むかしむかし。満潮を迎えたとある漁村でのこと。
その日の潮はいっとう足が長く、普段に比べて何町も伸びたその海水が、家の中へ入り込み、床をしとどに濡らした。
これまで無かった事態に戸惑いを隠せない村人だったの前へ、沖合に出ていた漁船の一隻が
帰ってくる。
そこに乗っていた者が持ち帰ったのは、奇妙な話だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 20:00:00
3834文字
会話率:0%
漁船は漁をしながら各地を巡っていた…………
最終更新:2019-08-05 02:08:34
793文字
会話率:0%
地球に宇宙から円盤が飛来してから八年、経済的凋落から日本は軽く宇宙人に支配された国になっていた。VRMMOの八百万(やおよろず)は宇宙人が地球人にやらせたがっているゲームであり、日本政府も若者にゲームをやることを推奨していた。
八百万で
稼いだゲーム内貨幣は日本円に換金もできるので、VRMMOプレイヤーは職業として認知されていた。
また、ゲーム内のマジック・アイテムも運営を通すことで現実世界に送られてくる。地球の科学水準では作れない、オーバー・テクノロジーの品を入手するためにも日本政府はゲームを推奨していた。
遊太は宇宙人が運営する八百万のプレイヤーをやっている。遊太は祖父から遺贈された湯のみをガチャの景品である強化漁船(海底探査装置付き)と交換する。
さっそく、手に入れた漁船で漁に出る。すると、大手のクランの鏡の騎士団がシー・ドラゴンを艦隊で狩る場面を目撃する。だが、シー・ドラゴンが流した血によりクラーケンが呼び寄せられ艦隊は敗北する。
遊太はそこで水上タクシーだと名乗って、海上に残されたプレイヤーのローサたちを乗せる。だが、それこそが時価十億円にもなる賢者の石を巡る冒険の始まりだった。
はたして遊太は、潮の理、鏡の騎士団、白頭の鷲、の三大クランのどこに味方するのか。暗躍する黒船海賊団の義経の目的とはいったいなにか。漁師プレイヤー遊太の海洋大冒険ここに開幕。
主人公は漁師なので『俺つぇぇぇ』は期待しないでね。
(ノベルアップ+、カクヨムにも掲載)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-29 06:00:00
122449文字
会話率:38%
ボーロンには野望がある。それは、勿論!出版である!ネット小説に応募したボーロンは、遜り謙遜する作法は知ってはいるが、それは無意味だと考える男であった。ボーロンは変名であり本名は峰良也という。
峰良也には相当の社会的影響力があり、出版社に自分
の「文学」作品を出版させ二万部程度であれば売り切れる程の知名度はある男であったのだ。右翼と呼ばれたりインテリ八九三と言われたりもしたが、彼が街頭に街宣車を走らせ演説をする時、警官たちが彼を護衛するかのように周りを固めて立つのだ。壇上に英雄のように立ち、演説する彼は「国家意志」と「天皇意志」を同一視して熱く語り、そしてその話は筋が通っており、多くの聴衆を魅了するのだ。彼は実際には真正の民主主義者であり自由主義者なのだ。共産党員でありながらもカトリック教徒である矛盾した美しい妻を持ち、「僕は女の魂の美しさを純粋に愛するのだ。君の姿は美しく光り輝いていて君の魂も美しい。次の世があれば次の世も、その次の世があれば、その次の世も、僕は君を愛し続ける事を誓おう」そう誓った彼はロマンチストでもあった。
君ねむる あはれ女の 魂の なげいだされし うつくしさかな この前田夕暮の歌に自分の恋愛経験を重ね、深いシンパシーを感じる峰良也は、若いころ文学青年だった。だからこそ、自分の「文学」の実力でその価値を認めさせるために、ボーロンという変名でバッシャ船の物語をネットで書き続けていたのだ。
バッシャ船はバッシャブネと読み、峰良也の故郷の方言で、バッシャの語源は判らない。江戸末期のころから大正時代くらいまで、朝鮮沿岸、台湾、ルソン島あたりまで漁に出る七~八人乗りの漁船であったらしい。今はもう存在しない。
その峰良也がまさか異世界に転生するとは、未だ知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 06:49:09
2215文字
会話率:10%
「す……好きです!私と付き合ってください!」「…………は?」容姿、成績、運動神経、全てにおいて100点満点中35点の俺は、ある日容姿、成績、運動神経、全てにおいて100点満点中500点の十条さんに告白された。だが我が校の男子生徒には、十条さ
んとは付き合えない確固たるワケがあった。十条さんのファンクラブである、『十字軍(クルセイダーズ)』は超過激派で、十条さんに手を出そうとした男子生徒は、漏れなく借金漬けにされた上で、マグロ漁船に放り投げられるという噂が、まことしやかに囁かれているのだ。断腸の思いで十条さんの告白を断った俺だったが、そんな俺に十条さんは言った。「……わかりました。私に女としての魅力がないから、付き合えないと仰るんですね?」「…………ん?」「――いいでしょう。そういうことでしたら、私もあなたに相応しい彼女になれるように、今日から全力で女を磨きます!」「十条さん!?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 00:09:10
5603文字
会話率:39%
異世界中世魔法ファンタジー。
人は死に、そして産まれる。
最終更新:2018-12-09 01:11:58
276文字
会話率:43%
マグロ船に乗った10年間の実話に基づいた記録。
水産高校を卒業した僕は、実家のマグロ漁船に乗った。
普通では出来ない経験を沢山して、大人に成長して行く
青春の記録である。
最終更新:2018-12-07 23:30:00
155637文字
会話率:3%
夜釣りに出掛けた私たちは、沖に密漁船のものらしき明かりを目撃する。
密漁船(?)は直ぐに姿を消したのだが、釣りをしていた私たちのところには地元漁民のパトロール隊がやってきて、つい先日付近の海域で人身事故があったことを告げてくる。
密漁
船のものらしき明かりを見たことを報告すると、パトロールからは急いでこの場を立ち去る様に命じられる。
警告に素直に従った私たちだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 21:24:40
6928文字
会話率:18%
突如現れた大型魚介類。その大型魚介類に、秘密満載、変幻自在の漁船戦艦で挑む、おやじ隊員達とキャバ嬢隊員達!山田艦長、ビッグママ、黒沢、他、沢山の個性豊かなキャラも登場する、コミカルSFと言う名のちょっと先の現代劇。宇宙を揺るがす漁船戦艦物語
です。
≪目覚めよ!おやじ達!!≫
ーーーーーーーーーーー
■ここだけの話
この小説の主役、おやじの会は、実在する会です。
私は、京都の嵯峨にある幼稚園のおやじの会に所属し、会長もしました。その経験を生かし考えたのが、この大弩號のお話です。
そして、この話の元ネタは、割りと実話だったりします。大弩號の乗組員にはなれませんが…(笑)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 23:11:47
155032文字
会話率:71%
秋の早朝、秋の風に誘われて趣味の釣りを、デジカメ持参で出かけると、その隣では本職の漁船が船出前、その瞬間を書きました。
最終更新:2018-01-21 15:22:36
342文字
会話率:0%
アメリカ軍の軍用機の識別記号で空白の「F-19」は実在の「ステルス戦闘機」であった。
但し「どう見ても戦闘機には見えない」意味での「見えない」戦闘機であり、普通に飛んでいても「誰も気にしない」戦闘機なのである。
この地味な戦闘機が日本を守っ
たという、地味な活躍を紹介する物語です。
ちなみに架空戦記ですから、実在の部隊や基地との関連はございません。
くれぐれも早まって抗議活動などされませんように(^-^)
さて一旦、2017年11月末の段階で筆を置きますが、作者が予想するような事態が来年、平昌オリンピック後に発生するのか?はたまたまず平昌オリンピックが開催可能なのか?などようすを見ながら、また加筆、改訂もしたいと思います。
もし朝鮮半島で紛争が発生したら、我がちに難民の日本への流入など懸念されます。
最近の北朝鮮の漁船漂着の例をみたら、なんらノーマークで難民の漂着もあり得ることを示しました。これが本格的な難民の流入、それも武装したり偽装の場合はどうでしょう?
日本海の向こうには日本人の「お花畑的発想」は通じないとこですから。
作者としては、くれぐれも騒動は半島と大陸だけでやってて欲しいもんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-03 01:16:12
33749文字
会話率:25%
『更生人』として、彼らは、悪の道に染まっていく少年少女を救っていく
仕事をしている。その後は......。
最終更新:2017-10-15 10:14:20
1191文字
会話率:30%
山奥から湖水地方に出てきた若者、ワリリンは、漁師になるのが夢だった。
井戸から地下水を汲み上げるだけの故郷では、川も湖も海も目にすることは無かった。
自身の漁船を操り、釣竿を振りかぶる未来像を思い描きながら、ワリリンはとある依頼を受け
る。
それが、彼の人生設計を大いに狂わせることになるとも知らず――。
まずは章題から、ストーリーをご想像ください。その後、本文へとお進みください。
正確な分野としては、ファンタジー世界が舞台のコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-06 11:39:23
6165文字
会話率:28%
海に浮かぶ渦潮と、一隻の漁船。
最終更新:2017-05-01 06:00:00
1231文字
会話率:0%
高校を卒業した翌日に漁船から海に落ちたわたし、死んだはずが異世界でわたし史上2度目の生を受けることに!?怖い顔だけど優しい駐在さん(30)に保護されて、始めた仕事は掃除代行だった。泣き虫なわたしですが仕事は順調ですお父さん、心配しないでく
ださい。
わたしと駐在さんの少し大きな港町でのほのぼのした恋愛物語です。それからその2人を取り巻く人々のいろんな恋のお話が進行中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-25 22:22:55
195196文字
会話率:45%
港から出向する漁船の群れは霧を掻き分け嘶くカモメを追いかける。おいらはそれを毎朝眺める。それが格好いいから。おいらも海の男になりてえと思っていたら、おっかあが提案してきた。「だったらアンタも船を持てばいい」。天啓を受けたおいらは、船を探すこ
とにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-20 22:41:12
6023文字
会話率:55%
東インド洋でのミナミマグロ漁船の監視を終え一路晴海へ戻る水産庁所属の漁業取締船「日鷹丸」は、マラッカ海峡に差し掛かっていた。イメージとかけ離れた現在の海賊の実態とそれに対抗する方策を描いた作品。
最終更新:2016-07-25 02:39:26
6220文字
会話率:54%
カンカン照りの海開きの日。年の離れた妹やお隣さんの男の子たちを、車に乗せてやってきた久楽持アカリの願いはただ一つ。
「ビール飲みたい」
飲酒運転はいけません。
「トロは?」
漁船、行きましょう。
最終更新:2016-05-10 00:19:06
12800文字
会話率:45%
オカダモ漁船の船長、大五郎は港一番の漁師だった。彼はいつも、二人の船員や猫と共に、村人のために金の油を求めて沖へ出た。しかし、そんな日々は長くは続かなかった。嵐が大五郎から全てを奪い去ってしまったのだ。それでも、漁を諦めない大五郎。そして
、そんな彼の姿を見た村人達はある行動を起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-31 13:55:56
5891文字
会話率:27%
2013年8月。宮国朱音(みやぐにあかね)は、離れ小島に住む普通の少年だった。
ある日、祖父から受け継いだ漁船で日課である漁に出た朱音だったが、普段ほとんど動かない無線から、衝撃の通信が聞えて来た。
〈これより、前方の身元不明船を撃破する。
魚雷、発射!〉
そして見事、魚雷は祖父の形見である漁船に命中。祖父との思い出は、木端微塵となり、朱音も気を失う。
目を覚ました朱音の目の前に居たのは、金髪碧眼の少女。
見慣れない場所、洋上要塞都市『ミッドガルド』。
話を聞くとそこは2715年。28世紀の遠い未来だと言う事を知る。未来へタイムスリップしたと知った朱音は、困惑するも元の時代に帰る方法を探し始める。
しかし、時は大戦時代。度重なる戦争のうちに、朱音はミッドガルドの一兵として戦うようになっていく……
※始めて書く異世界(未来)転生モノです。
筆者側でも確認はしていますが、誤字脱字報告など宜しくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-14 00:00:00
4985文字
会話率:37%