなる類似あるいは一致も、全くの偶然であり意図しないものです。
第八回カクヨムWebコンテストに参加した際の作品になります。
見やすくするために三分割しております。予めご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 00:16:50
10005文字
会話率:40%
―何かが違う。侯爵令嬢であるエリワイドはその違和感に頭を抱えていた。違うのだ。かっこいいと思う基準が。周りの令嬢は若くて顔の良い貴族令息に黄色い声を上げる中、エリワイドは一人節くれだったおじさま方の姿に見惚れていた。数多くの有名令息からの縁
談も、おじさま好きであるエリワイドの心には響かない。もうすぐ迎える18歳になって初めての社交界で、婚約者をパートナーとして連れて行かなければならないエリワイドはずっと恋焦がれていたとある人物に婚約を申し込む。しかし、その人物は40年以上誰とも結婚をしていないくせ者だった。
絶対に彼と婚約をしたい侯爵令嬢と、絶対に婚約を結びたくない辺境伯の恋の攻防物語。
※アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 22:43:40
110933文字
会話率:60%
なぁなぁ!? さっき空から全裸の女が降ってきたんだけど、これって絶対夢だよな?
そうだよな! なぁ!? 誰かそうだと言ってくれえええ!!!
そうこうしている内に向こうから俺のファンが近づいてきた。
……まずい! 実を言うと俺は記憶
喪失だ。このことは絶対に知られてはならない極秘事項! 慌てふためく姿を見せるわけにはいかない。
いつも通りのキザなナルシストを演じなければ……
「俺に恋する乙女たち(シュヴァルツ・ガールズ)よ。この俺にだけ見惚れて生きていろ……!」
ああああああッ! くっそ、恥ずかしいぃぃぃ!!!
……そんな感じの物語です。
※この小説は以前投稿していた小説を大幅に改変したものとなります。
カクヨムにも投稿しております。あちらのサイトとは、試験的にタイトル、あらすじ等を変更しておりますが、ほぼ同じ内容となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 17:02:19
45667文字
会話率:19%
『鯉佐木 愛奏』は、誰もが見惚れる容姿と基本的に無口であることから、【孤高の美少女】だと噂されている。
しかし実際はとても内気なだけであり、そんな褒め言葉ですら体調を崩すほど。
主人公『小谷 耕介』は、隣の席である愛奏となるべく仲良く出来
るようにと会話を続け、高校2年生の春には打ち解けるまでに至った。
耕介は内気な愛奏を手助けしてやりたいという思いが強いが、愛奏は何やら特別な感情を抱いている様子……?
♡♡
1話2000文字程度・計50話を予定しております!
内気な男女の学園ラブコメ、どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 20:02:42
110268文字
会話率:49%
ソラニア・シャルム伯爵令嬢の婚約者は、数々の功績と圧倒的な魔法の実力で世界からも天才と認められるテルネッド・エデルガー公爵様。彼は歴代最高の魔法使いであり、おまけに眉目秀麗。物腰柔らかで常に笑顔を絶やさず、歩いていても座っていても話していて
も黙っていても、とにかく老若男女すべての人類から愛され、見惚れられる男である。
一方でソラニアは、彼より五歳年下であり、魔法の才能も魔力量も容姿も人並みだった。そんな彼女は、八歳の時に幼い頃より憧れていたテルネッドの婚約者となり、彼に認められたいがために努力に努力を重ね、秀才と呼ばれるまでに成長する。
そしてソラニアが十八歳となり、自身が通う魔法学園の卒業式前夜。彼女は徹夜で、とある作戦を練りに練っていた。
その作戦こそ、婚約者への婚約解消の言い逃げ作戦である。
彼女曰く、これは秀才になったソラニアによる、過去のソラニアを労うための、悪足掻きなのだそうだ。
なぜ彼女は、卒業式前夜に徹夜をしてまでそんな作戦を立てるようになったのか?
そしてその作戦を決行したソラニアに待ち受ける未来とは?
元々、平凡だった女の子が天才に追いつくために頑張ったお話。
※魔法と言いながら、魔法を発動するシーンはほとんどありません。
※全十二話。
※修正が入るかもしれません。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 20:00:00
50323文字
会話率:31%
笑わない悪女——公爵令嬢のアリアナはそう呼ばれている。
父から『公爵家の不名誉になるから、決して笑うな』と禁じられ、いつも無表情を貼りつけているアリアナ。
婚約者の王太子からは人形みたいでつまらない女だと言われ、ついには義妹に寝
取られ婚約破棄を宣言されてしまった。
しかし、それでもアリアナの表情は崩れない。
落ち着き払い感情を見せないアリアナに怒り心頭の王太子は「笑ってみろ!」と命令する。
命令ならばと、アリアナはゆっくりと口角を上げ、花がほころぶような笑みを浮かべた。
そんなアリアナに見惚れていた王太子に、アリアナは今まで押さえ込んできた本音をこれでもかとぶつけていく。
やっと婚約破棄騒動が終わり、影で支えてくれた親友をおもてなししていたら——?
※出版社様へ こちらは短編ですが、長編への加筆も可能です! 2ヶ月あれば10万字執筆できますので、打診お待ちしております(*´꒳`*)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 18:16:40
7351文字
会話率:52%
―人間は愚かだ。
なぜかと言えば現実を見ればいいと思う。
私の前で起こっていることを。
「ディエラ、お前との婚約を破棄する!そして代わりにジゼル男爵令嬢と婚約を宣言する!許しを請うても無駄だ、早々に立ち去れ!」
この言葉一つで賑やかだ
ったパーティー会場は一瞬で静かになり私に注目が集まる。中には嘲笑っている者、混乱する者、とにかく様々。
声の持ち主は漆黒の髪に青い瞳の男性。
普通の子だったら一瞬で恋に落ちそうな美貌の持ち主だ。
そしてその後ろに隠れている茶髪の少女は惚れた相手ってわけだ。
人間ってなんて愚かなのかしら?
だって私の正体に気づかずこうしてのうのうといるのよ?
信じられないわ...
随分と知能が低下したわね。
IQ図った方がいいわよ?
まぁいいわ。だってね私の正体は―
「フン、驚きすぎて声も出ないか!」
そうね、貴方たちの愚かさに驚きすぎて声も出ないわね。
もうそろそろ堪忍袋が切れるわ―
「ククク...哀れな...」
は?いま何って言ったかしら?
もう我慢の限界だわ。
「哀れなのは貴方たちね、だって私の正体に最後まで気づかなかったのだから。」
でも寂しいわね。
私の正体を明かしたらこの令嬢姿に戻れなくなるもの。
これでこの赤い髪と青い瞳もお別れね。
私の本当の姿は少々目立つもの。
「だって私の正体は―女神 クラウディア・ペルチェ・ミラ・デニス・ケレア・スペルレイアよ。」
その瞬間―赤髪の令嬢は瞬く間に銀髪に変わりおさげだった髪はストレートな癖一つない膝まで伸びる美しい髪になり青い瞳は輝くようなプラチナ色に、そしてそばかすは無くなり陶器のような肌になった。
先程までの不細工な顔ではなく整っており誰もが見惚れる絶世の美女の早変わりした。少女の周りには瞳と同じ色のマナを纏っており神々しかった。
ここにいる誰もが悟った。
自分たちが怒らせてはいけない相手を怒らせたと―
女神、クラウディアの復讐の幕が今、開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 20:34:46
2652文字
会話率:18%
……だというのに、お姫様のテンションは妙に高かった。
「──なになにそんなに見つめちゃって。あ、もしかして見惚れちゃってた? かなかな、だよね、私ってばかわいすぎるもんねっ」
「……なんだ、こいつ……?」
これは残忍な王とお気楽なお姫
様の物語である。
「さあ、初夜と洒落込もうよべいべーっ☆」
「……、何で人質同然に娶られた女が真っ裸でしかも仁王立ちで待ち構えてやがるんだよ」
「仮にも妻となったからにはきちんと役割を果たさないとだからねっ。というわけで、さあさあ!!」
「ちょっ、待て待て待て! 飛びついてくるな、俺は別にアンタをどうこうするつもりはないんだって!!」
まあ、基本的に王がお姫様に振り回されることになるのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 12:32:07
14127文字
会話率:39%
騎士の家系に生まれたメリーは物心つく頃には騎士として生きて死ぬことが当たり前だと思っており、掌の肉が擦り切れるまで剣を振り、凶悪な犯罪者を討伐し、高位の傭兵や騎士と手合わせをして、汗と血に塗れた末に十四歳という若さで王城配属の騎士にのぼりつ
めていた。そんなメリーはある日、見惚れるほどに美しい女性と出会うことになる。聖女ジュリア。魔物を退け、人類が喰い滅ぼされることを阻止している彼女と知り合ってからメリーの人生は大きく変わることになる。「大好きですよ、メリー様」「すっ好きって何言ってるのよ!?」これは女騎士が聖女に溺愛される物語。あるいはその果てに世界だって救う物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-20 18:11:04
21114文字
会話率:37%
月に見惚れていたのがいけなかった。
隣の女が声をかけてきて「息子が暴れる」と面倒な話をし始めた。
最終更新:2023-02-20 10:44:31
1748文字
会話率:15%
ワルプルギスの夜。
冬から春へと移り変わるこの夜は、闇と光が交錯する時間でもある。
この夜、帝都アウクトブルグの祭りの喧騒に気分が高揚していた14歳の美少女マリア・クリスティーナ・フォン・ローゼンクランツは、素性のわからぬその男の子
を宿してしまう。
その後、ある事情から、ローゼンクランツ家の領地である山奥深くにあるシオンの町で、マリア・クリスティーナの男子として極秘に出産されたルードヴィヒは、その背中にある印を持って生まれた。
それを見た祖父グンターと祖母マリア・テレーゼは、武術・魔法に関するルードヴィヒの才能を確信し、その持てる全てを孫に伝授することを決意する。
グンターは帝国最強剣士である"剣聖"であり、一方、マリア・テレーゼは"幻の大賢者"と呼ばれる魔法・錬金術の名手だ。二人は、そろいもそろって規格外な存在だったのだ。
やがて、祖父母の薫陶を受け、15歳に成長したルードヴィヒは、母に似て、男も見惚れる美貌の持ち主へと成長していた。おまけに、頭脳明晰で、魔法・剣術に秀でたとんでもないチート能力の持ち主でもある。
だが、ルードヴィヒは、生来、素直で真面目な性格だったので、祖父母の教えが規格外である自覚が足りない。また、田舎育ち故に都会の常識、ひいては世間の常識に疎かった。
そして、学校へ入学するため、アウクトブルグの町の大都会へ出発のときが来た。
シオンの町の門前で別れを告げる。
「じゃあ。爺っちゃん、婆っちゃん。行ってくるぜ」
「くれぐれも思い上がったまねをすんでねぇぞ」
「わかってるてぇ! 爺っちゃんも歳なんだすけ、あんま気もむと難儀くなるがぁぜ」
この先、ルードヴィヒは、否が応でも社会のしがらみに巻き込まれていくことになるのだが…
※ 第68話まででひとまず中締めとしております。
皆様の応援やレビューなどをいただけますと、続きを書くモチベーションも上がります。
ぜひとも、よろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 08:00:00
488202文字
会話率:38%